ふぅむ…やはり熱があるね、それに家を見渡したところ…君、今日まだ何も口にしていないだろう。
それはいけない、風邪の時こそ大切なのは栄養補給だからねぇ…さ、横になって待っていてくれ、お粥を作ってあげるよ
む、私に料理が出来るのかという、顔をしているね…うーむこれだけの仲というのにまだこんな勘違いをされているとは
私の以前の食生活はあくまで手間を省くためにミキサーに行き着いたのであってだね…別に料理ができないということではないのだよ。
そもそも調理なんてのは実験と同じ様なものさ、それぞれの食材に合わせ最適の調理をする。
まぁ作り始めたのは最近だが…そうだね、君のお弁当のおかげだ。
……台所に置いてあった作りかけのお弁当、見たよ。
フラフラになりながらも私のために作ってくれようとした訳だね。
……ありがとう、いつも。

さて、私特製お粥のお味はどうかな？
そうかいそうかい！美味しいと！フフッ…練習した甲斐があった……ああいや、なんでもないよ…ああそうだ、当然の事だがいつもの薬品などは何も入れていないから安心してくれたまえよ。
そうだな…入っているとしたら…私の愛情くらいかな？
なんて、ね……………恥ずかしいな、これ……ちょっと忘れてくれ。
まぁいい、そしてこれが私特製栄養ドリンクだ！
あぁ、勿論これもただの一般的な有効成分や十分確証の取れた成分のみを配合したマトモな代物だよ。
今回は『実験』ではなくただの『看病』だからねぇ…未知の要素など加える必要はないのさ。
まぁ…これも君と私の実験の成果の一つだよ。

さて、食事も栄養も摂った、あとはゆっくり眠っておくれ。
私は片付けをしてくるとするよ…ん？「傍で手を握っていてほしい」？
ハハハハッ！あぁいやいやすまない、君がそんな弱音を吐く所なんて初めて見たからねぇ…？
そもそも手を繋ぐ事で風邪の回復が促進するなんてエビデンスは一切無いわけだが…
ま、今はそんな事はどうだっていいだろう…ほら、手を出したまえ。
……眠るまで、ずっと握っていてあげるよ。

──おや、お目覚めかな。
ふむ…熱も下がって身体もよく動く、と。
私の看病のおかげ？ふふ、それもあるが……毎日摂取している肉体増強薬の影響でもあるとも言えないかね！だめ？えー！
いやいやまぁしかし昨日の君はとても甘えたさんで愛らしかったよ……おや？何か察したような顔だねぇ。
あぁ、あぁ、その通り、昨日の君の様子は全部録画、録音させてもらっているよ！
「はぁ…タキオン…タキオン…どこにも行かないで…」「あぁ、大丈夫、ずっとここにいるよ」
いやいやコレは永久保存版だねぇ？くくくっ！
「タキオン…すき…」「……あぁ、私もだよ、モルモット君」
あっ待ってくれコレは見なくていいぞうん忘れたまえ今すぐ。
まぁいいさ、とにかく君が動けるようになったというなら私は一度寮に戻る事にするよ。
ああ、熱が引いたからといってすぐ業務に戻るなんてしないように、まだ一日は安静にしておいてくれ。万が一ということもある。
…君の事が心配なんだよ、だから…守ってくれるね？
私だけの、モルモット君。

「と、いうことがあったんだよカフェ！」
「はぁ…そうですか…」
「いやいやあのときのモルモット君ときたらとても可愛らしくてねぇ…流石の私も心が……くちゅん！」
「……………してるじゃないですか、バカなこと」
「（……あの時、こっそりキスしたのが不味かったかな…？）」

☕🐴…

甘い・・・

ウワーッ！！

駄々甘い！

はーくっそ甘いわもっと摂取してーわ

甘々タキオン怪文書でしか摂取できない栄養素がある

🌈🐹🌈

☕눈_눈 ……

手握るのいいですね…
私は勝負服の袖に手を突っ込んでにぎにぎしてる画像が性癖に突き刺さって未だに抜けてませんよ

>だめ？えー！
知能下がっとる…

>☕눈_눈 ……
カフェきたな…

>私は勝負服の袖に手を突っ込んでにぎにぎしてる画像が性癖に突き刺さって未だに抜けてませんよ
その一文だけでわりとヤバい…
探してこよう…

またカフェに惚気けてる…

キームンの様に優しい甘さの怪文書ですね

すごくいい…
この気持ちを表す語彙が足りない…