織莉子ちゃんからは『芽が出た』という以上の情報が無いからな…
自然に任せるって方針だったし、シィに言われた通りあまりに無関心寄りすぎたのかも知れない

桜の木を俺も色々調べたが…ゼロから根付くのってかなり難しいようなんだ

おりりんがウソ付いてるなんてことも無いだろうしさ
まずは行ってみよ！おりりんたちの隣町に！

久々のドライブだな！
行くか…！

（さやかを助手席に乗せて車に乗り、おりキリ屋敷へと向かうホントバカップルである）

🚗三3　Now Loading...

そして織莉子ハウスへ…

>桜の木を俺も色々調べたが…ゼロから根付くのってかなり難しいようなんだ
え、そうなんだ…？（ぱちくり）
そういえば桜子が作ったのも種とかじゃ無くて、苗木の状態からスタートだったわね

うむ…だから芽吹いたってのもある種レアなんだ
さて、それじゃあ訪ねるとするか
こんにちはー！（呼び鈴を鳴らす）

接ぎ木と挿し木とかそういう方法で増やすのが主流だそうだ
（見滝原を出る成人男性の車…車窓の風景はやや見滝原と比べても閑静な雰囲気である）

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ♪

『なんだ…「」と美樹さやかか』（キリカの声だ）
『織莉子と私の愛の巣になんの用件だい？』

いえーす！我が名は美樹さやか！
こないだおりりんが話してくれた新しい芽についてちょっと話を聞きに来た！

（超大声でインタホンに答えるさやかである）

『いけませんよキリカ…来客の対応が全くなっていませんよ？』

>接ぎ木と挿し木とかそういう方法で増やすのが主流だそうだ
>（見滝原を出る成人男性の車…車窓の風景はやや見滝原と比べても閑静な雰囲気である）
挿し木に接ぎ木…？（ピンときてない表情のさやかだ）
それって切った枝から増やす奴でしょ？桜子はイヤがりそうだし
そういうのって…なんだろ？　子供って言うよりクローンみたいな…

ｳｨｰﾝ
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…（正門が開き、車を迎え入れる…）

>『いけませんよキリカ…来客の対応が全くなっていませんよ？』
『ああっごめんよ織莉子！そんなつもりは…』
『くっ…どうぞお入りください…！』

>『いけませんよキリカ…来客の対応が全くなっていませんよ？』
『あっ！織莉子！？いやそのこれは』
『わ…わかったよ！今門を開ける！』

しっかし大きなお屋敷よねー…仁美んちの方がヤバいけどもさ

執事を気取るならだれにも礼儀正しくだよねー？んん？

これでもオリジナルの織莉子ちゃんとこに比べたら小さいそうだ…

うむ…そして相変わらず見事な庭園だ
これ全部キリカちゃんが管理してるのか…

>執事を気取るならだれにも礼儀正しくだよねー？んん？
ふん、主人にふさわしい相手かどうかを見極めるのも執事の仕事さ
（地雷系めいたファッションのちんまい執事である…）
それで？主人の織莉子は忙しいんだ手短に…

ようこそおいでくださいました…二人とも（恭しくｵｼﾞｷﾞだ！）

お兄…いえ！「」さんにさやかさん！（どーん！）
お待ちしていましたよ…さぁ、中へどうぞ！

時間ならたっぷりありますので！さぁ！
（二人の手を取り屋敷へ引きずり込む織莉子！）

おりりんもグイグイ来るわね！？（ｶﾞﾋﾞｰﾝ）
>時間ならたっぷりありますので！さぁ！
だってさ？キリカ！（ｳｻﾞｧ…♪）

ｸﾞﾇｰｯ…！（引きの弱い顔のキリカなのだった）

それで今日来たのはあれよ、あんたたちが見つけた
桜の芽の事！どこで見つけたの？

浄化の桜を追うフィールドワーク一発目として
織莉子ちゃんの見つけたという桜の芽の様子を見に来たんだ…
どこで見つけたとか、今はどんな状態とか…教えてくれると助かるよ

さぁ、今お茶を淹れますね？おやつにマドレーヌも…って？
>桜の芽の事！どこで見つけたの？
そ、そうでしたね…わたしったら浮かれてしまってつい

初手で飛んだものが全て生き残るとは思っていない
だが生き残ったものが如何いうものかを知りたいんだ

あの桜のチビなら、この街の外縁にある森の中で見つけたんだ
普段の私たちってそこには近寄らないんだけれどもね
別件で魔女を追いかけてたんだが思わぬ収穫だったよ

外縁にある森とな…（地図アプリで調べる「」）
…ここか！　隣町との境目にモロ被りじゃないか

>普段の私たちってそこには近寄らないんだけれどもね
>別件で魔女を追いかけてたんだが思わぬ収穫だったよ
近寄らないって…またどうしてよキリカ？
この街って今はアンタ達以外に魔法少女居ないって聞いてたけど

まあ…現地に行ってみればわかるというものさ
ついてきたまえ

>この街って今はアンタ達以外に魔法少女居ないって聞いてたけど
そうです、今この街の魔法少女はわたしとキリカの二人だけ
…ですが
>…ここか！　隣町との境目にモロ被りじゃないか
隣の町には魔法少女が居ます…そして、件の森は彼女のテリトリーとも近いんです

なるほどねぇ
でもまだ苗木…という感じですらないんでしょ？

なるほどねぇ…テリトリー問題に触れかねない場所ってわけね
…って、キリカ？！
>まあ…現地に行ってみればわかるというものさ
>ついてきたまえ
大丈夫なの？って…ちょっとー！？

うむ…一度現地を訪れてみようじゃないか！全てはそこからだ
何よりこれからはロケーションも気に掛けねばなるまいよ

なに！恐れる必要なんて無いさ、私と織莉子はともかくとしても
余所の街の美樹さやかと魔力を持たない「」
…キミたち二人ならもし見つかっても最初の一回くらいは見逃してくれるはずだ

森に入る事になる…それに駐車場も無いからな！
歩きで行くぞ！

グリーフシードも持っていくとしましょう
…念のためです、一応
（箱から二つほど取り出すとポケットに仕舞う織莉子）

二人の様子から察するに･･･それ程ヤバイ状況になっていると言う事か！？

（身支度を調えるとネオ織莉子屋敷を出発する一行である）
（街の中を歩き、ビルの姿が消え住宅街になり…住宅地を出て民家の数も減っていき）
（フェンスに覆われた何かの管理所とおぼしき建物を通り過ぎると…森が見えてくる）

>二人の様子から察するに･･･それ程ヤバイ状況になっていると言う事か！？
テリトリー問題を踏まえると少々、難しい土地なんです…お兄様
魔法少女を擁するふたつの街の境目ですから…！

あ、そうか…もしも無事に育てば二つの街から魔女化の危険を減らせるけども
ここのはまだまだ小さな芽なんだ、下手に移動させたりしたら後々問題になりかねない

>グリーフシードも持っていくとしましょう
>…念のためです、一応
>（箱から二つほど取り出すとポケットに仕舞う織莉子）
​う​む​…​そ​し​て​相​変​わ​ら​ず​見​事​な​庭​園​だ​
​こ​れ​全​部​キ​リ​カ​ち​ゃ​ん​が​管​理​し​て​る​の​か​…​

それにこの芽の事を知っているのは私達だけですから…

>ここのはまだまだ小さな芽なんだ、下手に移動させたりしたら後々問題になりかねない
…そういうことです（頷く織莉子）
隣町の子たちはまだこういった桜があるという事実そのものを知りません
そのことも問題を複雑にしている…

厄介な場所に芽吹いたな！？
隣町の子たちにいつ知らせるか、そしてこの場所で本当に良いのか…

>それにこの芽の事を知っているのは私達だけですから…
取り合いになったら潰されちゃうかも…

よっと！（フェンスを魔法少女脚力で跳び越えるキリカ！）
（ｽﾀｯ）侵入成功だ…織莉子たちも早く来なよ！

知らせぬことがよい真実もあるという事さ…
魔法少女が皆、織莉子のように品行方正とは思わない事だね

キリカちゃん！勝手に入っちゃったよ…良いのか？（周囲を見渡す「」）
監視されてたりしないだろうな…！？

>（ｽﾀｯ）侵入成功だ…織莉子たちも早く来なよ！
おっけー！今行く！
>キリカちゃん！勝手に入っちゃったよ…良いのか？（周囲を見渡す「」）
>監視されてたりしないだろうな…！？
まぁまぁ♪（ひょいっと「」を担ぐさやか）
別に密猟とかするってわけじゃないんだしさ！

（有刺鉄線つきのフェンスを魔法少女脚力でもって跳び越え侵入する一同！）

ｶﾞｻｶﾞｻｶﾞｻｰｯ！！（フェンス跳び越え藪をかき分け森の中へ！）

>知らせぬことがよい真実もあるという事さ…
>魔法少女が皆、織莉子のように品行方正とは思わない事だね
そうだな…希望こそが争いの種になりかねない
それは人間の歴史でも証明されている

>知らせぬことがよい真実もあるという事さ…
>魔法少女が皆、織莉子のように品行方正とは思わない事だね
あらキリカ、わたしだって褒められたものでは無いわよ？（くっくっ♪）
魔女退治なんて大体は不法侵入することが多いのだもの♪

ﾌﾜｰｯ（でかい蜘蛛の巣が行く手を阻む）

>ﾌﾜｰｯ（でかい蜘蛛の巣が行く手を阻む）
うわっ！？なっ…ビックリした〜…！
ごめんね、ちょっと通させてもらうからね…（蜘蛛の巣を避けて進むさやかである）

もっとも…この辺りに魔女が出るなんて事は無いからね
人の往来する場に魔女は出るというものさ

ｶﾞｻｶﾞｻ…ｶﾞｻ…（森の中をだいぶ進む…森と言ってもそこまで鬱蒼とはしていない）
（目の前の木々が拓けてきた…隣町の景色が逆行の中、うっすらと見えてくる）

ただし例外はある……魔法少女に追い込まれた時だ
森の中みたいな場所に逃げることは珍しくない

魔女の中には知恵の回るのも居るからな…ううむ
『視界が悪い場所は実際身を隠しやすい』…

>ｶﾞｻｶﾞｻ…ｶﾞｻ…（森の中をだいぶ進む…森と言ってもそこまで鬱蒼とはしていない）
>（目の前の木々が拓けてきた…隣町の景色が逆行の中、うっすらと見えてくる）
えっ…ちょっと、もうすぐ森を抜けちゃうわよおりりん？
こんなギリギリの場所に芽を出しちゃったわけ…？

ええ…ですから
もしあの芽がこの先も育つ可能性があるのなら移転も視野に入れています

そうなのよ、だからこそややこしいし近寄りがたい…（目を閉じる織莉子）
…この辺りよ（跪く織莉子）
さやかさん、足元に気をつけて…踏んでしまっては大変ですから

（やわらかそうな土の上に緑色の新芽がちょこんと生えている）

…えっ？！（その場に固まるさやか！）
ど…どこ！？
>（やわらかそうな土の上に緑色の新芽がちょこんと生えている）
あ！この子が…！

おお…これがそうなのか？
でもまだ小さくてか弱い…お世話が大変な気がするぞ！

ほんとだ！ちっちゃい〜…桜子も連れてくれば良かったかもね？
実質この子のママみたいなもんなわけだしさ

>おお…これがそうなのか？
>でもまだ小さくてか弱い…お世話が大変な気がするぞ！
ですが…果たして動かしていいものか…
まだ弱いうちから動かしてしまってはまずいかもしれませんし

この子が育つと、あんなでっかい桜の木になるんだもん
なんか感動かも…ねぇ、他にも、この子みたいな芽がもっとあるんだよね？
こんな風に人知れず芽吹いてさ…でも、シィの言葉がホントなら

>こんな風に人知れず芽吹いてさ…でも、シィの言葉がホントなら
こうして健気に芽吹いても、件の魔女に狙われてエサになってしまってるってわけか…！

>この子が育つと、あんなでっかい桜の木になるんだもん
>なんか感動かも…ねぇ、他にも、この子みたいな芽がもっとあるんだよね？
>こんな風に人知れず芽吹いてさ
うむ、今もどこかで芽吹いているのかもしれんな
>…でも、シィの言葉がホントなら
(ｺｸﾘ)･･･それ故に、魔女や使い魔たちに狙われやすい･･･と言う事になる

そうだな…ここはひとつ一時的な保護をしたらどうだろうか？
何かあった時に駆け付けるではちょっと危険だ！

私と織莉子がたまに訪れては、少しずつ魔力を与えてるんだ
ただ、あまり過剰には与えられない…魔力の痕跡を残しすぎて
隣町の魔法少女に訝しまれたら厄介だからね

>私と織莉子がたまに訪れては、少しずつ魔力を与えてるんだ
>ただ、あまり過剰には与えられない…魔力の痕跡を残しすぎて
>隣町の魔法少女に訝しまれたら厄介だからね
なるほど…そうやってお世話してるんだ…
出来れば自然に根付いたとこで育って欲しいもんよねぇ

>そうだな…ここはひとつ一時的な保護をしたらどうだろうか？
>何かあった時に駆け付けるではちょっと危険だ！
あたしも「」っしーのに賛成だよ！…あんまりにも心配な場所に生えてるんだもん
何か手を打たないと不安だよ…

ううむ…どうせならいっそ、その隣町の魔法少女にジジョーを話して
どうにか協力を得られたら最高なんだが…！

そうですね…理想は降り立った場所での成長ですが…
事が事です
私達で保護するのがいいでしょうね…実はなかなか踏ん切りがつかなかったのです

>ううむ…どうせならいっそ、その隣町の魔法少女にジジョーを話して
>どうにか協力を得られたら最高なんだが…！
……交流がどうもね、無いのさ

いっそのこと今この場で根付く程度には成長させられる栄養源があればよかったんだけどね？

>いっそのこと今この場で根付く程度には成長させられる栄養源があればよかったんだけどね？
それがもし魔力の話なら、この場所だからこそ難しいだろう「」
マ連のメンツをここに毎日送りこんでいたら隣町の魔法少女をイタズラに刺激してしまうよ
マ連がテリトリーを狙って、戦争をしかけようとしてるんじゃないかってね

そうですね…見滝原に近しい私たちに警戒心を抱く子もいます
それも道理でしょう
自らのテリトリーを後ろ盾のある者たちが踏み込むとなれば

ぐぬーっ！この街にいるジジョーを知る子兼、魔力をあげられるのはおりりんとキリカだけ…！
マ連のメンバーで魔力を届けようにも立地のせいでテリトリー問題に触れかねない…！
（頭を抱えるさやか！）

恵みを全ての人に…って奴は人間もできていないからな？
持ち上がる問題は育成や魔女だけでないという事か…

>……交流がどうもね、無いのさ
…無いならば（芽の写真をスマッホで撮り、ユニオンへ送信すると立ち上がる「」）
いっそのこと、こちらから声をかけて作ってしまえば…