▼ 紫のヘアバンドと白いケープのウィンプルは髪を覆い、首に沿って長く立ち上がった襟は肌を隠す。 紫色の長袖は手首よりも長かった。 尼僧服に似た衣装は過剰ともいえる露出を割けるデザインで、その女の象徴だといえるものだ…本来のままであれば。 それだけに、女を知る者ならば残った場所に目を向けた時、今のこの格好を見れば絶句するだろう。 襟が着け襟だというのは些細なこと。 長袖は肩を隠すが、鎖骨より下は切り取られたような形で生地は存在しない。 足もまた肌を晒すことはなかったが、肌を覆うエナメルの光沢のタイツは上の伸びた途中、斜めのカットで股間や尻周りの下半身を覆うことをやめている。 簡潔にその姿を言うのなら、着け襟の全身タイツを、肩紐なしのオフショルダーのレオタードの形に服を切り抜いた…そんな格好。 当然、そうなれば乳房や股間も丸見えになるところ、ハートの形をした前貼りがかろうじて恥部を隠している。 かろうじて…としか言いようがなかった。 女陰に張り付いた前貼りはなんとか死守を務めるも、その反対側の尻でフリフリと揺れるウサギの尻尾には淫具が肛門に突き刺さって装着されている。 贔屓目に見ても豊満よりは遥かに慎ましい胸は、こぼれるほどの大きさではないものの前貼りでは隠しきれず、黒ずんだ乳輪をハートからはみ出させる。 尼僧衣と拘束具を想起させる露出を避けた服を元にしながら、その対極にある変態的な衣装。 『名も無き世界』では逆バニーと呼ばれる格好だった。 そんな変態衣装の逆バニーが、女の今の状態をより際立たせる。 腹だ。 重たげに膨張した下腹部。 その大きな丸みを何に邪魔されることなく見せる身重の体…妊婦のボテ腹。 男の胤で孕んだ女の証明を、逆バニーはその衣装のもつ卑猥さに組み込み、インモラルなエロティシズムを醸し出す。 しかしそれだけに、妊婦のする格好では到底ないことだ。 ならば、もう1人の女はどうか。 こちらはセクシーランジェリーと呼ばれる下着姿で、乳頭は逆バニーの逆。 乳首だけを露出するオープンブラだ。 下着を着ながら隠す気のない胸、下半身もまた同様に下着があってないも同然だ。 シースルーのレースのショーツはクロッチだけは透かさず女陰を覆うも、尻側にほぼ生地のVバック型で肛門を曝け出すオープンショーツの一種。 露わになった肛門には尻尾はついていないものの、逆バニーの女と同じように淫具が刺さっている。 そしてこちらも衣装は違えど、大きな孕み腹を見せつける格好だった。 その妊婦が2人、卑猥な衣装に身を包み、張ったボテ腹を露出し互いに突き出していた。 そうした姿勢で挟むのは1人の男の怒張した男性器。 懐妊の膨らみをてらてらとテカらせるローションは自分たちの母乳。 摩擦による性快楽を得るオスの部位を、ボテ腹とボテ腹の間に挟むサンドイッチ。 両側から押し付けられた孕み腹が、挟んで扱く陰茎が滑ってこぼれぬよう、左右前後に忙しなく動いている。 女を妊娠させるため胤汁を吐き出す肉棒を、誰かの子種を宿した腹の膨らみを肉布団にする、背徳的なプレイ。 2人の母親は2匹のメスとして振る舞い、目の前のオスを喜ばせためにずっしりとしたボテ腹を揺すっている。 ▼ 鬼妖界集落『風雷の郷』。 郷の長、鬼姫ミスミの屋敷に呼び出されたツェリーヌ・セルボルトは、自分を待たせる相手に苛立っていた。 その男が、 「ヤードがオルドレイクさんに捕まってるのを見ましたよ」 と、遅れてやってきておいて、開口一番にのほほんと世間話を始めるのだから、余計に彼女の腹は立つ。 「他に、言うことは、ないの、ですか?」 「えっ? ああ、『お前は私の弟子なのだから、私の子の家庭教師をするのが筋だろう』と嬉しそうな絡み方で…仲良いですよね」 今更、説明されるまでもないことだと、ツェリーヌの苛立ちは増すが、男…レックスは気付いていないようだった。 ヤード・グレナーゼは、『無色の派閥』大幹部、オルドレイク・セルボルトに才能を見出された召喚術士だ。 オルドレイクに能力を買われたからこそ、ヤードは『無色の派閥』で席の空いたグレナーゼの家名を名乗ることを許されたのだ。 師弟の付き合いは、レックスどころかヤードが出奔時に頼ったカイル一家よりも遥かに長い。 オルドレイクの妻であるツェーリーヌも知ることである。 ただそれは、既に壊れた関係性だ。 そこまで思い、ツェーリーヌは今のオルドレイクとヤードの立場を振り返る。 一連の事件の後、ヤードは出奔した『無色の派閥』に当然戻らず、海賊たちと旅にも出ずだ。 なにもないこの島に残って召喚術士の才能を無駄にしながら、新米教師としてレックスと共に子供たちに勉強を教えている。 一方のオルドレイクは徹底的に野望を潰され、挙句の果てに島からの深手を負って脱出に1人失敗した。 それは荒治療でもあったのか、島民に見つかり軽い軟禁状態での療養生活は、時間をかけてオルドレイクの尖った部分を削いでいったように思えた。 撤退する部下たちが引き留めるのを振り払い、島に舞い戻って島民に投降したツェーリーヌは、夫の回復を見守る中でその変化を感じ取った。 大望に向かって走り続けることをやめ、重い荷物を降ろしたオルドレイクは、文字通り休むことができたのだと。 かつてセルボルトに書生として使えていた若き日の面影が、夫の顔に戻った時、己の胸に後悔と安堵が去来したのをツェーリーヌは覚えている。 セルボルトの家が何かを背負わせてしまい彼を変えてしまった、気付き目を背けていた事実を真っ向から突き付けられたこと。 その呪縛から、オルドレイクが多少なりとも解放されたこと。 それらの結果が、オルドレイクから性急で過激な思想を着実に剥がしていった。 野心を完全に捨てたわけではないようだが…。 尊大な態度はそのままに、今では島民に「ジャキーニのおっさんを更に偉そうにしたおっさん」として認識され、適度な迷惑をかけながら受け入れらている。 元に戻ることはない…しかし、ゆっくりと時間をかけて新しい関係で、かつての師弟は歩き出していた。 そう思い起こしながら、ツェーリーヌは自分自身の変化も思う。 「この島は…穏やかですから」 今なら、イスラがこの『忘れられた島』に苛立っていた理由もわかる。 穏やかに生きることは、闇を抱えたかつての自分を否定することにも繋がる…。 変わっていくことで積み重ねた過去を捨てなければいけない精神的苦痛。 そんなものは、余裕のない状態でとても受け入れられたものではない。 お人よし達にはそうでもないのかもしれいが、劇薬なのだ。 ジャキーニや、オルドレイクが、時折馬鹿げた騒動を起こすのも、ガス抜きとして平穏と折り合いをつけていく…正常な作用、なのかもしれない。 だから、苦痛に向き合う余裕と時間が必要だった。 そのきっかけを作ったのが、目の前のレックスと彼の底抜けのお人よしであることを、賢明なツェーリーヌは理解している。 当のレックスは「?」と何もわかっていないようで、それがまた腹立たくもあったのだが…。 はぁ…とため息を付き、仕方がないですねと内心で折り合いをつけツェーリーヌは相手の遅刻を許すことにした。 「さっさと用件をすませてください。今、あなたが言った様に私はあの人の子を授かった大事な体なのですから」 ▼ ツェリーヌが夫以外の前で服を脱ぐのは何度目になるか。 機界集落『ラトリクス』に赴き妊娠時の定期健診で、機械検査を行うアルディラや、医療看護用自動人形のクノンといった同じ女に見せるのとは違う。 人妻の自分に性欲を向ける男の目の前で肌を晒す行為。 ただでさえ他人に見られたくない体の変化をより煩わしく思いながら、ツェリーヌは服を脱ぐ。 目に見える体の変化…。 まずわかりやすいのは肥満体型よりも大きむ前に突き出た妊婦腹。 乳房の乳首と乳輪は黒ずみ、乳輪にはモントゴメリー腺のブツブツが目立っている。 胸のものはどちらも乳児に授乳を助ける母体の変化だ。 そんな、子を宿したことで起こる体型の崩れが脱衣で露になるも、レックスの欲情を萎えさせる効果はないようだった。 妊娠時の体の変化は、懐妊が初めてのツェリーヌにとってショックであったのだが…。 ショックなだけに妊娠後、しばらくレックスが手を出してこないことは、男から見てもそうなのだと、苦々しくも利点があると己の慰めにしたぐらいだ。 だが、レックスは間を空けただけ。 安定期に入るとこの有り様だ。 レックスは今、片手で腹を撫で、もう片方の手で乳輪のモントゴメリー腺の凸凹を確かめながら、乳腺が発達した黒乳首を摘まんでいる。 常識があるのか、非常識なのか。 怒りを通り越して、ツェリーヌ呆れ果てていた。 「お腹の子の父親ですけど…」 「オルドレイクです! 間違ってもあなたのはずないでしょう!!」 呆れた矢先に何を言うかと思えば、不愉快な戯言。 ツェリーヌはかっと怒りを再燃させ、レックスを怒鳴りつける。 吐いた言葉は反射的なものであったが、内容そのものは願望や嘘ではなく事実である。 ロレイラルの技術を用いた遺伝子検査とやらで、お腹の子はツェリーヌとオルドレイクの実子であると検査済みだった。 レックスはツェリーヌの怒声を浴びながら、むしろその答えを満足そうに受け止め笑みを深めた。 「そうですね。俺はツェリーヌさんと『ここ』でしかしてませんから」 「……ッ!!」 腹を撫でる男の手の腕が妊婦腹を優しくホールドし、ツェリーヌを抱き寄せる。 その動作と並行し、もう一方の手は色素沈着した黒ずんだ部位を触った。 授乳のための女性ホルモンの変化で黒くなった胸ではない。 そこは膨らんだ下腹部よりも更に下、後ろ『穴』…。 子を成すためのセックスに使う股間の膣ではなく、尻房に隠れた肛門。 しかし、何度も雄生殖器を挿入され、色素沈着するほどに肛肉を摩擦された…夫以外の男を受け入れる性処理穴に、レックスの指が触れていた。 「何度も言いますが…そこは不浄です。子作りのための場所では、ありません…」 「ははは…けど、生ハメでアナルにいっぱい射精しましたから。溢れた精子が膣口にかかって…という危険性もゼロではないので」 「精子って意外としぶといですから」と囁く男の声に釣られ、ツェリーヌはちらりと横目で相手の股間を盗み見る。 若く逞しい生殖器の隆起。 オルドレイクのものと比べればやや小さいものの、平均よりも上のサイズのそれ。 過去に幾度となくツェリーヌの腹の奥に精を注ぎ、脈打っては際限のない射精で直腸をぱんぱんに膨らませた…尽きぬ欲望。 そのスペルマの海で泳ぐ無数の精虫が、一度でも膣口に入り込んだ瞬間、排卵した卵子を犯すべく卵管に群がる様が人妻の脳裏にありありと浮かんだ。 「…ッ、馬鹿なことを…あり得ぬ絵空事するために呼んだのではないでしょう」 「そうですね。ツェリーヌさんの言う…不浄に、俺の生殖器が挿入りたがってもう我慢できませんから」 レックスが「見てください」と、鏡台に向かってツェリーヌの尻たぶを掴んで左右に割り開く。 人妻の肌が白いからこそ、普段は閉じた尻谷間で隠れている恥部は目立った。 濃い肌色でもピンクでもなく、黒。 肌に影がさした暗さの茶色を遥かに超える色味の黒ずみが、縦に閉じた後孔を中心にして周囲に広がっている。 「凄いですよね…まっくろだ。赤ちゃんがママのおっぱいと間違って吸い付く黒さですよ」 レックスの言葉は肛門だけでなく乳輪と乳首の黒さでツェリーヌを辱める。 思わず鏡から目を背けるも、自分の体の変化に不安がる人妻妊婦は、胸で見覚えた色素の沈着を想像で己の尻に重ねてしまう。 不浄孔だからこそより卑猥に黒ずんだ…目を背けたくなる色。 そんなものが自分の体に存在するなど、普通は考えもしないし見ることもなく…名家の女の心に否定の感情が積み重なっていく。 なのにこの男は、その汚れた場所を愛しげに口付けするのだ。 「い、いや…」 そしてぺろぺろと舌で舐めまわし、ちゅうちゅうと唇が肛門の皺を吸う。 「やめ、やめなさい…!」 弱々しい制止をレックスは「もっと」という声として受け取ったようだった。 赤子が母乳を求めるように位置を探る…そんな始まりから、一転。 乳児ではあり得ぬ貪欲な口の動きが、激しくツェリーヌの尻窄まりを責め立てた。 ひくついたアナル皺が口の吸引で唇の間へと捕らわれ、コシュコシュと歯で甘噛みされる。 容赦のない強い愛撫に皺を引き延ばされた不浄の窪地がびくんと跳ね、慰めの舌が孔に沿って噛んだばかりの敏感な場所を舐める。 その動作を後孔の周囲をまわるよう、丹念に、順々に、繰り返していく。 ツェリーヌのにとっておぞましい行為。 何よりもおぞましいのは、度重なる調教によってツェリーヌの体がそれを性行為として感じることだ。 だから見てしまう。 想像よりも色濃く黒ずんだマゾアナルが、レックスの口技によって括約筋の緊張から解き放たれ、ぱくッぱくッと『入り口』を開閉させる様を。 「あぁぁぁ…いやぁ…」 腸内のピンク色は鮮やかで、肉のコントラストがより色素沈着を際立たせていた。 尻孔から想起される丸く開いた穴ではなく、縦に拡がった黒のクレヴァス。 排便のために備わった領分を超え、レックスの陰茎を飲み込むために拡張された直径は、元の形に縮むことはない。 その穴が尻の間で閉じた時、横から挟まれることで縦に潰れ、縦に割れた線を肛肉に浮かばせるのだ。 「オルドレイクさんは知らないのかな? ツェリーヌさんみたいな綺麗な女性に、こんな下品なアナルがあるなんて…」 「ししっ、知るわけがないでしょう! あ、あなたがぁ…あなたが、こんな形にしたっ、したのです…!」 「そうですね。俺が、ツェリーヌさんのアナルを好きにしました。ペニスでケツハメするための、下品なマゾアナルにしたんです」 「うぅ…っ、ほ、本当に元に戻せるんでしょうね…!?」 不承不承、選択肢なく受け入れた境遇。 万が一にも調教済みの体を元に戻せるのなら、口約束であっても一抹の望み賭けたいのが、ツェリーヌの正直な気持ちだった。 「戻せますよ。証拠ならあります」 ツェリーヌを捕えたままレックスが、何らかの召喚術を使い部屋と部屋を仕切る襖を開く。 何を見せる気なのか? ツェリーヌは隣の部屋を覗き込んだ。 敷いた布団の上でぐったりと倒れている何者か。 …女、だとツェリーヌは気付いた。 膨らんだ腹が自分と同じ妊婦だと知らせていた。 ミスミだろうか…? 医療看護用自動人形のクノンが、機界集落ではなくこの鬼界集落に出向いている理由は、ミスミの診察があったからだ。 それをオルドレイク用の隠れ蓑の理由にされ、妊娠時の定期検査の名目でツェリーヌはレックスとの待ち合わせに応じている。 だが違った。そこにいる女性はより見覚えのある人間だった。 「え…?」 紫のヘアバンドと白いケープのウィンプルから伸びたウサギの耳、ツェリーヌの知らぬ改造服…逆バニーを着せられたツェリーヌ自身がのびている。 わけがわからないまま、人妻はレックスを見た。 この光景を当然というように、相手は微笑んでいた。 「第二子、おめでとうございます。男の子ですよ。オルドレイクさん、喜んでました」 「え…? え…?」 「傀儡って言うんです。完全な同一人物は呼び出せないんですけど、状態が違えば同時に並ばせることもできる」 そう言いながらレックスは2人のツェリーヌを順に指さした。 「あっちが今のツェリーヌさん。で、あなたが1年前のツェリーヌさんです」 そしてまた微笑んだ。 「ツェリーヌさんもおめでとうございます。ほら、あっちのツェリーヌさんのアナル、綺麗でしょ? 清酒・龍殺しでアナルの人生やり直し済み、です」 確かに肛門は綺麗なピンク色をしていた。 まるで艶やかな唇のようだった。 そう…ぷっくりと膨らんで亀頭をシゴくのに適した形状…排泄門ではなく尻孔交尾用に調教された、これもまた卑猥な色形の。 射精を促すための肉穴にされたのだと一目でわかる。 何故ならひくつくたびに、たっぷり注がれた精液を吐き出していたからだ。 「ああああ…あ、ああッ!」 「向こうのツェリーヌさんが起きたら一緒に楽しみましょう。それまでは、こっちのツェリーヌさんのアナル…味あわせてくださいね」 口だけではもう我慢できなくなったレックスが、肉棒の切っ先をツェリーヌの彼にとっての『入り口』にあてがう。 パンパンに怒張した亀頭の膨らみは、あてがった先の縦割れした尻孔に収まりきらないように見えた。 だがレックスが腰を押し付けたそれだけで、窄まりはひくついて蠕動し肉棒を飲み込んでいく。 肛門皺の1本1本が吸盤を敷いたレールのように、自分を巻き込みながら屹立したオスの生殖器を腸内へと導いていくのだ。 交尾のために改造された肉壺が男女の交わりを歓迎する…それが例え夫でない相手で、尻孔の肉輪は抽挿でシゴき、ハラワタで精液を受けることになったとしても。 「ツェリーヌさん…ツェリーヌさん…! ツェリーヌさんが、アナルで…肛門で、俺のペニスを…! ああ、大きな妊婦のお腹、もっと見せてください…ッ!」 レックスが求めたのは正常位のアナルセックス。 通常のセックスであればノーマルな体位は、愛し合うセルボルト夫婦が営みや子作りで選んだ思い入れのある体位。 ツェリーヌにとっても、万が一にも開発された変貌した普通でない色形のアナルを、万が一にも夫に見られにくい…。 そういった意味でも、夫との情交に適していたスタイルが今…。 使用してない前穴と、人妻妊婦であるボテ腹を眺め、肛門交尾の充実を得るためだけに、欲望によって上書きされていく。 「だめぇ…、だめ! だめです! せーじょーいっ、だめぇ…ッ❤」 人妻の尻肉をたぷんったぷんっと震わせるレックスの腰遣い。 その抽挿が狭隘な直腸を何度も往復し、奥深く入った分だけ引き抜かれては、その長さの分だけ勃起した陰茎が肛肉を擦りあげた。 「せ…ッ❤ せいじょう、なにのッ…にぃ…ッッッ❤」 箱入り娘だった名家の令嬢が夫と子作りを試みた回数よりも多く、他人と肌を重ねた尻孔交尾の経験が腸襞すらも無意識に操った。 肛門性交に乱れる妊婦人妻が相手の腰の動きに合わせ、オスの全体に結合部を絡みつかせる。 腸粘膜に亀頭を擦り付けてえぐる動きで直腸奥にペニスを飲み込んで、より深いピストンを引き出し、ツェリーヌのアナルは射精を待ちわびる。