「いらっしゃい、待ってたよ」
「あぁ今日はありがとう」
とトレーナー君と店主が軽く挨拶を交わしている。
どうやら古い知り合いのようだ。
そんな相手の所に誕生日を迎えた私を連れていくなんて一体どういう神経をしているのか一旦解剖する必要が有るかもしれないと私は思った。
カウンターに通され2人並んで着席する。
「URAファイナルズの初代王者に来て貰えるなんて光栄だね」
店主がナッツを出しながら私に声をかける。
「それじゃあ早速トレーナー君の選んだコースを楽しんでいってね」
そういうとまずはカレーを出してきた。

空腹でアルコールを摂取すると酔いやすいらしくお腹になにか物をいれた方が良いとの事だ。
このバーは料理にも力を入れているようで全て店主の手製らしい。
ハンバーグが上にのっていたのだがナイフで切ると肉汁が溢れ出してきた。
さらにはカレーも辛さとコクが非常にマッチしていてとても美味だった。
そして店主はトレーナー君がチョイスしたカクテルを用意した。

まず出されたカクテルはカシスソーダ。
度数も低く飲みやすい初心者にうってつけのカクテルだ。
ほどよい甘味と炭酸の爽やかさでついついグラスが進んでいく。
合間に塩っ気のあるチーズやおつまみを挟んでバランスも良い。
いや、栄養バランスは無いに等しいがお酒には合うようだ。
少し体が火照ってきたかもしれない。

「次のカクテルはこれだよ。ホールインワンという名前でね、今日の誕生日を祝う物さ」
店主が出してきたカクテルはウイスキーをベースにしレモンやオレンジをステアした物のようだ。
カクテルには全く知識の無い私には新しい発見だった。
先程のカシスソーダとは違い度数も高いためチビチビ飲みながらトレーナー君や店主と雑談をする。
といってもトレーナー君とは同棲しているためほとんど話の内容は変わらないがこういう場になるとやっぱり雰囲気が変わっている。
大人っぽく見える。
多分私は酔っているのだろう。
お酒というものは不思議だねトレーナー君。

「結構お客さんはお酒弱いのかな？大丈夫かい？」
店主も心配そうに確かめてくるが私はまだ大丈夫だろうと思い、次のカクテルを所望した。
「なら最後のカクテルだよ。XYZという名前でね、カクテル言葉の意味は……私が伝えるのは無粋かな？」
と席を外しているトレーナー君を視線で見ながら店主は言った。
トレーナー君はあまりお酒が強くないのか私に合わせて飲んでいたので少しフラフラしている。
XYZ……なるほどこれは爽やかな風味だ。
甘味もあるが辛口でもある。
締めにふさわしいとはこの事なのだろう。

グラスを空けて席を立つ。
会計はトレーナー君が先に支払っていたようなので店主に挨拶をして店を出る。
「今日は来てくれてありがとう、またの来店を待ってるよ」
昼は喫茶店もしているようなので今度はカフェやスカーレット君とも来てみようと私は思った。
帰宅してフラフラのトレーナー君をベッドに寝かせて私はシャワーを浴びる。
少し酔いも覚めたのか私は店主の言っていたカクテル言葉を調べてみた。
「なるほどトレーナー君、君は私にロマンチストと言うが君も大概ロマンチストだねぇ……」
彼の寝顔を見ながら私は一人呟いた。

雨な火曜日のしっとり大人なタキオンとモルモット君です
誕生日おめでとうタキオン
内外問わずモルモット君達すごい気合い入ってますね……

誕生日モルタキ怪文書ありがたい…

XYZって言われると後がないという助けを求める意味しか浮かばない…

>XYZって言われると後がないという助けを求める意味しか浮かばない…
アスファルトタイヤを切りつけちゃうほうか

>あざっすおっすおっす
何その挨拶…

伝言板に描かなきゃ…

トレーナーの寝顔を見ながら微笑むタキオンで画面の動きが止まってカメラが引いていくんだな

>勘違いだったらごめんなさいなんだけど
>わざわざ書くだけならここじゃなくてもいいというかむしろもっとまともなとこあるんだからそっち行っていいのよ…？
？

>それはさておき、あざっすおっすおっす
後味を悪くするようなのはやめてね

お客様なことを隠す気のない喋り方する子はそろそろ浮いてることに気付かないかな…

スレ管理した方がいいですかね…

した方がいいと思うよ

モルタキ怪文書は暗い気持ちになる火曜日夜を照らしてくれる

タキオンの誕生日にいいものを見た…ありがたい…

モルモット君とすっかり甘い感じになってるのいい…

酔い潰して」的な感じかとおもったら違った

>酔い潰して」的な感じかとおもったら違った
自分で自分を酔い潰して差し出すモルモット君はレベル高いな…

究極のでも掲示板にかくほうでもよくわからんと思ったけどカクテル言葉だとそうなるのか…

模範的モルモットだなぁ

誘い受けだったか……

なにその改行

モルモット君がチョイスしたカクテルは
カシスソーダ→貴方は魅力的
ホールインワン→奇跡を信じて
XYZ→永遠に貴方のもの
となっています
URAファイナルズの3年間を振り返ったのと今後のメッセージ的なものを込めたとイメージしました

ロマンティストだねえ…

カクテルにも花言葉的なものがあるのか

しゃれてるわ

カクテル言葉なんてあったのか…