「ええ…とても素晴らしかったわ…」
「Heyキング。それは嬉しいが少々マナーが悪いんじゃないか？」
綺麗に肉を食べて他のそれと同じように骨を皿に置き
キングヘイローがバツの悪そうな顔をする
「う…けどフライドチキンってこういうの気になるじゃない」
成程、と畜産農家への感謝を忘れぬ彼女の姿勢に
育ちの良さと些かの矛盾を感じボブが苦笑する
「人によっちゃしっかり骨をバラしてから食べる奴もいるらしいが」
「スペシャルウィークさんは丸ごといって骨だけ出してたわ」
「彼女がかい！？信じられないな…」
「それはそうとボブのお母さんは本当にお料理上手なのね
いえ、それをしっかりと再現出来てる貴方の腕なのかしら」
「ヘヘ…カーネルの爺さんにだって劣ってないだろ」
「特にこのバジルが強めなのが美味しさの秘訣みたいね
あの人もハーブ類は好きだしこれなら気に入ってくれるといいけれど」

「だと嬉しいねえ」
最近の猛暑もあり三十路後半に差し掛かったトレーナーは
彼女の話からするとどうにも夏バテ気味らしい
そんな物憂げなキングヘイローをボブが改めて観察する
元々現役時代からスタイルの良かった彼女だが
成熟し、より女としての魅力に磨きがかかっている
トレーナーを志すボブには良く理解できた
未だ彼女はトレーニングを怠っておらずしなやかな筋肉を内包している
そして妻としての役割もけして疎かにしていない
にい、と内心ほくそ笑みこれが一流というものかと志を新たにする
一瞬だけ彼女の「フライドチキンをごはんのオカズにする」
その発言にだけは思考がもっていかれたが
ここは日本だ。ステイツとは違う
夫の健康を気を付けるのであれば白米だってサラダだって出すだろう
互いにこの後の行為への緊張を期待と雑談で隠しながら腰を上げる

「良し…じゃあ実践だ、キング
俺の味をアンタに叩きこんで忘れられなくしてやるよ…」
「ええ。お願いするわ」
かくして二人の姿がリビングから家の奥へと消えていった

程無くしてトレーナー不在の家の中で
リズミカルな音が聞こえ始め
やがて飛んだ熱い飛沫にキングとボブの大きな声が上がったという

ボブの何チキンだよこれ…

黒人なんだならちゃんと寝取れ

>黒人なんだならちゃんと寝取れ
ちゃんと文章見直してからレスしろ

>やがて飛んだ熱い油に

フライドチキン綺麗に食えるやつ尊敬する
きっちり食おうと思ったらまず人前じゃムリだ…

ここもか

「Noooooo！キング！何でポイして入れた！？」
「だってぇ…」

>ボブの何チキンだよこれ…
ボブのバジルチキン

たまにガチ寝取られスレの場合があるから油断できん

ぁあっっっつ！！！

>>ボブの何チキンだよこれ…
>ボブのバジルチキン
BBCってそういうこと！？

前はチョコケーキ作ってたなボブ…

クク…どうもトレーナーさんお邪魔してます
グッタリした顔してこんな遅くまでご苦労です
おっと匂いでバレちまったか失敗失敗
ほらキング。アンタから言ってやんな
誤解があっちゃいけねえからさ…俺達が二人でナニしてたか
今更恥ずかしがる事じゃ無いだろ
ご覧の通りって訳サ
世間にお出しはできねえがどうせすぐ…胃の中に、な！
とんだ火遊びになったまったがなあに、名誉の勲章さあ
アンタのワイフは傷物になってねえから安心しな
おっと悪い悪い！
まずお風呂だよな。汗すごいぜ
ビール買ってきてあるから皆で飲みましょう

まだ続けんの？

😭Ｗhy am i heppoko!!

>😭Ｗhy am i heppoko!!
よかった…巻き込まれてない…

ボブは出来る男だからな

…ホモじゃないですよね？

後輩になるかもしれない気のいい青年と可愛い嫁が作った
なにやらみてくれ悪そうなフライドチキンは美味いか？

…美味い！

この前のケーキのガチNTRverかと思って身構えちゃった

ボブがそんなことするか！

引き出しの中を見せてもらおうじゃないか

BBC注意ってそういう…

料理とはいえこの距離感で2きりで家に上げてるのはちょっと怖いな…

冷凍したままチキンを油に放り込むな！！死にたいのか！！！

>冷凍したままチキンを油に放り込むな！！死にたいのか！！！
殴ってでも止めないと…油の近くでどうやっても危ないから畜生！

キングの走りに感銘を受けたトレーナー志望の青年でこの距離感
絶対トレーナーにも懐いているしかわいい後輩だと思うよボブ