二次元裏@ふたば

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656677 B26/01/10(土)20:39:59No.1391247682そうだねx4 22:02頃消えます
「たんじょうび〜。たんじょうび〜♪ ヒ〜ロちゃんの、たんじょうび〜♪」
ヒロちゃんの誕生日が近づいてきたから、のあはヒロちゃんの絵をプレゼントすることにした。
ヒロちゃんは普段牢屋敷にいないから、絵は記憶と写真を頼りに描くことになったけど、その筆はいつも以上に滑らかに動いた。
「でーきた!」
完成した絵を持ち上げてじっくり見つめる。会心の出来、自信作だねこれは。
「これで、ヒロちゃんも喜んでくれるよね」
これを受け取ったヒロちゃんの顔を思い浮かべる、きっととっても喜んでくれる。
そう、いつものあが絵を見せたときみたいに、あの顔で――
「……あれ?」
そこで、心の中に何かがつっかえた。
ヒロちゃんは絶対喜んでくれる。だけど、それはいつも喜んでくれていて。
でも、誕生日プレゼントならいつも以上に喜んで欲しくて、それなのにいつもみたいに絵を……?
ぐるぐる色んな考えが巡って、回って、でも結論が出なくて。
のあ、わかんなくなっちゃった。
ヒロちゃんって、何をプレゼントされたら喜ぶんだろう?
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
126/01/10(土)20:40:13No.1391247775+
「二階堂へのプレゼント? あんま高価なもん貰っても困るだろうし菓子とかでいいだろ」
「おじさんはコスメグッズをプレゼントしようかなって思ってるよ」
「こういう時こそ実用品ですわ。タオルなんていくつあってもいいですわね」
「ボク」
「わがはいは自作の小説を送るつもりだぞ」
「私としては花を贈りたいね。ヒロくんに似合う花を選ぶのは大変だが、きっと素敵なプレゼントにしてみせるよ」
皆に聞いてみたら、それぞれ何をプレゼントするか教えてくれた。
その種類はバラバラで、きっと皆考えて選んだんだよね。
のあもいっぱい考えてこの絵にしたし、これでいいと思う。うぅん、これじゃなきゃ駄目だと思う。
なのにどうしてだろう。
これじゃなきゃ駄目だって思うほど、渡すのが怖くて、怖くて。
226/01/10(土)20:40:28No.1391247866+
私の誕生日ということで牢屋敷に集まり誕生会をやることになった。
少し大げさな気もするが、せっかく開いてくれたのだから来ない理由は無い。
時間丁度に牢屋敷に向かい、会に間に合ったまではよかったが、それは今延期の状態にあった。
「まさか、ノアがいないとはな」
ノアは協調性はあまり無い方ではあるが、皆の集まりに遅れるような迷惑のかけ方をする子では無かったはずだ。
(なんらかのアクシデントを想定する必要があるか)
理由はともかくノアを探す必要がある。他の皆も散らばってノアを探している。
「一番いる可能性が高そうなのはアトリエ……いや」
直感でしかないが恐らく違うと確信する。もし今の時間アトリエにいるような状態ならなんの問題もなく会にいるはずだ。
他に自由奔放な彼女の居そうな場所と言えば……。
326/01/10(土)20:40:45No.1391247975+
「ここにいたのか、ノア」
地下の牢獄、その自室でノアはいた。こちらが声を掛けるとビクっと反応してからノアが振り向く。
「あ、ヒロちゃん……戻ってたんだ」
「誕生会に呼ばれたからな、その中にはノアも混じっていたと思うが」
「う、うん。のあもヒロちゃん呼んだ……」
口調の歯切れは悪いが、怪我や病気では無さそうだ。
ノアに近づくと、抱えるようにして包みを持っていることに気付く。
大きさからして、絵。包んでいるということは誕生日プレゼントか?
「ノア、それは……」
「あ、これはね。何でもないの」
大きすぎる包みをそっと後ろへと回す。私から隠したがるように。
「ごめんね、ヒロちゃん。誕生会一緒に行こ」
包みをそっと壁際に遠ざけてからノアが近づいてくる。それを私は逆手に取る様にノアの手を取りベッドへと座り込む。
「その前に、話をしようか。ノア」
426/01/10(土)20:40:59No.1391248079+
「ノア、あれはなんだ?」
「あ、あれはね。なんでもないの……本当だよ?」
私が包みを指さすをノアはあわあわと両手を振る。まるで無かったことにしたかったみたいに。
「なんでもない、ということは無いだろう。あんなに綺麗に包んであるなら、何か意味のあるもののはずだ」
私へのプレゼント……と、直接言ってしまうのは少し酷な気がして言葉を避ける。しかし、ノアは観念したかのように小さく話し始めた。
「ヒロちゃんの誕生日プレゼント……けどね、駄目なの」
「駄目?」
どういう意味だろうかと顔を覗き込む。ノアはくしゃくしゃな顔で涙目になっていた。
「誕生日だから特別なプレゼントしたいって思ったの。けどね、のあ、特別なプレゼントに出来なくて……」
「特別なプレゼント……というのは、どういうものだ?」
「……いつもよりも喜んでもらえるもの」
……なるほど、ノアはいつも私に絵を見せてくる。それを見るたび私は心が温まっていたものだ。
だが、今回はそのいつも通りではいけない。もっと特別なものである必要があると考え、ノアはその袋小路に嵌ってしまったということか。
526/01/10(土)20:41:39No.1391248325+
難しい問題だ。特別でなくていいともいえるし、あるいは今日渡されたのだから特別だともいえる。
私だけが満足しても、ノアだけに我慢を強いてもいけない。この場でノアに寄り添うとしたら、それは――
「なら、また来年も同じプレゼントをして欲しい」
「ふえ……?」
ノアが不思議そうな顔をしてこちらを見上げてくる。
「ノアは特別なプレゼントがどういうものかわからないんだろう?」
「私もそうだ。ノアのプレゼントは嬉しいが、特別嬉しいかどうかは私にもよくわからない」
「けど、私の誕生日は何度もある。それなら、毎年同じプレゼントをしてそれが特別なものかどうか、一緒に探していこう」
私の言葉を聞いて、ノアはきょとんとする。
「来年……また一緒に、誕生会にきてくれる?」
「来年と言わず、何度でも祝ってくれ」
自分の誕生日を祝ってくれとは、なんとも増長したセリフだが、それが今は必要なセリフに思えた。
「うん……うん! わかった、のあ、毎年ヒロちゃんにプレゼントする! いっぱい、いっぱいプレゼントするね!」
「それでね、ヒロちゃんにいつかすっっっごい、特別なプレゼントするんだ!」
「ああ、今から楽しみだ」
626/01/10(土)20:42:17No.1391248559+
ノアの顔に笑顔が戻る。さて、そろそろ戻るべきだろう。
「そろそろ行こうか」
「うん!」
ノアの手を握りながら牢獄から出ようとする。しかし、その寸前にノアがこちらの手を引っ張ってくる。
「あ、ちょっと待ってね。ヒロちゃん」
ノアが私の手から離れると、壁際に置いてあった包みを抱えて、私の方へと向けて来た。
「お誕生日おめでとう、ヒロちゃん!」
726/01/10(土)20:45:59No.1391249926そうだねx7
>「ボク」
✒️エマ…?
826/01/10(土)20:49:48No.1391251291そうだねx2
🎨アンアンちゃんありがとね…
926/01/10(土)21:01:49No.1391255485+
わあヒロノア!ボクこれ欲しかったんだ!
1026/01/10(土)21:04:41No.1391256577そうだねx2
ヒロノアに誤魔化されてるけど変なエマがいるな…
1126/01/10(土)21:12:11No.1391259273+
たまには奥手なノアもいいよね
1226/01/10(土)21:12:52No.1391259523そうだねx3
>たまには奥手なノアもいいよね
たまにというか本編はかなり奥手なほうだった
1326/01/10(土)21:19:01No.1391261782+
最初にヒロちゃんに手を取ってもらった場所にノアちゃんが居るのいいねえ
1426/01/10(土)21:22:39No.1391263111+
ノアがメスガキみたいなのってほぼ二次の妄想だからな…
1526/01/10(土)21:26:24No.1391264521+
本編ノアは控えめなお姫様みたいな感じだからね
1626/01/10(土)21:48:20No.1391272574+
>ノアがメスガキみたいなのってほぼ二次の妄想だからな…
ちゃんとノアで安心した
1726/01/10(土)21:51:26No.1391273717+
>>ノアがメスガキみたいなのってほぼ二次の妄想だからな…
>ちゃんとノアで安心した
ちょっと待って!ボクが変にされてるのはいいの!?
1826/01/10(土)21:54:10No.1391274676+
質問終わる前に答えてそうなボク!
1926/01/10(土)21:56:13No.1391275411+
のあこの小説好きだな
アンアンちゃんいくら欲しいの?


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