二次元裏@ふたば

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203464 B24/07/15(月)02:35:13No.1211187536そうだねx3 08:18頃消えます
夏至を過ぎましても夜の時間は短いですわ。
 午後7時を過ぎたというの空は茜色に燃え上がり、8時頃になるとようやく紫色に染まり出しますわ。シリウス(冬に輝く北を指す恒星ですわ)を見ますと千葉や東京の灯りで空は鈍色に光る。
 わたくしの邸宅の近隣にはお家があまりなく、街灯も少ないですので夜は真っ暗なはずなのですが、遠い町の灯りのせいでまるで夜は来ないような。そんな恐ろしさを感じますわ。
 くるみさんが日の光を怖がる理由が、少しづつ理解(わか)りはじめた気がしますわ。
理屈じゃないのです。心の奥底にある何かが理解(わか)る、そんな気がします。
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
124/07/15(月)02:35:24No.1211187562そうだねx3
 今日もくるみさんは日中外に出ませんでしたわ。私の腕を掴んで離さないまま。リモートで授業を受けてましたわ。ようやっとブラインドタッチができるようになった程度の私には授業の内容はすこしレベルが高すぎてわかりませんが、くるみさんが成績優秀という事だけはわかりましたわ。先生もくるみさんの事を褒めている、そんな気が致しますわ。
けど…授業にはいけない。あの西テクノのキャンパスにはしばらく足を運んでいない。
 きっと先生も心配しているのでしょうけど、それだけが不安要素。
 くるみさんがわたくしの家にもう半年近く同棲している事も、陽の光にほとんど浴びてないことも。今日も薄暗い私の部屋で一緒に手を握ってノートパソコンに向かってる。そんな事は不安材料でもなんでもないのですの
わたくしの大学なんてどうでもいい事ですわ留年しても国立の学費なんてくるみさんの心の健康を思えばはした金ですわ。
――それに、最近のくるみさんはちょっと回復傾向…元気になった気がしますわ。今日はそんなお話。
224/07/15(月)02:36:11No.1211187654そうだねx3
日がとっぷり暮れた9時過ぎ、ようやく私達の活動時間が始まりますわ。まずは夕食、昨日作った夏野菜のカレーの残りと冷凍餃子。冷凍してあったブロッコリーでサラダ。
現役アイドルの夕ご飯にしては質素すぎるかもしれませんが、今回わたくしも活躍しましたのよ?お野菜を切りました。知ってました?玉ねぎって切ると涙がでてくるのよ
ナスやニンジンなんかはくるみさんの言う通り「乱切り」に致しましたけど…
「みなみぃのは本当に乱切りだね、全部大きさが違う」って言われてしまいましたわ
だってナスもニンジンも太いところと細いところがありますのよ?大きさにばらつきがあって当然ですわ!
味はまぁ市販のルーなのでおいしいですわ!くるみさんいわく「ジャワの中辛とバーモントの甘口を混ぜるといい感じ」との事でしたけど…辛さを甘口のまろやかさが打ち消してる感じでとても食べやすかったですわ。
 カレーのお供には牛乳。くるみさんは2杯、わたくしは3杯飲みましたわ…
324/07/15(月)02:36:48No.1211187736そうだねx3
―――当然お腹を壊しましたわ…「みなみぃ〜」とくるみさんは私のお腹を撫でる
その手付きはとてもしなやかでなにより暖かく
―――とても神聖な瞬間が訪れた…そんな気が致しましたわ

そうこうしていると時刻は午後2時半、もう寝ないといけません、けどくるみさんは私の袖をひっぱりますわ。

「みなみもうお腹大丈夫?」
「ええお腹のものが全てガンジスの流れのように洗い流さた気分ですわ」
「ガンジス川で泳いだらみなみ死んじゃうよ…それより」
「それより?」
「牛乳…なくなったから買いにいこう、くるみお散歩したい」
「そうですわね…牛乳飲んでしまいましたからね…お散歩行きましょう」
「やったー!くるみアイス食べたい!」
満点の笑みを浮かべるくるみさんを見ると「生きていてよかった」と思えますわ
多分、この瞬間の為に生きている。過不足ない言葉ですわ。
424/07/15(月)02:37:27No.1211187814そうだねx3
二人はいそいそと着替える。お風呂は昨日入るの忘れてしまったけどそこまでベトついてないのでそのまま着の身着のままで外へと向かう。
くるみさんは扇情的なホットパンツに東西南北時代にもらったフェスTわたくしも同じフェスTに薄手のロングスカートで華鳥邸の重い門をくぐる。

「ほんとに街灯ないんだね…くるみ怖い」
「このあたりは住宅街にでるまで私の私邸の土地ですの…暗くて怖いですがすぐに街灯が見えますわ」
「でも…なんか慣れないなこの道、みなみがいないと絶対通れない」
「大丈夫ですわ、くるみさんの隣には絶対わたくしがいる。これからもきっとそうよ」
「みなみぃ…ありがとう」
くるみさんが繋いだこの手を強く握り返す
「いいんですのよ…くるみさんの幸せが私の幸せ」
―――そう話している内に暗がりの森から市街地の街灯へと景色は移っていた。
524/07/15(月)02:38:23No.1211187929そうだねx3
羽虫が街灯にバチバチと当たるこの雰囲気、夏の夜特有の匂いは好きですわ若葉が青く香る中にどこか居心地の良い雰囲気を醸し出してくれるこの空間…
 考えてみれば夜ふかしなんて今までした事なかったですわ、11時にはもう寝てましたもの。
けどくるみさんとこうして共に暮らすようになって夏の夜の楽しみを味わう事ができた。それはきっととても善い事なのだと思いますわ。
 住宅街から幹線道路に入るとコンビニやファミレスの看板がさらにギラギラと光りだす。
いつも通っているスーパーはもう店じまいして看板も暗いですわ。
 迷う事なくコンビニに入る、そこにいるのは男性の店員。以前のくるみさんでしたら男性の店員さんというだけで怯えてしまっていたのですが。最近のくるみさんは臆する事なくアイスの実と板チョコアイスと雪見だいふくとガツンとみかんを籠に入れテキパキ精算しようとしている
624/07/15(月)02:38:55No.1211188006そうだねx3
「みなみは何食べたいの?」
「わたくしお腹こわしてますから温かい飲み物がいいですわ」
と話すと店員さんに注文し、抹茶オレが出てきましたわ。
なるべく関わらないようにサッとレジを済ませるくるみさん。これがきっとくるみさんの処世術なのでしょうね…と思いコンビニを出る。
 
コンビニには駐車場の前にU字上のバーがある。くるみさんいわく「コンビニに突っ込んでくる車を防止するための車避けだよ」と説明しながらバーにこしかける
わたくしも…品がないというかこの姿を聖南テネリタスのみんなに見られたら学園人生終わりですわ!…と思いましたが、もういいんですの。わたくし卒業してますから。
 世間体を気にするよりくるみさんの隣にいる方がはるかにエキサイティングですわ。
私は抹茶オレをくるみさんはガツンとみかんをもちながら
「乾杯!」と盃を交わす。
夏に暑いものって何処か違和感があるとお思いでしょうが冷え切った夏の夜に抹茶オレってけっこう合いますのよ?
724/07/15(月)02:39:14No.1211188039そうだねx3
くるみさんはガツンとみかんをガジガジかじってますわ。あらっぽい食べ方がくるみさんらしくなくていいですわ
「すずしいねみなみ」
「ええ、そうですわね」
 幹線道路には吹き抜けるような夜風が私達をひんやりと冷やしてくれる、それがまた心地良い

「みなみ、夏の夜好き。」
「わたくしもですわ」
「みなみ…いけない子だからよく夜中のコンビニ行ってアイス食べてた、補導されたら終わりなのに」
「こんな田舎…辺鄙なところに警察官はいませんわ」
「まぁそこがいいんだけどね…こうして涼んでるといろいろと『みえてくるんだ』」
 くるみさんはふと意味深な言葉を投げかけてくる
「将来の事、これからどうしたらいいかとか、大学への編入とか。普段怖くて考えられない事も頭がよく回転していろいろ道筋が立てられるようになったよ」
824/07/15(月)02:39:34No.1211188081そうだねx3
―――その時わたくしは知った。くるみさんって光るんだって。
「とりあえず、大学編入…頑張ってみようと思う。すぐにはできないし。お昼はお外に出るのが怖いけど…みなみと一緒なら授業も受けられるし…それにいつかみなみの手から離れないといけない事も知ってる」
「そんな事ありませんわ!いいのよずっとわたくしの側にいていいのよ!」
食い入るようにわたくしの口は滑ってしまった。
「うん、でも…でも、長くかかるかもしれないけどくるみは昔のひとりでなんでもできたくるみになりたいの…今はもうくるみ壊れてるかも知れないけど…いつか…いつかね」
 くるみさんはガツンとみかんを食べ終えアイスの実を口にしている
「できます、できますわくるみさん…寂しいですがわたしの手を借りなくても生きていける…くるみさんはだって、強い子ですもの」
「くるみ…強い子かなぁ?」
「ええあなたな心に芯を持つ立派な人ですわだからわたくしも応援しますわ」
「ありがとうみなみ…これからもよろしくね」
「ええ、こちらこそ」
自然と小指を重ねていた。指切りげんまん。天使のゆびきりが今ここで行われていた。
924/07/15(月)02:40:51No.1211188247そうだねx3
―――それからというものの朝日の兆しが見えてくる3時すぎまでコンビニの駐車場で
ああでもないこと、いろいろとお話致しましたわ。他愛のない話しだけどわたくしにとってはそても素敵なお話
空が青白くなった頃にくるみさんは「帰ろ」って切り出した。
トボトボトボトボ、睡眠不足の足で華鳥邸へ帰る。

―――セイタカソウの騒騒と、ソレ以外聞こえない静かな夏の風景

サブスクでおすすめされた曲で印象的な歌詞が頭によぎりましたわ。
華鳥家の門限は?ありませんわ、両親はいないのですから。
明けの明星が輝く午前4時私達は帰路へつく。多分ベタついた身体を洗い流すためシャワーを浴びるだろう。
 華鳥蘭子、はじめての夜ふかしはくるみさんと共に。
 それはとても有意義な物であったと彼女の記憶に残っているだろう。

共に前に進む一歩が、また踏みしめられた。そんな夏の夜はとても愉しい。
1024/07/15(月)02:42:08No.1211188415+
あいつ
1124/07/15(月)02:42:21No.1211188447+
あいつ
1224/07/15(月)02:42:52No.1211188535そうだねx1
怪文書助かる…
1324/07/15(月)02:43:54No.1211188659そうだねx2
西野南公園
1424/07/15(月)02:44:24No.1211188718+
みなくる!みなくるですわ!
1524/07/15(月)02:46:57No.1211189048+
こんな素敵な怪文書ないよ!
1624/07/15(月)02:47:35No.1211189140+
あいつみなくるの話になると
1724/07/15(月)02:49:08No.1211189359+
いいよね...
1824/07/15(月)02:50:49No.1211189597+
くるみさんの精神が少しづつ癒えてましてよ
わたくしの尽力以外何者でもありませんわ!
1924/07/15(月)02:54:08No.1211190039+
くるみちゃんがんばれ❤️がんばれ❤️
2024/07/15(月)02:58:10No.1211190563+
共依存関係いいよね…いい…
2124/07/15(月)02:59:59No.1211190768そうだねx1
くるみちゃんは治ってきてる?けど
南さんの方が駄目な感じになってるような…
2224/07/15(月)03:02:50No.1211191114+
今日は寝る前に怪文章が読めた…
2324/07/15(月)03:30:24No.1211193754+
そろそろくるみさんに東さんの出演番組の録画を見せないとですわ
2424/07/15(月)06:22:18No.1211206488そうだねx6
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153239 B
太陽の下で活動できなくなったくるみちゃんです
2524/07/15(月)06:26:45No.1211206789+
早朝にくるみちゃんイラストが!?
2624/07/15(月)06:45:50No.1211208001+
吸血鬼なのかいくるみちゃん
2724/07/15(月)06:46:16No.1211208026+
めちゃくちゃえっちな格好してるな…
2824/07/15(月)06:52:36No.1211208485そうだねx2
朝起きたらトラペジウムの怪文書とイラストがある
こんな素晴らしい掲示板ないよ!
2924/07/15(月)06:53:57No.1211208578+
>南さんの方が駄目な感じになってるような…
そんな事ありませんわ!
ただお日様の光を浴びてない!それだけですわ!
3024/07/15(月)06:54:16No.1211208592+
朝ペジウム助かる
3124/07/15(月)06:56:51No.1211208778+
>No.1211206488
吸血鬼くるみちゃんがアイス買いにくるコンビニの店員になりたいだけの人生だった
3224/07/15(月)07:01:12No.1211209083+
吸血鬼くるみちゃんはあれかい
血液袋として南さんを飼ってるのかい?
3324/07/15(月)07:32:56No.1211211857+
早起きしてよかった
ありがとう


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