二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1731077848611.png-(2858494 B)
2858494 B24/11/08(金)23:57:28No.1251247725そうだねx4 01:54頃消えます
わたしの名は霧羽「」さね、究極の名探偵……そして今はこの物語をサイコロで組み立てている非ー魔法少女である。
今回の「」のステータスは下記の通り。
年齢は約9000歳
外見は身長並/胸貧/尻極大/足細で一人称は無い
出身は少なくとも日本では無い何処か
ステータスは暴力73/因果68/知能87/口先83/天運13/外面64/性根71
願いは「新天地へと逃れたい」、固有魔法は「不死」
武器は拳十個分の長さの剣。
六章以降の活躍度の目安は六章38/七章89/八章83/九章42/十章64、そして謎のイベント。
新天地を目指して魔法少女になった「」は、それによって得た不死によって徒歩で日本へとやってきた結果、水名神社の主祭神兼御神体になった。
誰も知らないヒストリアは、誰も知らない水名露との邂逅から幕を開け、「」は死体座布団をざっくり約五百年前にもやっていたことが判明した。
ヒストリア……ヒストリアってなんだ?
@わからん……
A戦国絵巻はギリギリヒストリアじゃないかもしれないねおねえちゃん
dice1d2=1 (1)
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
124/11/08(金)23:58:14No.1251247986+
ホホ…
224/11/08(金)23:59:29No.1251248486そうだねx4
死体で作られた座布団の上に思わず座ってしまった露。
①特に何も敷かず地面に
②段差に
③自分だけちゃんとした座布団に
④「不公平感は良くない、同じものに座る」と同じく肉の座布団に
dice1d4=2 (2) 座り込んだ「」は、長話の姿勢を取った。
324/11/09(土)00:00:01No.1251248685+
そこは普通
424/11/09(土)00:00:34No.1251248885+
今回は何時間話すか…
524/11/09(土)00:01:02No.1251249064そうだねx4
段差に腰を下ろした「」が話し始めたのは、
①ここに来るまでの自分の人生の話
②この地に流れ着いてからの話
③とある少女とあった際の話
④「そもそも……青いの、神とはどういうものだと思う?」
dice1d4=2 (2)
624/11/09(土)00:03:50No.1251250038+
よかった…約8500年分の長話は後回し(MSS)だ…
724/11/09(土)00:03:59No.1251250088+
それなりに長そう
824/11/09(土)00:05:07No.1251250487そうだねx2
「どこから話をするのが良いか悩む……とりあえず、ここに来てからの話」
「」が始めたのは、自分が後に相磨の国と呼ばれるようになるこの地域に流れ着いてからの話だった。
「かつてこの近辺には小さな村や隠れ里こそあったものの、多くの場所は道すら満足にない未開の土地だった。その頃にやってきて、ここに家を建てた」
「家……ってことは、この神社はあなたが建てたの?」
①「それは違う、ここは元々洞窟だった」
②「いや、昔はボロ屋だった」
③「そう、この本殿は昔から変わらない」
④「遠くの地で学んだことを活かしていたのが崩れて、今はこれになった」
dice1d4=4 (4)
924/11/09(土)00:06:04No.1251250833+
西洋建築は地震に弱いからな…
1024/11/09(土)00:07:12No.1251251245+
見たこともない建物に住んでる不死人間は神に見えるわ
1124/11/09(土)00:12:39No.1251253068そうだねx4
「」が言うには、かつて彼女が旅の中で得た知識を元に建てた家があったのだが、それが壊れてしまった為、今の神職達の祖先が新たに建造したものを使っているらしい。
ちなみに元々の建築様式を知った国では、
①猿みたいな魔法少女と知り合いだった
②砂漠ばかりで大変だった
③雷を使う魔法少女がいた
④富める者と呼ばれていた
dice1d4=2 (2) とかなんとか。
1224/11/09(土)00:14:10No.1251253564+
エジプト?
1324/11/09(土)00:14:12No.1251253578+
エジプトか?
1424/11/09(土)00:15:19No.1251253969そうだねx5
「今にして思えば、あれはあの地だから成立した技術だった。ここでは素材からして違いすぎた事にもっと早く気付くべきだった」
「……ごめんなさい、そもそも遠くの地って何処なのかしら」
「遠くの地は山と海を超えた先にある、でも新天地では無い」
「山と海を超えたって、気軽に言うけど物凄い事よ!?」
「この身なら出来る」
1524/11/09(土)00:15:23No.1251253994+
紀元前3000年頃には王国があったってすごいねエジプト
1624/11/09(土)00:16:17No.1251254277+
オカルトでたまにある日本のピラミッドってまさか...
1724/11/09(土)00:16:24No.1251254313+
記憶力はかなり高いんだよな
1824/11/09(土)00:17:07No.1251254534そうだねx6
>紀元前3000年頃には王国があったってすごいねエジプト
なんか大邪神と名も無き王が闇のゲームしてそうだよね
1924/11/09(土)00:17:57No.1251254790+
まあいくらでもゴリ押し効くからな…
2024/11/09(土)00:19:05No.1251255147+
この地の外、山も海も超えた遠くの地には砂漠が一面に広がる大地や、他にもここにはない様々なものがある。
勿論露とて、渡来品というものを知らない訳でもない。
外の国がどのようなもので、どのようなものがあるのか、伝え聞いたり伝来品を見た事だってある。
とはいえそれは今のように、海を渡るだけの大きな船があるからこそ出来ることで、それも基本的には大多数を動員しなければ容易く出来ることでは無い。
それを遥か昔に、それもたった一人で成し得られるとは到底思えない。
2124/11/09(土)00:20:11No.1251255504+
試行錯誤の時間はいくらでもあるしゲームオーバーもないからな
2224/11/09(土)00:21:02No.1251255744そうだねx2
しかし露は実際にその目で、「」が容易に死ぬものではない事を見てしまっている。
だからこそ、彼女の言葉を嘘であると断ずる事が出来ない。
それで、
①「……他には?あなたは他に何を見てきたの?」
②「あなたが特別な何かなのは分かったわ。でも結局、どうして神様と呼ばれているの?」
③「つまりあなたは……外から来た神様って事?」
④冷静になって死体の上に座ってることを思い出した
dice1d4=1 (1)
2324/11/09(土)00:21:27No.1251255864+
まあ彼女はそういう話は好きそうだな
2424/11/09(土)00:22:40No.1251256212+
いや容易には死ぬよ
すぐに復活するだけで
2524/11/09(土)00:24:27No.1251256798+
殺しても滅ぼせないという意味で死なないなら正しいな!
2624/11/09(土)00:25:37No.1251257201そうだねx2
あくまで前置きとして語っていたはずの遠くの地の情報が気にかかったのか、露は「」に更なる情報を要求し始める。
元より歴史や物語への関心が強い露にとって、「」の話す知らない世界の話というのは惹かれるものがあったのだろう。
聞かれた「」は、
①「じゃあ……カメの話を」
②「ならケラについて」
③「文化の話ならローマが良いかもしれない」
④「……神の話は?」
dice1d4=4 (4)
2724/11/09(土)00:27:07No.1251257636+
そうだね
2824/11/09(土)00:27:50No.1251257874+
ケラって何?
2924/11/09(土)00:28:06No.1251257947+
元々そういう話をするために座布団を用意したからな
3024/11/09(土)00:28:35No.1251258093+
>ケラって何?
オケラだ
3124/11/09(土)00:29:03No.1251258226+
「神の話は……?」
しかしなんというか、「」が今した話はあくまで前置きであって、本題では無い。
別にそこに食いついて欲しい訳では無いのに、目的外の所に興味を持たれた事で「」は少しアテが外れたような気持ちになった。
露はどう思う?
①「あなたが神かどうかは、その話の真実味で判断するわ」
②「本当に神様なら私の質問に答えてくれてもいいと思うの」
③「死んだのにすぐ生き返る人間なんていないもの、目の前におわすのは紛れも無く神様よ」
④「……そういえばそうね」
dice1d4=1 (1)
3224/11/09(土)00:29:48No.1251258456+
まあ気になるよね
3324/11/09(土)00:31:00No.1251258843+
聞いたら多分圧倒されるダス
3424/11/09(土)00:31:45No.1251259115そうだねx3
>聞いたら多分圧倒されるダス
変な語尾なノーネ
3524/11/09(土)00:33:01No.1251259536そうだねx7
どうしても外の話が聴きたい露は、話の真実味の有無で判断するとか言い出した。
実際問題、適当にでっち上げたような作り話には矛盾点などが発生するものであるし、余りに小さな話をしたとしても、逆に過度に大きな話をしたとしても、それはそれで疑わしい。
その曖昧な機微を見事に乗りこなすような話であれば、やはり信じるに値するだけのものを見てきたのだろうと思える。
ぶっちゃけ、
①もう興味が完全に未知の物語に向いていて、割と「」が神かどうかはどうでもいいのだ
②真に迫った話なら「」が神であるかどうかの判断材料には真剣になり得ると思っているので早く聞かせて欲しい
dice1d2=1 (1)
3624/11/09(土)00:34:26No.1251259941+
ぶっちゃけ神かどうかなんてどうでもいいんだ
"未知の物語"さえ聞ければなぁ
3724/11/09(土)00:34:29No.1251259957そうだねx4
年頃の女の子しててカワイイだねェ…
3824/11/09(土)00:35:36No.1251260249そうだねx4
色々と衝撃的なものを見たせいで微妙に頭のストッパーが緩んでいるのか、露は自分が楽しい方にばかり頭を向けていた。
つまり「」が神かどうかはこの際さておき、自分がまだ知らない……下手をすればこの国の誰も知らないような話を聞ける事にウズウズしているのだ。
「」は、
①「したい話じゃない……」
②「……仕方無い、話をしよう」
③「……先に言っておく、名前を覚えるのは得意じゃない。人名や地名は期待しない事」
④そこに玄雲が
dice1d4=3 (3)
3924/11/09(土)00:36:36No.1251260569+
ちゃんと細かいところまで覚えてるの苦手っていうのえらい
4024/11/09(土)00:37:29No.1251260836+
いろは唄と紐づけていろはの名前は覚えたりできるから紐づけ出来れば認識できるタイプなのかもしれん
4124/11/09(土)00:37:45No.1251260899+
話をしよう。あれは今から…
4224/11/09(土)00:41:29No.1251262007+
またとない昔話となろうぞ❤
4324/11/09(土)00:41:34No.1251262029+
期待に満ちた子供の眼差しはさしもの「」にも裏切れず、溜息をひとつ吐いてから事前に予防線を貼ると、ゆっくりと話を始めた。
まあもうぶっちゃけどれでもそんな変わらんのでざっくり言うと、
①王様らしいカメが不死身になりたいとか言ってた時の話
②やたらに偉そうだけど強かったケラの話
③ワンちゃんが犬の肉食べさせられた時の話
④クニ君に手を貸してやった時の話
dice1d4=3 (3)
4424/11/09(土)00:43:37No.1251262589+
「」は滾々と、自らが偶然知り合ったある
①男
②魔法少女
dice1d2=1 (1) の話を露に繰り広げていく。
4524/11/09(土)00:43:43No.1251262632+
クーフーリン…?
4624/11/09(土)00:43:43No.1251262636+
ねぇクニ君ってこれオオクニ…
4724/11/09(土)00:43:46No.1251262655+
まさかのば〜〜〜〜〜〜っかじゃね〜〜の!?回…?
4824/11/09(土)00:44:25No.1251262842そうだねx4
ゲェーッ!古代ケルト神話の時代!
スカサハとかメイヴは…魔法少女だったりしない…?
4924/11/09(土)00:44:53No.1251262981+
過去編で語られる魔法少女的神話真実!
5024/11/09(土)00:44:56No.1251263000+
カメはこれギルガメッシュ…?
5124/11/09(土)00:45:25No.1251263150+
キルケーやモルガンやメディアも魔法少女だったかもしれない
5224/11/09(土)00:46:32No.1251263444そうだねx5
「最終的に約束を沢山破らされたワンちゃんは、岩に身体を括りつけたまま死んだ。凄まじい最期だった」
「自分に掛けた約束を破ると弱る……外の世界の呪いは相当なものなのね」
「それも理由はある、説明は容易ではないけど」
5324/11/09(土)00:47:04No.1251263601+
アイエエエ…クーフーリンしんじつ…
5424/11/09(土)00:47:42No.1251263791+
4だったら「」は少彦名命だったことになってたか…?
5524/11/09(土)00:47:49No.1251263831+
ゲッシュはヤバいからな...
5624/11/09(土)00:47:51No.1251263843+
私はただの釣り師だがあの男も青かったな
5724/11/09(土)00:48:57No.1251264182そうだねx4
実際魔法少女以外の異能も普通にある世界だからちゃんと効果のあるゲッシュ的異能があった可能性は否めん…
5824/11/09(土)00:49:31No.1251264327そうだねx4
「……これで信じる気になった?」
一通り話を終えた「」は、改めて露に問い掛ける。
これで自分が神であると信用できるか否か?
露は、
①「流石にちょっと……突飛過ぎない?」
②「それで他にはどんな話があるの?」
③「奇妙なお話だったけれど、嘘を吐いてるようには全く思えないわね……」
④「……まだ信じるには値しないわ、もっと聞かないと判断できない」
dice1d4=3 (3)
5924/11/09(土)00:50:09No.1251264511+
魂をリンゴに移した伝説があるクー・ロイも魔法少女だったのかも知れませんね
6024/11/09(土)00:50:31No.1251264610+
>魂をリンゴに移した伝説があるクー・ロイも魔法少女だったのかも知れませんね
リンゴってそういう…
6124/11/09(土)00:53:06No.1251265349そうだねx4
①ワンちゃんなる男の話を聞いた事で満足した
②突飛な話を真剣な眼差しで語る姿に納得した
③想像もつかないような話を見てきたように語る姿で確信した
④ぶっちゃけ肉の座布団に座らされてるのを途中で思い出した時点で人の理から外れてるわって思い直した
dice1d4=3 (3) 露は、「」が神であると確かに認めることとなった。
6224/11/09(土)00:55:55No.1251266129+
話してないだけで上の択全部見てるんだろうな…というのはある
6324/11/09(土)00:56:59No.1251266401+
露は露なりに、自分が多少なれ人よりは物語に通じているという自負があった。
しかし目の前の「」は、そんな自分でさえ到底想像も付かないような物語を、まるで見てきたかのように語ってみせた。
例えば敦盛や源氏物語の一節くらいならば、露であっても空で詠む事は出来ただろう。
だが「」は書き留めた書を読むでもなければ、何かしらの画を見るでもなく、ただ思い出すようにそれを……しかも遠い地の誰も知らぬ物語を話してのけたのだ。
そんな事が出来るのは、やはり彼女が言う遠くの地……海の向こうから来たものである事は確かである。
それが社を建ててまで祀られてきたのだとしたら、それはもう神でしかないのだろう。
露はそう結論付けていた。
6424/11/09(土)00:58:23No.1251266724+
ケルト神話の一編を語れるだけでもすごい
6524/11/09(土)00:59:20No.1251266924+
他には何があるかな…インドで神vs神のエクストリームバーサスとかやってた話とかあるかな…
6624/11/09(土)00:59:46No.1251267033+
「まあ、元々神であるという話をしたい訳では無い。この身はあくまで神として信仰され、神とされているに過ぎない。信じようと信じまいとさほど関係は無い」
「よく分からない方ね……。だけど話はとても面白かったわ。有難う、神様」
「良かった」
6724/11/09(土)01:00:10No.1251267115+
>他には何があるかな…インドで神vs神のエクストリームバーサスとかやってた話とかあるかな…
ロン毛のオッサンが槍に貫かれて3日後自分と同じように生き返ったりとか…
6824/11/09(土)01:02:16No.1251267614そうだねx2
話が終わると、
①「じゃあ神様、次はどんな話を聞かせてくれるの?」
②「……そうよ!結局神様はどうして神様なの?」
③「……そろそろ迎えが来る、帰ると良い」
④玄雲が慌てて走ってきた
dice1d4=2 (2)
6924/11/09(土)01:03:12No.1251267820+
どうして…どうしてですかね?
その遍歴と不滅っぷりでしょうか?
7024/11/09(土)01:04:38No.1251268129+
過去にいろまどのように概念化した魔法少女がいたかは気になる
7124/11/09(土)01:05:28No.1251268305+
だんだん温く、固くなってきた肉の座布団の上で座り直しながら、露は「」に問い掛ける。
「……そういえばそうよ!ねえ神様、信仰がどうっていう話は結局どういう事だったの?」
「その話の腰を折ったのは……」
「……あっ、私は水名露。北養の地を治める水名正綱の娘よ」
「分かった、
①露
②出汁
③武家の娘
④……青いの
dice1d4=3 (3)
7224/11/09(土)01:06:05No.1251268431+
信仰レベルがワンランクアップ!カミサマが属性を覚えたぞ!
7324/11/09(土)01:06:17No.1251268469+
そりゃ自己紹介直後でこの認識なんだから何年も後に再開したら青いの呼ばわりだわ
7424/11/09(土)01:06:45No.1251268587そうだねx4
>だんだん温く、固くなってきた肉の座布団の上で座り直しながら
死後硬直...ッ!!
7524/11/09(土)01:09:08No.1251269074そうだねx3
「武家の娘って……確かにそうだけど!」
「名前を覚えるのは得意ではないと言った。それより聞きたいのは話の続きで合ってる?」
「……まあ、いいわ。教えて頂戴、神様」
①「結論から先に言う」
②「神木が例えとしては分かりやすい」
③「これはあくまで持論だけど、信仰とは物語に近い」
④「この地にも遠くの地にも多くの英雄と呼ばれる者がいた、その逆のようなもの」
dice1d4=4 (4)
7624/11/09(土)01:10:06No.1251269277そうだねx2
「」はゆっくりと、今度こそ最初に自分が話すつもりだった神についての話をし始める。
既に肉の座布団を敷いてから
dice1d6=2 (2) 時間程が経過していた。
7724/11/09(土)01:10:32No.1251269377+
玄雲ーッ!早くしろーッ!
手遅れなっても知らんぞーッ!
7824/11/09(土)01:11:09No.1251269530+
敷く…敷くでいいのかなあれ…
7924/11/09(土)01:11:42No.1251269647+
>玄雲ーッ!早くしろーッ!
>手遅れなっても知らんぞーッ!
もう露の脳焼かれてるだろこれ
8024/11/09(土)01:12:21No.1251269778+
こんなに長いと使いが遠くから覗いてたりしない?
8124/11/09(土)01:13:30No.1251270027+
2時間も見てきたかのように物語を話せば信じる気にもなるよね
8224/11/09(土)01:14:12No.1251270176+
「多くの地を渡り歩いては離れてきた。何処にも求める安らぎはなく、新天地が無かったから。そしてその中で多くの者を見てきた」
「」は自らがあらゆる地を転々としていく中で、様々な英雄や同類たる魔法少女達と関わってきた。
数多の歴史に立ち会ってきた「」は、その過程で自らもまた人々の記憶や記録に、時に歪んだ形で、時に習合される形で、或いは抱かれた感情のままに残されたりしながら、ひとつの考えに至った。
「人を超えた者は、人の願いによって生まれる」
8324/11/09(土)01:16:03No.1251270560+
ごめんね〜〜 
お母さんタネを理解されちゃったの…
8424/11/09(土)01:16:13No.1251270593+
素でヒスやちみたいな事をしておる
8524/11/09(土)01:16:17No.1251270614+
確かに魔法少女もそういう存在であるな
8624/11/09(土)01:17:38No.1251270856そうだねx4
やっぱ世界中の神話や伝説の隅に乗ってるんだカミサマ…
8724/11/09(土)01:18:32No.1251271036+
古事記とかラーマヤナに載ってるタイプの女
8824/11/09(土)01:19:18No.1251271170+
「人を超えた者が、人の願いによって……?」
「そう。人が自らを導く者や、流れを変える誰かを求める時、必ずそこにそれは現れる。多くの人はそれを尊び、英雄として記憶する」
戦争、飢餓、暴動、不和。
人間が生きていく中で決して避けられないものに直面した時、人々は都合の良い存在を求める傾向にある。
その人々の思いが強く膨れ上がった時、それは一点に収束し、常人を超越した力を持った何者かを生み出すのだ。
「それは神も同じこと。自然を信仰し、人格を与え、物語を記し……そうして神は出来上がる。人は誰しも無自覚にそれを行い、人の中に人を超えた者が生まれるようにしている」
8924/11/09(土)01:20:04No.1251271330+
>「人を超えた者は、人の願いによって生まれる」
これ強ち間違って無いんだよな
人工的に因果貯め込んだのがタルトまどかかごめヒスやちだから
9024/11/09(土)01:20:33No.1251271436+
>その人々の思いが強く膨れ上がった時、それは一点に収束し、常人を超越した力を持った何者かを生み出すのだ。
人ではないがその結果が穴なのか?
それとも「」への信仰によって穴が開いたのか…?
9124/11/09(土)01:20:34No.1251271441+
>人間が生きていく中で決して避けられないものに直面した時、人々は都合の良い存在を求める傾向にある。
冥人とかラクシャーシーとか…
9224/11/09(土)01:21:05No.1251271535+
では「」その逆というがつまり…?
9324/11/09(土)01:23:47No.1251272066+
宇宙の意思さんは型月のガイアとはまたちょっと違うよなと
9424/11/09(土)01:24:17No.1251272153そうだねx6
「そもそも白い犬が言っていた通りなら、魔法少女は願いによって生まれ、感情によって力を得る存在」
「白い犬……?魔法少女……?」
「信仰とは祈りであり、祈りとは願い。そして感情は物語によって揺さぶられて、大きな力になる」
「神様、何を言ってるの?」
「他は理解出来なくてもいい、再確認でもある。結論だけを言うなら、神とは感情と願いの長きに渡る集積によって成立するということ」
9524/11/09(土)01:27:32No.1251272756+
円環の理は私が作ったわ
9624/11/09(土)01:28:59No.1251273012+
「えっと、つまり……色んな人達の祈りと物語で神様は生まれる……って事でいいのかしら」
「より正しく言えば、神になる。神木が例にしやすい」
「神木……御神木の事?」
「神木と言われるものは知る限りいくつかの場所にある、でもどれも元はただの木でしかない。それを人が神だと思って、そう思うだけの理由を考えて、それを何百年も続けるから本当に力を持つようになる」
9724/11/09(土)01:29:46No.1251273158+
そういやねむと白いのに穴から差し向けた時も信仰がどうとか言ってたな…
9824/11/09(土)01:30:17No.1251273265+
逆に言うと「」は祈りを自覚して背負ってるのか
9924/11/09(土)01:30:30No.1251273303+
神は超常的だから神なのではなくて
ただ他より少し特別だったものが祀り上げられて超常の力を得ると
10024/11/09(土)01:33:14No.1251273790そうだねx4
露はどうにも、自分には「」の話を理解しきれているとは思えなかった。
しかしそれでも、何となく言わんとしていることは分かる。
水名の御神木とて元々は普通の木であるが、それをずっと昔から沢山の人々が神だと思って祈りを向けるから、神木になったのだというのは、分からない話ではない。
「……じゃあ、逆っていうのは?」
①「祈りが集って生まれるものと、祈りによって成るものの違い。性質が違う」
②「英雄や魔法少女は本来長くは生きない。でも例外になってしまった」
③「長く生きて多くのものに関わりすぎた」
④「本当は死があったのかもしれない、今はもう死さえない」
dice1d4=4 (4)
10124/11/09(土)01:34:15No.1251273986+
それこそヘルカやトルテなんかは最後に死んで彼女の物語はおしまいってことになったわけだからな…
カミサマには終わりがない
10224/11/09(土)01:35:01No.1251274124+
練り物は魔法少女以外からも感情エネルギーを抽出してることは明言してるな
10324/11/09(土)01:36:08No.1251274305+
ただ不老不死なだけだったはずが今や不滅に成り果てたわけだ
10424/11/09(土)01:38:04No.1251274669そうだねx1
「」が言うには、英雄と呼ばれる者はマホウショウジョなる者と同じく人の祈りによって成立するが、それはあくまで"人"を求められているが為に、神にはならないのだという。
そもそも木や石に神が宿るのは、それが変わらぬ姿でそこに在り続けられるからであり、人のように変わりゆくものでは神になれる程の祈りを集められないのだ。
10524/11/09(土)01:38:09No.1251274683+
ヨダカ様も無関係な願いだったのに完全に不老に変質してるっぽいよな
10624/11/09(土)01:39:14No.1251274888+
ちょうどそこに不変の存在がいるな
10724/11/09(土)01:40:06No.1251275043+
魔法少女の力で限定的な不死or不老を獲得したのが神格化されてより強力な不老不死に変質した?
10824/11/09(土)01:40:47No.1251275176+
見た目が幼いから生きてて欲しいとか長生きして欲しいとか願われる確率は高そうだがな
10924/11/09(土)01:42:15No.1251275459+
しかし信仰されて神木になったのに不吉な予感がするってどういう信仰されてんだあの木…
11024/11/09(土)01:42:15No.1251275460そうだねx3
「いつだったか何度目かの友が無くなった時、死を選ぼうとした。新天地を目指して不死になったが、何処にも思った場所もなかった。人は時に化け物であると恐れ、死の神であると慄いて、時に篤く崇められた事もあったが、それは平穏ではない」
11124/11/09(土)01:43:01No.1251275619+
人は永遠には耐えられないってのはよく言われるしな…
その永遠を現在進行形で体感してたらそりゃまぁ
11224/11/09(土)01:43:47No.1251275737+
>死の神であると慄いて
カミサマの信仰論に則って考えればそりゃ穴をある程度制御できるようになろうというもんだな
11324/11/09(土)01:44:21No.1251275847そうだねx3
何処か遠くを見るような目で語る「」を前に、思わず露は問い掛ける。
「……死ねたの?」
死んでいるならばこの場に居ない事は分かっていて、それでも思わず口から漏れてしまった言葉。
それを受けた「」は、感慨も無さそうな、あっさりとした口調でこう言った。
「魂を砕けどもこの身が果てる事はなかった。今座っているそれのような抜け殻が残って、新たな身体があった。それで諦めて、歩いて、ここで休んでいたら神として崇められて、今はここに住んでいる。それだけの話」
11424/11/09(土)01:44:27No.1251275870+
>どういう信仰されてんだあの木…
為政者への怒りとか東西の憎しみとかを受けた…
超雑に言うとみことちゃんめいた存在になりつつあるのやも知れん
11524/11/09(土)01:46:23No.1251276215+
何度目かの友ってそれ多分神話の主人公的な誰かですよねそれも何度目かどころか多分全員
11624/11/09(土)01:46:30No.1251276237+
ペレネルは長命でも努めて人であり続けたし
まどいろは人を辞めて概念化してる
カミサマは宙ぶらりんの道を歩んでしまった
11724/11/09(土)01:46:42No.1251276271+
それで数百年水名に居着いてるんだからそれなりに気に入ってるし平穏を乱すものに怒りもするんだな
11824/11/09(土)01:46:50No.1251276295+
いずれカミサマ以外の人類…いやさ知的生命体が消え去ってそして永い年月の果てに死ねるのかもしれんな
11924/11/09(土)01:48:42No.1251276623+
>何度目かの友ってそれ多分神話の主人公的な誰かですよねそれも何度目かどころか多分全員
不老不死になろうとしたカメ
妙に強く偉そうなケラ
犬を食わされたワンちゃん
国を作ってたクニくん…
12024/11/09(土)01:52:27No.1251277266+
「……改めて言葉にしてみると、随分つまらない話だった」
そう言いながら立ち上がった「」は、手馴れた様子で穴を掘り始めると、そこに先程斬り飛ばしたまま放置していた自身の首を入れた。
「そんな……つまらない話なんかじゃないわ……と思います」
「砕けたままでいい、敬われたい訳でもない」
穴の底に入れた自らの首を砕いて刻みながら、「」は特に変わらぬ調子のまま、露の方に振り返る。
①「そろそろ迎えが来る、帰る支度をした方がいい」
②「武家の娘、また来ても良い」
③「久々に会話ができた、この恩はいつか返す」
④「……その座布団、降りた方がいい。血が染みてきてる」
dice1d4=1 (1)
12124/11/09(土)01:53:09No.1251277393そうだねx1
というところで今日はここまでにして続きは次回にしとうございます。
説明が若干あやふやというか、ちょこちょこおかしな部分があるけどその辺はまた補足するかもしれないししないかもしれない。
また次回!!!!!!!
12224/11/09(土)01:53:23No.1251277425+
>穴を掘り始めると、そこに先程斬り飛ばしたまま放置していた自身の首を入れた
穴これのせいじゃないか?
12324/11/09(土)01:53:26No.1251277435+
お疲れ様でした
12424/11/09(土)01:53:28No.1251277440+
お疲れ様だぜー!
12524/11/09(土)01:53:46No.1251277495+
お疲れ様ぜー!


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