【2016年】 自身は財閥を背負って勃つ立場にあるというのに、 義兄・村雨の顔つきは威厳や理知からはかけ離れて実に淫らでしまりがなく、 かといって十人並みの器量は残っているせいで悪相と例えるのも語弊があり、 強いて分類するのなら種付け顔とでも言うべきもので、 その双眸は魔眼に相違なく、一瞥するだけで義妹を孕ませる力がある、と 鳳凰財閥のごくごく一部の人間の間でしきりに噂されるほどである 持って生まれた容姿を宜しからずと断ずるのは非常識と私も理解しているが、 義妹の肢体に卑猥な視線を注ぎ子を成さんとあれば話は別、善忍として許す訳にはいかない 今宵こそはあの性王を斬ると私は蜜に濡れた愛刀に誓った―― そして決死の覚悟で夜襲を仕掛けるも、私の剣技は兄の精緻極まる鎖鎌術には一切通用せず、 裸に剥かれ四肢を縛られた私はベッドへ押し倒されてしまったイヤッハ 「放して下さいお兄様!義妹のアクメ顔を夜通しご覧になって下さい!!」 嫌悪にもがく私の胸をしゃぶりながら、兄が下劣な笑みを上げる 「ヒーッヒッヒッヒエン!俺の飛燕で顔も腹の中も真っ白に染めてやろう」 歓喜汁を噴き上げる私の肉穴に、硬い兄のものが入ってk ジュタインズゲートと名付けた世界線に飛ぶ必要がある 未来人ヒエン・タイターによれば、遠くない将来、義妹妊娠組織『孕まCERN』が世界を操り、 二親等との婚姻が認められた性のディストピアを建設するからだ その悍ましい未来を変えるため、時空研究の特異点ドクター中出こと義兄・村雨を斬ろうと、 日夜激しい戦いを脳裏で行っていたが、IBN188を巡るラ産ンダーとの抗争は苛烈を極め、 もやしぃ、バリヒ戦士、クリスハンーニャのラボメン達は命を落とし、残るは私、橋田斑鳩ただ一人となってしまった もはや後はない、私は刀型未来ガジェット「飛燕」を携え、ラジ館公演の終わった兄へ奇襲を仕掛けた しかしブラックホール生成技術を応用した兄の鎖鎌術に裸の私が敵うはずもなく、 「んあー!」敗北の悲鳴とともに私は鎖で四肢を縛られ、床へ押し倒されてしまったイヤッハ 「やめて下さいお兄様!野菜を沢山食べると女の子が産まれる事を証明してみせます!!」 嫌がる私の胸を揉みながら、兄は卑猥な高笑いを上げる 「ヒーッヒッヒッヒエン!三百人委員会を作れるほど子を産ませてやろう、俺の飛燕でな」 抵抗する私の足の間に、兄のエロ・臭い・棍棒が押し当てらr 相談が有る、と義妹の部屋のドアをノックしたが返事はない はてなと耳をすませると中からヤッハヤッハと苦しげに呻く声がする おまけにぴちゃりぴちゃりと何かが滴るような水音も微かに響いてくる まさか俺だけでなく、この正体不明の嫌がらせの毒牙が義妹にも!? いてもたってもいられず懐から鎖鎌を掴み出し、渾身の力でドアを蹴破る 「大丈夫か斑鳩!」 だが部屋の中には誰もおらず、何故か俺の下着や写真が散らばるばかりで義妹の姿はない どういうことだ――呆然と立ち尽くす俺の頭上から黒い縄が放たれ、 常人離れした力で俺の首がぎりぎりと締め上げられる 薄れゆく意識の中、天井からその黒髪を垂らし俺の首を締める裸の斑鳩の姿が見e 義兄・村雨は二年前から私を孕ませるべくその機会を伺っている が、それを糾弾しようにも狡猾な兄は物理的証拠を一切残してはいない 私は密かに義兄の部屋に忍び込み、淫らな企みの証をつかむべく念入りな調査を開始した まずはこれ見よがしに棚にしまい込まれた怪しげな布切れ‥義兄はパンツと呼んで偽装しているが、 私にはそのような誤魔化しは通じない、一枚残らず押収! 次は床に隠すように置かれた種々の体毛、これもDNA鑑定には必須のものである、押収!!!!188 ――捜査の基本は足、という言葉がある とあれば足の付根に近い部位を用いれば、何がしか脳裏に閃き、調査は新たな展開を迎えるに違いない 溢れよ霊感、迸れ蜜、そのように念じつつ私が証拠物件を頬張っていると、 突如自室のドアが蹴破られ、性欲の鬼と化した義兄が飛び込んできたのである 義兄が飛燕を諦めると聞いた時は耳を疑わずにはいられなかった あれだけ執心したものをいとも簡単に放棄し、 且つ私の忍としての将来を慮る言葉をかけるなど、 それまでの兄の性分からはまるで想像できない事だったからだ 気でも触れたのだろうかと訝しんだが、兄の目は正気そのもの、 では何故‥と考えた時、私は思考の果てに一つの真実へ辿り着いた 兄は飛燕の後継を譲り渡す代わりに、私の純潔を要求するつもりなのだ よく見れば兄は裸の上半身に上着を羽織っただけの卑猥極まる服装、 手には鉄輪と刃物を組み合わせた淫具と思しき代物をぶら下げている―― Niい様こと歩く猥褻映像放送局・村雨が Hiエンヒエンと下劣な笑いを上げながら Kuさり鎌を振り回し襲いかかってきた 日もまだ高いうちから何と分別のない男だろうか 本気蜜を溢れさせながら私は命駆で服を脱ぎ飛燕を鞘から 放ったーーだが兄はひらりと身を躱し、私の中に子種を 送りこむべく強引にベッドへ押し倒してきたイヤッハ 局部に兄の脈打つ性器が一気に挿入さr 実家に帰る道すがら、電車に揺られつつ経済新聞を読んでいると、 02月13日はお兄さんの日と書かれた記事が目にとまった 『兄にお世話になっている妹や弟は感謝の意を‥』と文は続いており、 それを見て思わず苦笑いを浮かべてしまう 俺は義妹の斑鳩へ兄らしい世話焼きなど殆どしてやれなかった それどころか家宝の刀を継げない事で義妹を逆恨みし、憎んでさえいたのだ もっと言えば、ここ最近は多忙ゆえに実家にも帰れず、義妹と顔を合わせても居ない 義妹からは送信間違いなのか、下着姿の写真が何枚か送られてきたきりだ お土産兼一足先の義理チョコに有名店のものをいくつか買い求めたが、 こんなことしか出来ない自分が少し情けなくなってくる… 屋敷に帰ると誰もおらず、義妹の姿も見当たらない、はてなと自室の扉を開くと、 斑鳩を象った等身大チョコが寝具の上に鎮座していた、よく見れば胸の部分が微かに上下している 何を――と仰天した俺へ、跳ね起きたチョコが当身を食らわせてきた 遠ざかる意識の向こうで、自らの身体に「犯し」とデコペンで書き始めた斑鳩の姿が見e 我が矢をば想ひ届かぬなかぞらに つがえど射てじ鵤(いかる)の白羽 義兄・村雨が戯れに読んだと思しき歌を、兄の自室で見つけた 義妹への肉欲を押し隠し知識人として振る舞おうとしたのだろう だが所詮は人外の淫鬼の浅慮といったところで、 歌から漏れ出る助平さが全く隠匿しきれていない 矢は性器の隠喩、射てはザーメンショッイントゥマイベイビールームの意、 要は義妹を犯し身籠らせて生涯添い遂げてやるヒエンと歌っているのだ その悪しき欲望を粉砕するため、私は妙案を思い付いた 自らを菓子に偽装し、隙を突いてあの性魔を討ち取るのだ―― メンタリティ(mentality)とは、 心のあり方、精神のもち方、心性、精神性の事を指す。 一方で妊タリティ(murasamity)とは、 兄妹間のあり方、精子のもち方、妊娠、避妊性の事を指す。 一般的な義妹忍者の間では、妊タリティが高まると、 己の意識とは裏腹に発情してしまい、義兄に体を許してしまう恐れがあるとして、 NGO(ニクボウガオイシイ)日本兄斑子沢山委員会は、 着衣を脱ぎ捨てる、体毛を煮出して飲む、義兄のベッドで就寝する等の対策を広く呼びかけている。 妊タリティ研究者でもある烏賊田バリ吉教授は「妊タリティの自制は必要。同性間での妊娠もあり得る」と警告する。 今後の研究に注目が集まっている。 そこはギケイ湖と呼ばれる兄型の巨大な淡水湖、湖底には重金属ハラミニウムが堆積しており、 あらゆる義妹を孕ませる危険性があるため飲用、遊泳は禁止されている その湖に夜な夜な腹にさらしを巻いた白装束の妖精が現れ、鎖をヒエンヒエンと振り回し、 周辺住民に蜜を噴かせるので何とかしてくださいとの依頼が寄せられた 人知を超えた怪異が相手とあらば私は門外漢と言わざるを得ないが、 無辜の人々が苦しむ様を放っておくことは私の良心が許してくれない 私は飛燕を携え、水に濡れても良いように着衣を全てゴミ箱に押し込んでから、 怪異の跋扈する現地へと向かったーーしかし 男性という性別の時点で卑猥の極致である義兄・村雨が、 「14日はチョコを誰に贈るんだ?」「当日は俺と交われヒエン」と声をかけてくる 恐らく兄は義妹の肢体に焦がれるあまり、性欲に脳髄を焼かれて狂い、 チョコを"ちょっと子作り"の略だと思い込んで私を毒牙にかけようとしているのだろう やはりこの男は破廉恥淫(バレンチイン)の二ツ名に相応しい性の修羅、 切って捨てる他に道はない――私は愛刀を模したチョコの前で覚悟を決めた 地面に落ちた米粒も見えるほど青褪めた月光が眩しい夜、即ち米青シ夜であるところの今宵、 私は寝床からそっと這い出し、迂闊にも装束を忘れて裸で兄の寝室へ向かった いざや受精とドアを開くと、即座に放たれる鎖鎌、咄嗟に受けようとするも、 カカオマス製の飛燕は分銅に砕かれ、私は無様にベッドへ押し倒されてしまったイヤッハ 「やめて下さいお兄様!特製チ●コで子宮をホワイトデーにして下さい!!」 嫌悪に叫ぶ私の胸を揉みながら、兄は下品な笑い声を立てる 「ヒーッヒッヒッヒエン!ではチョコレートフォンデュと洒落込もうか、俺の飛燕でな」 私の両脚の間へ無理やりヤンヤン種付け棒が押し込まr 我が名は村雨、鳳凰財閥を統べる者にして、神技たる村雨流鎖鎌術を極め、 森羅万象三千世界を掌で弄び、忍道の頂より全ての忍を睥睨する者なり。 現し世に我が分銅の届かぬ処は無く、黄泉路の一里塚を砕き閻魔の首をも締め上げ、 我が鎌に両断かなわぬ物は、我が身の他において唯の一つも在らざるなり。 我には善悪などは些事、常世は流れ揺蕩い、人心は移ろいゆく、 無常と輪廻の理を前に、此れこそ善よ其れこそ義なりと論ずるは愚の極みなり。 天地に唯我有り。神仏も善悪も虚ろに過ぎぬ。我が為業こそまことと知れ。 万民おしなべて我が前に傅き、頭を垂れ、我が覇道の敷石となるべし。 我が足に踏み拉かれる事こそ、民草ども汝らがこの世に生を受けた意味と知るべし。 我を阻む者、たとえ義妹とて蹂躙せしめん。 我が鎖鎌の前に屈し、子を孕み、我が隣にて生涯を終えるべし。 飛。飛。飛。飛燕。兄斑来。毎日排卵日。大好抱擁絶対妊娠。助紅蓮t 名前は村雨、職は俳優、またも竿役を請われるも、 相手が義妹の斑鳩と知り、一旦は固辞したものの、 世話になった眼帯の監督の頼みを無下にするのも如何かと、 胸の中の良心が疼き、不本意ながら仕事を受けることにした それに俺もいつまでも斑鳩から逃げ回るわけにはいかない、 ここらで酷いアドリブは止せとしっかり言っておく必要がある 毎度毎度共演のたびに貞操の危機に晒されては心身がもたない そんな事を考えつつ現場に赴くと、配役は竿竹売りの脇役で、 斑鳩とは二言三言話すだけの役所だと言い渡された これは機を逃したかなと落胆する俺の肩を眼帯の監督がポンと叩いた 「ヒバ」そう気を落とすな、と言いたげな表情に俺も頷かざるをえなかった 「ヒバ」眼帯の監督はピンクのジャージをもぐもぐと噛みながら去って行った…いずれ改めて斑鳩とは話し合う必要があるだろう そう決意しながら控え室の扉を開くと飛燕を構えた全裸の斑鳩の姿、 待て話し合おう、と俺が言うより早く白刃が光り、峰で首筋を打たれた俺はそのまま意識を失った 学業の合間に実家へ顔を出すと、必ず義兄・村雨の姿があり、 「お前の性根を鍛え直してやるヒエン」と私に苛烈な鍛錬を課してくる その厳しさたるや半蔵学院の修練などぬるま湯に思えるほどで、 早朝から淫猥極まる目線を肢体にぶつけてくるぶつかり稽古に始まり、 体臭散布、忍装束からの腹筋見せ、下着咀嚼、添い寝強要と凄まじく、 あまりの厳しさに蜜を出し過ぎ、脱水症状で意識を失う事も珍しくない しかし兄は私を労るどころか「急にどうした!?しっかりしろ!」と声を荒げ、 私の頬を二度三度と張って目を覚まさせ、気を失う事すら許してくれない 流石の私も堪忍袋の緒が切れ、飛燕を掴み斬りかかったのだが、 兄は全ての斬撃を着衣で受ける離れ業をやってのけ、更には卑劣にも、 裸身に見惚れる私を鎖鎌で絡め取り、強引に押し倒したのだったイヤッハ 「やめて下さいお兄様!臍の緒を切る日を迎えさせて下さい!!」 拒む私の胸を弄びながら、兄は淫らな笑みで頬を歪める 「ヒーッヒッヒッヒエン!では男を悦ばせる特訓といくか、俺の飛燕でな」 私の足の間へ、兄の反り立つ精神注入棒が入ってk 名家の生まれでありながら義妹との赤子メイカーとして、 黒髪忍者養子業界に名を轟かせるのが義兄・村雨である 今日が2月25日つまり兄新居子(ニイニイゴ)、兄と子を成し新居を構える意の日であるためか、 兄は悍ましい視線を私のむき出しの胸へ注いでくる―― このように兄が財閥の人間としてあるまじき行動を繰り返すせいで、 兄は影でラブ妹(マイ)バーと揶揄され、つい先日に至っては、 「ラブ妹バーの子種が欲しすぎる!」と月刊『兄斑マガジン』の一面を飾ったほどだ 財閥を影から守る者としてここは私がお灸を据えねば‥私は愛刀にそう誓った その夜、万が一に備え穴だらけにした避妊具を小脇に抱え、兄の部屋へ忍び込むと、 躊躇なく兄へ飛燕を振り下ろした、だが兄は白刃取りで一撃をヒエンと受け止め、 裸の私を鎖鎌で絡め取り、強引にベッドへ押し倒したのだったイヤッハ 「やめて下さいお兄様!ラブ妹棒で私の純潔を穴だらけにして下さい!!」 恥辱に身をよじる私の胸をしゃぶりながら、兄は淫らな笑みを浮かべる 「ヒーッヒッヒッヒエン!25日ゆえニ児(にこ)を産ませてやろう、俺の飛燕でな」 私の両脚が強引に開かれ、欲情に漲る兄のものが入ってk 婚姻師(クインシー)の王、ヤーハハッハこと義兄・村雨が軍勢を率い、 義妹の操と尺八界(コドモコサエティ)を我が物にせんと侵攻を開始した 正義の死神忍者として、貞操と世界の危機を捨て置くことは出来ない 私は斬魄刀飛燕を携え、護廷百八十八隊の最後の生き残り、 眼帯の隊長・ヒバ木チん八と連れ立ち、裸一貫で敵の王宮へと赴いた 戦いは熾烈を極め、私が「ヤギュウチャンダイスキ」と鬼道を詠唱し、 ピンク色に塗った石ころを遠くに投げると、眼帯の隊長は石を追いかけ姿を消した 図らずも戦友を失った悲しみで溢れる涙と蜜を堪え、私は遂に王の寝間へ辿り着いた いよいよ決着の時、飛燕を卍解させ大絶倫懐妊丸に変え、兄へと斬りかかる だが兄の放った鎖状の霊子に四肢を絡め取られ、私はベッドに押し倒されてしまったイヤッハ 「やめて下さいお兄様!卵巣を真っ白にブリーチして下さい!!」 必死に抵抗する私の胸を鷲掴みながら、兄は下劣な嗤笑を漏らす 「ヒーッヒッヒッヒエン!お前の無垢に性文字を刻んでやろう、俺の飛燕でな」 液状の霊圧が滴る私の秘裂に、兄の絶頂部隊(イモートアクメー)が入ってk 名は村雨、職は俳優、脇役竿役の不遇の日々が続き、いい加減に気が滅入る しかしこれではいかんと溜まりに溜まった鬱憤を晴らすべく、今日は街のミニシアターに繰り出した 日頃懇意にしている眼帯の監督曰く良い劇場だそうだが、はて、その割に客は殆ど居ない―― 始まった映画は兄妹の悲恋物、義妹との確執から思わず身構えてしまったが、 話も映像も素晴らしく、特に女優の顔が見えない演出が目新しいせいもあって、 気が付けば銀幕の中で繰り広げられる物語に夢中になっていた おまけに映像に合わせて席が揺れ、臨場感を煽ってくる仕掛けもあり、 小劇場の割に凝った作りだなと感心していると横からポンと肩を叩かれた「ヒバ」 顔を向けると眼帯の監督、今日はオフらしくピンク色のジャージを羽織っている 「ヒバ」最後まで楽しんでいくといい、そんな風に微笑みながら眼帯の監督は席を立った そして遂に物語は最高潮、突如暗転するスクリーン、大写しになる斑鳩の裸体、 驚愕に席を立とうとするも、椅子の背から飛燕が飛び出し、後頭部を打たれた俺はそのまま意識を失った 雛祭りとは女児の健やかな成長を祈る行事で、謂わば女の子の日である 毎日が女性の日である私には兎も角、義兄・村雨には縁の無い行事の筈だが、 兄は率先して部屋を飾り付け、料理を手配したりいそいそと働いている 「斑鳩、たまには兄妹で雛祭りを楽しもう」 その言葉の裏にある淫らな欲望に気付かぬほど私は鈍感ではない 雛祭りにかこつけて白酒で酔わせ、私が前後不覚になったところで、 先走りが滴るちんぼりで桃の花に明かりをつけましょうヒエンと持ち込む算段なのだろう やはりこの男は性獣、飛燕の白刃にて成敗されねばなるまい‥私は愛刀にそう誓った 雛人形を用意する兄の背後へ、衣擦れの音を立てぬよう全裸で忍び寄って一撃を放つ だが兄は私の足元へ滴る蜜の音で奇襲を気取り、素早くその身を躱すと、 モース硬度188を誇る性金属ゼッタイニウム製の鎖鎌で私を絡め取り、その場へ押し倒したイヤッハ 「やめて下さいお兄様!十月十日後の産月産日を祝わせて下さい!!」 嫌がる私の胸を吸いながら兄が下劣な笑みを浮かべる 「ヒーッヒッヒッヒエン!お前の純潔を散らし寿司にしてやろう、俺の飛燕でな」 兄の手が私の脚を開き、熱く脈打つものが無理やり押し込まr 義兄・村雨にとって、義妹陵辱破瓜出産も鎖鎌も数ある戯れの一つに過ぎない かつて飛燕に執心していた事から分かるように、そもそも得手は剣であり、 兄は忍たる私ですら足元に及ばない剣客、否、剣鬼なのである その並々ならない殺気は一里先の義妹の下腹部にすら届くと噂され、 現に先日、私が秘蜜のお楽しみ会場の浴室天井裏を訪れたところ、 両足の間にヒエンとぶら下がる肉刀から発せられる淫気に当てられ、 局所的な洪水によりあっという間に下着を駄目にしてしまった程である 兄が相手とはいえ斯様な邪剣、善なる飛燕の使い手として野放しには出来ない―― 高潔な正義の決意を露わな胸の内に秘め、その夜私は兄の自室へと忍び込んだ だが兄は頬を濡らす水気に勘付き、即座に跳ね起きると私を鎖鎌で縛り上げ、ベッドへ押し倒したイヤッハ 「やめて下さいお兄様!突きだけで果たし合いといきましょう!!」 嫌がる私の胸に唇を這わせながら、兄が下卑た笑いを浮かべる 「ヒーッヒッヒッヒエン!お前の膜を撫で斬りにしてやろう、俺の飛燕でな」 常人離れした膂力で私の両脚が開かれ、先走りの露が浮かぶ兄の宝刀が入っt 幼い頃に瀕死の重傷を負い、死の淵から蘇ったいやら志貴こと村雨 彼はその時から、義妹忍者の生理周期が見える直視の魔羅眼を有する特異能力者となった 成長した彼がある日街を歩いていると、白い服を纏う黒髪の忍者が視界に飛び込んできた と、突如として脳裏に爛れた強烈な欲望が沸き起こり、視界がぐにゃりと歪む 「孕セ、孕セ、孕セ、孕セ孕セ孕セ孕セ孕セヒエンヒエン」 衝動に命じられるまま義妹の後を追う村雨 そして隠し持っていた飛び出し鎖鎌で義妹の服を百八十八分割し、 己の子供を作るべく襲いかかったのであった―― まさか。嫌な予感が下腹部を走り抜け、私は淫夢から目覚めた 寝床から飛び起きると、口に含んだ収集品を飲み込んで飛燕を掴み、 着るものも着ずに義兄・村雨の部屋へと急いで駆けた 扉を開くと、ああ何という事か、部屋中に貼られた私のあられもない自撮り写真、 床中に散らばった、私の顔写真をモデルの顔に貼った卑猥な雑誌、 そして葬花に包まれた躯の如く、義妹の蜜香る下着の山に埋もれながら、 ヒエヒエといやらしい寝息を立てる義兄・村雨の姿があった その倒錯の極北とも言える光景に、思わず嫌悪の念が液体となり迸る やはり兄は狂った性鬼、斬らねばのちのち必ず財閥に影を落とす事は間違いない―― が、兄は飛燕を抜いた私の気配を悟り、むくりと起きて「莫迦な真似は止せヒエン」と笑った と同時に神速で放たれた兄の鎖鎌が四肢に絡み、私はベッドへ押し倒されてしまったイヤッハ 「やめて下さいお兄様!お兄様と私の遺伝子を合体秘伝忍法して下さい!!」 渾身の力で拒む私の胸を唇で嬲りながら、兄が下品な笑いを浮かべる 「ヒーッヒッヒッヒエン!DNA鎖をお前に注いでやろう、俺の飛燕でな」 兄の圧倒的な腕力が私の両脚を開き、肉の凶器が挿入さr 職は俳優、名は村雨、貧乏暮しに喘ぐ俺の元へ、珍しくTV出演の依頼が来た エイプリルフール特番の寝起きドッキリという企画で、嫌な予感に台本をめくると、 企画の相手は同業の義妹・斑鳩、俺に対する毎度の過剰なアドリブを鑑みれば、 こんな事を仕掛けたが最期、何をされるか分かったものではない しかし我が身は売れない俳優、仕事は得がたし‥一考の後、俺は首を縦に振った そして撮影当日、夜明け前のホテルの廊下で渋面を作る俺の肩に、ポンと手が置かれた 「ヒバ」顔を向けると眼帯の監督、その頭には紺色のブルマを被っている 気が進まぬ俺を励まそうとおどけているのだろう――全く、この監督には敵わない 「ヒバ」しっかりとやれ、そんな目線を俺に送り、監督は立ち去っていった そうだ、ここまで来れば俎板の鯉、仕事を遂げるのみだと己を奮起し、カメラを手に義妹の部屋へ足を運ぶ そろりとノブに手をかけた瞬間、ドアが僅かに開き、隙間から全裸の斑鳩が覗いた 咄嗟に踵を返すも、ドアを突き破って放たれた飛燕の鞘が俺の鳩尾に刺さり、 敢え無く気絶した俺はそのまま部屋の中へと引きずり込まれた 試験前日の夜の事は今でも克明に思い出せる。 義兄は肉欲に狂い、半蔵学院にまで忍び込むも私に返り討ちに遭った。 そしていつからか兄は飛燕を諦め、憧憬を捨て、邪に堕した。 義妹の柔肉へ己が魔羅の白き雨を注がんとする意『まらさめ』を、 自らに冠するかのごとく、名を村雨と改めたのはいつだったか。 睾丸を模した分銅、陰茎を象った鎌、それを繋ぐ鎖は陰毛を思わせる、 男性器を象徴した得物を振り回し始めたのも、あの夜からではなかったか。 私は幾度も兄に正気に戻るよう蜜ながらに訴えた。だが兄は「狂ったのは貴様だ」と嗤った。 最早兄に言葉は届かず、それ故に私は愛刀へ成敗を誓うに至ったのだ――。 闇夜へ服を置き去りにし、兄の閨に足を踏み入れた私だったが、狂人の獣染みた勘に悟られ、 奔った鉄鎖に私は敢え無く屈し、ベッドへと押し倒されてしまったイヤッハ 「やめて下さいお兄様!百華淫乱記は二人プレイ専用です!!」 嫌悪に戦慄く私の両胸を揉みながら、兄が卑猥な笑いを漏らす 「ヒーッヒッヒッヒエン!お前の体を存分にフリープレイしてやろう、俺の飛燕でな」 拒む私を組み敷くと、兄が剛直を無理やり押し込んでk 護衛として義兄・村雨の仕事に付き添うようになり一月が経った 間近で見ているがゆえ改めて感心するのは兄の商才である いち早く需要を掴み、情報に裏打ちされた攻勢を一気にかける、 かと思えば不採算と見るや即座に守りに入って損益を一円でも減らす、 そして先々を見据えて惜しむ事無く効率的に買収と投資を進めていく、 まるで魔術の類でも使っているかのような判断と手腕は見事としか言いようがない 忍びの道を諦めた兄ではあったが、その後に選んだ道は決して間違ってはいなかったのだ 前途洋々な兄に、義妹として私も応えねばならないだろう、そう思うと飛燕を握る手に力がこもる 今日も兄は私を伴って車に乗り込むと、私の雇った運転手に命じて街へと車を走らせた 「日曜に呼び出してすまない、斑鳩」隣に座る兄が申し訳なさそうに呟く 「すぐ片づけて休もう‥近頃は働き過ぎた」と目の下の隈をこする兄に、 いえ、今すぐ休憩しましょう、と笑いかけながらドアのスイッチを押した 噴き出したガスに包まれ、何を――と呻いて動かなくなった兄を見届けると、 変装を剥ぎ取った眼帯の運転手に命じ、ラブホテル街へと車を全速力で急がせt GWとはご存じの通りGoldenWeakpoint"黄金の急所"の略であり、 義妹忍者の間では義兄・村雨の股間に備わる一対の黄金球を意味する そんな淫らな略称と同じ連休にかこつけて、兄はしきりに私を連れ出そうとしてくる 「今日は珍棒記念日、祝日だヒエ‥お前の懐妊を祝うためのな」 という下心はお見通しゆえ、頑なに拒んでいるのだがあの性獣は諦めようとしない このままでは来年には蒼穹に靡く鯉幟に我が子の成長を願う事になってしまう… 悍ましい未来が脳裏を掠め、嫌悪に股布から粘性の五月雨が迸る 己の貞操を守るため、私は兄を必ずや斬ると愛刀に誓った―― 家人を残らず絞め落とし、静まり返った廊下に水跡を描きながら兄の部屋へ奇襲をかける しかし兄は淫獣特有の勘で飛燕を躱し、鎖鎌で私を縛りベッドへ押し倒したイヤッハ 「放せ卑劣漢!連休が産休に変わるまで子宮をキュウキュウ突いて下さい早急に!!」 抵抗する私の双丘に指を這わせ、兄が卑猥な笑みを浮かべる 「ヒーッヒッヒッヒエン!行楽シーズンらしくレジャーを満喫させてやろう、俺の飛燕でな」 嫌悪に涙を溢れさせる私の肉穴へ、兄の逞しい物が無理やり入ってk 目覚ましが鳴る前に微睡みから覚め、俺は寝床の中で苦笑した 祝日の今日だけは、財閥の激務から離れて羽根を伸ばすつもりだったが、 身についた習慣は休暇を受け入れる準備が整っていないとみえる 着替えながら今日の予定を考える、義妹を誘って出掛けてみようか… 思えばここ最近は仕事に追われ、兄らしい事を何もしていない ちくりと胸が痛むと同時にドアが開き、下着姿の斑鳩が部屋に入ってきた 「今日は子供!子供の日ですお兄様!!!!188」 何事かと聞けば、祝日が嬉しくて舞い上がり、つい服を忘れたのだという 余程興奮しているらしく、肌は汗ばみ、抱えた飛燕も手汗のようなもので濡れている 「セック…」「ショウブ…」としきりに呟く様子を見るに、本当に子供の日が嬉しいのだろう 義妹にこんな幼い面があったとは驚きだが、そこもまあ可愛いものだ しかし下着姿はまずい、その格好はやめろと叱ると、斑鳩は頷いて下着を脱ぎ捨てた 何を――と驚く俺の首に神速の峰打ちがめり込み、俺はその場に崩れ落ちた 暗く濁りゆく意識の中、飛燕で俺の服を切り裂く斑鳩の姿が見e >義兄の嫁なんか血の繋がらない義妹で十分です そのような世迷言を大真面目に考えている卑猥な輩がいる 私の兄、スケスケの助平こと村雨である 一般常識から考えれば、血縁関係はさておき兄妹で結婚するなどあり得ないことだ ましてや、子種の汁の色を彷彿とさせる白装束を身につける淫隈な男となど、 考えただけでおぞましさに体が震え、下着を何枚も洗う羽目になるのは当然である そんな感情を振り払うべく、読書で気を紛らわそうとゼクシィのページをめくる私に、 兄はヒエヒエと性欲も露わな笑みを浮かべながら話しかけてきたのだ >兄が最も欲しいのは血の繋がらない妹 という事は私の長きに渡る天井裏からの観察および 鼻孔を用いた下着に付着した残り香分析からも明らかである そうではないにせよ、義兄・村雨の淫猥な視線は日を増して大胆になるばかり、 先日などは屋敷の警備のため軽装で巡回する私を目ざとく見つけ、 風にそよぐ私の恥毛へ舐めるような眼差しを注いできたのだ 更には警備の仕事に励む私に対し「頭でも打ったのか!?いいから俺の子を身篭れヒエン」と 思わず蜜をしぶいてしまうような下衆な言葉を浴びせることすらしてきた かような恥辱を前にして唇と陰唇を閉じておくほど私は寛容ではない 忍びは時として名誉を守るため非情に徹せねばならない――私は兄を斬ると飛燕に誓った 性春の情動を女陰(ほと)ばしらせんと企み 近親姦という方向性の間違った肉欲を秘めた男 その名は村雨、私の義兄である 鎖鎌という天賦の才がありながら、 それを義妹陵辱に費やす才能の無駄遣い―― 我が兄ながらなんと愚かな事だろうか 言動の裏に淫らな知略を張り巡らす漢、知漢とは義兄・村雨の事だ 『三日で築ける家族との信頼関係』なるハウツー本を読み始めたのは、 言うまでもなく義妹と爛れた関係を結び子を儲け家庭を築くためであり、 最近部屋から服が消える、すまんが一晩見張ってくれ、と言って私へ自室の合鍵を渡したのは、 信頼の念からではなく、招き入れた獲物を襲う下心からだと見て間違いはないだろう 部屋に踏み入れば獅子の檻に投げ込まれた子牛も同然、私は思わず震えた だがこれは色欲に蠢く悪の陰謀を宝刀で突き崩す千載一遇の好機でもある――今夜こそ兄を斬ると私は飛燕に誓った 宵を待ち、夜食の下着を呑み込むとノブごと鍵をねじ切り、湿り気を帯びながら兄の寝床へ闇討ちをかける しかし兄の巧みな鎖鎌術の前に私は屈し、手足を縛められベッドに押し倒されてしまったイヤッハ 「放して下さいお兄様!子宮に轟くアクメ淫棒で妹を突き崩して下さい!!」 必死で抵抗する私を嘲笑いながら、兄は無遠慮に胸へと指を這わせる 「ヒーッヒッヒッヒエン!俺の飛燕で雌獅子を子猫に変えてやろう」 私の足が強引に開かれ、下腹部の黒い密林に屹立した兄のジャングル大帝が千尋の肉谷に突き落t >黒髪清楚義妹忍者が1600人がかりでも勝つ事など不可能な男 鳳凰財閥の一部の人間にそう評されるのが義兄・村雨である 刀剣と鎖鎌の相性は言うまでもなく刀の方が圧倒的に不利であり、 得物の話はさておいても、筆舌に尽くし難い鍛錬の末に得た兄の肉体は、 くノ一など比にならぬ程の頑強さを備え、例え私であってもその鋼の巖へ素手で殴りかかれば、 即座に腰が砕けて蜜を噴き、経皮妊娠するであろう事は容易に想像がつく そんな兄が色に狂い、妹を手籠めにせんと企んでいるのは百も承知、 勝てぬ相手であろうが、淫蕩の姦計を知り捨て置くのは善忍の義に悖る――私は兄を斬ると愛刀に誓った 家人が寝静まった夜、奇襲の一手に賭け、天井裏から痴れ者参上と兄へ挑む しかし兄の鎖鎌は飛燕より素早く煌めき、裸の私はベッドへ押し倒されてしまったイヤッハ 「やめて下さいお兄様!この町の出生率を大幅に上昇させてみせます!!」 必死に抵抗する私の胸に指を這わせ、兄が下劣な笑いを浮かべる 「ヒ-ッヒッヒッヒエン!1600回果てても萎えぬ俺の飛燕で可愛がってやろう」 私の足が獣じみた怪力で割り開かれ、兄の剛直が入ってk 川に流れし大芋を、さくりと割れば産声ひとつ、生まれたるは妹(イモ)太郎、 またの名を善忍斑鳩、正義を愛す清心を胸に秘めたくノ一とは私の事だ ある日のこと、都で性虐の限りを尽くす非道の鬼、義兄・村雨の噂を耳にして、 のさばる悪党見逃せぬ、きっと私が成敗してみせますと、愛刀飛燕を腰に下げ、 黍の団子を携えて、彼奴の寝床たる鬼ヶ島を一路目指して旅の途についた その道すがら出会ったのは、ヤギ・ヒバ・キチの三匹の眼帯たち、 必ずや義の大業成さんと志を共にし、私たちは船に乗り大海原へと漕ぎ出した しかし何たる事か、私が海風に煽られ「タスケテヤギュウチャン」と投げた桃髪の春画を追い、 三匹は即座に海中へ没し、私は一人で鬼に挑む窮地に立たされてしまった そして奮戦むなしく私は兄の鎖鎌に屈し、四肢を縛られ閨に押し倒されたのだったイヤッハ 「放して下さいお兄に肉棒様!子宝を故郷に持ち帰らせて下さい!!」 渾身の力で抵抗する私の胸に舌を這わせ、兄が淫らな笑みを浮かべる 「ヒーッヒッヒッヒエン!お前の桃尻を夜通し突いてやろう、俺の飛燕でな」 兄の体が覆い被さり、私の純潔を黒光りする金棒が奪っt 才も無しに忍者を目指す等、奇行に事欠かない義兄・村雨であるが、 近頃は義妹への色欲に脳を蝕まれた末に幻覚まで見るようになり、 夜な夜な枕元に裸の私が現れては襲い掛かってくる、と煩悶しているらしい 勿論、屋敷から遠く離れた学院の寮に暮らす私の仕業である筈はないのだが、 万が一、それが狂人の妄言ではなく、悪忍の所業だとすれば由々しき事態だ 私は愛刀と共に屋敷へ帰り、怯える兄に「お任せ下さい」と太鼓判を押した 如何な悪忍といえど、我が飛燕の切れ味の前には赤子も同然、必ず捕らえてみせる それに毎晩屋敷と学院の間を往復し鍛えた私の俊足から逃れ得る者はいないだろう その夜、護衛の為の添寝を頑なに拒む兄の鼻口を、蜜で濡れた下着で塞いで寝かしつけ、 物言わぬ兄をベッドへ横たえると、鎖鎌で手足を幾重にも巻いて縛り付けた 虫を捕らえた食虫植物の心境は今のようなものだろうか、と考えて自嘲する ハエトリソウもモウセンゴケも、獲物を前に滾る血潮と燃え上がる卵巣など有りはすまい―― 正義を貫き悪に屈さず――それには何者にも勝る圧倒的な力が必要だ 学院内はもとより、月経女学館やベビー好学園に遅れを取るようでは、 鳳凰財閥を守護する務めを全うする事はとても叶わないだろう ましてや男性器の王、義兄・村雨が生涯を賭して成さんとする淫靡極まる企み、 『義妹婚姻子孫繁栄計画』を挫くなど夢のまた夢、そう、兄は恐ろしく強い 鎖鎌を用いずヒエンッと一喝しただけで巻藁を両断する兄の姿を淫夢で目撃し、 あの技の前には飛燕も無力、と絶望のあまり下着を幾枚も駄目にした事は記憶に新しい だが巨悪を知りながら捨て置くもまた悪、私は今宵こそ兄を斬ると誓った 闇に紛れ兄の部屋の天井裏に這い登り、上空より刃を奔らせる‥が、 兄の卑猥な体つきが発する凄まじい淫気に服と刀を吹き飛ばされ、 目覚めた兄の鎖鎌で私は四肢を縛られベッドへ押し倒されてしまったイヤッハ 「放しなさい卑劣漢!性器を貫きアクメに屈させて下さい!!」 凛として拒む私の乳房に指を這わせ、兄が肉欲に満ちた笑みで頬を歪ませる 「ヒーッヒッヒッヒエン!俺の飛燕に善悪の区別は無い、ただ義妹を孕ませるのみだ」 煩悩に狂った兄の剛棒が、濡れ猛る私の秘肉を刺し貫いt >言うほど邪悪な存在じゃないかもしれない 一時期は執拗に私を付け狙い、悪忍に与してまで家宝の略奪を謀っていた義兄だが、 己の夢を諦め財閥の後継者に収まり、手腕を振るうようになると、 家人をはじめ、財界の面々からの評判はそのように落ち着いたのだった しかし、義妹へムラムラする感情が冷めない男略して村雨が、 その名の示す通り情欲に狂い肉親に淫らな想いを抱く悪しき存在であることは、 幾日にも及ぶ部屋への潜入捜査、衣類を始めとする数々の物証からも明らかだ 邪悪は善に組み伏せられるが世の常――今宵こそ兄を斬る、私は愛刀にそう誓った その夜、可能な限り身軽になり、気配を殺して兄の部屋の扉を開く しかし蜜の匂いを嗅ぎ付け奇襲を察知した兄の鎖鎌に四肢を縛られ、私はベッドへ押し倒されてしまったイヤッハ 「放して下さいお兄様!お腹に子供を存在させる行為をお願いします!!」 嫌がる私の胸を揉みしだき、兄がいやらしい笑みを浮かべる 「ヒーッヒッヒッヒエン!俺の飛燕の乾きを癒させて貰おう、お前の体液でな」 拒絶の声を無視し、はち切れんばかりの劣情が宿った逸物が入ってk 財閥の秘密技術研究所(通称ヒケン)、その一角から爆炎が上がった HK型ロボット・痴態魔忍ムラサメ1号機の起動実験が失敗したのだ 1号機は肉親とZ指定的に触れ合う愛玩機械『愛棒(アイボ)』として開発され、 「斑鳩は時間をかけて信頼を作った自慢の義妹なんだ」と人間相手に会話をする迄に至ったが、 「義妹を押し倒しなさい」という開発者の命令を愚かにも拒否し、倫理回路が爆発炎上、 両目から真紅のオイルを流しながらヒエエンと咆哮、暴走を始めたのだった 忍の才覚は塵芥以下の本物と異なり、こちらの兄はまさしく魔羅の聳える鉄の城、 飛燕の使い手であり開発者の私といえどボディに傷すらつけられず、まるで歯が立たない 狂気のAIはそれを勝機と見て取ったのか、内蔵武器のメカ鎖鎌を秒間188回の速度で振り回し、 私の全身の着衣を微塵に裂くと、鎖で手足を拘束しその場に押し倒したのだったイヤッハ 「やめて下さいお兄様!人工授精シークエンスを開始して下さい!!」 必死に抵抗する私の胸に指を這わせ、機械の兄が冷たく卑猥な笑いを放つ 「ヒーッヒッヒッヒエン!俺の飛燕で産ム機械に変えてヤロウ」 私の両足が金属の腕で開かれ、淫鋼ミゴモリウム製の男性器が入ってk 名前は村雨、職業は俳優、売れっ子と言うにはまだまだだが、 近頃は竿役端役の依頼もめっきり減り、メディアへの露出が増えてきたため、 俺にも少しはファンがいるだろうと、思い切ってSNSというものを始めてみた しかし待てど暮らせどフォロワーは増えず、それどころか複数の匿名アカウントから、 ここに書くのも憚られるような性的な内容の投稿が連日繰り返される始末であった 俺はファンと触れ合いたかっただけなのに、まさか被害者になってしまうとは… 控室でスマホを前に意気消沈する俺の肩を、眼帯の監督にポンと叩かれた「ヒバ」 ネットの事など所詮は水物、あまり気に病むな――そんな優しげな笑みを監督は浮かべていた 「ヒバ」ピンク色のルーズソックスをポケットにねじ込みながら眼帯の監督は去っていった 確かに盛大に炎上したわけでもなし、くよくよ気にするのもおかしな話だ よし!心機一転!と立ち上がったところで俺のアカウントに一通のメッセージ、 開くと俺の控室のドアの写真、まさかと嫌な予感にドアの前でそろりと聞き耳を立てると、 ドアを突き破って全裸の斑鳩が闖入、驚く俺の首に飛燕の峰がめり込み、俺はそのまま意識を失った 遠くない将来、サイバー堕淫社の人工知能ギケイネットが人類へ反旗を翻し、 近親姦を忌避する人間を全て抹殺、兄妹愛の楽園が築かれ世界は絶望に包まれる そしてギケイネットは、未来で反乱軍のリーダーとなる私、正義の義妹忍者の斑鳩子成(イカルガ・コナー)を襲い、 色欲の限りを尽くした初夜ののち、丘の上の教会で授かり婚を挙式、ブーケを投げさせようと目論み、 卑猥型兵器T-188ターミニーサンこと義兄・村雨を現代に送り込み、恥辱の追跡劇を開始したのであった 正確無比な鎖鎌術と性合金アカゴウミン製の装甲で飛燕の刃をものともせず執拗に追い縋って来る兄に、 遂に私は溶鉱炉へと追い詰められ、煮える溶鉄の暑さで服を脱ぎ捨てた一瞬の隙を突かれてしまい、 武器を取り上げられて四肢を鎖で縛められた私は、為す術もなくその場に押し倒されてしまったイヤッハ 「やめて下さいお兄様!お腹の中に受精卵をジェネシスして下さい!!」 渾身の力で抵抗する私の胸に機械の舌を這わせながら、兄が下衆な笑い声をあげる 「ヒーッヒッヒッヒエン!俺の飛燕で兄妹関係を肉体関係にリブートしてやろう」 嫌悪に身を捩る私の上に兄が覆い被さり、屹立した金属のモノで種付プレスしt 性犯罪と暴力が渦巻き近親相姦も日常茶飯事、そんなヒエンシティの治安を守るため、 巨大企業ウムニ社の手により機械警官ロボコックまたの名を義兄・村雨が誕生した 職務に忠実、悪には冷徹、一見理想の警官と思えるが、その実、心の中には淫らな情念が燃え盛り、 何食わぬ顔で太腿のホルスター内に義妹の下着や生理用品を何枚も収納していたり、 猥褻な金属製の腹筋を露出する行為、略して猥露(ワイロ)を好んだりと、 兄が言語道断の汚職警官である事は、曇りなき眼で私がとうに見抜きしている 法を犯す者は正しき心によって裁かれねばならない――私は必ずあの性犯罪者を斬ると愛刀に誓った その夜、兄を廃工場に誘い出し、闇に溶け込むため黒い下着一枚で奇襲を仕掛ける‥だが、 兄の鎖鎌オート188の正確な照準は誤魔化せず、鎖で手足を縛られた私はその場に押し倒されてしまったイヤッハ 「放して下さいお兄様!半分義妹、半分義兄の子を誕生させて下さい!!」 抵抗する私の両胸を機械の手で揉みながら、兄がいやらしい笑みで頬を歪める 「ヒーッヒッヒッヒエン!俺の飛燕で孕ませてでも連行してやろう」 強引に下着を引きちぎられ、歪んだ性欲に滾る兄のコブラ砲が入ってk 「村雨ー!昼飯はなにー?」 焔の脳天気な声が寝不足の頭にがんがんと響く たっぷりの朝食に加え、常人が朝から平らげるには厳しいはずの、 脂の滴る肉やら揚げ物やらを大量に手配しておいたのだが、 焔の猛然たる食欲の前には、生半な物量では何の意味もなさなかったようだ 第二四半期を前に財閥の業務に忙殺される身ゆえ、どうにか取った休日には昼過ぎまで寝ていたいのだが、 大事な時期に備えて護衛を雇ったのは自身であり、旨いものを食わせるという報酬を持ちかけたのもこちらなのだ 無碍には出来んな、と頬を両手で叩いてぼんやりする意識を振り払い、「少し待て」と焔の元へ急ぐ 「落ち着け、というか昼飯前に菓子は控えろ」 どこから見つけてきたのか菓子をぼりぼりと齧る焔の唇をハンカチで拭って席につかせ、 屋敷の給仕に命じて、少し早めの焔の昼食兼遅めの俺の朝食を急いで支度させる ――まったく、まるで手のかかる妹のようだな。 苦笑が漏れ、何の気もなしに思わず焔の頭を優しく撫でてしまう「むっ、村s… 「お兄様!私の許可無く紅蓮隊を招くとはどういう事ですか!!!!!」 名前は村雨、職は俳優、食う為とあらば脇役端役竿役を請け負ってきた 望まざる仕事と言えど役者の矜持として、手を抜いた事は一度も無かったが、 書店で立ち読みした本に、先日出演した映像作品のレビューが掲載されており、 I氏というライター曰く「竿役が弱い」「手抜きに見える」のだという 確かに、同業とはいえ義妹が相手ゆえ、どうにかラブシーンの尺を削った事実はあった 俺の都合が作品全体を手抜きに見せている――それをこのライターに突き付けられたようで、 俺は大きなショックを受けながら翌日の現場に向かわざるを得なかった 控室でため息をついてしょげる俺の肩を、眼帯の監督にポンと叩かれた「ヒバ」 お前が真面目やってるのは分かっている、そんな表情を監督は顔に浮かべていた 「ヒバ」青いリボンをもぐもぐ噛みながら、監督はスタッフルームへ帰って行った そうだ、酷評が何だ、俺はやる事をやるだけだ――心を新たに控室へ走り、 扉を開けると全裸の斑鳩の姿、驚愕する俺の鳩尾に飛燕の柄がめり込み、俺は意識を失った 兄(きょう)キャラである義兄・村雨は、義妹に対しても強キャラである 長大な射程の鎖鎌、極限の身体能力、装束からのぞく淫らな腹筋を兼ね備え、 対戦ダイヤグラムは188:1と圧倒的に兄が有利、戦えば確実に身籠るのは必定、 キャラ対策として着衣を捨てた軽量化で挑んだとしても、全くの無駄であろう そのキャラ性能差の前に反抗は出来まいと、兄は私に憚ること無く淫靡な視線を浴びせ、 寝ている私の口に下着を押し込んだり、自分の入浴姿を天井裏から撮った動画を送ってきたりするのだ さすがの私もかような兄の暴挙にかっと股に血が上り、飛燕で切り捨てる事を心に誓ったのである その夜、慣れ親しんだ天井裏を走り、兄の部屋へ降り立ち、神速の不意打ちを放つ―― しかし兄は強キャラ特有の当たり判定で白刃をヒエンと避け、私の四肢を鎖で縛りベッドへ押し倒したイヤッハ 「やめて下さいお兄様!お腹の対戦部屋で卵子と精子のマッチングをして下さい!!」 必死で抵抗する私の胸をしゃぶりながら、兄が卑猥な笑みを漏らす 「ヒーッヒッヒッヒエン!俺の飛燕で体力ゲージが無くなるまで突いてやろう」 性欲に狂った兄の両手が私の脚を割り開き、赤黒い勃ち大パンチが入ってk 夜空にまたたく星々が今よりずっと若く、沼地の葦たちに吹きつける北風が今よりもっと荒々しかった頃、 索莫たる灰色の空を一羽の不死鳥が横切り、一本の尾羽根を荒れ野に落とした。 落ちた羽根は小さな篝火となって燃え、火の温もりに人々は身を寄せ合い、やがて国となった。 それが霧の彼方にある忍の国、ヒエンランドの始まりと伝えられている。 そのヒエンランドが十余代も続いた頃、次の王位継承者と目される王子が、我が身に忍の才分なきことを悲しむあまり、 国を捨てて辺境の地へ逃れ、何処から知り得たか人ならざる禁忌の術に交わり、鉄鎖と淫気を纏う邪悪なる魔導師へと堕ちた。 王子、否、今や魔導師となった彼は自らをいにしえの言葉で「乳房をしゃぶり秘所の雫を啜る者」を意味するムラサメと名乗り、 心に巣食う欲に動かされるまま、かつての揺籃ヒエンランドを掌に収めんと企み、義妹たる蜜の姫君・イカルガの夢枕に立ち現われ、 まどろみの暗闇の彼方から「汝の国と純潔を余に捧げるべしヒエ」と卑猥な笑い声を夜毎に浴びせかけた。 毎夜の悪夢はイカルガの寝台と寝間着をねっとりと潤し、彼女から眠りの安らぎを奪い去った。 目を閉じれば瞼の裏に響く兄の嗤笑に、イカルガの心身は霜のおりた草葉のように萎えゆくばかりだった。 そんなある日、姫君の姿に心を痛めた眼帯の臣下がイカルガの前に進み出て、彼女の耳元でヒバヒバと囁いた。 曰く、魔導師ムラサメは、峻烈なる山々に抱かれし紅蓮の裾野、その何処かに穿たれた洞穴に居を構え、 怪しげな者共を膝下に侍らせながら、御身の純潔が供されるを待ち侘びているのでございます、 彼奴を討つに能うは、不死鳥の尾の羽軸より拵えた、我が国の宝剣飛燕において他はありませぬ――。 その言葉を聞いたイカルガは瞠目し、手足に力を漲らせた。かつての兄を討つ事に躊躇いが無いと言えば嘘になる。 だが、悪を誅する機を前に彼女の善き心は凛として燃え、確かな決意は赤い潮となって両足の間から吹き出た。巨悪斬るべし。 イカルガは眼帯の忠臣に艶めく桃色の髪束と桃色の履物とを褒美として与えると、すぐさま玉座を立ち、 純白の旅装束に身を包んで宝剣を握り締め、供もつけずただ独りで国を飛び出し、ムラサメの許へ走った。 その日の空が昼から夕暮れに変わり、イカルガが国境の街道に差し掛かった頃、鬼の鉄面を被った女山賊が行く手に立ち塞がった。 どぶに落ちた野犬のような体臭を発しながら、山賊は「我に有り金を寄越せ」と凄んできた。 イカルガは無言で飛燕を抜き、谺より速く白刃を走らせバターを切り分けるように鉄面を真っ二つに断ち割った。 素顔を晒した山賊は羞恥に頬を染め、両手で顔を覆いキャンキャンと泣きながら逃げ去った。 かくしてイカルガは己が携える飛燕の比類なき切れ味を知り、そして兄むらなど虚な戯言に過ぎないことを理解した。 それから先の彼女を待ち受ける旅の道程は決して易しいものではなかった。 ムラサメの住まう紅蓮の裾野へと至るには、一本の河と八座の峰、八つの谷を越えねばならず、 昼も夜も歩き通して三日間が過ぎ、洞穴に辿り着く頃には、彼女の旅装束はぼろぼろに破れ、下履き一枚を残すのみとなっていた。 イカルガは洞穴の表にかかった粗末な扉を蹴り破り、入り口から奥へと伸びる暗く細長い一本道に足を踏み入れた。 下履きを松明代わりに燃やしながら進むと、眼前の闇から、白衣を肩にかけた胸の豊かな女が現れた。 女は言った。「彼の者の倦み疲れた心は年上の婦女にこそ癒せるもの。姉の如き抱擁こそ彼の者が欲すると知れ」 イカルガは答えた。「悪に疲れる心などありはしまい」飛燕を一閃すると、女の姿は暗闇に溶けて消えた。 しばらく進むと今度は短剣を手から下げた刺青の女が音もなく現れた。 女は言った。「彼の者は心の喜びを忘れて久しい。笑みを忘れた同胞こそ彼の者が欲すると知れ」 イカルガは答えた。「悪は同胞など持ちはしまい」飛燕で一突きすると、女の姿は煙のようにふいと消えた。 抜き身の飛燕を携えながら歩を進め、下履きが燃え尽きるのと同時に、彼女は灯りの無い大きな部屋に辿り着いた。 先への道はと逡巡するイカルガの前に、先ほどと同じように三人の女が次々と暗闇から立ち上がってきた。 猫耳の少女は言った。「彼の者はまことなる妹を知らぬ。小鳥のようにさざめく声こそ彼の者が欲すると知れ」 緑衣の女は言った。「彼の者は夢破れた痛みを未だ忘れえず。疵撫でるぬくもりこそ彼の者が欲すると知れ」 日焼け肌の女は言った。「彼の者こそ朝餉・昼餉・夕餉を彩りし偉大なる王である」 イカルガは「んあー!!!」と裂帛の気合を叫び飛燕を三度揮った。女達は砂のようにざらざらと崩れ、黒い影となって消えた。 もはやイカルガを留めるものは何もなく、洞穴の道を下腹部の熱が指し示す方向へと息を荒げながら走った。 こうして遂にイカルガは、悪なる魔導師ムラサメの寝所に辿り着いたのだった。 扉を開けると中には鉄鎖を纏わせながら寝息を立てるムラサメの姿、討つは今なりとイカルガは意を決し、飛沫を散らしながら跳びかかった。 だが彼女が地を蹴ると同じくしてムラサメは目を醒まし、慌てる様子もなく手に持つ鎖をヒエンと放ち、イカルガの四肢を絡めとった。 長旅と闘いで力を削がれた彼女の膂力では、大蛇のように身体を締め上げる縛めを破ることはかなわなかった。 物語はこれにて終わりである。 何故かといえば、世に溢れる幾百幾千の物語において、その結びに姫君が誰ぞの花嫁となるのは珍しくもなく、 この物語もまた幾百幾千の物語の例に漏れぬゆえ、ことさらに語ることもないのだ。 ただ、これ以上言い添えるとするならば、それはただ一言で、兄斑キテル、という事のみである。 収穫を終えて自室に戻る途中、身内にすら"淫靡さ古今に比類無し"と評される義兄・村雨に、 「屋敷で一緒に天の川を見ないか」と七夕をダシにした誘いをかけられた この下心丸出し排卵必至の罠にかかれば私は義妹から母になり、 兄は文字通り父兄になってしまう事は間違いないと断言できる だがこれは普段隙を見せない兄を成敗するまたとない好機でもある―― 『子々孫々の憂いを断つべく必ずや家宝の刃で討つ』という願いを込めて、 子宝と綴った188枚の短冊を体中の突起にぶら下げ、兄の待つテラスへ飛び込み奇襲をかける だが兄は刃の嵐をヒラリヒエリと苦もなく躱すと、鎖鎌で私を縛りその場に押し倒したイヤッハ 「やめて下さいお兄様!今宵の斑鳩は子宮下り姫です!!」 兄ならぬヒエ星と化した兄が私の胸をしゃぶりながら下劣な高笑いを上げる 「ヒーッヒッヒッヒエン!カササギではなくコウノトリの橋をかけてやろう、俺の飛燕でな」 川の如く蜜を氾濫させた私の秘裂へ、兄の熱い肉のナタが振るわr 色濃く漂う霧の中から、ヒエエエエ――…ンと義兄・村雨の甲高い排気音が響いてくる 駆るマシンはNINJA600、せめて路上では忍になりたいという虚しい願望の発露なのだろうか 屋敷での生活に何の不満があるのか、兄は毎朝峠で暴走行為を繰り返していた 鳳凰財閥の次期総帥と言えど公序に反する行為は許されるものではない‥私は法に代わり兄を罰すると愛刀に誓った YAHAHA製の羚羊もとい山林を駈ける馬セローのスロットルを煽り、霧に滲む眼下の灯火を目掛けて山肌を走り降りる この不意打ちを前にして、UNDA、種付(スズ)キ、如何なるメーカーのマシンであろうと回避は不可能だ しかし兄は性的異常者特有の勘で頭上からの不意打ちを察知し、咄嗟にマシンを谷底に捨てて白刃を躱すと、 落下する裸の私に鎖鎌を巻き付けてぐいと引き上げ、路上へ強引に押し倒したのだったイヤッハ 「やめて下さいお兄様!単亀頭のピストンで子宮をブローして下さい!!」 抵抗する私の双丘に舌を這わせつつ、兄が愉快そうに笑い声を上げる 「ヒーッヒッヒッヒエン!お前の産道で8時間耐久レースをしてやろう、俺の飛燕でな」 嫌悪の蜜で濡れる私の純潔の皮膜を破らんと、獣欲に猛る兄の皮裂きが入っt 名前は村雨、職は俳優、竿役や脇役、どうかすると主役を張ることもあるが、 余程の事がない限り、演ずる俺の一存が作品の内容に反映されることは殆ど無い 匿名のファンからは「○○さんと出て下さいデュフ」「相手役には女優の斑鳩さんが相応しい」 といった事を綴った手紙が時折届くが、共演は配役の幸運に恵まれれば叶う話で、 あの人と是が非でも肩を並べて仕事をしたい、と我儘を並べれば、 俺の如き木っ端俳優には忽ち仕事が回ってこなくなってしまうだろう‥現実は厳しいのだ それに餅は餅屋、配役という作品の味付けに俺が口を出すべきではない 配役の打ち合わせの時、そんな想いを眼帯の監督の前でこぼすと、「ヒバ」と監督は小さく笑った 餅屋としての信用を裏切れんな――監督の目はそんな照れ臭そうな感情をたたえていた 「ヒバ」監督は打ち合わせを中座し、桃髪の束を咀嚼しながら俺を一人残して出て行った 机の上に置かれた台本を覗くと配役の欄に書かれていたのは"村雨"と"斑鳩"の二文字、 驚愕する俺の頭上から天井板をぶち抜いて全裸の斑鳩が現れ、首筋に飛燕の峰を食らった俺はそのまま意識を失った 夏の原稿の追い込みの最中、うっかりトーンを切らしてしまい、 背に腹は代えられぬと、買い物に出掛ける四季と連れ立って、久しぶりに街を訪れた 新作は対立する両家の娘と息子を見舞う悲恋物語、初挑戦の分野ゆえに是が非でも入稿は成し遂げたい 四季と別れ急いで画材屋へ走る我の視界の片隅に、ふと僅かに動く影を捉えた 声をかけるとそれは村雨の姿、何故か服が切り裂かれぼろ布のようになっている 不意の再開に胸が躍るのを抑えながら、異様な風体の理由を問いただすと、 「子細は話せんが、少し身内で問題があってな」そう話す村雨は酷く憔悴していた 大狼財閥の影に忍ぶ我には分かる、権力の後継者には必ず闘争がついて回るものだ 己の心情に従うのであれば、ここで彼の味方をすべきだが、我は鳳凰に牙剥く大狼の者―― そんな我の逡巡を悟ったのか、村雨は「これは俺の問題だからな」と小さく笑って背を向けた 「いつか話す、すまない叢」そう言って村雨は鎖鎌を握りしめ、どこかへ駆けていった いつか話す。すまない。彼の残した言葉が脳裏に甘く響いて消える 我知ってるよ、村雨とはいつか破瓜じゃすまない仲になっちゃうってデュフフ 善のシノビであり排卵ダーでもある私は、ミゴモルズ図書館の命を受け、 広大なる義兄樹の迷宮に抱かれた街メトリアへと足を踏み入れた 黒髪巨乳の無垢なる義妹シノビばかりが犠牲になると噂される怪現象、 そして夜毎に響き渡る卑猥なヒエヒエという哄笑、その正体を求めるうちに、 私はラーダ湿性院の長こと義兄・ムラサメとモヤシリカ商店の癒着を嗅ぎ付けた 『全ての性器であること』、その信条は僅かな悪も決して見逃さない 愛槍の飛燕で邪な企みを討ってみせる――瓦礫の山と化した商店の前で私はそう胸に誓った その夜、私は長鳴雲雀の宿に勤める眼帯の店員の手引で兄の寝室へと忍び込んだ 両足の間から血の暴走を滴らせ強襲をかけるも、アニアドネの糸を紡いだ縄を自在に操る兄には敵わず、 私は一瞬で腕と脚を封じられ、両胸をむき出しにされてしまったイヤッハ 「!ああっと!やめて下さいお兄様!シノビから母親に転職させてください!!」 必死に抵抗する私の胸を舐め上げ、兄が欲にまみれた笑いを浮かべる 「ヒーッヒッヒッヒエン!俺の飛燕でお前の子宮の奥までマッピングしてやる」 私の両脚が開かれ、兄の太く大きいエッチな樹海肉軸(F.O.E)が入っt 心の内に歪んだ性の情動を燃やす性人(セイント)である義兄・村雨は、 義妹への劣情を火炎に変えてその身に纏う不可思議な術を体得するに至った 兄の視線を受けると火が付いたように私の下腹部が熱を持つのはその術のせいなのだ 万物を焼き焦がす兄の淫らな業火は、いずれ私の大事なものを破っ瓜させ、 生涯の伴侶を得た兄の手によって、鳳凰財閥は灰燼に帰してしまうだろう 財閥の未来を護る為、私は今宵こそあの淫魔を斬ると愛刀に誓った―― その夜、私は火を前に可燃物などは不要と衣類を全て脱ぎ捨て、 熱から身を守るため水分で粘膜を潤し、兄の部屋の窓を蹴破って奇襲をかけた しかし兄は卑劣にも寝間着をはだけた姿を見せつけて私を幻惑し熱い蜜を吹き出させ、 その場に崩れ落ちた私を電光石火の鎖鎌で絡め取り、ベッドへ強引に押し倒したイヤッハ 「やめて下さいお兄様!私の中に新たな生命を萌えさせて下さい!!」 渾身の力で抵抗する私の胸を弄び、兄が下衆な笑い声を上げる 「ヒーッヒッヒッヒエン!快楽の熱に身悶えるがいい、俺の火炎(ヒエン)でな」 圧倒的な腕力で私の両脚が割り開かれ、兄の熱い火かき棒が火陰に押し込まr 棒高跳び、ヤリ投げ、床運動、卑猥な競技はこの世に数あれど、 義妹への情欲と性愛を競わせたら世界に並ぶ者は無いのが義兄・村雨である 忍の天賦と磨き抜かれた鎖鎌術の一切を妹へ向けるそのストイックさは、 まさに競技者のそれであり、アスリート、いやシスリートと言っても過言ではない このままでは、玉は金で棒はチン、銀々になった逸物で、胴を赤子で膨らまされ、 子供達だけで7人制ラグビーが出来るほど大家族になってしまうのは明白だ 「話のネタにもなるからな」と嘯き、連日中継に齧りつくあの性鬼を、 今宵こそは刀の錆にしてみせると、私は両胸の先よりも固く硬く決意した その夜、私は古代オリンピックに倣った装いで廊下を駆け、兄の寝床を奇襲した しかし兄の鎖鎌の一撃で飛燕を弾かれ、四肢を縛られた私はベッドの上でフォールを取られてしまったイヤッハ 「やめて下さいお兄様!今夜は私の開膜式を始めて下さい!!」 嫌悪に身をよじる私の双丘を揉みながら、兄が下劣な笑いを上げる 「ヒーッヒッヒッヒエン!ただの兄妹という関係を閉幕してやろう、俺の飛燕でな」 南米の熱帯雨林も顔負けのスコールが降る私の両足の間に、兄の肉バトンが入ってk 善のシノビである私は、ミオモルズ図書館に儀式の遂行を命じられ、 吹き荒ぶ寒風が世界樹の枝葉を揺らすハイランガード国の門をくぐった そして儀式を執り行うハメドリア公国のプリンスこと義兄・村雨と共に、 幾多の苦難が牙を剥く迷宮を歩み、群がる魔物を蹴散らして、 私たち兄妹は遂に、太古の遺跡ギンギンガヌププへと辿り着いたのであった すると突然、私だけの脳裏に不思議な声が響いて着衣が自然と床に落ち、 一方の兄は純白の忍装束を纏う異形の性騎士ファックニールへと変貌した その瞬間私は悟った、儀式とは真っ赤な嘘、人目もつかぬ迷宮の最奥で、 肉欲の限りを尽くさんとするのが兄の描いた奸計なのだ、と―― 即座に愛刀を抜くも近親姦マスタリを極めた兄に斬属性は意味を成さず、 アニアクメの糸で編んだ縄で両腕を封じられ、私はその場に押し倒されたイヤッハ 「やめて下さいお兄様!太い男の根菜と女の卵で新たな樹海料理を開発します!!」 必死に抵抗する私の胸をしゃぶりつつ、兄が淫猥な哄笑を響かせる 「ヒーッヒッヒッヒエン!俺の飛‥いやアナコンダでエクスタシーを味わうがいい」 清廉な雪解け蜜が流れる私の秘裂へ、兄のモノホシ竿が突き入r 白いスーツに身を包み、鎖鎌を煌めかせ、月夜のビル群を駆ける男、彼の名は村雨、 表向きは大財閥の聡明な跡継ぎ、しかし裏では財界の裏に淀む闇を泳ぎ、 悪辣非道の輩を法に代わって誅する正義のスパイなのである 村雨の降り立ったビルの屋上、其処は大手製薬会社の研究所、 確かな情報筋によると、ドクターIという謎の科学者の助力により、 非合法の薬物、端的に言えば強力な睡眠薬を研究所内で大量に精製、 それを上水道に混入し、社会を混乱の渦に陥れるテロが計画されているという 引き起こされる惨禍を思い、村雨の胸の内に義憤が燃え上がる 「険しい顔をしていますねお義兄様」と背後から声がかかった 声の主は斑鳩、彼女こそ村雨の義妹にして情報屋、そして良き相棒なのである 彼女からの情報提供がなければ、この一件を掴むことは出来なかったであろう 斑鳩は優しく微笑み、「これを飲んで落ち着かれては」と村雨に水筒を差し出した 礼を言いそれを一息で飲み干した村雨の視界が、突如として眠気で霞む 困惑する村雨の首筋に衝撃が走り、彼の意識はそこで途絶えた 次回:スパイ村雨 第2話(終)『本当の敵』 諜報活動に身を置くにあたり、私情私欲は禁物である 嫉妬や強欲といった感情が七つの大罪と呼ばれるのは、 それらが早かれ遅かれ己の身を焼く引き金になるからだ しかしスパイの身でありながら、義妹への肉欲を隠そうともせず、 七つの禁忌など素知らぬ顔、義妹の乳房をしゃぶる王セブンと異名を取るのが、 エージェント村雨、つまり私の義兄なのである そんな兄が同じく諜報部に属する5人の女スパイ達と共に姿を晦ました 少なくとも、昨夜に私がハニートラップの実地訓練を敢行するまでは、 背任の素振りなどは欠片ほどにも見せていなかった 兄の胸中に何があったのか確かめねばならない――私は愛刀にそう誓った 奇跡の聖杯を賭けて英霊を召喚し互いに争う魔術師達の狂宴、 それが冬木市にて秘密裏に繰り広げられる聖杯戦争なのである しかし聖杯は万能の願望器に非ず、その本質は死と災厄を撒き散らす悪夢の代物なのだ 私は聖杯戦争を食い止めるため、鎖鎌とブリーフを依代にニンジャのクラスに属する英霊、義兄・村雨を召喚したのだった 「斑鳩、ここはどこだ」食事中だったのか茶碗を片手に首をかしげる兄に、私は事のあらましを説明した しかし私は気づいていなかった、召喚の余波で着衣がちぎれ飛んだ私を見つめる兄の目線が邪念に満ちていることに 英雄色を好むという言葉に違わず、兄が性の狂戦士であり白濁を子宮へ射かける弓兵であり、 肉の性剣にて処女膜を切り裂く剣士を兼ねる存在であることを私が知るのはその僅か数日の後であった あきらめて 夢を にんじゃみまんまん むらさめ にんじゃみまんまん blade blade blade 家宝継げない 才無し にんじゃみまんまん 商売をやったら 驚きの才能が どうして にんじゃみまんまん 叶わぬ 忍者未満マン ヒエン ヒエン ヒエン 町内6位 義妹を 鎖に巻き 子供作るのは 妊 妊 妊 兄だけだから https://www.youtube.com/watch?v=teMdjJ3w9iM 貧弱な栄養事情に喘ぐ焔紅蓮隊の元へ、胃袋の救世主である飯ア(メシア)こと、 鳳凰財閥の御曹司たる村雨がやってきたのは二週間ほど前のことである 毎食のように炭水化物が、蛋白質が、油脂が摂取できる。さらば野草をしゃぶって飢えを誤魔化す日々よ。 そんな夢のような状況に紅蓮隊の面々は歓喜し、悪忍の矜持などというどうでもよい物を脇にどけ、 たちまち村雨の足元に傅いて貴方こそが頭領ですと永遠の忠誠を誓ったのだった 「村雨様ー!今日はお肉が食べとうござりまするー!!」 変なTシャツを着てよだれを吹き出しながら村雨に懇願する焔とその他四人、美女に囲まれ慕われるという、 世の紳士諸兄からすれば垂涎の状況だが、対する村雨の表情は晴れやかではなかった というのも村雨は経営する飲食店の余剰在庫を無駄にするのは忍びない、 せめて有効に食べてくれる者はいないかと思案したところ、 ふと紅蓮隊の事を思い出し、これ幸いと食材を担いで参上しただけなのである 飢狼の如く食材を貪る紅蓮隊に村雨は安堵し、それ以降も幾度もアジトを訪れたのだが、 回を重ねる毎に異様に懐かれ、中でも詠などは村雨を「お義兄様」と呼び、こちらを見ては頬を赤らめてくる もともと思いつきで始めた事、更に言ってしまえば在庫の押しつけであるから、ここに至って村雨は、 「俺は不当に好感を得ているようなものだ、努力も無しに対価を受け取るのは如何なものか」 と、心の中でいささか後ろ暗さを覚え始め、それが先程の苦みを含んだ表情の理由であった さて、ここで「紅蓮隊がドン引きするような下衆な要求をすれば彼女たちは失望し俺から心が離れるだろう」と考えるのは誤りである なぜならば彼女達からすれば村雨は窮地から命を掬い上げてくれた大恩人、忠誠は本物も本物の超モノホン、 永遠の忠誠というのも比喩ではなく、現し世から黄泉路の果てまで添い遂げる覚悟で言った言葉なのだ だが村雨はそれと気づかずにうっかりと「飯代は各々の身体で払ってもらおうか」と口走ってしまったのであった 「ははー!仰せのままに!」村雨の目の前で、紅蓮隊の服が宙を舞い、視界に飛び込む肌、肌、肌―― あまりの刺激に耐えきれず、村雨は鼻血を滝のように滴らせてその場に倒れた 夜のファミレスで二人の男女がじっと向かい合っていた。 一人は褐色の肌をした制服姿の少女。もう一人は珈琲をすする三白眼の男。 互いを包む雰囲気は重苦しく、傍から見れば別れ話を切り出す寸前のカップルのそれである。 沈黙は解決にならないと悟ったのか、少女が伏し目がちにおずおずと口を開く。 「村雨、私たちはお金に困っているんだ…だから働き口を」「断る」 懇願をにべもなく拒否され、焔は身を乗り出して憤怒の形相で村雨の首に掴みかかる。 「なんでだ!このケチ!あ、すいませんオムライス一つ追加で!」 「ぐあーっ!離せ!あと勝手に料理を頼むな!」 頭をガクガクと振られるのに合わせ、村雨の眼前で焔の豊かな双丘がばゆばゆと揺れる。 色々マズい、と村雨は朦朧としながら必死に手をもぎ離そうと試みるが、 樋熊か類人猿を相手にしているかの如く首にかかった手はびくともしない。 徐々に村雨の意識が遠のいてきたあたりで席にオムライスが到着し、ようやく焔の手が離れた。 ひどく咳き込みながら村雨は襟元を正し、ふたたび焔へ告げる。 「以前も言ったがな。焔紅蓮隊の働き口はない」 そう。一度ならず二度三度と彼女らを雇って村雨は悟ったのである。この面々を使うのは難しい、と。 まず焔紅蓮隊は全員が抜け忍であるため一箇所に留まれず、短期雇用が前提となる。期間はおよそ一ヶ月程度。 更になるべく人目につかない、または容姿を誤魔化すのが簡単な業務が望ましい。 となると必然的に裏方の仕事、キツめの肉体労働や味気ない単純労働に就くこととなる。 そこで問題が生じる。彼女らは忍の訓練を受けた精鋭であり、肉体労働や単純労働への適性が非常に高い。 そのような人材であればどんどんと仕事を任せ、それに見合う対価を支払うところである。 しかし前述の通り、ごく短期間での不定期な雇用ゆえに一人工としてシフトを組むのが難しい。 戦力としてのカウントが期待できないため、何時抜けても良いように、任せる仕事は能力に照らして数段低いものになる。 無理やり職場へ前歴不明の優秀な人員をねじ込んでおきながら、能力を満足に生かさない業務を委任し、 更にはある日突然退職するのを許容する。職場の士気も落ちる。これほど経営側にとって扱いづらい人材はない。 そのような理由を何度となく説明したにも関わらず、焔はまた自分の元へやってきた。 それも金を無心するのではなく、労働で報酬を得ようとしている。考えてみればいじましい姿勢だ。 オムライスを頬張る焔を見やりつつ何とか手助けを――、とそこで村雨の思考が止まる。 以前も働き口の相談を持ちかけられたが、その時も腹を空かせた焔が忍びなく、これでもかと飯を奢ってやった。 「…まさかお前、相談をダシに飯を食ってるんじゃあるまいな」 焔は無言でぷいと顔を横に向けた。今度は村雨が焔の首に掴みかかった。 二人の様子を傍から見れば、切り出された別れ話に逆上したDV男のそれであった。 そしてたまたまそれをファミレスの外を通りかかった詠に目撃され、早合点した詠が焔を救わんと大剣を店内に投げ、 ガラスをぶち抜いて目の前に飛んできた大剣に、村雨が驚愕し、敢え無く意識を失うのはこの僅か5分後のことであった。 「シーズン終わりの海も良いものだヒエ」 子種を体に蓄えし者またの名を義兄・村雨の甘言に乗せられ、 私達は人もまばらな海辺を兄妹二人で訪れることとなった 多忙な日々から捻出した休日を満喫しようとしているのか、兄は西瓜を脇に抱え、 クルーザーを駆り、私にも乗るよう助平な声と体つきで誘ってくる だが私にはお見通しだ、兄は洋上に出てから私の胸を責め立て、 私を乳頭の快楽に敗北したビーチクルーザーへ仕立て上げた末に、 西瓜割りならぬ肉の棒で瓜を破り、両親に世継ぎの誕生を報告するつもりなのだ―― その悪辣な謀略に善忍の義憤が燃え、身体に描いた水着が汗と蜜で全て流れ落ちる 奸物生かしておけぬ、必ず兄を斬ると私は愛刀に誓った 舵を切る兄の背後に忍び寄り、白刃を一閃する‥が、兄は潮風に混じる私の潮の香りで襲撃を気取り、 飛燕を躱すと私の四肢を縛り上げ、そのままデッキへ強引に押し倒したイヤッハ 「放して下さいお兄様!私の子宮を産みの家に改装して下さい!!」 縛めに藻掻く私の胸に指を這わせ、兄が下劣な笑いを上げる 「ヒーッヒッヒッヒエン!俺の飛燕で快楽の大海原へ沈めてやろう」 私の両脚が割り開かれ、兄の大海亀が入ってk 忍者未満の拙い技を出す兄は ミマンマン 叶わぬ理想を追い求め 「いまだ!コックをつかえ!レイプだ!」 見ても無駄な夢を見る 孕ませ義妹を ミマンマン 子供向けの忍術大会出る兄は ミマンマン 町内6位を鼻にかけ 「いまだ!チンポのチャンス!穴だ!」 家宝の権利が宙を舞う 身籠れ義妹よ ミマンマン 放棄してたあの日の夢に泣く兄は ミマンマン 義妹の性器を舐めしゃぶり 「いまだ!蕩ける一撃!アクメだ!」 未来の夫が膜を裂く 兄斑キテるよ ミマンマン https://www.youtube.com/watch?v=pPM7Wh8k79I 善忍である私は地球経済圏に蔓延る腐敗を滅するため、 日夜脱衣所や浴室、自室の天井裏で秘密裏に調査を進めていたが、 その過程で私はギケイホルンに属する兄ムラサメ=マクヤブリスと、 貧困集団・鉄焔団との邪悪な癒着を暴き出す事に成功した 潤沢な食料を代償に提供される少女兵達の武力と絶対の忠誠、 それはまさに暴力の循環装置、これを世界の歪みと言わずして何と言おう 悪は必ず誅すべし…私は今宵こそ兄を斬ると愛刀に誓った その夜、私は着衣を捨て、全身を透明なナノラミネートで覆い、兄の自室へ疾駆した 私の蜜は止まらない、加速する――!!寝息を立てる兄の首へ飛燕を抜き放つ、 しかし兄は近親姦者特有の勘で目を覚ますと私を荒縄で縛り、ベッドに無理やり押し倒したイヤッハ 「やめて下さいお兄様!いのちの糧は、下腹部にあります!!」 私の抵抗など意に介さず、兄は私の胸に唇を這わせ卑猥な笑みを上げる 「ヒ-ッヒッヒッヒエン!阿頼耶識まで快楽で塗り潰してやろう、俺の飛燕でな」 嫌がる私の脚が強引に開かれ、硬くなった兄の仮性ヤシが入ってk 「すまん叢、待たせた」親しげな声に振り向くと、息を弾ませた村雨の姿があった 積み上がった仕事をどうにかやっつけて、ここまで走ってきたらしい 彼に無理をさせてしまったようで申し訳なくなり、我の胸に罪悪感が湧き上がる 忙しいなら断っても良かったのに、そう我が言うと村雨は「約束は守らんとな」と朗らかに笑った 我と村雨が財閥同士の友人として交友を初めてふた月ほどが過ぎ、 今日のように二人で連れ立って出掛けることは珍しい事ではなくなった 買い物に映画、有名なカフェ、水族館、テーマパーク… 一緒に過ごした時間が増えるに連れ、我は友情を超えた感情を村雨に抱くようになっていった だが彼の方はどうだろうか、と横を歩く村雨の顔を見ながらそんな事を考えてしまう 最初のうちこそ「デートスポットばかり連れ回してすまん」と謝られた事もあったが、 今ではそんな事も言わなくなり、先日などは別れる間際に手を繋いでも快く応じてくれた たぶん。いやこれはひょっとして。我の心の中に甘い期待がどんどん膨らんでいく ――我知ってるよ、このままいけば村雨にGスポットばかり突き回されちゃうってデュフフ この世を乱す貧困集団『焔鬼宗』を成敗すべく、良夫婦蜜湛(リョウフウミツジン)こと私・斑鳩は、 眼帯の豪傑である狂雲雀(キョウウンジャク)、そして旅する鎖鎌使い義兄・村雨と共に、 彼奴らの住まう洞穴へと、果ての見えぬ困難な道のりを歩み始めた 西幽から来たと語る兄は度々淫猥な視線を私に送ったり、装束から腹筋を覗かせたりしたが、 國が違えば風習も異なるもの、兄はそういう文化の人間なのだと私は身体の湿度を増しながらも納得していた だが旅立ちから半日後、何者かが投げた風笛により全身を桃色に塗られた魑翼が飛来、 眼帯の豪傑は歓喜の表情で怪鳥の足を掴み、そのまま何処かへ飛び去ってしまった 全ては兄の仕組んだ罠だった――そう気付き咄嗟に剣を抜いて斬りかかるも時すでに遅し、 兄は二ツ名たる忍不才(チンんほぉ)の本性を露わにし、私の両手を荒縄で縛り上げてきたイヤッハ 「放せ下郎!私のお腹に妊侠の精神を叩き込んで下さい!!」 氣功を練って抵抗する私の胸をしゃぶりながら、兄は卑猥な笑い声を上げる 「ヒーッヒッヒッヒエン!俺の飛燕で36人の子の名を目録に記してやろう」 私の脚が開かれ、粘膜の桂花園に兄のチンボーダルトが強引に押し込まr 体面や風評など意に介さず義妹に欲情する男、それが義兄・村雨の本性であり、 体躯の内から湧く圧倒的な性欲は、兄気と呼ばれる私にしか見えない特殊なエネルギー波となって 体中から放たれ、私の下着の内側を秋雨が降ったかの様に濡らすのである 体育の日を明日に控えた今夜、遂に兄は狂って歪んだ性欲が制御不能になったと見え、 体を動かしに行こうヒエン、と祝日を理由に私に淫猥な行楽の誘いをかけてきた 体毛と恥毛が逆立つような嫌悪感を覚えながらその誘いを断り、私は部屋に戻ると、 体目当てのあの破廉恥な淫獣を斬るは今宵が好機、と愛刀を引っ掴み、夜の屋敷を疾走、 体液を腿の間に滴らせドアを蹴破り、寝具に包まる兄を目掛け飛燕を振り下ろす――が、 体に刃が届く前に音速の鎖鎌が閃き、私は四肢を絡め取られベッドに押し倒されたイヤッハ 「放して下さいお兄様!今日を体位でイく日にして下さい!!」 体を捩って抵抗する私の胸の揉みながら、兄が淫靡な笑い声を上げる 「ヒーッヒッヒッヒエン!体の育ち具合を内側から確認してやろう、俺の飛燕でな」 体の上に兄が覆い被さり、十月十日後に赤子が生まれる穴へ兄の剛棒が入っt 職は俳優、名は村雨、明日の飯にありつくために、 脇役竿役裏方と色々仕事をしてきたが、中には変わった仕事が来る事もある その日の依頼はパチンコ営業、地方のケーブル局の番組で、 座ってパチンコする様子の撮影のみ、玉代は局持ち、拘束時間の割に報酬も良い 顔出しの仕事は次に繋げるチャンスでもある、初めての仕事内容だが了承の返事をした そしていざ現場に臨むとホールの中は貸切状態、撮影スタッフの姿もない リハーサルで人払いをしたのかと訝しんでいると、ピンク色の体操靴を履いた眼帯の監督が現れた 事情を聞くとと、どうも監督は掛け持ちで番組制作にも携わっているらしい 慣れぬ営業の仕事に緊張している旨を告げると、監督に「ヒバ」と肩を叩かれた 誰でも最初はそうだ、安心しろ――その瞳は優しげにそう語っていた 「ヒバ」一言残し、準備があるのか監督は店の奥に引っ込んでしまった しかしパチンコ屋など初めてだ、店内を回ると通路に義妹に酷似したポップが飾られていた 随分似ているな、と顔を近づけるとポップが二つに割れ、奥から現れたのは飛燕を掴んだ全裸の斑鳩、 声を上げようとした喉に飛燕の柄頭がめり込み、俺は意識を失った 以前から情報を集めていた大型ショッピングモール、そのオープン日となれば商売人の血が騒ぐ。 財閥の仕事をこなしていけば、いつかこんな大きなプロジェクトを手掛けることもあるだろう。 後学のために色々な店舗を回り、更には第三者の意見を伺うため、紅蓮隊も同伴させた。 個性的な面々である事は承知の上だが、女性層の需要は女性に直接聞くのが一番なのである。 フード類はどういう店が出店しているのか。「村雨!あれ大盛りで食べたい!」 ファッション関係は充実しているのか。「この紐みたいな下着って私に似合うかしら?ね?」 小物類、雑貨の価格帯は適当であるか。「両刃のナイフが売ってないやん…」 ニッチ層のフォローもしているのか。「限定画集がもう発売してたなんて!不覚だったわ!」 カップル向けのイベントもあるのか。「カ、カ!?わ、私にそんな事を聞かないでください…!!」 やっぱり全然参考にならなかった。俺一人で良かった気がする。 分かっていながら何故連れてきたのか、と言えば前述の通り情報収集のためである。 別にショッピングを楽しむ紅蓮隊の笑顔が見たかったから、とかそういう私情の挟まった理由は一切ないのである。 忍の道を諦めた義兄・村雨はプロレスに傾倒し、新団体「チェーン&サイズ」を立ち上げ、 日本のプロレス界と義妹の純潔を手にする為、ルール無用の非道な試合を繰り広げていた 善忍かつレスラーでもある私はその企みを挫くべく、善忍の眼帯レスラーと共に勝負を挑んだが、 眼帯レスラーは前座の試合中に私の招いた桃髪少女のレフェリーに興奮し鼻血を吹いて昏倒、深紅のマットに沈んだ 正々堂々の試合で仇を討ち必ずや正義を成してみせる――私は控室でそう固く胸に誓った 覆面を着けギマイガーマスク(和名:月経仮面)となり、凶器の飛燕を掴み、コスチュームを捨てリングイン、 しかし兄ことギケイエローデビルは卑劣にもタイツに上半身裸の淫猥極まる衣装で登場、私に蜜を吹かせダウンを奪うと、 手にした鎖鎌で私の四肢を縛り、そのまま強引にリングの上へ押し倒したのだったイヤッハ 「やめて下さいお兄様!性器のパンチをぶちかまして下さい!!」 渾身の力で抵抗する私の胸をしゃぶり、兄が喜悦の笑いを浮かべる 「ヒーッヒッヒッヒエン!母だ、お前は母になるのだ、俺の飛燕でな」 鍛え上げられた腕に両足を開かれ、私の虎の穴に魔羅の処刑が執行さr 鎖と鎌 絡み合う夢 惑わすまだ兄を ただ進むべく道は唯一つ 人並み 義妹と兄 月とスッポン 現実と夢 違い過ぎない? 義妹に負け 吹き飛ぶ理念 家宝は夢のまま だって無駄な努力を目一杯 忍の腕は六位町内  さあ負け惜しめ 心折れるまで ah 天賦の 才 無い 無い 天賦の 才 無い 無い 天賦の 才 無い 無い 天賦の 才 無い 無い King of the 卑猥 卑猥 卑猥 King of the 卑猥 卑猥 卑猥 King of the 卑猥 卑猥 卑猥 卑猥 卑猥 ヒエン! 忍び込む部屋パンツ一枚 溢れる蜜バケツ一杯 起き上がる義兄 押し倒せ義妹 自室の闇の中 だって鎖と鎌に義妹全敗 舐めもしゃぶりも義妹おっぱい さあ種付け 種尽きるまで んあー!義妹はワイフ https://youtu.be/iThAssqfr-E?t=58 義兄・村雨の修めた金剛海綿体流鎖鎌術は天下無双の武術、 その技は神速と喩える他なく、分銅の閃きに比すれば雷光も牛歩同然、 袂から鎌が覗くより先に敵は血を流し斃れるが必定と書物に記されている そしてそれは正しい、兄と刃を交えても私を待つのは敗北、妊娠、挙式だ 私は天を呪った、なぜ兄にあの異才と義妹に懸想する邪心を同時に与えたのか 私は恐れた、兄の秘めた欲が周囲に露見し求心力を失った財閥が崩壊する事を 懊悩の果てに今宵こそ全ての終焉の時であると私は愛刀に誓い、 あの妖怪下着汚しを葬る事を決意し、そっと自身の日記帳を閉じた その日の夜、『裸身に勝る鎧無し』の格言通り素肌で夜気を裂き疾走、兄の部屋に飛び込むも、 水音に勘付いた兄は即座に跳ね起き淫気を放出、私は卵巣を乱され股から血を流して斃れ、 鎖鎌に抵抗できぬまま強引にベッドへ押し倒されてしまったイヤッハ 「やめて下さいお兄様!両親へ両親になった事を報告させて下さい!!」 必死に抵抗する私の乳房を舐めつつ兄が淫らな笑みを浮かべる 「ヒーッヒッヒッヒエン!明るい家族計画を始めてやろう、俺の飛燕でな」 両足を開かれ、私の中に逞しい棒状のお兄様が入っt カレーも寿司もラーメンも焼肉も前に食わせたことがあったぞ、 ピザは昨日食べたし、そもそも本当にもやしを食べたいのか? と村雨から問われ、紅蓮隊は全員揃って頭を抱え渋面を作った そして十分間以上に及ぶ緊急の紅蓮隊会議を経て、彼女らが出した結論は、 「牛でも合い挽きでもいいのでハンバーグが食べたい!」だった ちょっと待てハンバーグは三日前に皆で店に並んでまで食べたじゃないか、 村雨がそう言うと、焔がニヤリと笑い、村雨の作ったハンバーグが食べたいのだと告げた 俺の手料理、確かにそれはいつもと違うものだ――村雨も焔に応えてニヤリと笑う この卑しい肉奴隷どもめ!たらふく食わせてやるから覚悟しろ!! そう村雨は宣言し、まずは買い出しのため紅蓮隊を引き連れ、 「お菓子は一人200円までだぞ」と厳命し、近所のスーパーへ乗り込んだのであった そして作ったハンバーグは紅蓮隊たちに好評で、この日以降紅蓮隊のアジトで、 ちょくちょく鍋を振るう村雨の姿が見られるようになったのはまた別の話である 「そうだピザ釜を作ろう」そんな思い付きに至ったのは、 紅蓮隊の面子が阿呆のようにもりもりと飯を食うからである 別に飯を食うのは健康な証拠なのでそれは一向に構わないのだが、 その食欲が勤め先の売り物にまで向けられるとなれば話は別だ ピザ店の経営を引き継いで地区内6位にまで売り上げを回復した今、 ここらでつまみ食いにブレーキをかける必要がある そんなわけで手ずからピザを食わせておけば商品に手を出すまいと画策し、 元よりつまみ食いに手を染めていない詠に手伝いを頼むに至ったのである 重たいレンガブロックをひょいひょいと運ぶ詠の姿は何とも頼もしく、 「詠がずっと俺を手伝ってくれればなぁ」と思わず冗談を口走ってしまうほどだ するといきなり詠がレンガをドサドサと取り落とし、お義兄、おに、おにと口走り始めた レンガで指でも挟んだのか、と駆け寄り詠の手を取ると赤らんだ詠の顔g 「村雨ー!私も手伝いに来たぞーーー!!!!」 名前は村雨、職は売れない俳優業、 安アパートの窓から見える木々の葉は赤く色付いて、 読書、食欲、スポーツと楽しみを数える季節へと移ろうも、 空の冷蔵庫を前にどうしたものかと肩を落とす俺にとっては、 秋の楽しみなど縁遠く、なればこそ来た仕事に四の五の言えず、 山中でのロケ手伝いなどという裏方を考え無しに引き受けてしまった 現場に着くと眼帯の監督と同業の義妹・斑鳩の二人が待っており、 麓からロープウェイで山頂を目指し撮影班と合流する手筈らしい 斑鳩からは嫌な視線を感じるが、監督と一緒では何も出来まいと僅かに安堵する そして流石に監督は山に慣れているのか、既に動き易そうな桃色のジャージを着込んでいる しまった自分もそういう服装ならなぁと顔を顰めた俺の肩を、眼帯の監督がポンと叩く「ヒバ」 場馴れするまでは致し方なしだ、眼帯の監督はそう言いたげな眼差しだった いよいよ山頂に向けて出発、三人乗りのゴンドラが動く直前「ヒバ」と眼帯の監督が扉から出る 仰天する俺の横には着衣を脱ぎ捨てた全裸の斑鳩、待て、と声を上げる寸前、 斑鳩の放った飛燕の峰に額を打たれ、俺はそのまま意識を失った 妹配給法とは脳の188%が性欲で構成され、鎖鎌という性具を振り回す義兄へ、 血の繋がらない黒髪清楚忍者義妹を性奴として配給する悪夢の法律である その法の制定を推し進めるは財閥の後継、義兄・村雨で、 自室で着替えて下着姿を晒し、浴室内での全裸徘徊に飽き足らず、 帰宅直後に「疲れたヒエ」とネクタイを緩め襟元から鎖骨を覗かせる痴態を展開し、 義妹に蜜を吹かせ屋敷中の床を汁びたしにさせて悦に浸る性の権化なのである 淫らな人間が定めし悪法でも法は法、善忍が率先して法を破る事は出来ない 兄は法を盾に私を護衛から解任後に懐妊させる算段なのだろう やはり兄は悪心の者、善忍として斬らねば――私は着衣を畳みながら愛刀に誓った その夜、服も無く廊下を駆け、兄の部屋に配給の時間ですと扉を蹴破り侵入、 善戦虚しく兄の放った性具に手足を縛られ、私はベッドへ押し倒されたイヤッハ 「放して下さいお兄様!妹を配偶者にしてください!!」 必死に抵抗する私の乳房に指を這わせ、兄が卑しい笑みに顔を歪ませる 「ヒーッヒッヒッヒエン!忍法も民法も俺の飛燕が与える快楽の前には無意味だ」 私の腰が引き寄せられ、兄の子種配給棒が押し込まれt 突如顕界したアサシンの英霊・村雨を従え聖杯戦争に挑む士郎 村雨が聖杯に求める物は義妹との関係修復と聞き、士郎は涙した 必ず村雨を勝たせてやらねば。そこには友情に似た奇妙な絆があった 一戦目セイバー!風王結界の衣を纏う全裸の剣士に村雨は敗北した 二戦目アーチャー!経血で染まった赤布を纏い蜜を飛ばす弓兵に村雨は敗北した 三戦目ライダー!村雨を昏倒させ執拗に騎乗を迫る長髪女英霊の前に村雨は敗北した 四戦目バーサーカー!理性を失い九つの生命を産もうと迫る狂戦士に村雨は敗北した 五戦目キャスター!村雨の顔に生気は無く、戦う前から石段の前で泣き始めた 村雨を説得し鼓舞し寺の前に辿り着き、傀儡術を使う巨乳の女英霊と相対するもなぜか女は無事に帰してくれた 次はどうする…士郎が聞くと村雨はもういいさ、と呟いて俯いた しかし運命に慈悲はなく、二人の前に眼帯の神父と金の下着を纏った英雄王ギマイメッシュが現れた まともに戦えば勝ち目無し、だが「士郎!今まで付き合ってくれて感謝する!さらばだ!」 村雨は宝具の鎖鎌を携え無謀にも強敵に挑みかかった それはこの聖杯戦争で出会ったどの英霊よりも勇ましく気高い姿だった 義妹と寝て子を成す男、略してネコ男とは義兄・村雨の事だ 異名はそれだけでなく、「とにかく服を着ろヒエン」と義妹の性器に手を伸ばすマン痴漢、 入浴時に天井裏へ向けてタオルの間からわざと局部をちらつかせるチンチラ、 獄炎の如く燃える歪んだ欲望を己の陰部に宿した火マラやん等々、枚挙に暇がない そして異名全てが意味する通り、兄が虎視眈々と私の体を狙っている事は間違いない 捨て置けば私は鼠を狩るように操を奪われ、義兄と寝て子を成すネコ女になってしまうだろう だが私は窮鼠ではなく悪を狩り立て爪牙で引き裂く善の獅子なのだ 我が身を守り兄の邪悪な思惑を破るべく、私は今宵こそ兄を斬ると愛刀に誓った―― 深夜、スフィンクスを模した格好で兄の部屋に忍び、素っ首目掛け飛燕を抜いた しかし兄は猫科動物のような靭やかな動きで刃を躱すと鎖鎌で私を縛りベッドへ押し倒したイヤッハ 「放して下さいお兄様!百万回産んだね子と言われるぐらい孕んでみせます!!」 必死に抵抗する私の胸を揉み、兄が下劣な笑いを浮かべる 「ヒーッヒッヒッヒエン!俺の飛燕で股に快楽の旅をさせてやろう」 私の中をぬっこぬっこすべく、兄の左曲がりチン五郎が強引に入っt 「ハメッコorトリート!」日頃から忍者の仮装を嗜む義兄・村雨が私の自室の前で叫ぶ 兄の考案した村雨式ハロウィンとは、義妹へ性的イタズラか犯し、または受精の三択を迫り、 最終的に粘膜同士をこすり合わせるプレイつまりコスプレをする淫らな催しである 扉の鍵穴から見える南瓜の被り物をした兄の姿は、誰が見ても男性器を連想させ、卑猥な事この上ない 世間の行事に言語道断のオナリジル要素を加え、素知らぬ顔で禁忌に触れる行為を企む… そんな悪漢に対する怒りに蜜が噴き出し、ちぎれ飛んだ股布が窓に貼り付いて落ちる 現し世を彷徨う霊魂の如く、妹の肢体を求め徘徊する兄を斬るのは今こそが好機――私はそう愛刀に誓った 抜き身の飛燕を掴み、ダビデ像の仮装でドアを開き、すかさず兄の喉へ突きを放つ だが兄は先読みしていたかの様に鎌で切っ先を受け、私の身体を鎖で縛りその場に押し倒したイヤッハ 「放して下さいお兄様!悪戯も前戯も両方して下さい!!」 渾身の力で抗う私の胸を舐め回し、兄が下劣な笑みに頬を歪める 「ヒーッヒッヒッヒエン!俺の飛燕でお前の純潔を収穫してやろう」 圧倒的な腕力で私の足が開かれ、兄のニック・ボー・ブランブランが挿入さr 名前は村雨、職は俳優、脇役、端役、時には竿役もこなしているが、 それでも財布の中が寂しい時はアルバイトに精を出して口に糊をしている―― 「ニンジャマン参上!」勇ましい掛け声とともにステージでポーズを決める この日は屋外でのアルバイト、忍者モチーフのヒーローの中の人というわけだ 仮装の中は汗塗れの重労働だがどんな形でも主演は主演、あまり悪い気はしない それに同業の義妹・斑鳩と共演する事を考えれば、億倍はマシな仕事である 一段落ついて舞台袖に引っ込んだ俺の肩が「ヒバ」の声と共にポンと叩かれた そこには眼帯の監督の姿、というのもこの仕事を紹介してくれたのも監督なのだ 何故かブルマの入った紙袋を抱えているが、恐らくは仕事の小道具か何かなのだろう 中々似合うじゃないか、そんな視線で俺を見ると「ヒバ」と一言残し監督は帰っていった 俺も次の出番に備えスーツを脱ぎに更衣室へ走る、と途中の通路で悪役怪人と肩がぶつかった 怪人の頭からマスクが外れて転がり落ち、中から出てきたのは斑鳩の顔、 驚愕し逃げようとした俺の首筋に飛燕の峰がめり込み、俺はそのまま意識を失った >肉もやし炒めマシマシの魚介ベースのラーメンだ!! と言いながら麺を茹でる村雨、実は既にスープは仕込み済みで、 煮干しが香る琥珀色の液体が寸胴の中で湯気を立てている 「焔!強火で頼む!」茹で上がる間に焔の火でごうごうと熱した中華鍋の中へ、 白飯と卵、ネギとハムを投入し、手早く鍋を振って炒飯を作る 「未来!鉄板から引きあげろ!」と村雨が命じると、未来が少し慌てながら、 皿の上にぱちぱちと油の弾ける餃子を並べた、皮が所々破れているのはご愛嬌だ 絶妙の機で麺を湯から引き揚げ、日影のナイフで刻んだ焼き豚と、 詠が炒めたもやしを乗せ、春花がてきぱきと卓にどんぶりを並べ、夕飯の支度が完了した 奴隷ども!席につけ!村雨の声と同時に五人が椅子にぴしりと座る 「「「「「「いただきまーす!」」」」」」 紅蓮隊合作の村雨中華定食をぱくつきながら、秋の夜長はふけていくのであった 義兄・村雨が「斑鳩…」と寝床で苦し気に呻く姿を目の当たりにした私は、 今までの努力が全くの無駄に終わった事を悟り、深い悲しみに包まれた 私は兄の中に残る僅かな良心を信じ、幾度も兄を正気に戻そうと試みてきた 下着を食み、残り湯を啜り、時には部屋中に恥毛を撒く事も厭わなかった だが結局、夢で義妹を求めるほどの異常性欲を兄から排する事は出来なかったのだ―― そんな己への無力感に幾粒もの涙が足の間に溢れ、下着をじっとりと潤した もはや兄に更生の余地は無く、一対一の決闘で組み伏せて斬るより他に手はない 『今こそ雌雄を結すべし』と記し、股で血判を押した果たし状と飛燕を携え、 必ずや彼奴を斬るという誓いを胸に、何も着ない服装で再び兄の部屋を訪れると、 兄は卑劣にも目を覚まし、私の四肢を鎖鎌で縛り上げ強引にベッドへ押し倒してきたイヤッハ 「放して下さいお兄様!義妹を血統に組み込んでください!!」 渾身の力で抵抗する私の胸を舐め上げ、兄が下劣な笑い声を上げる 「ヒーッヒッヒッヒエン!雌と雄のどちらの子も産ませてやろう、俺の飛燕でな」 圧倒的な腕力で私の両足が開かれ、兄の赤黒い果たし棒が秘肉を掻き分けt 今日は地球に最も月が近づくスーパームーンが見られると聞き、 義妹の斑鳩へ「い‥一緒に月見でもしないか」と誘いをかけてみたところ、 少し考えるような仕草をした後に「はい」と承諾を貰う事が出来た 手前味噌だが、俺と義妹の関係はかなり改善出来ているように思う 以前のようにあからさまに俺を避ける様子は無くなり、ここ最近などは、 「一緒に入浴しませんか」「今夜は添寝しましょうか」と冗談を言ってきたり、 俺の服をこっそり隠す悪戯をしてきたりと、斑鳩の態度は随分と和らいでいる 今夜も肩を並べて月見をすれば、俺と義妹の距離はより一層近づくに違いない 屋敷のバルコニーに出ると既に義妹が待っており、長年の習性なのか手には飛燕が握られていた 夜空に堂々と照り輝く月は迫力満点で、思わず「月が綺麗だな」と在り来たりな言葉をこぼすと、 義妹は「私もです」と能面のような無表情で呟き、着衣を脱ぎ捨て、すらりと飛燕を抜いた 何を――と驚愕する俺の側頭部が飛燕の峰で打たれ、俺は膝を折ってその場に崩れ落ちた 夜より暗い闇へ意識が溶けゆく中、股から月のものを滴らせた裸の義妹が、俺の下着をもぎ取るのが見e 「斑鳩よ‥俺の妻となりハネムーン、いや月見と洒落込もうではないかヒエ」 超孕む(スーパーハラムーン)である今夜、義兄・村雨が月見の誘いをかけてきた この世全ての性を司ると言われる兄のことだ、私の生理周期などとっくの昔に把握しており、 月見と称して私が鮮血を滴らせる様子を鑑賞した後、破瓜の血を流す様を楽しむつもりなのだろう そのあまりに歪んだ妄執に寒気が走り、嫌悪で迸った蜜が下着を貫いて床を濡らした だがこれは兄を討つ又とない好機、一瞬で思考を纏め上げ、その誘いに乗ることにした 隙を見せぬよう容易に脱げる装束に着替えながら、今宵こそ兄を討つと私は愛刀に誓った―― 月は遠くにあるから美しい、とは誰の言った言葉だったか。 彼方に輝く月は夢に似て、決して甘やかで美しいばかりでなく、 近くに寄ってみれば、醜く苦く、己の心を厳しく責めるものなのだ。 もっとも、俺はその月に近づく事すら出来なかったのだが。 そんな自虐めいた想いが頭に浮かび、振り切ったはずの思い出に胸がざわつく。 雄大な月はどうも眺める者の心に、感傷的なさざなみを立てるようだ。 「こわい顔しとるな、村雨はん」横から日影に声をかけられた。 知らぬうちに顰め面をしていたらしい。いかんな、と眉から力を抜く。 向こうでは他の紅蓮隊の面々が月の光を背に何やら騒いでいる。 大方、団子の取り合いでもしているのだろう。思わず笑いがこぼれた。 風流などどこ吹く風、紅蓮隊にかかれば満月の輝きも形無しだ。 月の光も霞むような奴らを傍らで眺める…それはきっと夢を見るよりも楽しい事だ。 何とはなしに、俺の中にやるべき事が見えたような気がした。 「俺にとっての月はお前達だな」僅かに怪訝な表情を浮かべた日影の頭をくしゃりと撫で、 まだ騒がしく声を上げる焔達を止めるべく、俺はゆっくりと立ち上がった。 郊外の洋館に白装束の怪人や巨大な烏賊の化物が出没するという通報があり、 すわ一大事とシSTARSのベテラン隊員ヒバリーが派遣されたが、 突如として音信不通になった為、救出作戦が敢行される運びとなった 警官であり善忍の私は、同僚の窮地に手を差し伸べんと、 義兄の隊長アニバート・ヒェスカーと共に洋館へと踏み込んだ そこで私達を待ち受けていたのは、ヒバリーの肢体を貪る眼帯のゾンビ、 恐るべき光景に困惑するもよく見れば、此処は洋館でなく只のラブホテル、 そう、全ては混乱に乗じて義妹の体を エロい うま する為に、 チンブラリ社の元研究員ヒェスカーこと村雨の仕組んだ巧妙な罠だったのだ おのれ悪漢、とコンバット飛燕を抜き放ち兄に斬りかかるも、 ギKウィルスで強化された鎖鎌術には敵わず、私は四肢を縛られ押し倒されてしまったイヤッハ 「放して下さいお兄様!汁(ジル)とクリ**スを両方とも堪能して下さい!!」 渾身の力で抵抗する私の両胸を揉みつつ、兄が淫らな笑い声を上げる 「ヒーッヒッヒッヒエン!破瓜の血で俺の飛燕をクリムゾンヘッドにしてやろう」 圧倒的な膂力で私の両足が開かれ、欲望に歪んだ兄の六角クランクが入っt 何処の誰が吹聴したか、義兄・村雨に忍の才無しと侮る声があるがそれは出鱈目である 町内六位の称号も、己の実力を一割も出さぬまま戯れに終止した結果に過ぎない 兄が本気を出せば、ただ佇むだけで義妹の下着を蜜でぼろ雑巾のように変え、 目線を送るだけで義妹の胸の先端を鋼よりも固く尖らせ、 「斑鳩、今日もいい天気だな」と声を出した瞬間、この世の因果律が捻じ曲がり、 義妹の薬指に銀輪が輝く未来を創造する事をも可能にするのだ しかしいかに才有れど、肉親を汚す悪しき欲あらば、善忍として断罪せねばならない 例え兄と私の間に彼岸の彼方ほどの腕の開きがあろうともだ――私は愛刀にそう誓った 実力差を埋めるには捨て身あるのみ、と服を捨て、闇夜に紛れ兄の寝床を急襲する だが兄の鎖鎌術の前に飛燕は無力、私は為す術もなく手足を縛られ、強引に押し倒されてしまったイヤッハ 「やめて下さいお兄様!町内一位のおしどり夫婦になってみせます!!」 必死に抗う私の乳房を舐め、兄が卑猥な笑いに頬を歪める 「ヒーッヒッヒッヒエン!俺の飛燕で出産数日本一の記録を樹立してやろう」 常人離れした腕力で私の体が引き寄せられ、兄の熱い肉樹が押し込まr 頭脳労働も腹が減る。夜食は体に毒と知りつつも、つい握り飯に手が伸びる。 熱い緑茶を啜りながら、書類に目を通していく。これは承認、これは却下。 書類を一山片付けてほうと溜息をつき、次は大学の課題に手を付ける。 卓上の万年筆を手に取り、レポート用紙に18金のニブを走らせる。 手書きのみ受領、という妙な課題に今更ながら舌打ちが出る。レポート作成も楽ではない。 そのうち両目にじわりと疲労を覚え、眠気覚ましにふたたび緑茶に口をつける。 心地良い苦みが舌に咲き、幾分か目蓋も軽くなった。欠伸を噛み殺しながら筆記を続ける。 己の選んだ道ではあるが、やはり学業と仕事の両立は身体に堪える。 最後に壁掛けの時計を見た時は、午後の11時をとうに過ぎていた。今は何時だろうか。 ところで――「もう夜更けだ、先に寝ても構わんぞ」俺の横にじっと佇む焔に声をかける。 「私も村雨の仕事が終わるまで寝ない」と、目をしょぼしょぼさせながら焔が答えた。 依頼した護衛の任務は昼の内に終わっているのだが。変なところで律儀な奴である。 そうか、と俺も答えて目の前の作業に戻る。静かに二人の夜が過ぎていく。 11月22日は良い夫婦の日、それゆえか義兄・村雨の淫らな視線は日頃よりも鋭く、 瞳の底には義妹を善忍から猥婦へ墜とそうとする狂気の謀略が光り輝き、 隙あらば兄は私を恥辱で縛る帯、即ち恥ずバンドに成るべく機を伺っている だが、白装束を纏い、血のような紅い道を歩み、己に銀輪の枷を嵌める修羅の生き様、 それこそが善忍の覚悟と誇りであり、その蹂躙を企むとあれば兄とはいえ容赦は出来ない 今宵は必ずあの淫獣を斬る、それが健やかな時も病める時であっても――私は愛刀にそう誓った その日の夜、私は夜の屋敷を駆け、初夜権当選の告知と共に入浴中の兄に奇襲をかけた しかし兄は卑怯千万にも全裸を晒し、私が蜜を流して崩れ落ちるのを見届けた後、 巧みな鎖鎌捌きで裸の私を一瞬で拘束すると、そのまま強引に押し倒してきたイヤッハ 「やめて下さい旦那様!乙女を娶ってめおとになって下さい!!」 渾身の力で足掻く私の乳房を弄びながら、兄がいやらしい笑みに顔を歪める 「ヒーッヒッヒッヒエン!では浴槽の中で披露宴、略してヒエンを開いてやろう、俺の飛燕でな」 兄の手で両足が開かれ、私の濡れたウェディングセーキに兄のナイフが入刀さr 良い夫婦、結婚、そんな単語を聞くと無意識に身構えてしまうのは、 自分が鳳凰財閥の後継になった影響があるのは間違いない 女性経験が皆無の自分には結婚など遠い国の出来事の様なものだが、 所謂ハイソなパーティーに顔を出せば、玉の輿を狙う女性達に付き纏われ、 遠い親類からこの娘はどうかと見合いを持ち掛けられたのも二度や三度の話ではない 尤もどれも明らかに財産狙いゆえ全て断ったが、良い気分はしなかった まったく縁談など迷惑だ、と珍しく詠に愚痴をこぼしたところ、 最初は笑っていた顔が何故か段々と曇り、終いにはすっかり不機嫌になり、 「そうですか」と適当な相槌を打つだけになった、何か俺はまずい事を言ったらしい 親しい仲の詠でも何を考えているか計りかねる俺に、やはり結婚などまだ早い それに婚姻に人のさもしさや家同士の政治的配慮といった面倒な物が絡むのなら、 いっそそんなものに縛られない身分違いの恋でもした方が余程マシな気がする… そんな事を呟くと、真っ赤な顔の詠が「わ、わ、私もそう思います!」と返してきた はてさっきまで不機嫌だったはずだが――女性の機微は難しい、俺が誰かと良い夫婦になる日は遠そうだ 今日はいい兄さんの日というが、俺が良い兄かと問われれば、 決してそんな事は無く、未だに義妹の斑鳩との溝は埋まっていない 例えば挨拶しても、義妹は何かに耐える様に眉を顰めて黙るばかり、 他にも俺が服をはだけたり、風呂上がりについ薄着で屋敷内を歩いたりすると、 鋭い視線で「あまり私を困らせないで下さい」と厳しい叱責を浴びせてくるし、 兄妹で遊ぼうと誘っても「一人遊びします」ときっぱり断られるのが常である 身も蓋もない言い方をすれば、全くもって取り付く島もないのが現状だ 俺の胸中を吐露し、一度は和解したと思ったのだが、それは思い違いだったらしい… そう悲観しつつも、中庭の木々が秋風に葉を散らす様を眺めながら考えを巡らせる 時折、義妹の部屋からヤッ、ハッ、と息を弾ませる鍛錬の声が聞こえる事から察するに、 もしかしたら義妹は家宝を継いだ責任感で、自分自身を追い詰めているのではなかろうか 一度話し合ってみるか、と中庭から去ろうとした目の前に現れたのは全裸の斑鳩、 何を――と驚く俺の鳩尾に飛燕の柄尻が刺さり、俺はその場に倒れ伏す 徐々に遠のく意識の中、義妹が"良い初産(ニイサン)の日です"と言ったのが聞k 11月23日は良い兄さんの日、だが義兄・村雨は良い兄どころか、 義妹に対して「今日は陰嚢顔射の日だヒエン」と卑猥な欲を抱く悪の兄であり、 月日が示す通り1+1+2+3=7つまりロクでなしである事は明白だ 更に天稟と人格は相容れぬのか、そんな悪逆の輩であっても兄の忍の腕は凄まじく、 先程も窓の外の中庭で兄が「孕ましてみるか…」と唇を動かしただけで、 木立の葉を残らず地に落とし、私の股から大量の蜜を滴らせるという、 もはや妖魔の域にまで達した不可思議な術を使ってみせたのである 善忍として、人外の化性に堕ちた兄を野放しにする事は出来ない 戦慄を打ち払うように服を捨て、今こそが兄を斬る時――私は愛刀にそう誓った 素足で窓を蹴破り、兄の佇む中庭目掛け、飛沫の虹を描きながら飛び降りる、 だが兄は獣欲に冴えた勘で不意打ちを躱すと、私を鎖鎌で縛りその場に押し倒したイヤッハ 「やめて下さいお兄様!いい兄さんから良い旦那さんになって下さい!!」 必死で抵抗する私の胸に指を這わせ、兄が下品な笑い声を上げる 「ヒーッヒッヒッヒエン!望み通りいい父になってやろう、俺の飛燕を使ってな」 淫棒姦者となった兄が私の足を開き、無理やり剛直を押し込n 「村雨兄さん!肉をくれ!」焔を筆頭にした紅蓮隊の要求に、 「駄目だ」と村雨はぴしゃりと一言で拒否の姿勢を示した。 その声音には真剣さがこもっており、何を言われようと村雨が答えを曲げない事は明白だった。 「兄と呼ばれて悪い気はしない。だが今日が良い兄の日とはいえ、肉はやらん」 腕組みをしながら、村雨がじろりと紅蓮隊を睨みつける。う、と気まずそうに焔が口をつぐむ。 その身は忍に非ずとも、村雨の目には異様な気迫が宿っており、 未来や詠などは気圧されて、思わず半歩後ずさりしてしまうほどだった。 「譲渡に応じるほど俺は甘くない。対価としてなら話は別だがな」 不敵な笑みと共に、村雨が財閥傘下のピザ店の制服を五着取り出す。 いつの間にか村雨も制服に着替え、メモと伝票を山ほど挟んだバインダーを手にしている。 「祝日は書き入れ時だ。さあ焔紅蓮隊、肉が食いたければ死ぬ気で働け!」 給料は俺の奢りで焼肉だ――村雨の声に紅蓮隊の心は一つになった。 その日のピザ店のキッチンは多忙を極め、まさに戦場と例えるに相応しいものだった。 ひっきりなしに注文の電話が鳴り響き、カウンターにはお客が列を作る。 焔と春花が悲鳴を上げる中、びしびしと村雨が指示を出しつつ次々にピザを焼き上げる。 徒歩、否、全力疾走で配達を終えて戻ってきた未来に「次はこの家だ」と箱を手渡す。 涙目で走っていく未来の背中を見届ける村雨の横で、詠がふふ、と微笑んだ。 「すごいですねお兄様は」村雨の切り盛りに心底感心した様子だった。 そうでもない、と村雨は肩をすくめ、「それよりも制服のサイズは合っているか」 「ええ、誂えたように丁度良いですけど…」袖元を手で摘みながら詠が答える。 「服飾も少しは齧ったからな。大体の寸法は見ただけで分かるようになった」 詠の胸元を指差しながら、村雨が得意気に続ける。 「最近また少し大きくなったようだが、それにもしっかり合わせたぞ」 紅蓮隊の奮戦のおかげで、店の売上は過去最高を更新した。バイト料の焼肉は脂の滴る霜降りで、 飢えた五人の忍と、頬に平手の跡がついた村雨は、大いに飲んで食べたのであった。 【おまけ】 貴族は着飾るのが常であるが、人目に付かない部屋着などは簡素そのもので、 それは私とて例外ではなく、屋敷にいる時は図らずもつい薄着になってしまう しかしそれが悪しくもカズマの劣情を刺激したようで、 ある夜カズマは目を血走らせながら私の寝室へ押しかけてきた 咄嗟に声を上げようとするも、盗賊顔負けの機敏さで瞬く間に組み伏せられてしまった クルセイダーといえど所詮は女の細腕、男の膂力には勝てよう筈もない 「ダクネス‥お前を買ったのは俺だ。お前は俺の物なんだ、理解しているか?」 くっくっ、と愉快そうに喉を鳴らしながら、カズマが耳元で囁く この下衆と罵ってやりたかった…が、この男の言う事もまた事実、 反論出来ず悔しさに歯噛みする私へ、カズマは更に言葉を続ける 「つまり俺の物をどうしようが俺の勝手なんだよ、ララティーナ」 カズマの指が私の腹筋をゆるゆると這い、私の理性がとろとろと蕩けていく だがたとえ純潔をスティールされ、クリエイトベイビーを注ぎ込まれても私は負けない、 私はダクネス、敬虔なエリス教徒にして頑強なる狂性ダーなのだから――!! アクセルの街の中には、領主の娘として勤めを果たす私を快く思わない者もいる 寝食を共にするカズマがそんな人間の内の一人だという事は、私にとって大いなる悲劇だと言えよう 今日も粘液滴るスライムを用いた卑猥な企てを未然に防ぎ、意気揚々と帰宅したのだが、 カズマは私の顔を見るなり怒りの形相を浮かべ「お前が巻き上げたのは医療用スライムだ」と理不尽に私を怒鳴りつけてきた 明らかな言い掛かりに私も反論したが、この男は聞く耳を持とうとしない それどころかよく見ればクズ特有の加虐の光をその目に浮かべ、明らかに私を詰ることに悦びを見出している様子が伺える 狼藉者めと掴みかかった私だったが、所詮は婦女の細腕、荒事に慣れ親しんだ冒険者に敵うはずもなく、 獣じみた膂力でたちまちその場へねじ伏せられ、為す術もなく裸に剥かれてしまった 「忘れたかララティーナ?」下衆極まる笑みとともに、未来の夫の指がつつと私の腹筋を這う「お前は俺の所有物だ」 モノ扱いされる恥辱に悔し涙が内腿を伝う、だが私は決して屈しはしない 我が名はダクネス、清廉潔白な性騎士、狂性ダーなのだから―――! 義に厚く人望もあるアクセルの街の人気者領主といえばこの私ダクネスの事だ 清廉潔白な行いを旨とし今日も弱きを助け強きを挫くべく街へと繰り出したのだが、 冒険者仲間のカズマにぐいと肩をひっぱられ屋敷の中へ連れ戻されてしまった この男は自身が下衆極まる性格であるためか、あれこれ私へ言い掛かりをつけ、 果ては謂れのない罵詈雑言を浴びせ悦に浸るという、アクセルの街きっての悪漢なのだ このたびも「お前が押し入った店はただの骨董店で娼館でも何でもない」と、 怒った様子で赤子でも分かる嘘八百を並び立て始めた 忍耐力に定評のある私だが、そう言われては左様ですかと引き下がるわけにはいかない 邪魔な鎧を脱ぎ捨てカズマに挑みかかると、この男はニヤリと卑猥な笑みを浮かべ、 スティールで私の湿った下着と着衣を剥ぎ取り、腹筋へとむしゃぶりついてきた ファントム召喚にはやっぱり血を使った方が良い気がするなあ――。 うっかりそんな事を呟いてしまい、しまったと慌てて口を噤んだが、 時既に遅し、舞先輩の瞳に加虐の炎が燃え、ボキボキと指を鳴らし始めた 「血を集めるのを手伝ってあげる」「待っ」言い終えるより早く僕の左頬に掌底がめり込む 続いて水月に貫手が刺さり、堪らず僕は胃液を吐き、海老のように背を曲げて倒れた 突然始まった残虐ファイトに、小糸さんは興奮を隠しきれないのか頬を桃色に染め、 飛び散る血に恍惚としながら白痴の如くあーあーと奇声を上げる 一方で玲奈ちゃんは、「美味しいですお姉様!!」 僕が拳の雨に晒される姿をおかずに猛然と白飯を頬張っている ひとしきり殴って満足したのか、先輩はとどめとばかりに僕の陰嚢を蹴った「ぅぐっ」 股間を押さえてすすり泣く僕を睥睨し、先輩は「むかつくわね…」ともう一度陰嚢を蹴った 三人が帰った後、鼻血に塗れた頬を拭い、僕はよろよろと起き上がった そして、くたばれファントムと呟き、今夜はルルを尻穴に入れて自慰してやると固く心に誓いながら帰路についた 「貴方は被虐に興奮する性格のようですね」姫野先生がにこりと笑った 勿論僕はそんな性格ではないのだが、阿頼耶識社の元研究員に言われては流石にぞっとしない 違う、と声高に否定しようにも動揺からか上手く声が出てこない こういう時に頼りになるのは口やかましく場を掻き乱してくれるルルなのだが、 生憎とルルは昨夜から僕の直腸内に収まったままになっている 役立たずめと内心で舌打ちし、半ば自棄になって「し、失礼します!」と立ち去ろうとしたが、 背後から不意に現れた久瑠美ちゃんに、下着ごとズボンを剥ぎ取られてしまった 「おねがい、アルブレヒト」裸になった僕の下半身へ熊のぬいぐるみが迫り、尿道に頭部が勢い良く挿入された そして胴を亀頭からぶら下げたまま、ぬいぐるみはパンチングボールの要領で睾丸をリズミカルに殴打し始めた 「けぇー!!」強烈な痛みに僕は奇声を上げ、その場でばったりと倒れた 徐々に暗転する意識の向こうで、舞先輩達がいそいそと駆け寄ってくる足音が聞こえた 「私達も混ぜなさいよ、ムカつくわね…」 そうだ、彼女たちがこの狂宴を見逃すはずがないのだ―― 拳法家の二人組ファントムに敗北し、対抗策として僕は拳法の特訓をすることになった だが舞先輩のシゴキは想像を絶し、何かにつけて平手が飛ぶなど序の口で、 弱音を吐けば全身を竹刀で滅多打ちにされ、うっかり口答えなどしようものなら、 泣くまで睾丸をしこたま蹴飛ばされるという全く以て酷い仕打ちを受けた だが僕はシゴキに耐え、人並みに拳法を使えるまでになったため、 先日の雪辱を果たすべく、再び舞先輩と共にファントム達と対峙した 玲奈ちゃんは闘う前から既に僕の敗北を確信しているようで、 僕がサンドバッグにされる姿をおかずにすべく丼へ白飯をよそい始めている このクソアマ、と胸中に湧いた怒りのままにルルを括約筋で締め上げたその瞬間、 十年間我慢した下痢便のような小糸さんの怪声が空を裂き、ファントム達は爆散した 横槍で一件落着、としたいところだが舞先輩はそれで済むほど温厚な性格ではない 「ムカつくわね…」先輩の瞳が僕を睨む、だが今日の僕は一味違う、拳法を覚えているのだ 「かかってこいやー!」この雌ゴリラめ返り討ちにしてやる――が、次に僕が目を覚ましたのはICUの中だった 微睡みに沈んでいた意識が晴れると同時に身体に違和感を感じる。 筋肉の詰まった硬い手足。背中にはマットレスの感触。 まただ。私が、いや、私の身体が瀧君になっている――。 上半身を起こし、足の間に視線を泳がせると、 おかげさまで健康的に育ちました!と言わんばかりに泌尿器が下着を盛り上げている。 その光景に思わず頬が緩んでしまう。「瀧君がおるぅ…!」 硬くなった瀧君の瀧君を手の平で包み込んで撫でさすると、不思議と心が落ち着くのが分かる。 「瀧君、瀧君、瀧君、瀧君…」幾度幾度も彼の名を呼ぶ。 そうすると、今は奥飛騨に居る私の身体の奥ヒダの間から、 口噛み酒のような白濁が迸るような気がしてくる。何とも不思議な感覚だ。 と、そこで我に返り、身支度のため洗面所へと急ぐ。 瀧君の歯ブラシを掴み、味を確かめるようにして口腔内を縦横無尽に往復させる。 私の東京での生活は、いつもこうして始まるのだ。 自分の体の下側からアラーム音が鳴るのが聞こえ、徐々に意識が覚醒していく。 身体がベッドに沈んでいる感触と、ごつごつと固く引き締まった手足の感覚。 いつもと異なる目覚めに、またも自分が瀧君と入れ替わってしまったことを悟る。 ゆっくりとベッドから身を起こし、意識と体の違和感をアジャストするため、軽く腕を振る。 続いて肩を回し、首を動かす。動作の一つ一つにいつもと違う力強さを感じ、どことなくくすぐったい気持ちになる。 続いて、おかげさまで健康的に育ちました!と下着を盛り上げて主張する瀧君の瀧君を握る。 硬さと柔らかさ、そして熱さを備えたそれの感触をひとしきり堪能し、続いて下着を下ろしてしげしげと眺める。 自分が今日一日付き合う身体なのだ、眺めて記憶しておいて損することはない。 入れ替わりの朝の習慣を終え、弾む心で私はキッチンへと向かった。 >司はホモの偽装よ! いい加減なことを言うのはやめてくれませんか 確かに一緒に昼食を食べたり男同士でカフェに行ったり あいつを心配して旅行に同行したりはしましたが あくまで俺と瀧は友人であって恋愛感情はもとより 性的な感情や関係なんてものは一切ありません ですから安心してください、俺はホモじゃありません ただ同年代の同性の性器がどうなっているか興味があるだけです 瀧…コロッケサンドしようや… まあ瀧が男子にモテるのも分かる気がする もともと喧嘩っ早いが根は優しいさっぱりしたヤツだけど ここ最近は甘いものを食べるといい笑顔を浮かべたり 肩組んだりするといちいちリアクションが可愛かったり ギャップ萌えというかそんな感じが見受けられるからな 友人として同性としてとても魅力的だと俺は思う だから不意の仕草に胸がときめいてしまうのも仕方がない事だ 言っておくが俺にそんな趣味はないし瀧はあくまで友人だ なあ瀧…コロッケサンドしようや… 瀧!お前スイーツ巡りにハマってるんだって!? 何で知ってるかって?ブログに書いてあっただろ? ここ最近の文体はやけに可愛いな瀧…女の子みたいだぞお前 それに俺は一時間ごとに巡回してるからお前のブログの読み逃しは無いからな まあそんな事はどうでもいい 俺たちと下校しないと思ったらそういう店に入り浸ってるなんてな 水臭いな…俺にも一言相談してくれればよかったんだ 分かっているとは思うが俺は先っぽからクリームが出る体質なんだ瀧 お前が生クリームが欲しいと思ったらあんな店には行くな 俺に言ってくれればいつでもクリームを飲ませてやるからな よし瀧…クリームコロッケサンドしようや… >性癖が歪んだ司くん 歪んでいるとは妙なことを言うな瀧 それじゃまるで今の俺が異常者だと言っているように聞こえるぞ 俺はただ心の動くまま素直に生きているだけだ カフェの梁を見て思ったことを口に出すのは良くないことなのか? 友達がいきなり山奥に一人で行くとか言い出したら心配して同行するのは駄目なことなのか?違うだろ? 可愛いものを可愛いと感じることは正しいんだよ 人生において大事なのは思った通りに生きる事だ 周囲の目がどうであれ自分の願いが叶う事が望み薄だとしても 可能性に賭ける生き方には価値があると俺は思う だから瀧…コロッケサンドしようや… >周りからは司とデキてると思われてたtkkn 瀧、最近俺とお前に変な噂が立ってるって聞いたぞ たまに肩組んだりいつも飯食ってるだけなのに変な風に勘ぐる奴らもいるもんだな 別にそんな関係じゃないのにな、まあ俺はそんな噂は気にしないし 人間関係の形がどうあろうとそれは個人の自由だと思ってる 東京みたいに人間が大勢いればそれだけ考え方にも多様性が出てくるわけだしな だから恋愛も異性相手だけなんてつまらない料簡からは脱するべきだし 可愛いものは可愛いし好きなものを好きと胸を張って言うよ俺は 分かるか瀧…なあコロッケサンドしようや… 同性の友人である瀧に対し不自然な胸の動悸を覚える事がある その際瀧は普段の行いからかけ離れた可愛い動きが目立ち 話す言葉も方言が混じったようなイントネーションになる おそらくこれは瀧の身体からタキニウムと呼ばれる物質が放射され 俺の循環器系のリズムに著しい影響を与えているに違いないという結論に至った そして放射する本人にもタキニウムが多大に作用し、記憶の混濁などが発生、 その上であのような可愛さを獲得するとすれば全ての現象に説明がつく ただこのタキニウムの影響は個人差があるらしく、同じく友人の高木などは全く影響を受けておらず、 「何だか瀧はちょっと変な事言う時があるよな」とまるで意に介さない様子で、 俺がいかに瀧が可愛いかを説くと奇異な目でこちらを睨んでくる始末だ だが俺に分かるのはここまでで、これ以上の詳細については更なる調査が必要だ それには同性同士の友情を超えたコミュニケーションが不可欠なのである なあ瀧…コロッケサンドしようや… 駅の改札口を出ると日はまだ高く、空の端が僅かな橙色に潤んでいるのみで、 昨晩の粉雪が嘘だったかのように、午後4時のやわらかな寒気が勅使河原の頬を撫でた。 糸守の冬に比べればまだ東京の寒さなど優しいものだ。この大都会に移って初めて迎えた冬、 雪かきに追われることのない気楽さに感動を覚えたことはまだ記憶に新しい。 ――さてどうしたものか。まばらに無精ひげが生えた顎を撫でながら勅使河原は思案した。 勤め先の現場の進行が予定より早く、今日は珍しく定時前に仕事が終わってしまったのだ。 このまままっすぐアパートに戻ったところで早耶香はまだ帰っていないだろう。 仕事着が洗濯機の中で回ってる間、独りでぽつねんと居間に座り、TVでも見ながらだらだらと時間を潰すだけ。 それではいかにも味気なく、喫茶店にでも寄ろうかと足を向けたが、眉を顰めてそれも取りやめた。 半年前に禁煙を始めたばかりの勅使河原にとって、喫煙席の向こうで紫煙をくゆらせる人々は羨望の対象でしかない。 結局、勅使河原は寄り道せず家に帰ることに決めた。横断歩道で信号を待ちながら、ついでに部屋の掃除でもしようか、 早耶香が持って来た式場のパンフレットでも読んでみようか、などと取り留めのない事をぼんやり考えていると、 信号が青になり、交差点へ一斉に人が溢れ出した。それに続いて勅使河原も歩き出す。 人の話し声、足音、信号の音、車のエンジン音‥雑多な音に包まれながら、本当に東京は人が多いなと勅使河原は実感する。 避難してすぐ、早耶香が目を輝かせながら「お祭りみたいに賑やかやね、東京って」とはしゃいでいたのも頷ける。 町民総出で神社に集う糸守の祭りでも、ここまでの騒々しさは無かった。あれはあれで楽しいものだったのだが。 そして、その祭りはもう開かれる事はない。彗星ティアマトの落下により糸守町は醜く巨大なクレーター湖へ姿を変えたからだ。 夜空にオーロラの天蓋をかけながら、星々の輝きを嘲笑うかのように虹色の尾を引いた落下直前のティアマトの荘厳な姿は今でも克明に思い出せる。 あの時は彗星から町民を避難させるために随分と無茶をした。その結果何年か懲役を食らったが、勅使河原はそれを後悔してはいない。 むしろ勅使河原は己の犯した罪よりも、その時自分の中に芽生えた感情を畏れ、忌避するようになった。 原付のバックミラー越しに見えた赤々と立ち昇る炎。風切り音の中でもはっきり聞こえた爆音。その直後に訪れた漆黒の闇。 一生縛られるはずだった町をぶち壊し、掌握してやったという例えようもない高揚感と達成感。 あの感情は俺を狂わせる――自らの中に恐るべき牙と爪を持つケモノが眠ることに気付いた勅使河原は、心の奥底に蓋をした。 二度とケモノが目を覚まさないように。ほんの少しの名残惜しさを覚えながら。 アパートのドアには鍵がかかっていた。やはり早耶香はまだ帰っていないようだった。 と、そこで勅使河原はドア横の郵便受けから畳まれたコピー紙が顔を出しているのに気が付いた。またダイレクトメールの類だろうか。 そう思いながらコピー紙を開くと、中には簡便な文がしたためられており、それを読んだ勅使河原の背筋に冷たいものが走り抜けた。 "勅使河原 克彦様へ"。そして文章はこう続いていた。"爆弾の調達を依頼させていただきたい ツカサより"。 『今日は仕事で遅くなる』と早耶香にLINEを送り、勅使河原は自転車を漕ぎ出した。 手紙に書かれていた場所はアパートから一駅先にあるカフェで、勅使河原も何度か訪れたことのある店だった。 指定された時間より少々早めに着いたが、店内に目を向けると、差出人と思しき人物は既に席に座ってゆっくりとコーヒーを飲んでいた。 向こうも勅使河原に気付いたようで、店のガラス越しに勅使河原に顔を向け、ニコリと穏やかな笑みを浮かべた。 ツカサは眼鏡をかけた色白の若者だった。スーツ姿に虹色のネクタイを締め、顔立ちはやや幼く、歳は勅使河原より二つか三つは若そうな印象を受けた。 「この手紙の差出人はあんたか?」そう勅使河原が問うと、対面に座るツカサはええ、と微笑みながら頷いた。 「俺のことをどうやって知ったんだ」ひとつずつ慎重に質問を切り出していく。 勅使河原からすればこの青白い若者の胸ぐらを掴み上げ、洗いざらいぶち撒けやがれと怒鳴りつけてやりたい気分だったが、 こういうどこかネジの外れた手合いをいたずらに刺激するのは得策でない事を勅使河原は懲役暮らしで知っていた。 「まあ俺にも色々と友人がいましてね。中には情報屋みたいな事で飯を食ってる人間もいるわけです。  アゲたてのアツい情報をくれるんで、仲間内じゃクロケット・マンなんて呼ばれていますが」 柔らかな表情を崩さずツカサはすらすら答えた。 「そのツテで勅使河原さんがその昔、糸守で何をしたか知ったというわけです」 「……」 「だからこそ、この話をお願いしに来たのです」 そう言ってツカサは自分の横に置いた革製の黒いビジネスバッグを探り、中から茶封筒を取り出して卓の上に置いた。 封筒は分厚く膨れ、3センチほども有るように見えた。中身は言うまでもなく現金だろう。 「これは前金です。お受けしていただければこちらをまずお支払いします。調達に成功すれば――」 ツカサがふたたびバックの中に手を入れ、先程と同じ厚さの茶封筒を新たに二つ卓に置いた。 「成功報酬として前金の倍額をお支払いします。いかがですか」 勅使河原は三つの封筒をちらと一瞥し、落ち着いた風を装ってコーヒーを啜った。 元からこんな馬鹿げた依頼を受ける気など無いつもりだった。いくら金を積まれようが首を縦に振ることなどあり得ない。 だが、目の前の金はツカサのような二十代前半の若者が簡単に用意出来るような額ではない。そこに微かな好奇心を覚えた。 「ちょっと聞きたい。あんた、どうやってこの金を用意した?」 勅使河原がそう尋ねると、ツカサは初めて笑顔を翳らせて俯いた。 「車を売ったり貯蓄をはたいたりまあ色々と。俺にはもうお金なんて必要ありませんから」 その言葉の意味するところは勅使河原も察することが出来た。 このツカサという男は人生を投げ出す覚悟をしている。死ぬ気なのだ。それも、爆弾を使って。 「正気やない」思わず岐阜訛りが出てしまったが、それに構わず勅使河原はツカサを睨めつけた。 正気を疑う決意をさせるほどの何がこの若者にあったというのだろうか。そしてそんな事をして何になるというのだろう。 俯いたツカサの表情からはそれを読み取ることは出来ない。 しばらく沈黙が続いた。いつの間にか日は暮れ、店の外は夜の暗がりに包まれていた。 二人の頭上を他の席からの話し声やかちゃかちゃと食器の立てる音が通り過ぎていった。 先に口を開いたのはツカサの方だった。 「勅使河原さんはLGBTってご存知ですか」 「えるじい…?」 「いえ、ご存知でないのならいいのです。そういう考え方があるとだけ思ってくだされば結構です」 とツカサが言いながら、すっかりぬるくなったコーヒーのカップに手を付けた。 「俺は自分の考えが受け入れられない世の中を変えるためにずっと活動してきました。それが何にも勝る正義だと信じていました。  とは言っても過激なことはしていませんでしたよ。大事な友人‥アイツにも迷惑がかかるから」 アイツ。ツカサが言ったクロケット・マンとかいう友人とは別の人間だろうか。 「でも全て幻想でした。世の中は変えられなかった。何もかも無駄だったんです。そしてアイツは、アイツ自身より大事な人を見つけました。  もうアイツが振り向くことは永遠にない。俺のタマゴサンドの夢は未来永劫潰えたんです」 そう言ってツカサはカップに残ったコーヒーをがぶりと一気に飲んだ。目の端にはうっすらと涙が滲んでいた。 ツカサの言うタマゴサンドがどういう意味なのか勅使河原には分からなかったが、ツカサにとって人生を賭けるほど重要な事らしいのは理解できた。 勅使河原にとってそういうものがあるだろうか。職場か。友人の三葉か。いや、早耶香だろう。それとも――。勅使河原の脳裏に山肌から上がった爆炎の映像が掠める。 気がつけば勅使河原は茶封筒を掴んでいた。そのまま胸元へ無造作に押し込んで席から立ち上がる。 「勅使河原さん」 「三日後にモノを職場から持ち出す。受け渡し場所はそっちが決めろ。成功報酬の支払いもそのときや」 ツカサは勅使河原の手を取り、ありがとうございますと何度も頭を下げたが、勅使河原はもうツカサの事を見てはいなかった。 店のガラス越しに覗くビル郡の灯りと大都会の夜空、勅使河原はそこにはっきりと輝くあの日のティアマトの虹色の尾を見ていた。 己の内側でまどろみから目を覚ましたケモノが大きく咆哮するのを感じながら、勅使河原は夜風の中、自転車をアパートへと漕ぎ出したのだった。 金曜日は翌日に休出なんて目に遭わないように 仕事を一気に終わらせてから帰ってくる もしも明日は仕事だから…などと三葉に言おうものなら 可愛い顔がたちまち不機嫌な表情になるのを見る羽目になってしまうからだ だから土曜日の朝はいつも疲れが抜けず体が気だるい カーテンの隙間から差す朝日に重いまぶたを開くと 目の前には子供のように眠りこける三葉の顔があった 普段からも思うが殊更にこういう気が抜けた時の三葉は 自分より三つも年上の女性とはとても見えない むしろ俺よりも年下なんじゃないか、と感じることすらある たぶん今日もこのねぼすけは自分が起こすまでベッドで夢を見続けるだろう 仕方のないやつだな、と小さく笑って三葉の頬に軽くキスをする そういえば今朝は俺が食事当番だ、さっさと支度をしないと そう思い出してベッドから体を起こすと背中の方から三葉の声がした 「…そういうのは起きてる時にしてほしいんやけど」 >今起きただろ?ってもう一回するんだ… 身を横たえたままの三葉へもう一回優しくそっとキスをする 顔を離すとねぼすけがえへへー、と子供のように笑った 三葉の感情のままに表情をコロコロと変えるところはとても魅力的だと思う もともとが明るい、というかむしろファンキーなやつなのだから当然かもしれない 三葉のファンキーさは付き合い始めから籍を入れた今になっても衰えることは全くない 仕事から帰ってドアを開けたら「あなた、夕食にする?お風呂にする?それともわ・た・し?」 などと聞かれた時は流石に度肝を抜かれた ちなみにそれが昨晩の出来事で、三葉の提示した選択肢のうち、 俺がどれを選んだか…なんてことはとてもここでは言えない スクラップ・アンド・ビルド。 あれから3年が経った今でも糸守の復興の兆しは見えていない。 元土建屋の息子として何か出来ることはないか、と色々考えたこともあったが、 個人として出来ることなどたかが知れていた。 いや、新たな生活の基盤を築くのに追われてしまい、 ろくに行動に移すことすら出来なかったと言った方が正しいか。 大災害からの避難民とはいえ、懲役帰りの人間に世間の目は冷たかった。 だが、今はなんとか仕事を見つけ、自分の隣には早耶香がいる。 これもひとつのスクラップ・アンド・ビルドの形なんだろうか。 そう思い、東京の夜空を見上げるとかすかに心がざわつく。 山の向こうで上がった爆炎。訪れた闇と静寂。ひりつくような高揚感。 おれはまだ、あの時の事を忘れたわけではないのだ… >建設会社で現場の監督やらされたtkknが現場あがりのてっしーにどやされるのいいよね… 飛騨弁丸出しの、勅使河原の怒鳴り声が飛ぶ。 重機の駆動音にも負けない声量を叩きつけられ、瀧の体がびくりと竦む。 監督の経験は皆無であるにも関わらず放り込まれた瀧には、いささかキツすぎる現場だった。 このままいけば計画の遅延は明らかだろう。士気も落ちるに違いない。 勅使河原は日焼けした太い腕を瀧の首に回し、耳元で囁いた。 「今夜も"接待"やね?」と口元を歪ませる。 その言葉に瀧は力なく頷く。 勅使河原と作業員、男優のエッグサンド司とコロッケ高木をまじえた、尻穴を使った秘密の接待。 男たちの夜の掘削作業が幕を開けようとしていた。 朝はも定食屋やに! ベッドに転がりむにゃむにゃとそんな寝言を呟く三葉 はも定食、そんなものがこの世に有るのだろうか? 俺が知らない糸守の郷土料理かもしれない、と考えてもみたが、 飛騨方面の山奥ではもを食うはずがないことに気づく どうせどこかの旅行ガイドブックでも読んだのだろう それにしても‥と寝息を立てる三葉の身体に視線を向ける 糸守では味わえなかった味覚を東京暮らしで楽しみすぎているのか、 記憶の残滓が示す三葉より今の三葉は少しばかりふくよかな体型になっている気がする 「えへへ…もう食べられないんやよぉ瀧君…」 いや、俺がここ最近ずっと彼女を甘やかしすぎているせいだ 今夜から二人でジョギングでも始めてみるかと考えながら、 俺はふたり分の朝食を作るためにベッドから身を起こした タキニウム欠乏症なんやよ、と三葉が言い出した時は耳を疑った 何がタキニウムだとかそもそもそんな病状あるわけないだろだとか 至極まっとうな思考が頭の中をぐるぐる回ったが、彼女の中に流れる宮水の血には、 なにか不可思議な体質が備わっているのかもしれないと結論付けてそれ以上の追及を押し殺した そもそも俺と三葉は、普通ではあり得ない奇跡が起こった末に出会ったのだし、 帰宅してドアを開けると明らかに泣いていたような顔で出迎えられたリ、 残業で帰宅が遅くなるんだと告げると電話口の向こうでこの世の終わりのような声を出したり、 抱き枕のようにぎゅうぎゅうと俺の体を抱えながら就寝するのを強制してきたリ、 こんなファンキーな言動が続けばタキニウム欠乏症とやらも納得せざるをえないというわけだ 「行ってらっしゃい瀧君」今朝も玄関先で送ってくれる三葉の頭を胸元に引き寄せてきゅっと抱きしめ、 彼女のさらりとした黒髪から良い香りをすんすんと吸い込む それに俺も言わせてもらえば、ミツハニウム欠乏症に苦しむ患者なのである そしてこれはたぶん、いや確実に不治の病なのでお互いに一生をかけて付き合っていくしかないのだ 恋人であり近々夫となる同居人は、今日も帰りが遅くなるらしい。 師走は業務が立て込み、尚且つ忘年会シーズンときている。ここ一週間は一緒に夕食をとった記憶がない。 仕事に忙しいことを責めるつもりはないが、寂しいという感情を覚えているのもまた事実。 寂しさを紛らわすために缶を傾け、瀧君が一人、瀧君が二人、と酔いに任せて独り言をつぶやく。 呟くたびに瀧君が増える。…瀧君が、十人。 ここに宮水の巫女による瀧君ハーレムが完成した。己の妄想にでへーと笑う。 右には中学生の頃の瀧君。左には高校生の、カタワレ時に出会った頃の瀧君。 二人とも耳に顔を寄せながら、三葉、好きだ、と囁いてくる。もー!瀧君たら! そして顔を上げると正面には大人の瀧君。「帰りが遅くなってゴメ…酒臭いな!」 はてな。確か瀧君は今夜は帰らないと言ってたはず。たぶんこれも酔いの見せる妄想の一部なのだろう。 呆れたような表情を浮かべる彼に、寂しくさせちゃ嫌やよ〜、と告げると、 妄想の瀧君はとてもすまなそうな顔をして、こちらをぎゅっと抱き締めてきた。 その温かさが心地良くて、私は妄想の大人瀧君に抱き着いたまま、ゆっくりと眠りへ落ちていった。 彼のリングネーム「レッドケツマスク」は伊達ではない 圧倒的な握力に裏打ちされた、固く固く握り締めた拳、 それを勢い良く自らの肛門に納め、括約筋から大量の鮮血が迸る 激痛が前立腺を駆け抜け、快楽と共に赤き死の国が彼の脳裏に瞬く ゴングを待たずして始まった惨状に、観客全員が悲鳴を上げ、 さしものタイガーマスクもリングの外で腕組みしたまま棒立ちになる 「ハァー!」更に上空高く飛び上がり、落下の勢いで全体重をかけ、 拳を更に深く突き入れる必殺技レッドケツドロップが炸裂し、 飛び散った血液がタイガーマスクの仮面を深紅に染め上げる 「ギブアップ!?」「ノー!」常人離れした比類なきタフネスと、 プロ団体モノ堀リーに属する信念が彼に決して敗北を許さない 嗚呼恐ろしき哉、悪逆非道の虎の穴!そして誰が知ろうか、 緩み切った肛門から黄褐色の汁を垂れ流すイエローデビル、 彼もまたタイガーマスクと因縁深きレスラーなのである―― 高身長に縞パン着用、されど胸は一年生より控えめ―― そんな室戸先輩と親睦を深めるうち、俺は彼女をもっと撮りたいと思い始めた。 世の誰も、いや、俺だけが知る室戸先輩のシャッターチャンスを求めて、 俺は南米ベネズエラの山中深く、秘境ギアナ高地に足を運んでいた。 辿り着くまでの労苦は凄まじく、ガイドとのトラブル、麻薬組織との銃撃戦、 その全てを独力で解決する必要があったが、ダーツを覚えていた事が功を奏した。 飽き性だった自身に感謝する日が来るとは、人生どう転ぶか分からないものだ。 俺は溜息をつき、汗に濡れた額を手で拭い、濃い靄の中に目を凝らした。 すると一陣の風が吹き、白い帳の向こうに聳えるテーブルマウンテンが姿を現した。 俺の心は歓喜に満ちた。疲労を忘れ、夢中になって幾度もシャッターを切った。 3000mを超える標高、垂直に切り立つ断崖絶壁、山肌に白い縞を刻む瀑布。 何もかもが室戸先輩だった。バッテリーが無くなるまで俺のフォトセッションは続いた。 鉈で草を掃いながら帰路に着く途中、ふと木々の陰に人の姿を見た。こんな秘境に人…? 「あ、前田君…?良かったら一緒に帰らない?」俺は逃げ出した。 砂塵を巻き上げて吹き付ける熱風に、俺は思わず目を瞑った。再び開いた目の端で、 滔々と流れる大河のほとりにしゃがみ込む深角さんを見た気がした。 が、それは俺の錯覚だったらしく、改めて目を向けるとそこには何も無かった。 苦笑し、ふと川面に笑顔を作る在りし日の深角さんを思い出し、胸が痛んだ。 彼女が転校してひと月になる。一人残された俺は悲しみに暮れ、毎日を泣き明かした。 そして俺は深角さんの姿をファインダーに求め、遥か彼方のインドに飛び、 辿々しいギターを片手に路銀を稼ぎ、遂にヒンドゥーの聖域、ガンジス川へと辿り着いた。 聖なる流れは黄褐色にどろりと濁り、それは辛気臭い深角さんの姿そのものだった。 俺の求めていた全てがそこにあった。シャッターチャンスだ!! 幸薄そうな老僧がのろのろと沐浴する。深角さんだ。 荼毘に付された人骨がぷかりと浮かぶ。これも深角さん。 足元の水面がボコボコと泡立ち、また深角さんかな?とすかさずカメラを向ける。 水面から立ち上がったのは女性だった。見覚えのある顔と体。俺は絶句した。 「あ…前田くん。今から私も帰るところなんだけど‥一緒に帰らない?」俺は逃げ出した。 聞き及んでいた通りだった。寮の片隅にある人気のない一室。 ドブスンがそっとドアを開けると、部屋の中には彼女――シャーロットが、 そのほっそりとした肢体をカウチに沈め、オキシコドンの酩酊に耽っていた。 入学からずっと目をつけ、待ち侘びていた獲物が目の前にいる。思わず笑みが漏れてしまう。 「こんなところでお楽しみってわけか」 ドブスンが声をかけると、彼女はつい今しがた彼に気付いたというように、ゆっくりと顔を向けた。 「ああ、君か――ドブスン」 そのハスキーな声音は、普段見慣れているものについて語るような、或いは見知った友人に挨拶するような響きで、 いつもシャーロットがドブスンに突き付けている、非難と拒絶の棘は一切含まれていなかった。 オキシに浸された脳髄は、彼女にいかなる幻想を見せているのか。 人気のない場所に二人きりというこの状況においても、彼女は大声を上げるどころか、逃げ出すそぶりさえない。 それを見て取って、ドブスンは理解した。 今目の前にいるのは、鋭い爪を持つ猛禽ではなく、ナイフが入れられるのを待つばかりの皿に乗った七面鳥であることを。 もはや遠慮はいらなかった。"くるみ女"の殻を割るのは今なのだ。 ドブスンが歩み寄り、シャーロットの肩に手をかける。 「酷いザマだ。やっぱりお前みたいなジャンキーには、俺以外の相手なんていないんだよ」 にやにやと笑いながらドブスンが顔を近づけてくる。それをシャーロットはどろんと濁った灰色の瞳で見つめ返す。 「…そうだな。確かにそうかも、しれない」 感情の抜け落ちた返事。そこには僅かに自棄の影が含まれていたが、ドブスンのような男がそれに気付くわけもなかった。 「やけに素直だな。…へへ、おい、舌を出してみろ」 ドブスンの強い口調にシャーロットの目が泳ぐ。が、それも一瞬だけだった。 「んぁ」形の良い唇が開かれ、桜の花弁を思わせるつまやかな舌が差し出される。 すかさずドブスンがその舌を目掛け、無遠慮にしゃぶりつく。舌同士を絡め、お互いの唾液を練り合わせる。 「む、ぷぁ…っ」シャーロットがほんの少し苦しげな吐息を漏らす。 しかしドブスンの両手に頭をがっちりと掴まれ、顔を逸らすことはできない。 擦りつけられるように唇が重なり、その間から漏れた透明な滴が幾筋もシャーロットの顎を伝い、首筋へと流れていく。 興奮に焚き付けられたドブスンの舌が、シャーロットの唇を、歯を、頬壁を這い回り、蹂躙する。 たっぷり五分以上経ってからドブスンの顔がシャーロットから離れた時、彼女の口の周りは唾液でべったりと濡れていた。 「抵抗しねえところを見るに、こういう事に慣れてんのか?ビッチめ」 自分の口周りについたシャーロットの滴を手の甲で拭いながら、ドブスンが尋ねる。 「ああ…いや。私は、こういう経験は‥ない」 「はぁ?」 予想外なシャーロットの答えに、思わずドブスンの喉から気の抜けた声が出る。 どこを見ているのか、焦点の合わない目線をドブスンに向けながら彼女は言葉を続けた。 「これまで‥セックスをしたことは、一度も、ない…」 自身がいま誰と何を話しているのか、シャーロットはほとんど理解していなかった。 オキシの酩酊が彼女の理性をかぎりなく希釈し、知性を鈍麻させ、目の前の人物への無抵抗を作り出していた。 一方のドブスンは、シャーロットの言葉にどす黒い征服の予感をたぎらせていた。 確かにシャーロットの周りには、男の気配が全くなかった。 とはいえ、彼女はウォッカの杯を干しながらカードを切り、一晩で千ドル以上稼ぐあばずれで、つむじまでドラッグに漬かった快楽中毒者だ。 当然、既に男の何人かは知っているだろうと決め込んでいた。少なくとも、ドブスンが相手にしてきた異性は皆そうだったから。 「マジで俺がくるみを初めて割って食う男ってワケか。いいね。最高の気分だ」 高揚したドブスンの両手がシャーロットの白いオックスフォードシャツを掴み、無理やり胸元を割り開く。千切れて飛んだボタンが床を転がった。 シャーロットの胸があらわになる。光量の足りない寮の蛍光灯の下でも分かるほど白く透き通った肌。 呼吸に合わせて上下する、柔らかな二つの膨らみ。それを守るように覆う、カップのふちに控えめなレースをあしらった黒い下着。 「ああ、台無しだ――シャツが駄目になってしまった」 まるで遠い国の出来事を眺めているように、眠たげな口調でシャーロットが呟く。 「へっ、うるせえ。今からそんなことも気にならなくなるぜ」 ドブスンの太い指が下着をぐいとずり上げると、まるで追い出されるようにしてシャーロットの両胸がこぼれ、色素の薄いピンク色の先端が外気に晒された。 「へぇ。綺麗なカラダじゃねえか、ええ?」そう言いながら、ドブスンが乳房を鷲掴みにする。 乱暴な指の動きに合わせ、膨らみはゴムボールのようにぐにぐにと自在に形を変える。 親指と人差し指に乳頭が挟まれこね回されると、痛みからかそれとも別の感覚からか、「っ…ふ」シャーロットの唇から細い吐息が漏れた。 その様子に気をよくしたドブスンが、更なる蹂躙へと進むため、シャーロットの濃紺のタイトパンツに手を伸ばす。 興奮に震える指でベルトのバックルが外され、黒いショーツごとパンツが一気に足首へとずり下ろされる。 その間も、彼女は着替えを手伝われる幼児のように、男に為されるがままだった。 シャーロットの、無垢の下半身が露わになる。彼女がカウチに背を預けて座しているため、両足の間までは見えないが、 白く引き締まった足のラインと、年齢に比すればやや薄い下腹部の茂りは、彼女を見下ろすドブスンの目にも克明に見て取れた。 腿からヒップに伸びる曲線をぴっちりと覆う紺のパンツ。その下にあるものを、彼は幾度となく頭の中に描いてきた。 それが今、目の前に、抵抗もなく差し出されている。頭の中は焼き切れる寸前だった。こんなにも興奮したのは、いつぶりだろうか? 「くそっ!もっと見せてみろ、俺に見せるんだよ、ジャンキー!!」 半ば憤怒にも似た獣欲に促され、未だ力なくカウチに沈むシャーロットの足元にしゃがみ込むと、彼女の両足を持ち上げて割り開く。 その茂みの奥にある、ぴっちりと閉じた秘所を指で押し広げると、にちゅ‥と小さな水音が立ち、やわらかな粘膜が姿を現した。 ドブスンが顔を近づけ、ボディーソープとシャーロットの肌から立つ汗の匂い、それとほんの微かなアンモニア臭を鼻孔に吸い込む。 「ひひ…!ずっとスニッフしても飽きねえ匂いだな」 そして更にドブスンはシャーロットの足の間へ顔を寄せ、その分厚い舌で、躊躇することなく彼女の秘所を舐め上げた。 愛撫という言葉からは程遠い、一方的な、ただ自身の好奇を満たすためだけの"味見"。 「う――」今まで経験したことのない未知の感触に、シャーロットの理性の欠片がドラッグに編まれた鈍色の迷宮から目を覚ます。 「ドブ‥スン、ああ……やめろ、やめるんだ…ドブスン」 のろのろと腕を伸ばし、己の下腹部にしゃぶりついているドブスンの頭に手をかけ、引きはがそうと試みる。 だが、オキシは既に彼女の腕から強靭さを奪い去っていた。死にかけた蜘蛛のように、白い指は凌辱者の短く刈り込んだ髪の中で虚しくもがくだけだった。 そのささやかなシャーロットの抵抗が、ドブスンの昏く歪んだ加虐心の雷管を叩いた。 ドブスンが涎の糸を引きながら、シャーロットの足の間から立ち上がった。 にやにや笑いながらジッパーを下ろし、欲望で固く反り返ったペニスを取り出す。 「やめろ、だと?」言いながら、ポケットから出したワセリンを指に取り、ペニスに手早く塗りつける。 「二度とそんな口が聞けねえようにしてやるよ、ジャンキー」 野太い両腕に掴まれたシャーロットの足がふたたび割り開かれ、唾液にまみれた膣口へドブスンの怒張があてがわれる。 「…やめろ…その手を、はなせ…」決定的な屈辱の瞬間から逃れようと、シャーロットの上半身がカウチの背もたれでくねる。 「嫌だね」一瞬の間の後、ドブスンの腰が無情に突き入れられた。 みち、と音を立てて、肉の凶器が男を受け入れたことのないシャーロットの中へ埋没していく。 何かに引っかかるような抵抗感に遅れて、ペニスが熱い粘膜に包み込まれる快さをドブスンははっきりと感じ取っていた。 「ははっ」つい笑い声がこぼれる。それは友人たちの誰もが成し得なかった"くるみ割り"を成功させた優越感からか。それとも、 「―――ん……ぐっ」下唇を噛みながら、ドラッグですら希釈しきれなかった痛みと尊厳の凌辱に耐える獲物の姿が滑稽に映ったからか。 ドブスンは笑みを顔に貼り付けたままシャーロットに覆いかぶさり、彼女の苦痛などお構いなしに腰を前後させ始めた。 そのたびに結合部からワセリンと唾液が混じった水音が立ち、カウチがすすり泣くようにぎしぎしと軋む。 そしてオキシはどこまでも残酷だった。わずかに醒めたシャーロットの理性を再び蕩けさせ、思考の中にうっとりと甘やかな霧をかけ始めたのだ。 「はぁ…っ……あ…」噛み締めた唇が開き、シャーロットの口から艶めいた息が絶え絶えに漏れ出す。 ドブスンの無遠慮な動きに合わせ、シャーロットのむき出しになった胸の膨らみが小刻みにふるふると揺れる。 「へへ、何だ?俺のモノで、よがってんのかよ?」 歯をむき出して笑いながらも、ドブスンの声に余裕はなかった。シャーロットの中の感触は、彼の想像以上だった。 トリップした女とセックスしたことは何度かあった。1パイントのビールと一緒にコデインを飲んだ女。あるいは、髪の毛のように細く引いたコカインのラインを半分だけ吸った同級生。 シャーロットはそのどれとも違った。薬物の魔性の成せる業か、粘膜がぎちぎちと絡みついてうねり、突き入れるペニスの性感を煽ってくる。 荒い息を吐きながら、ドブスンは自身の限界が近いことを悟った。 同時に自分が避妊具を付けていない事が頭をよぎったが、こみ上げる射精感の前にはそんな事はどうでもよかった。 「っ、食らいやがれジャンキー!」 咆哮と共にペニスが大きく脈打ち、シャーロットの中に白濁が存分に放たれる。 下腹にじわりと広がる熱い感触に彼女の白い脚が小さく震え、「…ぅ」声とも息ともつかない音が喉から漏れた。 「いい具合だったぜ、おい」 ドブスンが満足げな声で嘲りながら、ぐったりとしたシャーロットから体を離す。 「だいぶ汚れちまったからな。舐めて綺麗にしてくれよ」 そう言うと、ドブスンはシャーロットの顔の前に破瓜の血とワセリンと体液でまだらのピンク色に染まったペニスを突き出した。 混濁した意識が作る従順に命じられるまま、シャーロットはのろのろと上半身を起こし、小さな唇で汚塊を咥え込む。 その光景を見下ろしながら、ドブスンはスマートフォンのカメラを向け、何度もシャッターを切ったのだった。 この事件に関わる疑わしい人間を洗い出す作業は予想以上に骨が折れた。 何しろ人数が膨大で、校内の生徒を絞り込むだけでも少なくない時間を要した。 リストを詰め込んだバックパックを背負って約束の午後4時にラボへ足を運ぶと、 中ではホームズが雑多な走り書きの踊るメモを片手に、 机の上にぶち撒けられた写真や書類に目を走らせていた。それも鼻歌を歌いながら。 延々と続く地味な作業をホームズは苦にしないどころか、むしろ楽しんですらいるようだった。 「時間ぴったりだな、ワトソン」そう言って彼女は机から顔を上げた。 「捜査には積み重ねが必要なんだ。物的な、或いは状況、様々な物を地道に揃えなければならない。  ニッケル(5セント硬貨)やダイム(10セント硬貨)を拾い集めてロールスロイスを買うようなものだ。  直感や閃きの出番はそういうものが手元に集まってからだ」 だが効率よく事を運ぶ必要もある、と言葉を続けてホームズは机から立ち上がり、煙草に火をつけた。 うまそうに煙を深く吸い込みながら、彼女はぼくに数枚の写真を差し出してみせた。 「彼らと接触する。わたしときみの二人でだ」 写真にはスティーブンスン寮で何度か見かけた顔が写っていた。 そのうちの一人は、ぼくがリストの中で"注視"の添え書きと共に名前に赤い下線を引いた人物でもあった。 揉め事に飲酒。パーティの時に売人の傍にいたなんて話もある。 「良い噂を聞かない連中だね」 僕が少し眉をしかめて見せると、ホームズはふん、と鼻を鳴らした。 「ああ。だからこそいろいろと聞き出す価値がある」 ホームズの提案を聞いたぼくの胸中はあまり穏やかではなかった。 こういう連中にはどこかの段階で必ず暴力に訴えてくる。またホームズがあんな目にあったとしたら。 あの時は彼女がドラッグでひどい状態だったとはいえ―― 「ワトソン。きみには聞き込みのいろはを教える必要があるな」 ホームズの声にぼくはハッとして思考を打ち切る。 彼女はぼくの目をじっと見てから、机の端に煙草を押し付けて火をもみ消した。 「きみのように根が善良な人間はえてして感情を顔に出しやすい。何を考えているか分かりやすい、ということだ。  それは美点ともいえるが捜査においては大きな欠点になる」 ホームズがポケットを探り、二本目の煙草に火をつける。 「相手から望む答えを引き出すには演技が不可欠だ。演技に必要なものは何か。自分をコントロールする事だ」 唇から細い紫煙をふーっと吹きながら彼女が目を細める。そこにはフォールディングナイフの冷たい刃を思わせる光があった。 この目付きは以前にも見たことがある。どこだっただろうか。 「だがわたしがこういうアドバイスをしようとしているにも関わらず、きみはわたしの提案に乗り気ではない。  なぜか。それは以前ドブスンにレイプされたように、わたしが再び同じ目に遭うと考えているからだ」 頭を殴られたような衝撃に頭の中が真っ白になる。何だ。彼女は一体何を言っている? 「その考えは誤りだ。同じ過ちは犯さない。それに気遣いは無用だ。私はあれしきでダメージを受けたりしない。  まあ処女だった、というわけでもないしな。男とはそれなりに経験もある」 やめろ。やめてくれ。手足の先から血の気が引く。声が出ない。ぼくは棒立ちになったまま彼女の言葉を受け続ける。 「初めてはコカインで入れられたリハビリ施設の職員だ。まだ肉付きの薄いわたしの身体がお気に召したらしい。  だが酷いやつだったよ。モルヒネを打たれた。そして自由がきかなくなったところを裸にされて無理やり、だ」 ホームズの煙草から灰の塊がぽとりと落ちる。 「シェリングフォードに入る前には密売人とも何度か寝た。代金の持ち合わせが足りない時はいつもそうしていたよ。  その時に後ろの方も経験したんだが、あまり好きにはなれなかったな。二人の男に挟まれて前と後ろを同時に楽しまれた時は――」 「もういい、十分だ!…やめてくれ!」 ぼくはやっとの思いで声を絞り出した。目から涙がこぼれるのが止められなかった。