二次元裏@ふたば

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40863 B21/04/01(木)01:47:57No.788693337そうだねx1 05:43頃消えます
ある朝、トレーナーがなにか気掛かりな夢から眼をさますと、自分が一匹の四足歩行の動物に変わっているのに気づいた。
「ひひん」
なんだ。なんだこの奇妙な生き物は。トレーナーはアグネスタキオンのモルモットである。これまで彼女とスピードの向こうを目指して数々の実験に付き合ってきた。
「ひひん」
あるときは髪が水色になった。またあるときは体が虹色に光った。
しかし、四足歩行の未知の動物になったことはなかった。当然だもん、だって人間なんだし。
「ひひん」
トレーナーは狼狽した。大いに狼狽した。しかしトレーナーは狼狽することに慣れていた。
「ひひん」
トレーナーはとりあえずタキオンのもとを訪ねることにした。
そして気づいた。
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
121/04/01(木)01:48:26No.788693420+
あ、だめだドアノブ回せねえや
221/04/01(木)01:48:41No.788693479+
ぱかるのに最適でもドアを開けるにはあまりにも向いていない。悲しい。ひひん。
トレーナーはむしゃくしゃしてカーテンをむしゃむしゃした。そしてその時、ふと閃いた!このアイディアは、アグネスタキオンとのトレーニングに活かせるかもしれない!
321/04/01(木)01:49:09No.788693579+
そこからのトレーナーの動きは素早かった。ドアを蹴破り千里をかける。たづなさんもUMAになっていた。会長もUMAになっていた。桐生院は人間だった。トレーナーは走った。
そう、今の私は風、スピードという荒野をかける一陣の風…
421/04/01(木)01:49:52No.788693707+
気がつくとトレーナーは無数のタキオンにかこまれていた。
「スピードと一つになるのは楽しかったかい?」
制服のタキオンが言った。
「何もかもを置き去りにするのはさぞいい気持ちだろう」
白衣のタキオンが言った。
「でもそんな速さで満足なのかい?」
勝負服のタキオンが言った。
「さらに上を目指すのに大事なピースが抜けていないかい?」
無数の瞳がトレーナーをせめたてる。
へーモルモットのくせに私を置いていくんだ。自分で走れるようになったらもう私は用済みなんだ。なんて悪いモルモットだ。
521/04/01(木)01:50:06No.788693757+
「ひひん」
ごめんて。悪かったって。ちょっと魔が差しただけじゃん反省してますって。
悲しいかな、今のトレーナーはUMAである。口を開いても出てくるのはひひんと気の抜けた鳴き声ばかりである。
それでも彼は信じていた。きっと彼女との繋がりは言葉の壁なんて軽く越えてくれると。
ひひん、ひひん、ひひん、ひひん、ひひん………
二人だけの空間に鳴き声だけがこだまする。
ひひん、ひひん、ひひん、ひひん、ひひん………
621/04/01(木)01:50:53No.788693898+
………
……

「…………まったくどんな夢だ」
アグネスタキオンは寝不足になった↓
721/04/01(木)01:51:48No.788694056+
寝落ちしたらこんな感じの悪夢を見たので明日はタキオン育成します
821/04/01(木)01:59:57No.788695559そうだねx14
>あ、だめだドアノブ回せねえや
ここでだめだった
921/04/01(木)02:10:01No.788697417+
世界が混線してる…
1021/04/01(木)02:24:30No.788699703+
こわい
1121/04/01(木)02:29:24No.788700412+
体力+30
1221/04/01(木)02:39:42No.788701748+
ひひん…
1321/04/01(木)02:44:44No.788702345そうだねx1
果たして本当に夢だったのだろうか…
1421/04/01(木)03:10:35No.788705238+
いつもの時間になってもトレーナーは中々現れなかった。訝しんだタキオンはトレーナーの部屋を訪ねる。するとそこにいたのは...
1521/04/01(木)03:13:58No.788705541+
胡蝶の夢…
1621/04/01(木)03:14:14No.788705567+
変わり果てたトレーナーとご対面しちゃうんだ…


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