0・揃名長男生誕。一番星のように輝く人になってほしいという思いの元、星一と名づけられる。 1・星一1歳、揃名長女生誕。兄と同じように輝いてほしいという願いから綺羅と名づけられる。 2・星一2歳、綺羅1歳。この辺りから星一にこの小さな生き物は自分の妹という存在らしいという自覚が芽生える。 3・星一3歳、綺羅2歳。綺羅にこのちょっと大きいひとはお兄ちゃんというらしいという認識が生まれる。 4・星一4歳、綺羅3歳。星一幼稚園入園。時を同じくして兄は妹守り抜くものだと父親から薫陶を受ける。 5・星一5歳、綺羅4歳。綺羅幼稚園入園。妹は兄を立てるものと母親から教えを授かる。 6・星一6歳、綺羅5歳。星一は本を読むのが好きになってきた。綺羅はきれいな泥団子を作るのに命をかけている。 7・星一7歳、綺羅6歳。星一小学校入学。初めての授業というものに触れ、毎日が楽しい。綺羅は兄がそばにいないので寂しい。 8・星一8歳、綺羅7歳。綺羅小学校入学。そして運命の日。ぱっちりとした目でかわいい顔立ちの綺羅は、同じ登校班の生意気な上級生(3年生)に惚れられてしまう。小学生らしく気を惹くために意地悪をするという短絡的な行動に出た彼は、友人達と一緒に綺羅のランドセルを奪い取り、手が届かないように持ち上げて返さないといういたずらをした。どうしても取り返せず、このまま返してもらえないんじゃないかと思って号泣する綺羅。その横を、星一が駆け抜けた。妹を泣かせたやつを絶対に許さないという強い想い(デジソウル)のこもった拳でいじめっこの顎を打ち抜く兄。星一のことを年下の本の虫と侮っていたいじめっ子は哀れその一撃でノックアウトされた。ガキ大将を一発で仕留められ、蜘蛛の子を散らすように逃げていく取り巻き。ランドセルを取り返した綺羅と星一は、騒ぎになる前に急いでその場離れた。星一に腕を引かれながら綺羅は心に決める。大好きな人と一生一緒にいるのがケッコンなら、私はお兄ちゃんとケッコンしたい。妹が目覚めた瞬間だった。 9・星一9歳、綺羅8歳。幼いながらも綺羅の好き好き攻勢が始まる。母親が見てたドラマでキスが親愛表現だと知ったのでこの歳でキス魔になる。お兄ちゃんは幼い性欲を持て余し始める。 10・星一10歳、綺羅9歳。星一、精通。本を読む耽ってるうちに知ったオナニーをお風呂でやってたら後から突撃してきた綺羅が目撃、そのままちんちんをしごかれそのまま無事射精。ついでに射精と妹が紐づけられ妹以外でシコれなくなった。あとこのころ日本で兄妹で結婚できないことを知る。 11・星一11歳、綺羅10歳。流石に親から一緒に風呂に入るのを止められる。ごねる綺羅。宥める星一。ついでにキスもちょっと……となる。泣く綺羅、ほっぺならいいよと譲歩する星一。 12・星一12歳、綺羅11歳。始まりの日。ロードナイトモンによるゲートの開放。その余波でEDEN内に発生したデジタルゲートに巻き込まれ、星一と綺羅はデジタルワールドに転移することになる。何の因果か、イーターに侵されボロボロになったサイスル世界ではなく、善意と胡乱が渦巻くイモゲンチャー世界のデジタルワールドへと。