「く、くそっ!離しやがれ……!」 「ほらほら、早く呑まないとヤベえことになっちゃうぞ?」 ニヤニヤと下品な笑みを浮かべる男たち。 彼らはこの辺り一帯を縄張りにしているならず者達である。 ラモンはこの連中を壊滅させるためにやってきたのだが、まんまと罠にはめられてしまっていたのだ。 路地裏で暴漢たちに押さえつけられ、酒を強制的に呑まされる屈辱的な行為が行われていた。 「あ……うぅっ!」 無理矢理流し込まれた大量の酒に、抵抗しようと身体を動かし、足をばたつかせ、腕を振り上げようとするものの、完全に押えつけられていてどうにもならない。 アルコール度数の高いワインやウォッカ、テキーラ、ウイスキーといった蒸留酒。ラモンの全身は酒の影響を大きく受けることになり、その効果が出始める。すっかり出来上がり、顔が火照っている。 「はぁっ……❤はぁっ……❤」 「さーて、噂は本当か確かめてみますかねっと」 男はニヤリと笑い、ラモンの乳首を指先で勢いよく弾いた。 「おぉっ……?!❤❤あぁ……んッ❤❤❤」 ピリッとした衝撃が、まるで快楽のようにラモンの全身を駆け巡る。それと同時に、体中に走るぞわつき。酩酊状態のラモンにとってそれは強い快楽だった。乳首に与えられた刺激によって、思わず声を漏らしてしまうほどに……。 「へぇ〜、本当に敏感になるんだな……面白れぇぜ!じゃあ次は……こいつの出番だよな!!」 そう言って男は懐からクリップ付きのニップルチェーンを取り出した。そして、ラモンの右の突起物へと取りつけて、その先にあるクリップ状の部分で引っ張り始める。 「ひぃぃい!❤❤」 ラモンはたまったもんじゃないだろうが、男たちは構わずに、さらに反対の突起物にも同じような行為を行う。 「あっ!?❤❤あっあっあっ❤」 酩酊したラモンの全身の性感は、まるで電流のような刺激となって全身を走る。 それはまるで媚毒のようにラモンの頭を痺れさせていった。 ニップルチェーンは乳首の勃起を助長させ、それを引っ張ったことで乳頭に痛みを与えるはずだった。 だが、ラモンにとってはその痛みが、甘い刺激となっていくのだ。 酒がラモンの性欲や被虐願望を増幅させていたためである。 ラモン自身はそれを自覚できておらず、ただただ困惑しているばかりだったが、しかし身体が悦びにうち震えてしまっていることだけは事実だった。 それほどに強烈だったのだろう。自分の意志とは裏腹に、乳首がどんどんと膨らんで、ぷっくり勃起した突起となってしまう。 「おい見ろよコイツの顔、マジだせぇぞw」 暴漢たちはラモンの恍惚とした表情を見ると一斉に笑う。 「すげーわ、これがあの格闘家ラモンなのかよ?大会優勝したツワモノのくせに、今は乳首勃起させながら内股でプルプルしてやがるw」 「ああ、しかもかなり気持ち良さそうなツラしてんな。こいつはホンモノだわw」 「やっ……❤やぁっ……❤そんな顔っ……してねえっ……❤」 ラモンが羞恥を煽るように罵倒する暴漢たちに煽られ、更にラモンは興奮していく。 余程感じているのだろう、股間からは我慢汁が垂れ流されシミになっていた。 「こんなんで感じちまうとかよぉ、格闘技やってない時はオナニー狂いなんじゃねーか?www」 「ち……❤ちがぁう……❤俺は……そんなこと、しねぇ……❤❤❤」 「ふ~ん……そっか。じゃあ、これはどぉかなっと!!」 男はクリップにぶら下げたまま、チェーンを思いっきり引きちぎろうとする。 すると当然ながら、引っ張られた部分の肉が盛り上がってくるわけだが、それによってより一層強い快楽を受け続けるハメになった。 「ひぐっ……!?❤❤❤」 ラモンにとっては今まで経験のない程の強烈な快感だ。まさに天国のような時間。