ど、どのあたりが危険なんだ？！技術班！！

『あなたが噂の桃太郎ね…よくぞここまでたどり着いたわね…よくぞ…！』
『雪の女王！世界を凍てつかせるのを止めてくれ！みんな困ってるんだ！』
（もも太郎が前に出て雪の女王と対峙する…！）

>ど、どのあたりが危険なんだ？！技術班！！
それがヤバいよミスター…よりにもよって見習いサンタ少女の人形なんだ！

>ど、どのあたりが危険なんだ？！技術班！！
音声だ…今応急処置で絶縁体巻いて誤魔化してるけど

サンタの声が出なくなっちゃうなんてそれじゃ人魚姫になっちゃうじゃないの！？

『娘よ…何をしに来た？己そのものをも忘れ去ったお前が』（やちよ女王が凄みを利かせる！）

おじじ、大変かも…主役の見習いサンタの人形の動作プログラムにバグがあったみたいで…！
音声データを受け付けてくれない、エラーが出ちゃう…このままじゃ主役が動かなくなっちゃう…！

>『娘よ…何をしに来た？己そのものをも忘れ去ったお前が』（やちよ女王が凄みを利かせる！）
『あわわわ…わ…ワタ、ワタ…私、わたしは…！』（ｷﾞｷﾞ…ｯ）
『私、さん、タ…あな、あなあなたのここ…ここ、ココロ溶かす…プレゼンと…』（ｷﾞｷﾞｷﾞ…）

（少しづつ鈍くなるサンタの人形）

あぁっマズい！システム障害！！

『退け！』
（圧をかけると桃太郎とサンタが舞台袖へと押し戻される）
（そして玉座の背後には心臓につららの刺さった王子が！）

＜あれ…なんか…はいいろサンタさん、動きおかしくない？（ｻﾞﾜ…）
＜あの雪の女王がめっちゃ圧があってコワイから怖がってる演技…だよね…？（ｻﾞﾜ…）

わ、私が…私がやります！台詞なら覚えてます！
動きだって…何度も何度もずっと見てましたから…！

>わ、私が…私がやります！台詞なら覚えてます！
>動きだって…何度も何度もずっと見てましたから…！
はぐむん・・・！

ニコちゃんよ、人形を取り外せるかい？この際腕は動かなくてもいい！

ふぅ…ひとまず、ここから少しの間だけは雪の女王のミュージカルパートで繋ぐでござんすよ
ミスやちよに無理言ってワルい感じのお歌を入れてもらって良かった…！
今のうちにサンタ人形の修理を……って
>わ、私が…私がやります！台詞なら覚えてます！
>動きだって…何度も何度もずっと見てましたから…！
ミス、はぐむ………（ﾆｺﾘ）
オーライ…！

＜私は〜雪の女王〜♪　冷たく凍てついた〜このココロ〜♪
＜う〜う♪う〜う♪（雪の女王に『急に歌うよ〜』してもらいしばし場を繋ぐ！）

どうしよう…三匹のこぶたのユニットも兼ね合ってる部分なんだ

はぐむちゃん…！（息を呑む「」…そしてじっと彼女のむんっ！とした顔を見つめる）
…やれるのかい？

やりますっ！やらせてくださいっ！
このまま劇が台無しに…なんて、させたくないんです…っ！

やります…やってみせます！！！

>どうしよう…三匹のこぶたのユニットも兼ね合ってる部分なんだ
それならこっちも必要よね？
あたしに任せて！きっと近くにいる…！（外へ駆け出していくさやか！）

さやか！？おい……でも、もうあまり時間も無い…！
頼んだぞ…！

ヨシ！いってこい！あれだけ何度も練習したんだ！いける！

ぶっつけの生アフレコだ……でも、あれだけ練習したんだ
頼んだぞはぐむちゃん！

『どうした！北風に吹かれただけでもう音を上げたのか！』

＜わたしのかなしみで〜そめあげる〜♪　この〜せかいーーーーーを〜♪
＜うーう♪うーう〜♪（雪の女王が歌い終わるまで、あと3．2．1…！）

＜私は…どうしてここへやってきたのか自分でもわかりませんでした…でも今は…わかります！
（はぐむの肉声だ！）

『王子様を助けるために！あの日何もできなかった私をやり直すために！』

>『どうした！北風に吹かれただけでもう音を上げたのか！』
『なんて強さだ、雪の女王…！』（舞台袖から戻ってきたもも太郎が悔しげにうめく）
『三匹のお供が冬眠しちまった！寒さに強い犬とサルまでも！』

はぐむさん…頑張ってる！
今度は姉妹にも頑張ってもらわなきゃ！どっかで見てるよね？（集中して痕跡を探す！）
いた…！

（演じるはぐむが右手を挙げれば…舞台の上のはいいろサンタもその右手を挙げる）
（緊急時だからか彼女は今、無我夢中で演じている…シンクロ率が高まっていく！）

あれ？なんか慌ててるみたいだよ？（双眼鏡で覗いているあやめ）
大丈夫かなぁ？

＜はぐむちゃん…！（客席の奥で息を呑む黒髪ウェービー豊満お姉さんのシルエット）
＜…がんばって、その調子よ…！

>『王子様を助けるために！あの日何もできなかった私をやり直すために！』
『お前に何ができる！私を倒す事も！あの王子を救う事も出来まい！』

>あれ？なんか慌ててるみたいだよ？（双眼鏡で覗いているあやめ）
>大丈夫かなぁ？
いた…！おーい！一大事なのよ！超トラブル！
三人の力が必要なの！

（ALAS!いつものおどおどした調子ではなく舞台に通る声で演じるはぐむ！そう！彼女も演劇部であり発声練習は欠かさなかったのだ！）

『私は、サンタ…みならいだけど、サンタクロース…！』
『だから！寒いのなんてへっちゃらですっ！』（人形の動きに合わせて声を張るはぐむ！）

>いた…！おーい！一大事なのよ！超トラブル！
>三人の力が必要なの！
えっ？一体何が起きているの？劇は大丈夫なの？

それが…大ピンチなんです！だいじょばないから来たんです！
はぁっ…はぁっ…！
かくかくしかじかで機械のトラブルが起きて…それで！三匹のこぶたの出番までもうあまり時間が無くて！

『そしてサンタで…サンドリヨン！』（12時の鐘が鳴る！北風の呪いが解けて赤いドレスに変わってゆく！）

それってあたしらが生の声でやるって事〜？
うーん…（このはを見やる葉月）

＜ひもを引っ張って！灰色の服が赤いドレスに早変わりだ！

えっ…あっ……！（はっとするあやめ）
それってやべーやつなのかさやか！大ピンチなんだなっ！？（ぴょんこぴょんこ！）

あ・・・あちし・・・！ううー・・・！
やるもんね！！約束やぶっちゃったとしても・・・あちしはやりにいくもんね！！！

>＜ひもを引っ張って！灰色の服が赤いドレスに早変わりだ！
うん、おじじ…！（ｸﾞｲｯ！）
はぐむん！お願い…ここからがぼくたちの正念場だよ…！

>えっ…あっ……！（はっとするあやめ）
>それってやべーやつなのかさやか！大ピンチなんだなっ！？（ぴょんこぴょんこ！）
そう！きっと三人じゃなかったらダメな奴なんだよ！
だって最後のオチだよ？喋らなかったら閉まらないでしょうが！！

（つつじの家へと駆け出すあやめ！UFOめいてハヤイ！）

あやめ…！！
………ぁ…（息を呑むこのは…あやめの背に手を伸ばすも届かない）

やっぱさ、しっかり自分らの声で里帰りしなきゃだよね〜？（葉月も続いてゆく！）

あやめったら、もぉ〜……ど〜する？このは（にっ…💛）
つってもさ？ここは腹をくくるべきところじゃないかってアタシも思う…！

…もう！これじゃとんだ計画倒れじゃない…！（やれやれと首を振るこのはだ）
しょうがない妹たちなんだから…！

『これは…あなたへのプレゼントです』（女王に歩み寄るサンタ・ドリヨン！）

>『そしてサンタで…サンドリヨン！』（12時の鐘が鳴る！北風の呪いが解けて赤いドレスに変わってゆく！）
＜はいいろサンタが！赤くなった…？！
＜変身した！かっけーっ！
＜ね、ねぇ真里愛お姉ちゃん？サンドリヨンって？……えっ、フランス語でシンデレラ…！？

（海香先生は言っていた…『サンタでサンドリヨン！そう！韻を踏むのはお好きでしょう！アハハハハ！わっくるわっくる！！！』）

『プレゼント…だと？お前が私に？なんの真似だ！』

『私はあの日…魔法使いさんからプレゼントを与えられて、舞踏会に参加できました』
『それは特別なプレゼントで…とっても嬉しかったんです』
『そして、この旅を通じて新しく気づいたんです』
『…プレゼントをもらうだけじゃなくて、あげることも！とても素敵で、嬉しいことなんだって！』

海香がものすごいハイテンションだった時はあれだったんでござんすねー？ははは…

『このドレスをどうぞ！ゲルダさん！』

『だから…雪の女王様！私からあなたにプレゼントをあげます！』
『だからあなたはひとりぼっちじゃ無いんです！』
『メリー！クリスマーーーーースっ！！！』

>『このドレスをどうぞ！ゲルダさん！』
『！』
『その名前は…！ああ…暖かい響きだ…！』

（膝をつく女王…！険が取れて少女のようになってゆく…）

『これで私のお仕事は終わり…いいえ！たいへん！まだ一つ残っていたなんて！』

>『これは…あなたへのプレゼントです』（女王に歩み寄るサンタ・ドリヨン！）
赤いドレスを身に纏ったサンタのプレゼント袋から取り出されたるは一つのプレゼントBOX！
『ゲルダ』と呼ばれた彼女が箱からでてきたドレスをしめやかにEすれば…おお見よ！
鬼ヶ島にそびえ立つ凍てついた城を、そして背景でハリツケにされた少年の心臓にささった氷柱を今
暖かなパワで溶かしていくではないか…それこそはプレゼントの力なのだ！

『わふゅ〜ん♪よく寝たぁ…あれ、もう春になったのかなぁ桃太郎さん？』
『Zzz……はっ！？なによ！サル寝てないんだからね！』
『おサルもイヌもお寝坊さんなの！ホロッホーなの！』（三匹のお供も冬眠から目覚めた！）

おっちゃん！あちしたちの出番はまだか！！！

あれが、雪の女王……って、凍ってた海が溶けていく！？
海だけじゃ無い、世界の全部が…！（崖から海を見おろすもも太郎）
……参ったな、アッパレだ！（『日本一』とショドーされた扇子を開く！）

>おっちゃん！あちしたちの出番はまだか！！！
あやめちゃん…！それに二人も、こっちだこっち…！（小声で呼ぶ舞台袖の「」である）

『ああ…そうだ…もういないあの子の代わりに…お前の王子を呪いにかけていた…代えになるものではないのにな』

『き、君は…』（教官の声の王子だ）

よし…よし…すごく順調…！なんとか持ち直してきてる…！
>『これで私のお仕事は終わり…いいえ！たいへん！まだ一つ残っていたなんて！』
さすが、はぐむん…！（ぐっ…！）
すごくない…！？

いよいよ家を建てて財産空っぽになって食べるものに困っている子ブタたちの出番だ！
不動産は計画的にね！

>『き、君は…』（教官の声の王子だ）
『ごめんなさい王子様…私はまだサンタでもあるんです！お仕事が終わったらまたお城に帰ってきます！』

（はぐむの密やかな晴れ姿を見ながら機材をリアルタイムで調整する時雨である）
（ぼくのはぐむんがすごくてとても鼻が高いんだよね…そんな顔をしているのだった）

トナカイセット！背景場面転換で誤魔化す！
さあ時雨!騙し騙しで器材を騙し続けようじゃないか！

>いよいよ家を建てて財産空っぽになって食べるものに困っている子ブタたちの出番だ！
>不動産は計画的にね！
っ……何度見てもちょっとひっかかる設定のこぶたよね…？
でも株で稼ぐ以上、明日は我が身なのよね…（身を引き締めるこのはだ）

『シンデレラ…わかった、僕は君の帰りを待っている』
『いつまでも…このガラスの靴が約束の証だ』（教官のイケボが王子に実にハマっているのである）

『にいちゃんあちしおなかすいたよぅ』
『ごめんねー？でも思ったより色々かかったからね？』
『藁を煮て食べよう…』
『『『クリスマスなのに』』』

ｼｬﾝｼｬﾝｼｬﾝ…♪
　　　ｼｬﾝｼｬﾝｼｬﾝ…♪

『コンコン！サンタクロースです！子豚さんのお家はここでしょうか？』

（身を寄せ合い、ひもじく震えるこぶたの元に飛来するのはトナカイに引かれた空飛ぶソリ）
（赤いドレスのサンタクロース少女が舵を取り、三匹のこぶたに手を振って決断的にアイサツする！）

間に合ったみたいね！
ほんとギリギリだったわよ〜…あやめの行動に持ってかれたって感じだったけども…
でもそれでいいんじゃないかなって思うのだ！

『クリスマスの幸せをお届けに参りました！』
（袋から取り出したるはオカモチ）

>『コンコン！サンタクロースです！子豚さんのお家はここでしょうか？』
『あれ〜？こんな時間にお客さんなんて珍しいね兄さん〜…？』
『新手の詐欺じゃないだろうな？こわいオオカミが俺たちを食べようとしているのかも知れないぞ』
『でもサンタって言ってたぞ！あちし…じゃなかった！オイラが出てくるかんね！』

『おーい！ほんとにサンタさんかー？』

『はい！でも今日が初めてでおしまいのサンタなんです』

>『おーい！ほんとにサンタさんかー？』
『あ、あわわ……もしかして疑われてる…？！』
『そうだ！サンタなら…お邪魔するにもマナーがあったんでした！』
『煙突から入る！これこそサンタとして正しい姿で…（よじよじ…ﾂﾙｯ！）』

『サンタは赤い服を着ている筈だよね〜？』
『そしてお髭のお爺さんでもあるね』

煙突よりストーンと落ちる人形！
人形の耐久も限界だ！だがフィナーレまであと少し！

赤い服…ok！
ヒゲ…none
サンタか怪しい！

（れんがの家の煙突からエントリーしようとするサンタあらためサンタ・ドリヨン！）
（しかし彼女は生来ドジっ子である…ツルッ、と足を滑らして）
（煙突から暖炉へ落っこちて…ドタドタドターッ！）
（…こぶたが薪が変えない貧しさだったのでウッカリ燃えずに済んでセーフなのだった！）

『あいたたたぁ〜…っ！』
『またやっちゃった…えへへ』（演じながら困り眉笑顔のはぐむちゃんだ）

>『サンタは赤い服を着ている筈だよね〜？』
>『そしてお髭のお爺さんでもあるね』
『お使いサンタなんです！それに…女の子でもサンタにはなれるんです！クリスマスにやさしい気持ちを届けたいって思うのならば…誰にだって！』

『やい！お前がほんとにサンタだって言うなら……えっと…そうだ！』
『プレゼント、おくれーっ！！』

『なんだかいいにおいがするよぅ！おいらおなかがせなかとくっつきそうだよ！』

（プレゼント！おくれーっ！…と叫ぶあやめ！）
（デカゴンボール読者だけあって上手い！）

『クリスマスプレゼントの…ドラゴン炒飯です！』

『はいっ！プレゼントは…こちらでーーすっ！』
『めりー！くりすまーーーーすっ！！』

（オカモチから出てきたのはどうやら中華料理のようだ）
（中華飯店万々歳と噐にはショドーされている…そしてその量が半端ではない！レンガの家のテーブルをあっという間に埋め尽くす！）

>『クリスマスプレゼントの…ドラゴン炒飯です！』
あのさ、今気づいたんだけどこれ・・・万々歳のメニューだよね？

役が埋まってるならせめてメニューだけでも出してくれって…

『すっっげーっ！！ごちそうだ！うきゃーっ♪』
『これ…食べきれるだろうか…？』
『まぁ、三人でかかればペロリでしょ〜♪』

あっ
メニューでも満足するんだ・・・（遠い目）

『『『ありがとう！サンタさん！』』』（認定！サンタクロース！）

『はい！えへへ……暖炉に落っこちて、また灰だらけになっちゃったけど』
『サンタのお爺さん…私、この試練を通じてちょっとだけ大きくなれた…そんな気がします…！』

『『『メリー・いただきまーす』』』
（ここで幕が引いてゆく！）

>メニューでも満足するんだ・・・（遠い目）
こういうとこから印象を刷り込んでいきたいとかなんとか…