>No.1226678482
◆これまでのあらすじ◆
IRC-SNSに二人の厄介ユーザーあり
ロッテントマト……グルメリポートと称して様々な店で難癖をつけ、あえてカラテを振るわせることで正当防衛の言い訳にするクズだ
サイレントオルガン……毒物料理配信とは題して、危険な食材に手を出すカチグミ・サラリマンだ
彼らはドンブリ・ポンで偶然に出会い、火花を散らす……！

ウィーピピピ！自称美食家とカチグミサラリマンのドンブリ・ポンで壮絶なイクサが始まるというのか！？

AoMっぽい一幕！

>No.1226678892
二人が睨み合い、そしてカラテが高まり始めた……その時である。「ようやく順番が来ましたよ！」「どうしてそんなにテンションが高いの？」食券機から、まるで二人に向けられたかのような二人組の会話が聞こえてきた。「何もこんなところで食事しなくても……」若い男の声が疲れ気味に言う。

>No.1226680187
「何を言っているのです、普段なら絶対に食べに来ない場所だからいいのではないですか」凛とした女の声。「以前も私は食べてみたいと言ったのに、あなたが止めたせいで……」「それは……こんなところを選ばなくたって、僕が用意すれば」「今日は外食と決めたでしょう？」睨み合っていた二人はそちらを見た。

ハシとユカノか？

>No.1226680489
「そもそもどうしてあなたは、そこまで嫌がるのです？」黒い髪の若い女性が、やや少年めいた相手に言った。「マニカ＝サンはあんなに太鼓判を押していましたよ！」「だから、あれはマニカ＝サンの味覚がおかしいんです」少年は断言した。「野菜も食べないし……」「そういう言い方はいけませんよ」

ハシユカ…なのかい？
素敵だ…

エッドラゴン・ニンジャにドンブリ・ボンを！？

>No.1226681234
女性は言い、食券機に向き直った。そして、人差し指を立てたまま、数秒沈黙する。「……もしかして使い方がわからないの？」「そんなことはありません！」女性は少年に対してやけに食い気味に言った。「この程度のこと……私を侮りすぎですよ、ハシ。私だってもうこのぐらいは……」「……」

…………

ナムサン！◉浮世離れの悪影響だ！

>No.1226681854
行列の流れが止まり、あからさまに苛立ちのアトモスフィアが店の外から漂ってくる。少年は後ろを振り返った。「ユカノ。早くしないと列が……」「わ、わかっています」女性は言い、深呼吸して再び券売機に向かう。人差し指がさまよい、八の字を描いて元の位置へ。「……僕が決めようか？」「今選んでるのです！」

好き嫌いはいけないのうプリザーブド＝サン
ワシはそんなプリザーブド＝サンも好きなのじゃ

>No.1226682146
女性は再び券売機に向き直り、さらに数秒が経過。「チッ！」店の外からあからさまな舌打ち。少年は後ろを振り返り、ペコペコとオジギした。「ユカノ……」「……ハシ、わかりません。まったくメニューがわからないのです……！」女性はついに泣き言めいて叫んだ。

アーッカワイイ！

昨日、近所のドンブリポン行ったんです。ドンブリポン。

（カップルで何やってんだテメッコラー…）

>No.1226682699
少年は息を吐き、もっともシンプルなミート・ポンを選んだ。「ミート・ポン、普通、アリガトゴザイマス！」合成マイコ音声が感謝し、チケットが吐き出される。「ほら、これ」「……このパワー・ポンというのはどんなものなんです？」「気にしないでいいよ。さあ早く」「でも」「いいから」少年が急かす。

>No.1226683223
女性は不承不承といった様子でチケットを受け取り、カウンターに近づいてくる。「……なんですか？　このアトモスフィアは」そして、沈黙のうちに騒然とした緊張に包まれていたカウンター周りのアトモスフィアと、自分たちに集まる視線に気付き、やや面食らった顔で見渡した。

>No.1226683465
……そして、店外！

エッハシユカドンブリ・ボンデートの裏で…イクサを！？

普段は頼れるオネエサンがしおしおになっている時にしか得られない栄養素があることですね？

>No.1226683574
「あなた達はなんということをしようとしていたのですか！」事情をアルバイト店員から聞き、咄嗟に止めに入ったユカノは、悄然とする男たちを前に腕を組んだ。その胸は豊満である。「多くの人が食事をする場所で喧嘩をした上に、あまつさえカラテで決着をつけようなどと……！」

>No.1226683843
「いや、それはですね……そもそもあの店員が、ドンブリに虫を入れたのが原因で」「コメの下にあんな大きなハエが入るわけないだろう！」サイレントオルガンがロッテントマトの言い訳を制した。「いいですか、こいつはね、札付きの悪質クレーマーなンです。私は詳しいんですよ」そしてユカノに熱弁する。

アッセッキョ・タイムに

>No.1226684080
「そのような証拠があるのですか？」「もちろんですとも。まず……」「あなただけではありません」ユカノは携帯IRC端末を取り出そうとしたサイレントオルガンに厳しく言った。「あなたもです、本当にその虫が、店員の方の不注意で入ったと確信できる証拠があったのですか？」「そ、それは……」

>No.1226684285
「そいつの証拠なんて聞く必要はありません。これを見れば一発ですよ」サイレントオルガンが再び制した。彼はユカノの咎める視線を意に介さず、携帯IRC端末の画面をオンにする。「……IRCぐらい私でも使えますが？」「え？　いや、そうではなくてですね」表示されたのはグルメ系IRCフォーラムのポータルだ。

>No.1226684505
「見てください。これです」「……」ユカノは画面を睨んだ。ROTTEN_TOMATO。「こいつのIRCスレッドですよ。で、どうです、これ！」サイレントオルガンの親指が画面をスワイプすると、次々と「悪い」の評価が下から上に流れていく。「まあ」ユカノは瞠目した。

あからさまに炎上系配信者なのだ！

>No.1226684767
「こいつはね、こうやって色んな店に顔を出しては、難癖をつけてるんです。中には閉店に追い込まれた店もありますよ。IRCに詳しければ名前ぐらいは……」「私はIRCをやっています！」ユカノは突然言葉を遮り叫んだ。「それとも私がIRCに不慣れなように見えますか？」「え？　いえ、そうではなく……」

ユカノ=サン？まさかとは思いますが注目すべきは「悪い」とか閲覧数とかじゃないんですよ？

ナムサン！色々な意味で相手が悪い！

今のところ喧嘩っ早いだけで特に悪いことはしてないサイレントオルガン＝サン

なんですが
私がリアルニンジャだからといってIRCがわからないというのですか

>なんですが
>私がリアルニンジャだからといってIRCがわからないというのですか
エッ
いやその…

>No.1226685058
「こいつだって同じようなものだぞ！」突然ロッテントマトが声を荒げた。「見たまえよ、これを！」そして自らの携帯IRC端末を取り出し、動画を再生した。『巷で危険と言われるバイオシャークですが、実際安全で美味しいですね。みなさんも試してみてください」解体したバイオ生物のサシミを食べながらサイレントオルガンがサムズ・アップする。

あっステマ系

>No.1226685883
「……これがなんだというのですか？」ユカノはなぜか挑戦的に豊満なバストを突き出し、胸を張った。「私も動画配信はしています！　それなりに閲覧者もいますよ！」「え？　いや、そうではなく……」ロッテントマトは別のIRCフォーラムを表示した。バイオシャークを食べようとして死亡した若者のニュースだ。

>No.1226686103
「見なさい、これを。こいつが危険なバイオ生物の食事レポートなんてする者だから、未来ある若者に犠牲が出たんだ！　そもそも、こんなあからさまに毒のある生き物を本当に食べてるわけがない！」ロッテントマトは鋭く指摘した。「どこかの暗黒メガコーポからカネをもらってるに決まってる！」「なンですって？」サイレントオルガンが肩を怒らせた。

ナムサン！ユカノとIRCを絡めるとテンポに乱れがスゴイ！

>No.1226686322
「クレーマーの分際で、私の配信にケチつける気か！」「そっちこそこのグルメ美食家に言いがかりは……」「おやめなさい！」ユカノの声がビリビリと空気を震わせ、超自然的なアトモスフィアで二人を閉口させた。「……あなた達がIRC-SNSに詳しいことをアピールしたいことはよくわかりました」ユカノは豊満な胸を押し上げた。

こういう方向に転がるとは予想だにしていなかったのだなあ
まさかハシとユカノが出てくるとは…

>「……あなた達がIRC-SNSに詳しいことをアピールしたいことはよくわかりました」
おお…ナムサン…ナムアミダブツ…

>No.1226686841
「しかし、あなた達は互いに自分の専門的分野と異なるIRC領域に、詳しくもないのに嘴を挟んでトラブルを拡大させているに過ぎません。IRCとは、そんなに浅いものではないのですよ」ユカノは賢者めいて諭した。「私はIRC-SNSもやっていますし、ブログも運営しているのでわかります。IRCとはそんな単純なものではないのです」

>No.1226687120
二人は顔を見合わせた。話が完全にズレている。「え？　いや、そういうことではなく」「そういうことなのです！」ユカノはロッテントマトの反論を封殺した。「もっとよくIRCリテラシーを学び、自分の知らない分野に対しても奥ゆかしくあることです。そしてなにより、公共の場ではマナーある振る舞いを心がけなさい」

>「しかし、あなた達は互いに自分の専門的分野と異なるIRC領域に、詳しくもないのに嘴を挟んでトラブルを拡大させているに過ぎません。IRCとは、そんなに浅いものではないのですよ」ユカノは賢者めいて諭した。「私はIRC-SNSもやっていますし、ブログも運営しているのでわかります。IRCとはそんな単純なものではないのです」
大事なことなので2回言った

……ウム？

ハシ＝サンそろそろ口挟まないと際限なく脱線していきますよこの人

ダマラッシェー！してないのでまだ理性的

>No.1226687312
「ですからね、まずこの男が」「あなたも、そのご年齢でIRCに詳しいのは素晴らしいことです。しかし価値観のアップデートに勤しむばかりで、奥ゆかしさを損なっていませんか？」「え？　いや、そういうことではなく」「そういうこと以外の何物でもありません。自省をなさい」「アッハイ」

リアルニンジャの…圧力！

言ってることは正しい！正しいよ！だけど今はそういう話ではなくて……

え？いや、そういうことではなく

>No.1226687544
「では、二人ともわかりましたね？」二人はもう一度顔を見合わせた。ユカノはなにか根本的な誤解をしているとしか思えないが、すでに刺々しいアトモスフィアは二人の中からも消え失せていた。「わかりましたか？」「「アッハイ」」二人はわけもわからないまま頷くしかなかった。「では、帰ってよし」そして、言われた通り左右に分かれてとぼとぼと帰り道を歩かされた。

まあひとまず収まったのか？

アレッ！？
解決してしまったぞ！？

まあ実際くだらぬイクサで爆発四散するニンジャが一人減った訳で良い結果になったのだが…ウーム釈然としない！

これがリアルニンジャのソンケイ…感嘆！

これがニンジャ六騎士に数えられたリアルニンジャの威光…！

ハシ=サンどんな顔で眺めてるんだこれを

>No.1226687781
「……どうですか？」ユカノは振り返り、ハシに得意げに胸を突き出した。そのバストは豊満である。「……どうって、何が？」「私は単なる面白半分でIRCをやっているわけではない、ということです！」腰に手を当て、鼻を鳴らす。「このように奥ゆかしさを持ち、リテラシーもバッチリです」「そういう話だったのかな……」

これを機にコラボチャンネルとかしなさい

>「そういう話だったのかな……」
そうだね×84

>「そういう話だったのかな……」
そうだね×4643

まあリアルニンジャとしてはものすごいぐらい奥ゆかしいのは間違いないですハイ

>No.1226688221
「まだ疑っているのですか？　私は何を気をつければいいのか、ちゃんと自覚しています。だから動画配信もできますし……」「わかった、わかったよ」ハシは苦笑しつつなだめた。あの二人のニンジャのことは気にかかるが、無意味なイクサで血が流れるよりはマシであろうか。今はそう思うことにした。

>「そういう話だったのかな……」
平和的解決したのだから深く考えてはいけない
いいね？

ユカノに対してタメ口になってるハシやっぱり良いもんだなあ

うむ…実際奥ゆかしいことである
だが「良い」はしない
絶対にだ
たとえ家族を人質にとられようとも

>No.1226688428
どうやらユカノは、なにかにつけてIRC上での活動に苦言を呈するハシに対し、自分がいかに奥ゆかしくリテラシーある振る舞いを心がけているのか、それをアピールしたかったらしい。「さあ、それではスッキリしたところで、今度こそドンブリ・ポンですよ」「やっぱり別のところにしない？」「しません。こういう文化を学ぶのも重要なのです」「そういう話かな……」「そういう話です！」二人は店内に戻った。〜終わり〜

あまりにカラテ差のある一方的虐殺よりはこっちのほうがよほど「良い」です

ユカノは問返しを初めとした舌戦作法やメソッドのマスタリーなので実際この手の揉め事には強い
でもそういう話だったのかな…

え？いや、そういうことでは
そういうことなのです！
は今後たまに見れそうな気がしますネー

>No.1226688714
というわけで次はどうしますか？
dice1D3=1 (1)
1　DIYニンジャを殺す
2　新規ニンジャDIY
3　次元シミュレート

>ユカノは問返しを初めとした舌戦作法やメソッドのマスタリーなので実際この手の揉め事には強い
>でもそういう話だったのかな…
そういうことなのです！

>No.1226689074
まだまだDIYニンジャを殺します

たまにはこういうDIYを出汁に電子存在の深掘りするのは非常に「良い」と感じました

エッ
ブッダ？今死人が出なかったからって不満なんですか？

今日のダイスブッダDIYへの殺意すごくない？

今日のダイスブッダ殺意高いな！？

よくわからんがそういう事になった

>No.1226689118
今回もストリートニンジャから選びます
dice1D36=22 (22)

アイエエブッダの殺意継続！

そこそこのレベルのイクサなのかまたサンシタの限界ギリギリのイクサなのか

>No.1226689378
https://wikiwiki.jp/threadgrep/%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF
こいつが死にます

>たまにはこういうDIYを出汁に電子存在の深掘りするのは非常に「良い」と感じました
アッコラーユカノは原作存在ッコラー！
まあそれは置いといて実際DIYの新たな使い方な
死ぬだけが能でもない

カラテあってジツもあるなかなか上澄みな

カラテ6族だ

ナムサン！あからさまに邪悪な…ニンジャ！

カラテ6ジツ3！恐るべきニンジャだ！

>No.1226689466
https://wikiwiki.jp/threadgrep/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%82%AF
こいつと殺し合います

総ポイント17pの極めて油断ならぬニンジャ！

ウワッまた邪悪なニンジャ

サンシタの中でも上澄みのやつらだ

どっちも邪悪な…ニンジャ！なんなら両方とも惨たらしく死んでも良心の呵責がない！ウィーピピー！殺し合えー！

カラテ6族のイクサはサツバツも普通に出るため極めて油断ならぬ熱いイクサと化す！

サンシタ帯ではカラテ6がトップティアーだがランクが上がるにつれて必ずしもカラテが高い=最強というわけではなくなるのが面白い

まさしくダイス目でどうとでも転ぶ互角のイクサとなるであろう！

>No.1226689794
この二人のニンジャはどう殺し合うのか？
dice1D4=2 (2)
1　偶然遭遇
2　どちらかがどちらかを襲う
3　獲物に選んだのがブッキングしたので殺し合う
4　共闘して第三のニンジャを殺し、なし崩しに連戦

>No.1226690621
襲いかかるのは
dice1D2=1 (1)
1　レッドブティック
2　ハートエイク

>サンシタ帯ではカラテ6がトップティアーだがランクが上がるにつれて必ずしもカラテが高い=最強というわけではなくなるのが面白い
ウムワカル
壁を越え始めてタツジン習得とかニューロンが低いままだと精神殺などビルド構築は非常に悩ましいものになっていくのも楽しみの一つな

>No.1226690674
襲う理由は？
dice1D6=2 (2)
1　ハートエイクが理想モデル
2　服を調達するための店を放火された
3　見定めたモデルをファックアンドサヨナラされた（あるいは襲おうとしていたので殴る）
4　実は因縁がある
5　特に理由はない
6　謎めいたニンジャのジツに操られる

お互いにヒドイ過ぎる

カラテを高めなければ自分を守れない
カラテを高めるとビルドに自由が利かない

どっちもカス！

スキルの揃わない低レベル帯だとカラテ6だとそれだけで攻撃と体力と回避のあるキャラになりますからネー
見てくださいよこのニューロンだけ高いけど使い道が何も無いウチのサンシタ

>スキルの揃わない低レベル帯だとカラテ6だとそれだけで攻撃と体力と回避のあるキャラになりますからネー
>見てくださいよこのニューロンだけ高いけど使い道が何も無いウチのサンシタ
（さっき爆発四散したあいつだろうか…）

複数が入り乱れる戦場だとニューロン高いだけで意外な活躍したりもするんだけどタイマンだとうｎ…

>スキルの揃わない低レベル帯だとカラテ6だとそれだけで攻撃と体力と回避のあるキャラになりますからネー
>見てくださいよこのニューロンだけ高いけど使い道が何も無いウチのサンシタ
(あのコバンザメか？)

>No.1226690905
場所は……
dice1D4=2 (2)
1　放火された店の前
2　路地裏
3　屋上
4　室内

まずカラテ1族はニンジャの特権たるサツバツも出せないからな
これでワザマエも低かったりすると連続側転もスリケンも安定しないただのモータルになる

グレーター級で精神補えるからニューロンは低くていいやみたいなのも結構ありますね？

低レベル帯カラテ6でヘンゲヨーカイ持ってると本当にコワイ

>No.1226691900
「ドーモ、ハートエイク＝サン。レッドブティックです」「ドーモ、レッドブティック＝サン。ハートエイクです」薄暗い路地裏で相対する二人のニンジャがアイサツする姿を、「帯状に十分」の看板がおぼろに照らす。ビルを一つ挟んでニンジャが相対していることなど、通りの人々は知る由もない。

>グレーター級で精神補えるからニューロンは低くていいやみたいなのも結構ありますね？
そういう奴は暗殺者の眼や翻弄持ちに殺されてメキシコの荒野にしかばねを晒すことになる

>No.1226692179
「……俺の名を知ってるとは、どこのやつだ？　例の秘密結社とやらか？」「秘密結社？　なんだそれは」レッドブティックは顔を顰めた。「おれはそんな胡乱な組織のニンジャじゃない。おれは、おれ個人の理屈でお前を殺しに来たんだ。ハートエイク＝サン」

>No.1226692699
「またおっかないことを言う！」ハートエイクは大げさに肩をすくめた。「俺はただのネオサイタマ市民だぜ？　奥ゆかしくて善良……」「この間、ネオ・ロポンギでブティックに火をつけただろ」レッドブティックは言葉を遮り厳しく指摘した。ハートエイクの薄笑いが消える。それが答えだった。

>No.1226692832
油断ならぬ犯罪者はしばし睨み合った。やがてハートエイクが口を開く。「……それを知ってるなら生かして返す理由はないな」「おれが殺すって言ってるだろうが」レッドブティックは人差し指を突きつけた。「よくもやってくれたな……！　あの店には俺の大事な……」「大事な？　恋人でもいたか？」「……モデル候補がいたんだ！」

アイエッ

>No.1226693360
「……ア？」ハートエイクは訝しんだ。「あの店の、小柄でボブのカワイイな子！　おれは狙っていたんだ！」レッドブティックは目を血走らせ早口になる。「あの子ならきっと似合う服がたくさんあった……それをよくも……！」「……待てよ、聞いたことがあるぞ」ハートエイクは首を傾げ記憶を探る。

>No.1226693490
「若い女を中心に、いきなり監禁して着せ替え人形めいて扱い、そして殺す……そんなサイコパスがいるって噂だ」「お前に言われたくはないね」レッドブティックは鼻を鳴らした。それが答えだった。「とにかく、おれの獲物を、そして服の調達先を燃やしたお前は、ここで殺す！」狂気！

闇持っててもおかしくないやつらなのだ

ウーム
相打ちになりなさいアナタタチ

なんかこううまい具合に相打ちになってほしい邪悪ニンジャ同士なのだ！

>闇持っててもおかしくないやつらなのだ
ジツ持ちだからスキル持てないしシカタナイネ

どっちもDKK溜まってそうだし殺し合い終わった直後に赤黒にスレイされてほしい

カスにはカスをぶつけるんですよ

スタッツはほぼ互角なのであとはダイスブッダの思召しだ

我がレッドブティック＝サン、ハゲミナサイヨ

>No.1226693666
二人はともに邪悪な犯罪者ニンジャなのだ！「なんだ、つまりは……俺達はお互いに獲物を奪い合うってわけだな」ハートエイクは邪悪な笑みを浮かべた。同類かつ理解できぬ狂人を相手に欺瞞を述べる必要もなし！　狂った殺意と執着が膨れ上がりぶつかる！

>No.1226695093
◆戦闘開始◆
一騎打ち
アトモスフィア（1ターンごと）

ハートエイク　　　6/4
レッドブティック　6/3

>No.1226695189
ではハートエイクの手番から
移動フェイズに近づき、カラテで攻撃だ
dice6D6=2 3 5 6 5 2 (23)
NORMAL

>No.1226695237
レッドブティックは3D回避判定
dice3D6=6 5 1 (12)
NORMAL

>No.1226695267
回避成功！
このままこちらも集中して攻撃だ
dice6D6=4 4 4 3 3 1 (19)
EASY

>No.1226695316
ハートエイクは3Dで回避判定
dice3D6=2 6 5 (13)
NORMAL

>No.1226695350
なんだか出目まで似通ってないか？
ハートエイクはもう一度ぶん殴る
dice6D6=3 6 2 1 1 4 (17)
EASY

>No.1226695393
dice3D6=1 2 2 (5)
レッドブティックの回避判定
NORMAL

まだミソスープな

>No.1226695418
回避失敗！
まずはレッドブティックに1点ダメージだ

>No.1226695448
◆1T:NORMAL◆
一騎打ち
アトモスフィア（1ターンごと）

ハートエイク　　　6/4
レッドブティック　5/3

>No.1226695475
そしてレッドブティックの反撃だ
dice6D6=3 6 5 3 4 2 (23)
EASY

>No.1226695497
dice3D6=2 1 6 (9)
ハートエイクの回避判定
NORMAL

>No.1226695528
回避成功！
2ターン目になり、アトモスフィアがHARDに入る

>No.1226695557
◆2T:HARD◆
一騎打ち
アトモスフィア（1ターンごと）

ハートエイク　　　6/4
レッドブティック　5/3

>No.1226695580
ではハートエイクから
再び移動フェイズを飛ばして攻撃
dice6D6=2 5 2 6 5 5 (25)
EASY

>No.1226695616
レッドブティックは4D回避判定
dice4D6=5 4 5 5 (19)
HARD

>No.1226695643
惜しい！　いい出目だがカウンターカラテはなし
レッドブティックは移動フェイズに連続側転
dice2D6=3 3 (6)
NORMAL

>No.1226695708
判定失敗！
攻撃フェイズに、仕方ないのでカラテで殴る
dice6D6=6 6 3 4 5 5 (29)
HARD

>No.1226695751
サツバツ！
ハートエイクは5D回避判定せざるを得ない
dice5D6=3 4 3 2 5 (17)
HARD

>No.1226695799
回避に成功し、ハートエイクはカトン・ジツを発動
dice6D6=2 5 4 4 1 1 (17)
NORMAL

>No.1226695837
レッドブティックは2D回避判定
dice2D6=3 5 (8)
NORMAL

>No.1226695875
回避に成功し、こちらはカナシバリ・ジツを発動だ
dice6D6=3 4 2 5 6 2 (22)

>No.1226695923
ハートエイクは回避ダイスが1個しかない！
dice1D6=6 (6)
HARD

>No.1226695969
だが避けた！
お互いに似たようなステータスゆえに、側転無しで完全に出目次第の戦いである

やりおる

>No.1226696006
◆3T:U-HARD◆
一騎打ち
アトモスフィア（1ターンごと）

ハートエイク　　　6/3
レッドブティック　5/2

>No.1226696032
ハートエイクは再び集中してカラテ攻撃だ
dice6D6=4 6 4 2 6 3 (25)

>No.1226696063
dice5D6=2 3 3 5 6 (19)
即応ダイスを使用

>No.1226696082
ナムアミダブツ！
レッドブティックはアドレナリン・ブーストを使用
dice5D6=2 3 2 1 5 (13)
UH

>No.1226696104
dice1D6=1 (1)
サツバツ！

>No.1226696123
1+痛打1+弾き飛ばし1の3点ダメージ！
レッドブティックは大きく追い詰められた！

おお！一気に動いた！

>No.1226696173
◆3T:U-HARD◆
一騎打ち
アトモスフィア（1ターンごと）

ハートエイク　　　6/3
レッドブティック　2/1

>No.1226696208
レッドブティックはダメ元で連続側転せざるを得ない
dice2D6=5 1 (6)

一番微妙なヤツ！
とはいえ3ダメはデカいか

>No.1226696250
判定に成功し、攻撃フェイズにカナシバリ・ジツを発動
dice6D6=6 4 2 6 5 2 (25)
HARD

>No.1226696286
dice5D6=3 3 6 5 4 (21)
ハートエイクの回避判定
UH

避けるの上手いねハートエイク

>No.1226696311
回避した！　出来る！
ハートエイクは移動フェイズを飛ばし、カトン・ジツを発動
dice6D6=5 4 5 6 1 6 (27)

>No.1226696372
dice3D6=5 2 5 (12)
レッドブティックの回避判定
HARD

ジツの時ばかり出目が良い

>No.1226696400
回避成功！
レッドブティックは移動フェイズに近づき近接攻撃だ
dice6D6=3 5 3 3 6 1 (21)

>No.1226696434
dice5D6=2 2 1 5 2 (12)
即応ダイスを使用

>No.1226696451
サツバツならず！
ハートエイクの回避判定
dice1D6=3 (3)

カトンは2と3で大違いだな

即応応えず！

>No.1226696479
回避に失敗し1ダメージ
だがレッドブティックの不利は変わらない

ナムサン！レッドブディック=サンに即応が振り向かぬ！

>No.1226696503
◆4T:U-HARD◆
一騎打ち
アトモスフィア（1ターンごと）

ハートエイク　　　5/2
レッドブティック　2/0

ようやく1ダメージ…これは厳しいか？

>No.1226696531
ハートエイクは移動フェイズを飛ばして近接攻撃
dice6D6=4 2 4 5 1 4 (20)

>No.1226696555
レッドブティックの回避判定
dice3D6=3 3 2 (8)

おお…ナムサン…！

>No.1226696587
出目も腐り始めている！　残り1点！
ダメ元でカナシバリ・ジツを発動せざるを得ない
dice6D6=1 1 4 4 2 5 (17)

>No.1226696630
dice3D6=5 1 2 (8)
ハートエイクの回避判定
UH

>No.1226696656
dice1D2=1 (1)
【精神力】ダメージ

>No.1226696687
ダメージの出目まで悪い！
レッドブティックは家族の写真があるので、正しくはこれで【精神力】0になる

うーむ精神ダメも振るわないこれは勝負あったか

>No.1226696748
◆4T:U-HARD◆
一騎打ち
アトモスフィア（1ターンごと）

ハートエイク　　　5/1
レッドブティック　1/0

レッドブティック＝サンはダイスブッダに見放されたようだ

>No.1226696768
ハートエイクは集中して近接攻撃
dice6D6=6 2 4 1 1 2 (16)

>No.1226696796
dice3D6=2 2 4 (8)
レッドブティックの回避判定

1点残ったのでアドブが使えてしまうのだ

>No.1226696821
奇跡は起きず！
【体力】【精神力】ともに0となり、レッドブティックは爆発四散した！

徹底してハートエイク=サンがワンインチ距離での殴り合いに分があった

ゴジュッホ・ヒャッポなイクサは一瞬の勝機を逃さず捉えた方が制するのだなぁ

邪悪なニンジャが死に
邪悪なニンジャが生き残った

>邪悪なニンジャが死に
>邪悪なニンジャが生き残った
どちらも殺すべきでは？
フジキドは訝しんだ

最近DIY同士のシンプルでスピーディーな対戦に惹かれつつある

>No.1226696860
両者は睨み合いながらチャンスを窺った。どちらも殺人経験が豊富、ニンジャとのイクサは初めてだが殺意に関しては研ぎ澄まされている。それゆえ、お互いの隙、狙い、そういったものを観察する心理的な余裕があった。セイシンテキである。

>No.1226697284
（こいつはジツ使いだ。間違いない）レッドブティックは、ハートエイクによって無惨に放火された店を調査している。あれは火炎放射器やガソリンなどによる火災と違った。ニンジャであるがゆえにわかるのだ。（カトンってやつだな……だが、おれのジツならば、使う前に防げる！）

>どちらも殺すべきでは？
>フジキドは訝しんだ
訝しむまでもなく垂直エントリーして殺しそうな連中なのだ！

>No.1226697390
レッドブティックに憑依したソウルは、謎めいたフドウカナシバリ・ジツをもたらした。視線を合わせることでモータルの肉体をカナシバリさせ……そして、レッドブティックのドールめいて扱い、最後には殺すのだ。彼はそうして何人ものうら若い命を奪ってきた。

>No.1226697472
ハートエイクは大事な「モデル」と服を……当然ながら非合法な手段で……入手するためのアイテムボックスを横取りした敵だ。同情も躊躇もない。動き出そうとした瞬間、カナシバリさせて殺す。レッドブティックはそのためにニューロンを研ぎ澄まし、いつでもジツを発動させられるように構えた。

爆発四散した我がレッドブティック＝サンのエーアイウキヨエです。モデルを確保し満足気なアトモスフィアをお楽しみください
fu3916087.jpg

>No.1226697637
右足に重心がかかった。レッドブティックはしかしそのようなフェイントに騙されることなく、カトン・ジツの発動予兆を読み取ろうと意識を集中させる……そして！「イヤーッ！」ハートエイクが動いた！　ただし彼は……ジツではなく、スプリントしたのである！

ジツはあくまでオプションの一つというのを履き違えがちなサンシタ
ノーカラテノーニンジャ

ノー・カラテ、ノー・ニンジャな

>No.1226697891
（カラテだと！？）レッドブティックのヘイキンテキが崩れた。なによりもまずジツで相手を縛り、そののちカラテを振るうこともあった彼にとって、まず最初に暴力という選択肢はなかったのだ！　一方、ハートエイクの主な楽しみはファックアンドサヨナラであり、それゆえ暴力ありきなのである！

冷静に相手を観察して状況判断してるつもりで先手の優位を捨ててしまう
サンシタニンジャがわりとよくやらかすやつな

>No.1226697980
ニンジャのイクサの経験とはいい難い、いわば犯罪者としてのスタイルの問題……それが、スタートダッシュを分けた！「イヤーッ！」「グワーッ！」レッドブティックはガード姿勢を取るも、躊躇のないカラテパンチに怯む！　人間は本気の暴力にストッパーがかかるもの、ニンジャは違う。そして犯罪者ならばなおさらだ！

>No.1226698080
ハートエイクは慣れ親しんだ暴力の高揚感に邪悪な笑みを浮かべた、「俺は被害者なんだ！　ハイスクールの頃、初恋の女がな……！」「黙れ狂人が！　カーッ！」レッドブティックは目を見開き、フドウカナシバリ・ジツを放った！「イヤーッ！」「グワーッ！？」その顔面に痛烈な膝！「なら死ね！」殺意の笑み！

ハートエイク＝サンはそのうちアマクダリに組み込まれてそうだ

>No.1226698217
ナムサン！　なんたる邪悪なイクサか！　しかしニンジャソウル憑依者にはチャメシ・インシデントである。これもまた古事記に記されしマッポーの一側面に過ぎない！「イヤーッ！」レッドブティックは負けじとアッパーカット！「グワーッ！」ハートエイクは予想外のカウンターに怯んだ！

>No.1226698334
レッドブティックのニューロンを怒りが支配した。もはやカラテあるのみ！「イヤーッ！」「グワーッ！」さらにストレートパンチ！　ニンジャの本能が暴力の快楽に酔いしれる！「おれは貴様とは違う、文化資本が！　おれはファッショナブルなのだ！」「狂人はどっちだよヘンタイ野郎が！　イヤーッ！」「グワーッ！」ボディブロー！

>No.1226698447
今の一撃は重い。レッドブティックは内臓にまで届くダメージに嘔吐した。「ゴボーッ！」「おいおい、俺の服が汚れちまうじゃねえか？　ファッショナブルなんだろォ？　イヤーッ！」「グワーッ！」ハンマーパンチが脳天を割る！「クソが……ファック野郎……！」レッドブティックはそれでも諦めなかった。

>No.1226698580
「ニンジャ相手のイクサも悪くねえな」ハートエイクは口元からこぼれた血を親指で拭い、笑った。「次はニンジャの女をファックするのも悪くねえ……！」「イイイヤアアーッ！」レッドブティックは低空タックルを仕掛ける！「イヤーッ！」KA-BOOM！　カトン・ジツだ！「アバーッ！」レッドブティックは火だるまに！

>爆発四散した我がレッドブティック＝サンのエーアイウキヨエです。モデルを確保し満足気なアトモスフィアをお楽しみください
>fu3916087.jpg
満足げな笑顔が邪悪さを醸し出しますね？

>No.1226698695
「ハハハハハ！　ニンジャでも燃えれば死ぬんだな！」炎に包まれ壊れたオイランドロイドめいてブザマに悶え狂うレッドブティックを見、ハートエイクは邪悪な哄笑をあげた。ナムアミダブツ！「サヨナラ！」レッドブティックは爆発四散した。

>No.1226698842
dice2D6=2 2 (4)
ハートエイクのファックアンドサヨナラ回数

>No.1226698872
dice2D6=3 3 (6)
Wasshoi！

>No.1226698887
ハートエイクはひとしきり笑い疲れると、焦げ跡を踏みにじった。「……だがニンジャの獲物なんてそうそう見つからねえだろ。俺はまだまだ楽しみたいからな、どっかの誰かと違って奥ゆかしくやらせてもらうぜ……！」そしてニンジャ殺人鬼は、闇へと消えた。おお、ブッダよ、寝ているのですか……！〜終わり〜

ヌゥーッ！まだ犯行が広く知れてはいないか

>No.1226698991
かくして邪悪なるイクサは終わりを告げた
しかしその犯行をニンジャスレイヤーが知る時は遠くはないだろう！

>No.1226699122
>fu3916087.jpg
TECH UKIYOE ARIGATO SUSHI🍣==
歪んだユーモアとセンスが実にニンジャらしいといえる！

>No.1226699189
では次はどうしますか？
dice1D3=1 (1)
1　ソンケイ次元のシミュレート
2　新規ニンジャDIY
3　マッポー次元のシミュレート

>No.1226699236
🎲🎲🎲🎲🎲🎲🎲🎲🎲🎲

アイエッ！？
本格的深夜グルーヴ！？

ウオーソンケイだ！どこの場面なのか気になる！

ソンケイの次なるイクサは…

ダイススリケン！

残ってるのはヴィジランス＝サン？

>No.1226699263
『……まずは、お前が死んでいた間の、その直後のことだ』ナイトフォールは言った。『例のバイオニューロンチップ手術を決意したのは、もちろんバロネス＝サンだ。彼女は、お前のことを……その、気に病んでいた』「うん」『とてもな』「うん」

大分言葉選びましたね？

>No.1226699641
『あのときの俺はまだ知らなかったが、すでにスズキ・マトリックス理論のフォーミュラはIRC上に出回っていたらしい。しかしそれでも実現可能性はほとんどなかった。とてもじゃないが、正気の沙汰とは思えない……いや、あいつらが黙っていたのは、別の理由だが』「あいつら？」『ニアデス＝サンと、マインドシーカー＝サンだ。あいつらは……』

アアーッ語り部ナイトフォール=サンが層！層ですよ！！

本人があっけからんとしてても周りから言いづらいことってあるよね

>No.1226699853
……「あのさ、確かにそれしか手はないと思うけど」ナツルが言った。「でも……無理じゃない？　カネがさ、かかるでしょ。とンでもないほど」「……そうだね。彼の場合、肉体が幼かったんだ。特注の義体を用意するのも、バカげたコストがかかる」バロネスが認める。

>No.1226700031
「何か手がある、と言いたげな風だな」後ろで黙っていたニアデスが言った。「……あるさ。だって私は、KoLの日本支社CEOだからね」バロネスは不敵に微笑んだ。「私自身が、オナタカミ社との合同出資プロジェクトだったんだ。今ならまだ、唸るほどのカネを私自身の判断で動かす権限がある」

>No.1226700172
「……正気か？」口を挟んだのはディクレアである。「それは明確な本社に対する背信行為だ。そもそも、バロネス＝サン……貴様という人格が維持されていること自体が社の想定外ではあるが」「だからこそ、オナタカミやセクトに気取られずに経費を動かせる。違う？」「それを私に対して言うのか」眉根が皺寄る。

職権濫用！

退職金代わりだドーンと行こう！

>No.1226700286
「君なら、バレる時間を少しは遅くする手管を一つ二つは知ってるんじゃないか、ってね」「私が手を貸すとでも？」「私の判断を仰いだのはさっきの君だよね」バロネスは的確に指摘した。「私はまだ権限を剥奪されていない。君には従う義務がある」「……いちいち癪に障る」ディクレアは舌打ちし、だがそれ以上反論しない。

>No.1226700424
「そういうことならボクも手伝っちゃおっと。いいよね？　ステ……ニアデス＝サン」「……」ニアデスは傭兵ニンジャ達を見た。『我々の目的はあくまでカスミガセキだ。だが、別に全員が企業連合軍めいてチームを組んだわけでもあるまい』「ごもっともで」ナイトフォールの言葉にスピアヘッドが頷く。

>No.1226700561
『らしくもないことをした。俺は俺の目的のために動かさせてもらう。イヤーッ！』「……ってことなンで、間に合えばまた後ほどですなァ」ナイトフォールを追い、一人、また一人と傭兵ニンジャ達は消えていく。カスミガセキへと。「なあ、あのガキは生き返る……のか？」厳しい男のニンジャが質問した。

ナイトフォールとスピアヘッドはここからが本番という話だったな

>No.1226700655
「たしかブラッドアサシン＝サン、だっけ？」ナツルが訊いた。「どうだろうね。ボクらはバイオニューロンチップ再生者に覚えがあるけど、実現できるかは」「させるさ。絶対に」バロネスが断言した。「このボディから生体脳ユニットを取り外して輸送したい。手伝ってくれる？」「アッハイ！」レモンドロップが動き出す。

>No.1226700808
「……それで？　貴様はサンダーバニー＝サンとイクサをしたのだろう？　ここで仕留めておきたいとでもいうつもりか？」ニアデスが剣呑なアトモスフィアを放射した。「ウェイッ！　違ェよ、逆だ」ブラッドアサシンは両手を晒して制する。「してやられたからな、くたばられちゃ負けっぱなしだぜ。つまり……」彼はカスミガセキの方角を振り向いた。「そのガキのこと、頼むぜ。イヤーッ！」そして傭兵達を追い風となる。

ブラッドアサシン＝サンにも生き延びていてほしいものだなあ…

ブラッドアサシン＝サン…！

脳みそだけ回収が出来るくらいの完全な戦闘兵器化だったのだなあ…

>No.1226700938
「……だってさ」「妙なヤツね」ナツルとニアデスは肩をすくめた。だが、今は目的変更だ。乗りかかった船である。「すまない。君達にまで……」「いいよ、もともと好きでやったことだから」ナツルは再びカンオケめいたボディにLAN直結。生体脳の取り外しのためにハッキングを再開。「私は私の仕事をするか」ニアデスは銃を構えた。新たに近づいてくるニンジャ存在感。異状を察知したアルゴスの放ったアクシスであろう。

ついさっきダブルナツルにしてやられた癖にまだ元気あるのかアルゴス…

>No.1226701070
ディクレアはニアデスの一瞥を受け、鼻息を漏らすと特殊金属製のウィップを袖口に戻し、両手を軽く上げた。応援には加わらないが、加勢もしないというポーズだ。ニアデスは頷き、再び近づくニンジャ存在感を睨んだ。「イヤーッ！」そして戦いが始まった。

バロネス＝サンもバニチャンも散々な目に遭わされたんだカネくらいなんだ！

>No.1226701148
『……俺が知っているのはそれまでだ。話を聞いたのは、お前のバイオニューロンチップ化が終わってからだった』ナイトフォールは話を一度打ち切り、数秒の間を置いた。「どうしたの？」サンダーバニーは首を傾げた。『……いや、お前が何か言うか、と思ってな』「何かって？」

>No.1226701275
ナイトフォールはその問い返しに、再び黙った。「……ウチ、何か言ったほうがいいの？　わかんない」『いや』ナイトフォールは言葉を捜している風だった。『……お前に言いたいことがないなら、それはそれで……構わん』サンダーバニーは彼の言わんとするところがわからず、きょとんとする。

>No.1226701346
「それより、そこから先の話してよ。センセイはどうしたの？」『……ああ、そうだな』ナイトフォールはまだ何か奥歯に物が挟まった様子だが、しかしやがて納得したように頷いた。彼の単眼サイバネアイが、再び彼方を見る。『当然、俺達はアマクダリの抵抗を受けた。奴らはまだ戦力を残していた……』

過去回想の形にすればバッドエンドじゃないことを表しつつシーンごとにお送りできる！感嘆！

バニーチャンの事を切り上げてその場を去ったのを何か言われるかと思ったのかなナイトフォール＝サン

>No.1226701720
……「イヤーッ！」サクリリージはハイデッカーの死体から作り出したダガーをスリケンめいて投げた。「イヤーッ！」スピアヘッドが長柄のヤリをバトンめいて回転させ弾く。「イヤーッ！」そこへ投擲。ダガー……否、臓物から作り出された爆弾だ。その威力はすでに目の当たりにしている！

どんな事言われると思ったんだろう
怒るとか悲しむとかネガティブな感情はいくらでも出ておかしくはないけど

>No.1226701900
「イヤーッ！」スピアヘッドを飛び越えた黒い影が奔った。KBAM！　危険な臓物爆弾はスピアヘッドのタタミ2枚距離で爆発。「イヤーッ！」鋼鉄ヒールでそれを踏み砕いたアキュリアスは、跳ねるようにVの字を描いて前へ跳んだ。サクリリージは尺骨の剣を左右に構え、クロスして受ける。

ゲェーッサクリリージ！

アキュリアス=サンだ！

前回に引き続きめちゃくちゃ良い立場にいる……
度々しつこいですが「」んチ＝サン本当にありがとうございます
我がブラッドアサシンよサンダーバニー＝サンの復活を見届けるためにもこの後のイクサでハゲミナサイヨ！！

アキュリアス＝サンもおる！

>No.1226702069
アキュリアスのケリ・キックは、その名（訳注：棘のある植物）に相応しく鋭く、重い。サクリリージは防御姿勢のままタタミ2枚を後退。アキュリアスはさらに軽やかな動きで追撃を繰り出す。だが！「イイーヤヤヤヤヤ！」「ンアーッ！」スリケニストのスリケン連投を浴び、きりもみ回転しながら横フリップ回避せざるを得ない。

スリケニスト！大体連射値がおかしいことになるスリケニストじゃないか！

スリケニストまで！

>No.1226702220
スリケニストは両手に合計十枚のスリケンを構えた。『イヤーッ！』「グワーッ！」だがそこへナイトフォールの曲射スリケン命中！　アキュリアスへの追撃をインターラプト！「イヤーッ！」ワイプアウトがその代わりに白兵戦を仕掛ける！

手数のスリケニスト！狙撃のナイトフォール！

12人クラスがやられたんだからそりゃ派遣されてくるのも強者ばかりよな…

>No.1226702415
ナイトフォールはスリケニストを封殺するためにスリケンを投擲し続けざるを得ない。「イヤーッ！」「イヤーッ！」スピアヘッドはフォーアンドワンの恐るべき大剣を凌ぐので精一杯だ。「AAAARGH！」そこへオニめいてヘンゲしたブラッドアサシン！

大乱戦な

>No.1226702597
鈎爪がワイプアウトのカラテをこじ開けるように弾き、そして体当たりめいて強制的にワン・インチ距離を取った。「邪魔をするな！」電子音声がノイズがかって叫ぶ。「GROWL！」「グワーッ！」ブラッドアサシンは意に介さず、肩口に突き刺した爪をそのまま肉を抉るように斜めに振り下ろした！　サツバツ！

>No.1226702676
ワイプアウトはニンジャ装束もろとも袈裟懸けの傷を浴びてよろめく。「おのれ……！」ガシャコン！　両腕にミニガン統治2022s展開！　ブラッドアサシンは死を覚悟した！　その時、KBAM！「アバーッ！？」ワイプアウトの左眼球付近に爪が突き刺さった！「サヨナラ！」ワイプアウトは爆発四散した。

>No.1226702753
ブラッドアサシンは爪が飛来した方角を見た。野球帽にスカ・ジャン姿のニンジャが、見慣れないガントレットを突き出している。「ドーモ、スカラムーシュです」冴えないニンジャはアイサツした。「邪魔したか？　まずかったってこたないよな？　こっちも商売上がったりの瀬戸際なんだ、持ちつ持たれつで頼むぜ、な！」彼はまくし立てた。

おお！？スカラムーシュ=サン！

>No.1226702846
ブラッドアサシンはヘンゲを解除した。「いや、助かったぜ。実際ヤバかった」「だよな。うん」スカラムーシュは爆発四散痕跡に突き刺さった爪を回収する。「イヤーッ！」「イヤーッ！」そして激しいバトルフィールドを見渡した。「ヤバイなこりゃ」明らかに彼を上回るワザマエの戦士達。敵も味方も。

サキラ=サンと話して以来だったかなスカラムーシュ…ノバラ=サンは元気だろうか

>No.1226702903
はたして何名の傭兵、あるいは同じようなストリートニンジャが駆けつけたのか？　正確な数を把握している者は一人もいまい。「やるしかねえよ……な、あンな連中が都知事になったら商売上がったりだぞ」スカラムーシュはブツブツ呟いた。「それにどうもな、俺はホントならもっとヒドいことんなってた気がしてならんのだよな……」そして我に返る。「いや、悪い。独り言だ、気にしないでくれ」

>No.1226703006
「わかるぜ。なんとなくだけどな」ブラッドアサシンはジツの使用を再開するためにメディテーションめいて深呼吸しながら言った。「瀬戸際なんだ、きっと。俺もあんたも、ニンジャとして食うための瀬戸際だ」「だな」二人は曖昧ながらも何かのアトモスフィアを共有した。

サンシタにはサンシタなりのイクサがある
ハゲミナサイヨ！

>No.1226703066
だがその時である。アマクダリ陣営からいくつもの影！『イヤーッ！』ゲームセンター店内めいた神聖ロービット音声のカラテシャウト！「イヤーッ！」見咎めたブラックヘイズが義手を突き出し、ヘイズネットを展開。明らかに危険な電磁クローアンブッシュを妨害する！

ヌゥーッ！何奴！

ヌウーッ何者！

>No.1226703233
だが見よ、ヘイズネットは即座に霜を張り凍りつき、そして絡め取られた異形存在がぐるりと回転するとあっけなく砕け散った。「GROWL！」ロップイヤーめいた不気味な怪物、すなわちヘンゲしたフェイタルが別のアンブッシュ者を迎え撃つ。「イヤーッ！」「GROWL！」ミコーめいた装束を翻す女ニンジャはたおやかなイアイで爪を弾き、回転しながらタタミ3枚を後退。

>No.1226703344
『ドーモ、ヌルポインタです』「ユキグニです」「グラーフツェッペリンです」現れたニンジャ達は次々にアイサツした。「人材豊富なことだな。よほど給料がいいのか？　俺も一枚噛みたいので口利きしてくれんかね」ブラックヘイズは義手の親指をライター代わりに葉巻に火をつけた。

貴様ヌルポ野郎！

アマクダリ人材が豊富なのが厄介
そして来たかユキグニ＝サン！！

因みに全員女な

>No.1226703407
「生憎ですが、セクトに敵対したあなた達に恭順の道はありません」グラーフツェッペリンは長大なカタナを構え、冷たく言い放った。「それでも法廷へ出頭したいというならば歓迎します。あなた達には改悛の自由がある」「官公庁ではセプク一つ表現するのにずいぶん迂遠な言い回しをするようだ」ブラックヘイズは肩をすくめた。

>因みに全員女な
スミマセンヌルポインタ=サン生物学的にはってわざわざ付ける程の改造度合いなんですが

>No.1226703588
『コリニンジャ・クランが出てきたか』スリケニストと熾烈なスリケンラリーを続けていたナイトフォールが言った。『奴らは手強いぞ。如何にする、ブラックヘイズ＝サン』「見ての通り俺の装備ではどうにもならん」彼は空を仰いだ。VTOL機。「然るべき人材を頼るべきだろう」落下する影。

さすがはブラックヘイズ=サンの舌戦は涼しい

>VTOL機。「然るべき人材を頼るべきだろう」落下する影。
アイエッ！？

バカな！彼はキョート城へ向かったはず！

VTOL！？VTOL機ナンデ！？

>No.1226703636
アクシス達もほぼ同時に空を見た。そして影を。「イヤーッ！」誰よりも早くグラーフツェッペリンが動いた。ツルギめいたカタナが跳ね上がり、落下者を対空迎撃する。だが！「イヤーッ！」カラテシャウト、直後ギャリィン！　甲高い金属音が響く。「アバーッ！？」ナムサン！　グラーフツェッペリンの豊満なバストを中心に肌が変色！

ドク・ジツ！？

>No.1226703725
一瞬にしてその変色は頭部を覆い、吐き出したのは毒性を帯びた異様な色の血だった。「サヨナラ！」グラーフツェッペリンは頭部が破裂し爆発四散！「ドーモ、オメガです」一瞬にして精鋭アクシスを爆発四散せしめた落下者は、ただならぬオーラを纏いアイサツした。

アイエエエ！？オメガ=サン！？オメガ=サンナンデ！？

にくすべ無惨！

まさかもうオムラ退職されたので！？

ウワッウルシ・ジツだった
アクシス精鋭でも荷が勝つニンジャのエントリーだ！

>まさかもうオムラ退職されたので！？
まあ…会長オタッシャはしてるし…

>No.1226703783
そのアイサツでバトルフィールドのアトモスフィアが一変した。オメガ一人を中心に、見えざる吊り天井が降りたかのようだった。「オムラ最強のニンジャが、なぜ！？」フォーアンドワンが叫んだ。「ニュースを見ていないのかね？　セイギオオキイタテを墜落させたのはオムラ社だろうに」ブラックヘイズが言った。

(本当になんで撃墜させてたんだろう…)

47歳児のサービスのサービスのサービス…だというのか！？

セイギ1/10クライノタテ

>No.1226703907
「申し訳ないが私がここにいるのは個人的な理由だ」オメガはゆっくりとカラテを構えた。みしりと強烈な圧迫感がバトルフィールドに満ちる。「社とは無関係……と言ったところで何かが変わるわけでもないな」「イヤーッ！」ユキグニがクリスタルめいた特殊サイバネを発光させコリ・ストームを放つ！

アッハイセイギオオキイタテを墜としたのはネブカドネザルです実際欺瞞はない

>No.1226703974
ニンジャ達は左右に連続側転しバトルフィールドを横切る冷気の嵐を回避。傭兵ニンジャ達は大きく二手に分かれ反撃を開始する！「イヤーッ！」「グワーッ！」ワンズオウンの脇腹に卑劣武器ナックルダスターがめり込む！「デカい口叩いてた割にカラテは大した事ないねェ！」レッドハッグは大股で接近！

>「社とは無関係……と言ったところで何かが変わるわけでもないな」
ナムサン！なんたる自社の欺瞞的プロパガンダに対するアンチテーゼか！

おお！レッドハッグ=サンまで！

>No.1226704084
ナイトフォールは再び戦場を素早く俯瞰する。スリケニストは別エリアに向かったか。味方の前進を後方援護すべきか？　否、何か妙だ。彼のプロフェッショナルとしての勘が告げている……直後、ギュン！　二体のニンジャを相手に暴れるフェイタルめがけスリケン飛来！『イヤーッ！』ナイトフォールは二枚のスリケンでそれを撃墜する！

>No.1226704222
ミハル・オプティ製の高性能サイバネアイが、スリケンの飛来角度から敵予測地点を割り出す。ジグラット……否、その近くにあるダイノモン・ユノミ・ビルディングか。『奴か』ナイトフォールの声に苦み走るもの、そして執念が滲んだ。ディアハンターという名が、スリケンの手応えを通じてニューロンに浮かぶ。

このスナイパースリケンはまさか！

やはり来たか…

>No.1226704326
「任せてよさそうですかい、旦那」スピアヘッドが言った。「GROWL！」彼が応えるより先に、フェイタルの爪が敵ニンジャをかきむしるように振るわれ道を開く。『スナイパーニンジャはこちらが抑える』ナイトフォールは言い、スプリントした。「イヤーッ！」「AAAARGH！」道を阻もうとするエイシスとをブラッドアサシンが迎撃！

アマクダリDIYがここぞとばかりに！

>No.1226704478
エイシストとブラッドアサシンはそのままもつれ合うようにバトルフィールドの中央を離れ、跳び、「有意性を知らせ」の看板を蹴って雑居ビルの屋上で着地。弾かれるようにタタミ4枚距離を滑った。「愚鈍な身の程知らずが。大局を見誤ったからって悪足掻きするんじゃない」エイシストは嘲りの笑みを浮かべる。

>No.1226704598
「大局？　なんの話してやがる」ブラッドアサシンは訝しんだ。「貴様だけの話じゃない、全体に言ってるんだ」エイシストはやや自己完結がちに答えた。「社会秩序のなんたるかも知らず、ただ己のアティチュードとやらを優先し当たり散らすように暴れるイディオットども。貴様ら全員が、等しく愚かだ」

>No.1226704641
「おかげで俺はこうしてやりたくもない治安維持行為をしなきゃならん。くくく……何をしようが無駄。貴様らは勝てんし、勝ったところで歴史に学べるわけでもない」「イカレてんのか？」「貴様らがな」エイシストは断定的に言い、暗い含み笑いを浮かべた。そのニヒリズムの影は重く、他者には理解しがたい。

わからない
やはり殺すしかない

>No.1226704713
「とにかく貴様らは邪魔だ。これ以上無駄な足掻きで社会を乱すな。存在するな。存在自体が不愉快だ」「……ようはやるしかねえってこったろ」ブラッドアサシンは幾度目かの覚悟を決め、全身の筋肉を緊張させた。「ベラベラと長ったらしく垂れ流しやがって。さっさと来い狂人」「イヤーッ！」エイシストが仕掛ける！

ブラッドアサシン=サンガンバレー！

こうやって過去の経験で心折れて組織に組み込まれる者が少なくない中ガキに負けても折れずに頑張ってるのってけっこうスゴイなのかも知れないなあ…

>No.1226704845
そしてバトルフィールドのメインエリアとでもいうべき激震地では、さらなるニンジャが現れては離れ、あるいは爆発四散する。「イヤーッ！」フォーアンドワンの大剣が想像を絶する速度で走る。「アバーッ！？」ナムサン。バックステップの遅れたデスコーマーが胴体両断。「サヨナラ！」「貴様ァーッ！」マーシレスキラーが怒りの弓を引く。

>No.1226705096
フォーアンドワンは身の丈を超える大剣を盾めいて寝かせ、心臓狙いの矢を斜めに弾いた。そして滑るように前へ体重移動。ワザマエ。「イヤーッ！」「アバーッ！」マーシレスキラーは皮肉にも縦に両断される。「サヨナラ！」爆発四散パーティクルを払いザンシン。「イヤーッ！」「イヤーッ！」スピアヘッドのヤリを弾く。

アッデスコーマー=サンが死んだ

この次元ではどういう仲だったのか…想像する隙もなかった

フォーアンドワン=サンがツヨイ！

>No.1226705146
フオン、フオン。ジグラットより次々にハイタカが到来。それだけではない、ハイエナ、さらにシデムシ。システムの援護が回復しつつある。フォーアンドワンはそのことにだけ集中する。「……あなた達は勝手すぎるわ」集中しようとする。柄を握る手に力がこもる。「私だって、本当ならそうしたかった」

ナムサン…

アマクダリはクソ！

>No.1226705238
大剣の刀身に憂いを帯びた表情が映る。「誰も彼もが反逆できるわけじゃない、そのチャンスを最初から奪われた者だっている……なのに！」「いやァ、その手のご事情語りは別のところでやっていただきたいモンでして」スピアヘッドはクルクルとヤリを回転させ構えた。「特に聞く気もねェモンでしてな」「イヤーッ！」踏み込み！

今からでもそうする手も…もう2人やっちゃったかあ

>No.1226705313
やや斜め上に傾いた斬撃を、スピアヘッドは素早いしゃがみ込みで回避。「イヤーッ！」立ち上がりながら前へ体重移動し刺突を放つ。フォーアンドワンは片手で大剣を支えながら半身をずらし回避。ワザマエ！「イヤーッ！」ムチめいてしなるミドルキックがスピアヘッドの顔面を狙った。

まあ運がなかったと言うしか出来ねえ…それらを踏み躙ってでも前に進むエゴが反逆者達には必要なのだ

>というかこの次元だとアマクダリに拾われてたのかデスコーマー＝サンとマーシレスキラー＝サン
ストリート側として参戦しててフォーアンドワン＝サンに斬られたのでは

>No.1226705362
スピアヘッドは再び身を沈めることでくぐるようにこれを回避。フォーアンドワンの二回転目からの縦斬撃振り下ろしを予測し、側転へつなぐ。「イヤーッ！」KRASH！　予想通りの強烈な太刀。追撃にこだわっていればマーシレスキラーめいて死んでいたか。「それにやる気でしょあンたも」「……そうね。それしかないもの」フォーアンドワンは冷たく言った。

>>というかこの次元だとアマクダリに拾われてたのかデスコーマー＝サンとマーシレスキラー＝サン
>ストリート側として参戦しててフォーアンドワン＝サンに斬られたのでは
アッホントだ読み間違えてた
ケジメしました

>No.1226705418
アマクダリの秩序支配によって蹂躙されたコミューン。ターミナルで「治療」を受けた者達は、慣れ親しんだ温かみを……否、あらゆる感情が薄らぎ、曖昧な自我しか残っていなかった。あの面会で全ての希望は砕け、ただシステムの元に働くという目的意識だけでニューロンを満たした。そうせねばやりきれぬからだ。

>No.1226705487
自由気ままに反逆のカラテを振るう者達への羨望と憧憬、「なぜ自分は」という苛立ちが混ざりあい、殺意に変わる。ナムサン……それすらもがシステムの意図した通りであることをフォーアンドワンは知らぬ。それをインガオホーとは言い難いが、されど同情するほどスピアヘッドには余裕も、躊躇もない。これはイクサである。

>No.1226705579
冷気が強まる。ユキグニに追いつく形で、コリニンジャ・クランの戦士達が集いつつあった。「俺の装備では相性が悪いのだがな」ブラックヘイズは煙を吹かした。「暖めてやろうか？　私の体温何度あるのだろうなァ？」一時的にヘンゲを解除したフェイタルが嘯く。「他を当たれ」ブラックヘイズは無表情で返した。

傭兵夫妻これが大好き

>No.1226705652
……徐々に押し込まれる前線を、ジグラット斜面より睥睨する者あり。「御身に忠誠を誓いし戦士達が、すべての敵を凍てつかせましょう」氷の大斧を携えた摂政ブリザードが恭しく言う。「クルシュナイ。必要とあらば、この器のカラテを振るうまで」凍てつく女王ホワイトドラゴンは言った。その胸はやや豊満である。

いよいよホワイトドラゴンも出るか…

キスミ＝サン…

>No.1226705712
然り。ホワイトドラゴンは今や神聖氷塊からその魂を離れさせ、コリニンジャ・クランが捧げし「器」を手に入れた。いじましきモータルの肉に縛られるは不快ではあるが、ヒサメ・ニンジャのソウルを甚振り砕くのはなかなかに愉快であった。女王は上機嫌である。

>ヒサメ・ニンジャのソウルを甚振り砕くのはなかなかに愉快であった。
アイエエエ…

>No.1226705763
もとよりアーチ級ニンジャソウルを宿した肉体は、それゆえにトゥララ・ニンジャの破滅的なカラテにも耐えうる。白く細い指先を女王は見つめ……「……？」ぴくりとその柳眉が動いた。「いかがなされましたか？」摂政が微かな変化を察し、視線を伏せたまま問う。「案ずることなし。我が身は安泰である」「ハハーッ！」

おや……？

おっと…？

>No.1226705820
周囲に緩やかに渦巻く冷気は、破滅のカラテを解き放つ瞬間に震える。それは堪えきれぬ歓喜か、あるいはそれがもたらす永劫の氷河期に怯えるモータルの嘆きか……嘆き？　女王はニューロンの片隅で考える。十全に支配したはずの肉体、完膚なきまでに砕いた呪わしきヒサメのソウル。欠片などあろうはずもない。だが。

>No.1226705877
女王はただフラットな精神を保つ。力は然るべき時に振るわれるのみ。セクトの防衛線を突破出来たとて、愚かなケオスの異分子達はさらなる絶望を知るのみ。奴らは自ら開けてはならぬ封を開けたと思い知るのだ。ジグラットを取り巻く冷気はさらに強まる。空には黄金立方体が実像を増しつつあった。

トゥララはヒサメのソウルしか気にかけていないようだが…

>No.1226705938
【NINJASLAYER】

オツカレサマドスエ！

オツカレサマドスエ！

オツカレサマドスエ！

>No.1226705942
【ロンゲストデイ・オブ・ネオサイタマ：ニンジャ・フィクション】#8

>No.1226705989
というわけでこのセクションでは、いくつかの戦場をバラバラに進めていく
傭兵ニンジャたちのイクサは苛烈なものとなるだろう！
ではお疲れ様でした

傭兵たちにも頑張って磁気嵐の晴れた世界を迎えてほしいことだなあ
オツカレサマドスエ！

オツカレサマドスエ！
生き延びてほしい者が多すぎる…

オツカレサマドスエ！
アバヨトゥララ・ニンジャ=サン！アノヨでハイクを読むがいい！
お前の死因は砕いたソウルの裏に隠されていたモータルの魂によるカジバジカラめいた反逆だーッ！

深夜過ぎ/既に明け方/インガオホー