ハナミ:ガジェットドローン…
スカリエッティが動きを見せたという事はあの金髪の幼子は相当重要な存在なのだろう
ハナミ:もしくは付属するレリックか…
何れにせよ、管理局としてはガジェットの対処とレリックの回収が主となるだろう
ハナミ:ナンバーズのデモンストレーションにはピッタリかもしれませんが…ね

そういう思惑が

はやて:…わかった、私もすぐそっちに行く！
聖王教会で騎士カリムと提督の位に就いたクロノと今後の方針について相談に乗って貰っていたはやてはストライダー隊からの連絡を受けて行動しようとするが…クロノに制止される
クロノ:良いのか？今機動六課は活動停止を言い渡されてる、無理に動けば…
『ハナミ:
1〜3.私が許可しましょう
4〜5.…地上本部とは話を付けました、非常事態に付き…地上の息のかかった部隊の指揮下に入るのなら、活動しても良いとのことです
6.ですので…別の方にお任せしましょう
dice1d6=6 (6)』

誰だ

はやて:別の者…？
『ハナミ:ご安心を、私の大切な友達ですので』
静かな笑みを浮かべるハナミ
その視線の先にははやてだけで無く
金色の髪に赤い瞳が輝く少女が出動に向けて準備を進めている姿があった

局員A:ハバキリ発進スタンバイ、ストライダー3は転送ゲートへ
アリシア:了解！
局員Aはスムーズにコンソールを操作しCR-ユニット────ハバキリをカタパルトへ移送する
アリシアは上空でユニットを受け取れるよう先んじて転送ゲートに行き、外へと転移する

フェイトか？

いやそっちか

局員A:モジュールはブラストを選択、パッケージハンガー3号を開放します
本来は別のCR-ユニットに対応した装備だが、規格は同じ故に使用に支障はない
局員A:ブラストパッケージ射出スタンバイ、プラットフォームへのセットを完了、中央カタパルトオンライン、機密シャッターを閉鎖します…発進区画、非常用員は退避してください
1対多を想定したブラストパッケージ、動力源は魔導炉に換装され、実弾兵装は取り外されているがガジェットドローン相手には申し分ない火力を出す事は可能だ
局員C:でも、CR-ユニットなんか出して怒られないかねぇ…
1〜3.ま、艦長の指示なら従いますけど
4〜5.(でも、相手も似たような装備を使ってる…もしこんなのが戦場を支配したら…)
6.こんなの、誰と戦う事を想定してたんだか
dice1d6=3 (3)

質量兵器も解き放たれるし滅茶苦茶になるよ

局員A:中央カタパルト、発進位置にリフトアップします…ハバキリ、全システムオンライン、発進シークエンスを開始します
あらゆる局面に対応する為のパッケージシステム
優秀な魔導士だけでなく、魔法の素質が無い局員も運用出来るようにするというコンセプトで開発されたそれは上層部の圧力によって少数が生産されただけに留まっている

局員A:ハッチ開放、射出システムのエンゲージを確認、カタパルト推力正常、進路クリア────ハバキリ発進、どうぞ！
この艦もそのパッケージシステムに対応する為に提督自らが独自に改良を加えたワンオフ艦、勿論そんな事はごく僅かな人物しか知り得ない情報だ
局員A:カタパルトエンゲージ、ブラストパッケージ射出、どうぞ！
アリシア────ストライダー3を追うように発信するユニットとパッケージ
彼女には素質がある、そうハナミ提督は話していた…が
局員C:
1〜3.ハナミ提督はアリシア以上に素質を持った者を知ってるっぽいけど…一体誰なんだか
4〜5.…なんであの男がストライダー1なのか…疑問に残るねぇ…
6.こんな兵器、絶対此処産じゃ無いよね
dice1d6=4 (4)

そこまでは把握してるか

あの局員D以上に複雑な事情を持っている事は理解している
理解しているが…
局員C:…
1〜3.変わった人、だったなぁ…
4〜5.良い人、なんだけどね
6.…寂しそうな奴
dice1d6=5 (5)

良い人すぎるよ

なのは:…ちょっと、数が多いかな？
フェイト:そうかも、どうする？私が抑えておくからなのははスバル達の方に…
此処での戦力分散はあまりしたくは無いが…新人達だけに行動させるのはよろしく無いだろうとフェイトが提案したその瞬間、周囲のガジェットドローンが収束砲によって薙ぎ払われる
アリシア:お待たせ！フェイト！
1〜3.此処は私に任せて！2人はスバル達の援護に！
4〜5.多分だけど狙いはレリックだけじゃ無くて金髪の子もだと思う、ヘリの護衛をお願い！
6.…こいつら、多分時間稼ぎが目的だし…ダミーも紛れてるっぽい
dice1d6=5 (5)

なのは:わかった！
フェイト:気を付けてね、お姉ちゃん！
頼りにしてるといった雰囲気のなのはに対して最後まで心配そうなフェイト
確かに魔法の素質は天と地の差だ
だがそれはそれ、これはこれ
魔法で戦えないのなら、別の方法で戦うまで！
アリシア:アリシア・テスタロッサ、ブラストハバキリ！行きます！

威勢のいい声を張り上げ、大型の砲身を両脇に抱えたアリシアはまだ残るガジェットドローンの集団へと攻撃を開始するのであった…

という訳で此処までよ

お疲れ様
まだ雑魚が多いけどそろそろ本格的な戦闘がありそうだ