二次元裏@ふたば

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1969077 B24/08/05(月)23:04:44No.1218906396+ 00:34頃消えます
「今日もトレーナーさんにお弁当作ってもらったの?」
「えへへ、そうなんですよ!それ、ご開帳!わぁ、美味しそうな唐揚げ!」
「お弁当の唐揚げって難しいわよね。お肉固くなるし衣もギトギトになるし」
「でもこれお肉しっとりで衣もふわふわですよ!流石トレーナーさんです!」
「ふわふわ?」
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
124/08/05(月)23:04:56No.1218906463+
−お弁当用唐揚げ−
材料:鶏胸肉、塩、胡椒、【ニンニクチューブ、しょうがチューブ、料理酒、醤油、砂糖】(下味用)、【薄力粉、片栗粉、卵】(衣用)、油
@鶏胸肉を食べやすい大きさに切り分け、塩胡椒をまぶした後、下味液に漬けておく。三十分から一時間程度が目安。
A液から引き揚げ、キッチンペーパー等で水気を拭き取ってから薄力粉をまぶし、卵液に潜らせ、その後片栗粉をまぶす。
Bフライパンに油を敷き、鶏肉を並べてから火をつける。(160℃)ギチギチに詰めて良し。その場合はフツフツと油が湧いてきたら鶏肉同士の間に菜箸を差し込み、衣がくっつかないように注意する。
C二分程火を通したら鶏肉を引っくり返してもう二分揚げていく。
D引き揚げて、油をよく切ってお弁当箱に詰めれば完成。

※いわゆる揚げ焼きの手法ですが、油の節約になる他、火をつける前に鶏肉を並べ、徐々に温めていくことによって肉がギュッと縮んで固くなることを防ぎます。
224/08/05(月)23:05:31No.1218906717+
「んー、美味しい!」
「相変わらず美味しそうに食べるわね」
「美味しいですからね!それに作ってもらってるんだから最大限味わって食べないと」
「失礼になるからねぇ」
「そうそう!…ん?」
「私が言いたいのではそうではなくて…毎日作ってもらっていてはモルモットさんの負担になっているのではないかと…」
「自分のトレーナーに作ってもらえないからって妬いているのかい?」
被さってきた声の方に目をやる。そこにいたのアグネスタキオンとマンハッタンカフェ。所謂JAMの実験担当と心霊担当である。同じくJAMのヤンキー担当と同室のトップロード、ある程度彼女達の人となりは知っていた。
「それに、トレーナーに作ってもらっているのは何も私だけじゃないみたいだよ?」
こちらの視線に気付いたのか、タキオンが話を振ってきた。
「トップロードさん…貴方もトレーナーさんにお弁当を…?」
「え、えぇ。まぁ…」
「真面目な委員長さえ作ってもらっているんだ。いいじゃないかその分彼らの期待に走りで応えれば。それともやはり、自分が作ってもらえないから妬いているのかい?」
「違います…」
324/08/05(月)23:06:21No.1218907079そうだねx1
「認めればモルモット君越しに君のトレーナーに作ってもらうように口利きしてもいいよ?」
「妬ましかったです、ごめんなさい」
「清々しい掌返しだねぇ。私なんか頼らなくても、彼の溺愛ぶりを考えたら普通にお願いすれば応じてくれると思うが…」
「迷惑だとか、ワガママだとか、思われたくないじゃないですか…」
「遠回しに私もワガママだって責められてます?」
「作ってもらうだけが料理じゃないわよ」
納得いかないトップロードを遮って、アヤベが助け舟を出した。
「カフェさんがお弁当を作ってみるのもいいんじゃないかしら?日頃の感謝でも、多く作りすぎちゃったでも、理由は何でもいいわ。喜んでもらえると思うわよ」
「ちなみにアヤベさんはトレーナーさんの食生活が心配って体で毎日お弁当作ってますよ」
「毎日!愛のなせる技だねぇ」
「愛っ!?ち、違うから!あんまり不健康な生活をされて病気にでもなられたら困るからやってるだけだから!」
「大好きなんだねぇ」
424/08/05(月)23:07:08No.1218907358+
「それに最近は作ってもらうばかりじゃ悪いって私に色々作ってくれるようになって…忙しいからいいって言ってるのに私の為に…わ、私の方も頑張って色々作るしかないじゃない!」
「大好きなんだねぇ」
「いいことを聞きました…参考にさせてもらいます…」
「さて、話が長くなったね。昼休みが終わってしまう。私もお弁当をいただくとしよう」
違うから!違うから!と悶えているアヤベを放っておいて、会話を切り上げたタキオン。お弁当箱を開いた。
「おっ、唐揚げ。流石モルモット君、私の食べたいものがよく分かってるじゃないか」
「わぁ、奇遇ですね。私も今日は唐揚げ弁当なんです」
「ふぅん、君のも美味しそうじゃないか。ま、モルモット君のには負けるかな」
「はい?私のトレーナーさんの方が美味しそうですけど?というよりむしろ美味しいですけど?」
「あの…2人とも…?」
困惑するカフェを他所に、何やら一触即発な2人。空気がピリピリしてきた。
「見たまえよ、私の唐揚げを。もも肉を使っている。唐揚げと言えばもも肉と相場が決まっているだろう?むね肉はパサつきやすいからね」
524/08/05(月)23:07:53No.1218907634+
「トレーナーさんの唐揚げは全然パサついてません!それに、私達はアスリートです。脂控えめなむね肉の方が私達に合ってるはずです!」
「もも肉は確かに脂質は多いさ!だがビタミンAやビタミンB、鉄分なども鶏もも肉の方が多い。疲労回復はもちろん心機能の維持や強化にはもも肉の方が優れている。合ってないと決め付けるのは勿体ないと思うがねぇ」
「んぐぐ…」
「トップロードさん、一旦落ち着いて。せっかくのお弁当が美味しく食べられないわよ」
「タキオンさんも無闇に喧嘩を売るのはやめてください…」
仲裁するアヤベとカフェを他所に、2人はヒートアップしていく。
「トレーナーさんはむねが好きなんですよ!だから私もむねが好きです!よく揉んで育て上げたむねの瑞々しさやムッチリとした感触はももにも負けてないってトレーナーさんは言ってました!」
「鶏肉の話よね…?」
「好みを合わせるよりも最初から同じ好みの方が良いに決まっている!私もモルモット君も最初からもも派だ!モルモット君は言っていたよ!むねだけが全てじゃないって。パンパンに張った弾力のある良いももを自分好みに仕立て上げる時興奮するって!」
624/08/05(月)23:08:42No.1218907951+
「鶏肉の話をしているのよね…?」
「むねだけが全てじゃない、ですか…いいことを言いますねモルモットさん」
「カフェさん?」
互いの意見が平行線のまま、昼休みが終わりを迎えようとしている。普段そこまで交流が無い2人だが、凝りを残したまま解散するのはよろしくないだろう。アヤベは一つ、提案した。
「じゃあお互いの唐揚げを一つ交換して、食べ比べてみるのはどうかしら?」
言われるがまま、唐揚げを一つずつ交換した2人。そのまま口に含んだ。
「…ジューシーで美味しいです。モルモットさんの唐揚げ」
「…むね肉なのにパサついてない。やるじゃないか、君のトレーナーも」
斯くして、アヤベの機転により、その場は収まりがついたのだが。
724/08/05(月)23:09:01No.1218908066そうだねx2
−その日の夜−
「トップロード、お弁当箱返して。洗っちゃうから」
「はい」
「どうだった、今日のお弁当は?結構自信あってさ。美味かった?」
「はい、すごい、すごく。あの、トレーナーさん」
「何?」
「負けないでくださいね」
「……誰に?」
モルモット君を勝手に自身のトレーナーのライバルとして認定したトップロードだったとさ。
824/08/05(月)23:15:32No.1218910496そうだねx4
私のトレーナーさんが一番すごいんです!すごくすごいんです!!
924/08/05(月)23:16:12No.1218910785+
和多志のトレーナーだってゲーミングライティング出来ますー!!!
1024/08/05(月)23:21:27No.1218912695+
から揚げ食べたくなってきた
1124/08/05(月)23:33:38No.1218917264+
アヤベさんが妻すぎる
1224/08/05(月)23:33:59No.1218917409そうだねx3
>アヤベさんが妻すぎる
違うから…
まだそういうのじゃないから…
1324/08/05(月)23:50:41No.1218923176そうだねx4
>まだそういうのじゃないから…
まだ!?!?!?!?!!!1026
1424/08/05(月)23:55:35No.1218924842+
2人は仲良いから実現しないと思うけど
モルモット君とトプトレが料理対決したらどっちが勝つの?
1524/08/05(月)23:58:46No.1218925829+
この時間に唐揚げのレシピは残酷すぎるぜ
1624/08/06(火)00:02:46No.1218927027そうだねx2
ツッコミのようで地味にカフェが自由人すぎる…
1724/08/06(火)00:05:39No.1218927939+
自分のトレーナーにもお弁当作って欲しいからタキオン相手にすぐ折れるカフェ好き
1824/08/06(火)00:10:06No.1218929267+
>2人は仲良いから実現しないと思うけど
>モルモット君とトプトレが料理対決したらどっちが勝つの?
ゴング鳴らすのはやめたまえ!
1924/08/06(火)00:21:46No.1218932841+
むねだのももだの次はぼんじりか


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