生徒会案件2 複数の女子更衣室にてどこからか視線を感じるといった報告が相次いでいた。覗きや盗撮がないか調査を続けていた所、小さな物音が聞こえたという証言があった。 「くそっ!何だって校内に完全体がいるんだヨ!」 犯人はチューモン。小型カメラを使い盗撮、ロッカーの隙間を移動しうまく隠れていたようだ。 逃げ回るチューモンに向かって雷撃が飛ぶ。自身のデータを圧縮し小さくなったパロットモンの攻撃である。 「なに、殺しはしませんよ。少し盗撮したOPP……そのカメラのデータを見せていただければ。」 「あずきちゃん!そっち行きました!」 「ガルルモン!捕まえて!」 「フリーズファング!」 「あぶネェ!」 校舎の中、障害物である机や椅子など学校の備品を壊すわけにもいかず。小さくすばしっこいチューモンを捕らえるのは難しかった。 「どうしましょう?」 「あの素早さに室内で物壊さずには無理だぜあずき」 「むう……。」 「いい足してますね彼。実に良い逃げ足。しかし彼は撮ったデータを何処へ保存しているのか……。少し見せて貰いたい所なのですが。」 学校のパソコンへの外部からのアクセスからチューモンのアドレスを発見。 盗撮データを攻撃、破壊したところチューモンがのこのこ出てきたので無事捕獲。 「ひどすぎる……!こんなのって無いヨ……!俺のシコフォルダ……!」 「やはりデジタマからやり直させたほうがいいのでは?」 「早まってはいけません胸無き者よ。彼の隠密撮影技術は情報収集に最適です。どうでしょう雷弧、情報源として生徒会で働かせてみては?」 「うーん……。」 数十分悩んだ後、数回働かせてみてから処分の判断を決める事となった。