二次元裏@ふたば

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1969077 B24/08/09(金)22:48:35No.1220198972そうだねx1 10日00:00頃消えます
「ふんふふーん♪」
自宅にて。鼻歌交じりからも分かるように、今日のトップロードトレーナーは何やらご機嫌なご様子。それもそのはず、今日の献立は数あるレシピの中でも、彼のお気に入りの一つであり、思い出の一品であるのだから。
「よし、完成。さて、そろそろ来るかな?」
ピンポーン!
「はいはい、今行くよー」
早速鳴ったチャイムに応じて、玄関を開ける。
「トレーナーさん!今日も何か美味しいもの食べてますね?」
「ああ、今日のはとっておきだ。今日のメニューはな…」
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
124/08/09(金)22:48:46No.1220199044+
−夏野菜カレー(甘口)−
材料:鶏もも肉、にんじん、じゃがいも、玉ねぎ、トマト、ピーマン、なす、オクラ、にんにくチューブ、しょうがチューブ、調味料各種、カレールゥの素(バ〇モン〇甘口)

@材料の下準備をしていく。鶏肉は一口大に、にんじんは乱切り、玉ねぎ、トマトは串切りに、じゃがいも、ピーマン、なすは賽の目切りに、オクラは切らずに軽く塩茹でしておく。
A鍋に油を敷いて、塩胡椒で下味をつけた鶏肉を焼いていく。鶏肉に焼き目がついたらトマト、オクラ以外の野菜を加え、油を纏わせるように炒めていく。
B野菜達がしんなりと軽く火が通ったら水をヒタヒタになるまで加え、煮込んでいく。弱めの中火で20分〜30分程度が目安。
C時間が経過したらトマト、オクラを加える。カレールゥ、にんにくチューブ、しょうがチューブも投入し弱火にしてさらに5分〜10分程度煮込んでいく。
Dしょうゆとハチミツで味を調え、ご飯に盛りつければ完成。

※甘口のレシピです。辛いのがお好みの人は違うルゥを使ってください。バー〇ントは甘口以外認めません。異論は認めます。
※トマトに火が通るのが嫌な人は最後にトッピングする形で添えてください。
224/08/09(金)22:49:36No.1220199377+
「んんー!野菜いっぱい具沢山で、すごい、すごく美味しいです!」
「この時期は無性に食べたくなるんだよなぁ。野菜も旬だからお安く済むしな」
「美味しいです!美味しいですけど、随分甘口なカレーですね?それに何だか懐かしいような…」
「懐かしいかは知らんが、とっておきだって言ったろ?俺にとって思い出のレシピなんだ、このカレー」
「甘口なのもそれと関係が?」
「あぁ。昔、指導の一環で先生が受け持ってたちびっ子ウマ娘教室の合宿に着いて行ったことがあったんだけど……」


──よし、お前さんは今からちびっ子達の専属シェフに任命する!走り回って疲れたチビ達が満足するような、美味い飯を作ってやれ!
──それってトレーナーの仕事なんですか!?俺も指導させてもらえるんじゃ…
──何も直接的な指導だけがトレーナーの仕事じゃないさ。栄養管理だって、仕事の内。ま、直接作ってやるのは稀かもしれんが。
──むぅ…
──親御さん達からもオーダーが届いてるぞ。子供達の思い出に残って尚且つ食育に繋がる、更には好き嫌いも克服出来るような素敵なメニューをご所望だ。料理は得意だろ?頑張れ!
324/08/09(金)22:50:11No.1220199674+
──増々トレーナーの仕事じゃないと思うんですが!?


「…なんて、無茶振りされたことがあってな」
「先生、たまーに凄い無茶振りしてきますよね…」
「まあ信頼してくれてのことだとは思うけどね…」


──思い出、食育、好き嫌い克服…………カレーだな。夏の合宿の思い出の鉄板だろうし。食育はまあ旬の野菜沢山入れとけばいいだろ。夏野菜の美味しさに驚いてくれるはず。好き嫌い克服は……まあこれだけ野菜入ってれば苦手なやつの一つや二つありそうだけどカレー味でしかもうんと甘口にしてやれば美味しく食べるだろう。きっと。


「そんな感じに出来たのがこちらのカレーになります」
「随分と適当な感じに作ったんですね。本当に思い出の品なんです?」
「ああ、それはここから何だけど……」
424/08/09(金)22:51:04No.1220200085+
──ハチミツ足してっと。……うん、いい感じ。そろそろ練習切り上げてチビ達が戻ってくる頃かな?
──うわぁぁぁぁぁん!!!助けてぇぇぇぇぇ!!!
──な、何だ!?
──カラスが、カラスがぁ!
──うお、めっちゃ威嚇してる…こら、あっち行け!しっし!
──ぐすん。
──ほら、カラスはもう追っ払ったから。大丈夫大丈夫。
──ぐすん。
──参ったなぁ。あ、そうだ!カレー食べる?
──ぐすん。……でもそれ、皆のお昼じゃ…
524/08/09(金)22:51:15No.1220200167+
──君のお昼でもあるよ。沢山作ったから大丈夫。気持ちが沈んだ時は美味しいものを食べるに限る!あ、味には自信あるからさ!ほら。
──……美味しい。すごい、すごく美味しい!
──美味しいかぁ。そっか、ありがとう。
──あの、お兄ちゃん。
──ん、何だい?
──さっきは守ってくれてありがとう。
──いいってことさ。
──お礼に、私の走ってるトコ見せてあげる!私の走りって元気がもらえるんだって!先生も、友達もそう言ってた!
──それは是非見せてもらいたいなぁ。じゃあ、万全なコンディションで走ってもらわないと。ほら、カレーはまだまだ沢山あるから食べて食べて。
──うん!
624/08/09(金)22:52:12No.1220200630+
「…ってことがあってな。ちょうど指導させてもらえなくて料理番なんてやらされてたからさ、少し落ち込んでたんだよ。“俺は半人前で頼りないから、指導を任せてもらえないんだ”って。でもその子の走りを見せてもらったらそんな考え吹き飛んでね。その子、本当に楽しそうに走るんだ。真っ直ぐ、一生懸命に。それを見てたら俺も頑張ろうって思えて。もっともっと勉強して指導も任される立派なトレーナーになってやろうって改めて気合い入ったんだよ。で、その子が元気に走る為の力の源になった俺のカレーも無駄じゃなかったって思えてきて、料理番も悪くなかったってちょっと前向きになれた。だから、このカレーは思い出の品。俺に元気をくれた思い出のあの子と、俺の再確認した決意の象徴とでも言うべき、そんな感じの………どうした、トップロード!?凄い顔してるぞ!?」
「あの、トレーナーさん。私が子供の頃先生のちびっ子ウマ娘教室に在籍してたの知ってます?」
「もちろん知ってるけど…先生から聞いたし」
「その思い出の女の子、どんなウマ娘でしたか?」
「どんなって言われても…栗毛の子だったかな…」
「私の苦手な動物って何でしたっけ?」
724/08/09(金)22:52:22No.1220200693+
「急にどうした…?カラスと猫だろ?睨まれると身動き取れなくなるくらい苦手だよな」
「今の話して何か気付くことありませんか?」
「……………………?」
「んんんん!!!」
「な、何だよ急に怒り出して!カレー食べるか?」
「食べてますよ!変わらず美味しいです!」
何故だか急に怒り出したトップロードに困惑するしかないトレーナーだったとさ。
「初恋の人って、案外身近にいるものですね」
「トップロードの初恋!?聞きたい聞きたい!」
「んんんん!!!」
824/08/09(金)22:55:35No.1220202039+
あなたもずっと好きなんじゃない
924/08/09(金)22:56:49No.1220202570+
1024/08/09(金)23:00:28No.1220204182+
ふふ
1124/08/09(金)23:00:59No.1220204374そうだねx1
ナリタのカレーに野菜は不要だ
1224/08/09(金)23:01:23No.1220204532+
>ナリタのカレーに野菜は不要だ
思い出のカレーなんです!勘弁してください!
1324/08/09(金)23:06:43No.1220206805+
ここまで言って何で分からないんですか!
1424/08/09(金)23:07:41No.1220207178+
なにか入れ忘れてたか?
1524/08/09(金)23:10:57No.1220208436そうだねx3
んんんん!
1624/08/09(金)23:17:28No.1220211375+
見てカレンさん
今日もトップロードさんがいちゃついてるわ
1724/08/09(金)23:23:00No.1220213792そうだねx1
夏野菜カレーの美味しさはブライアンにも知ってもらいたい
1824/08/09(金)23:31:48No.1220217563+
>見てカレンさん
>今日もトップロードさんがいちゃついてるわ
んんんんんん!
別にイチャついてません!今日に限れば逆です!!おかわり!!!
1924/08/09(金)23:37:05No.1220219764+
>見てカレンさん
>今日もトップロードさんがいちゃついてるわ
ここぞとばかりに攻勢に出てますねアヤべさん


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