二次元裏@ふたば

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260918 B21/04/04(日)21:33:58No.789846538+ 22:34頃消えます
「ふぅ〜、いいお湯でした♪…ってキタちゃん?!どうしてそんなびしょ濡れなの?!」
「いやぁ…ダイヤちゃんお風呂行ってから、そういえば教室に教科書忘れちゃったなぁと思ってさ…走って取ってきたんだ……エックション!!」
明日小テストじゃん、と濡らさないよう庇って持ってきたのであろうピカピカの教科書を手に照れ笑いする黒髪のウマ娘。
「と、とにかくはやくお風呂入ろ?風邪引いちゃうよ」
「そうするよ〜…うへぇー寒かったぁ…」
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
121/04/04(日)21:34:15No.789846655+
息は乾き
風は冷たく
緑も枯れ落ちた土砂降りの夜
厚い雨雲は
泣きじゃくる空の襤褸隠しのように
僕らを檻に閉じ込める
黒い夜に灯る
僕たちだけの部屋の中
純粋で正直なあなたの身体は
温かく、少し冷たかった


ウマ娘 BLEACH DERBY
【SCATTERED DIAMOND】
221/04/04(日)21:34:31No.789846757+
「ぶえぇぇぇっくしょぉぉい!!!!」
轟音。
「はいっ、ポットのお湯淹れてきたよ。髪乾かしてあげるからちょっと待っててね」
「う"ぅ"〜あ"り"か"と"ダイヤちゃん…あ水だ」

ブォォォン
というドライヤーの音になびくクセのついた黒髪。
温風に溶けるようにしなびた耳
「はぁぁぁあったかい!温かいよぉ〜!!」
「ふふっ、良かった!かゆいところはございませんか〜?」
「はい!ございません!!」
「は〜い、じゃあ次はお耳拭きますね〜」
「おねがいしまーす!」
321/04/04(日)21:34:44No.789846876+
笑顔で向かい合い、元気に仲睦まじいやり取りを繰り広げる二人。
同室の寮に入った日から、いつもの光景になりつつある。
「ごしごし…大丈夫キタちゃん?痛くない?」
「痛くないよー!けどやっぱ他の人に触られるとくすぐったいねー…ダイヤちゃんの手は気持ちいいけど!」
その言葉に一瞬、手が止まってしまった。
信頼…友情?彼女にとって私はそういった点で特別な存在になれているのかな。そう思うと、自然と笑みがこぼれてしまう。
「ん?どしたのダイヤちゃん」
「ううん、なんでもない。じゃあお次は左耳でーす!」
「はーい!」
421/04/04(日)21:35:00No.789846998+
彼女の手は安心する。彼女の声は安心する。
そこにいてくれるのが当たり前の存在。大事な友達。
いやーほんと、ダイヤちゃんと同じ部屋で良かったー!
「これからもずっと一緒に頑張ろーね!!」
そんなことを考えていたら、つい溢れる気持ちに耐えきれず耳も拭き終わらぬまま勢いに乗って抱きついてしまった。
「きゃっ!もーキタちゃんいきなり…」
「ずーっと友達だからね!!大好きだよダイヤちゃん!!」
追い打ちをかけるように抱きついて頬をこすりつける。彼女の匂いは安心する。え、お肌スベスベ。どうやってるんだろこれ。
「わ、私もキタちゃんのこと大好きだから、ずーっと友達だから、一旦、一旦戻ろ?」
…なぜ?なぜ今、この言葉が少し喉に突っかかったのか。小さい頃から言い合ってるはずなのに。
おかしいことじゃないはずなのに…おかしい。
521/04/04(日)21:35:14No.789847105+
「あ…ぅ…ダイヤちゃ…ありがと…ね…先……おや……み……(バタッ」
髪も乾かし耳拭きも終わり、キタちゃんは倒れるように眠りに入った。
「さて、キタちゃんをベッドに運んで私も…」
彼女の身体をお姫様抱っこするように持ち上げると、手になにやらしっとりした感触があった。
「尻尾…まだだったね…」
なんとかベッドに運び込み、尻尾だけを布団から出すようにしてドライヤーを当てる。
「キタちゃんの尻尾サラサラだね…ずっと触ってたいくらい」
少し芯の部分を揉んでみると、寝ていながらも耳がぴくりと動いた。
「ん…ダ……ヤ……ゃん……ぐぅ」
「……。」
621/04/04(日)21:35:27No.789847209+
大好きな友達。大好きな…友達。
「…いい匂い…キタちゃんの匂い…。えっ」
気がつくと私は彼女の尻尾に顔を近づけ、その匂いを味わっていた。
そのことに気づいた瞬間、胸の鼓動が急に早まった。
自分の無意識が恐ろしくなった。
手に握っていた櫛が落ちる。
彼女は今までも、これからも、ずーっと大切な、大事な…
「大好きな…」
友達。
ふと、鼓動が収まる。
721/04/04(日)21:35:39No.789847302+
代わりに胸を襲ってきたのは、寂しさ。切なさ。
急に涙が出そうになり、眠っている彼女のベッドにもたれるように顔をうずめる。
身体に近づけば近づくほど、彼女の匂いが濃くなっていく。
次第に気持ちが抑えられなくなっていく。
必死に堪える嗚咽が、雨の音と混ざって溶ける。
「んん…ふあぁぁ…あれ、ダイヤちゃ…ダイヤちゃん?!なんで泣い」
言い終わらぬうちに、目元を赤くした彼女がふんわりと優しく抱きついてきた。
何があったのかもわからぬまま、自分も同じように彼女を抱きしめる。
821/04/04(日)21:36:21No.789847593+
「キタちゃん…大好きだよ」
「うん、あたしも大好きだよ」
その言葉に、それ以上何も言えなかった。
目尻に涙が滲む。
何も言ってはいけない。
頬を涙が伝う。
言葉にしたら、全て壊れてしまうから。

「だから、これからもずーっと友達だよ」

純粋で正直なあなたの言葉は
温かく、少し冷たかった
921/04/04(日)21:36:34No.789847669+
ウマ娘 BLEACH DERBY
【SCATTERED DIAMOND AMONG BLACK】
1021/04/04(日)22:06:14No.789859946+
ちょっとオサレ過ぎでは無いでしょうか?
1121/04/04(日)22:08:43No.789861054+
彼女の文体には合っていますよ
1221/04/04(日)22:15:16No.789864082+
王道のはずなのにここではあまり見ない組み合わせですね
ええやん


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