二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1737294188981.png-(1362093 B)
1362093 B25/01/19(日)22:43:08No.1274614268+ 20日00:01頃消えます
観測者ちゃんダイス!
というわけで続きです
dice10d100=84 15 15 1 89 56 95 77 44 27 (503)
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
125/01/19(日)22:46:09No.1274615653+
うげっ1と77……ま、まぁなんとかなるでしょう

さて、前回最後は『わたしたち』が再び過ちを犯さないようにするための方法について話し合っているとマッポちゃんが
>1.「その、もう一度『わたしたち』になってくれません?」
>2〜4.+「もちろん、わたしも参加しますから」
と提案。これについて
>「つまり、どうするんですか?」
と尋ねると
>1.「待ってください、それは……少し、考えさせてください」
との返答が……うん?
225/01/19(日)22:49:33No.1274617111そうだねx1
この返答ですが、言ったのは……
1.「何言ってるんですかマッポちゃん」
2〜4.「どうしてですか『わたしたち』、この案は自信作なのですけど?」
dice1d4=4 (4)
325/01/19(日)22:59:18No.1274621215そうだねx1
そう、待ったをかけたのは『わたしたち』でした
「どうして、と言われても……そのアイデアは酷く、こう……気が滅入ります」
頭を抑え、絞り出すように呟く彼女は、どうやらその案を理解しているようです
「それは、こう……『わたしたち』にとってそのアイデアは、とても異質です。そんな、」

苦悩する様子を見て、わたしは遅まきながらそのアイデアを理解しました
1.それは……確かに惨いと言いますか
2〜4.でも、だからこそ償いとしても価値があるのかも?
5,6.(そっと、『わたしたち』を抱きしめる)
7.!?
dice1d7=3 (3)
425/01/19(日)23:00:48No.1274621818+
そういう形で受け入れるか
525/01/19(日)23:08:29No.1274624831そうだねx1
「確かに、これはあなたにとって不安になるアイデアでしょう」
諭すように、宥めるように語り掛ける
「ですがあなたは、中枢たるあなた自身が死ぬわけじゃない。それに」
あぁ、確かに彼女は娘です。わたしの愛おしい娘です。そんな娘に微笑み、しかし眉根を寄せて残酷なことを言う

「……それに、そうであればこそ償いとして機能するのではないでしょうか」
625/01/19(日)23:19:11No.1274628878そうだねx1
「それは……そうかもしれませんが」
頭を抱える彼女は、具体的に何が怖いのでしょうか

1.「それは……わたしたちには理解できないんです、『一人になる』ということが何を意味するのか」
2〜4.「コーラスが、途絶えてしまうのではないでしょうか?」
5,6.「わたしたちの声は……響き続けてくれるのでしょうか」
7.!?
dice1d7=4 (4)
725/01/19(日)23:20:24No.1274629311+
生まれからして役割にはこだわるか
825/01/19(日)23:28:55No.1274632332そうだねx1
「『わたしたち』を中央集権的な集合意識でなくする。そうすれば、何かを間違えても直ぐに修正される。それは、良いのですが……」
『わたしたち』が手を伸ばす
その手を、わたしとマッポちゃんが取る

……聞こえます
わたしたちに気を遣って出力を抑えているのでしょうが、それでも聞こえます
『わたしたち』の中を飛び交う思考、そのそれぞれが絶妙に絡み合い、調和し、コーラスのように響き合う
思考のコーラス。『わたしたち』ことドローンからB.I.O.ブレインに至るまでが織り成す集合意識の神髄です

1.「これが、わたしたちです」
2〜4.コーラスの中に、何かが欠けているのを見つける
5,6.……そのコーラスの中で、歌ってみる
7.!?
dice1d7=2 (2)
925/01/19(日)23:33:11No.1274633878+
自立はしても群体としての繋がりは持ち続けるのかな
1025/01/19(日)23:34:57No.1274634529そうだねx1
思考のコーラス。『わたしたち』という集合意識の神髄
でもそこには、何か欠けているものがある
わたしがいないから?マッポちゃんが抜け出したから?
……いいえ、違います

わたし/マッポちゃん
1.でも、それが何なのかわからない
2〜4.不協和音のような、周りに付いて行こうとする努力の痕跡のようなそれは、
5,6.あの大規模逸脱事件の時にも生まれ落ちていた、でも『わたしたち』の気付かなかったそれは、
7.!?
dice2d7=6 1 (7)
1125/01/19(日)23:41:07No.1274636654+
「何かが欠けています。何か、コーラスから逸脱している何かが……」
マッポちゃんはそれをはっきりとは理解できませんでしたが、わたしにはわかります

1,2.逸脱しても、それでもなお『わたしたち』の一員であり続けたある個体
3,4.自分自身が逸脱個体であるにも関わらず、しかし『わたしたち』のために逸脱個体を狩り続けたとある『わたし』
5,6.『わたしたち』のコーラスに追いつけず、それでも『わたしたち』のために、みんなのために奮闘した彼女
7.いえ……気づいていないのは彼女たちだけでしょう
dice1d7=5 (5)
1225/01/19(日)23:43:06No.1274637337+
やっぱりあの子か
1325/01/19(日)23:46:23No.1274638510そうだねx1
「いるのでしょう?『わたし』」
コーラスに紛れた、ちょっとドジっぽい思念の手を取り、手繰り寄せる
「ひゃっ!?」
どことなく眼鏡のほむらちゃんにそっくりな雰囲気の『わたし』が、コーラスから僅かに独立した思惟が、そこにいます

1,2.つまり、こういうことです
3,4.あなたはもう……いえ、最初から
5,6.一人じゃない、まさしく『わたしたち』だったんです
7.!?
dice1d7=1 (1)
1425/01/19(日)23:55:35No.1274641714+
ああ逸脱してても目立たなかったか
1525/01/19(日)23:57:26No.1274642423+
「ほら、聞こえるでしょう?」
コーラスが、コーラスだと思っていたものが、少しずつほつれていく
ほつれ、綻び、しかしそれらを取り繕ってコーラスであり続ける『フリ』をする
「わたしたちは……わたしたちは……」
嘆き、自嘲し、呻く彼女の元に思惟の歌声が響く
最初から気づいていて、それでもなお『わたしたち』であり続けた彼女たちの
もはや自分たちが、厳密な意味での『わたしたち』そのものではないと自覚した彼女たちの
そして、それが自分だけではないと気づいた彼女たちの
その歌声は、まぎれもなく『わたしたち』への
1,2.慰め
3,4.感謝
5,6.そして……親愛
7.!?
dice1d7=6 (6)
でした


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