北条 鋭流(エル) 神月教授の同級生である開業医。クセ毛が特徴的な男性。独身。軽さを追求した極細フレームのメガネを掛けている。 本業の傍、デジモンに関係する負傷の治療などを秘密裏に行っている。 神月研究室から機材の提供を受けているため人間デジモン関係なく治療できるが、デジモンの治療はほぼプログラミングの域なため、あまりやりたがらない。 幼い頃から流血に耐性があり、それに気づいた親が医者になる進路をゴリ押しした。本人も勉強が苦にならない性格であったため、そのまま現在に至る。 神月とは中学時代からの付き合いだが、たびたび無茶をさせられるため、その度に「お前と知り合うんじゃなかった!」とぼやいている。 神月が試作したデジヴァイス:を彼に半ば無理やり持たされているが、戦闘になることがそもそも少ないため、あまり使われることはない。 現状、テティスモンがこれによって進化した事はないが、もしそうなれば発光色は薄紫だろう。 休日にジェリーモンと出かけていたところを知り合いに目撃され、隠し子疑惑やらロリコン疑惑をかけられている。 趣味は博物館巡り。特に古生物学を好んでいる。 ジェリーモンを保護した際、手元にあった古生物学の書籍にあった”テチス海”から取って、彼女をテチスと呼んでいる。 しかし、彼女がテティスモンに進化した際に元ネタが微妙に食い違っていることから呼ぶのをやめようとしたところ、彼女にものすごい抵抗を受け、現在もそのままテチスと呼んでいる。 テティスモン 北条のパートナーデジモン。ジェリーモンであった頃に瀕死状態でリアライズしたところを彼に保護され、それ以来彼に付き従っている。 北条の役に立ちたい一心でデジヴァイスなどの外部的補助に頼らず、自力で完全体にまで進化したストイックガール。 ジェリーモンまで退化することも自在に可能で、"オフ"の際はジェリーモンに、"勤務中"はテティスモンとして行動している。 ナースとして勤務しており、電撃能力をカウンターショックに活かすなどして彼の補佐をしている。デジモンと関わることの多い鋭流の治療の実験台となることもある。 ドクテアーゼを利用したデジモン用医薬品が使えるため、北条の病院はその筋では評価が高い。 北条から丁寧な言葉遣いを叩き込まれたため、ジェリーモンの頃から言葉遣いは丁寧だった。しかし本人は北条のことを下の名前で呼びたがっている。 北条につけてもらったテチスという名前を非常に大切に思っており、テティスモンに進化した際に彼がそう呼ぶのをやめようとした際には必死に懇願して撤回させた。 命を救われた恩もあり、北条に淡い恋心を抱いているが、どちらかといえば彼に幸せになってほしいという願いの方を強く持っている。 着用しているのは専用のナース服。 ジェリーモン↔テティスモンへの進化の際に身体に合わせ形状変化し、能力行使も邪魔しない特別製であり、脱ぎ着も非常に手軽。神月教授に頼み込んで開発してもらった。 北条からのウケを気にしていたようだが、当の北条からは、「わざわざユウに頼むなら着なくてもよかったんじゃない?」と言われ、枕を濡らした。 服のネームプレートには、『北条 テチス』と書かれている。 北条医院 北条鋭流が営む病院。診療科は内科と整形外科、そしてデジモン科。 8年前に開院して以来、それなりに繁盛している。 地域住民からも信頼され、近所の学園の校医も勤めている。 テティスモンは主にデジモン科の看護師として働いているが、内科や外科でも勤務することがあり、デジモンと気づいていない一般人から彼女は地味に人気を集めているらしい。 デジモン科の施設は地下に秘匿されている。元は地下施設は存在していなかったが、デジモン科の業務が拡大するうちに他のスペースを圧迫するようになり、各機関からの融資を受け増築した。 ─────────会話例───────── 「テティスモンか…じゃあテチスって呼ぶのやめようかな…」 「どうしてですか先生!?」 「だってテティスって多分ネーレーイデスのテティスだろ?テチス海はティーターンのテーテュースだからさ…」 「………何を言っているのがよくわかりませんけどお願いですからテチスと呼んでください!」 「まぁ…君がそこまでいうならテチスでいいけどさ…」 「ありがとうございます北条先生!もっとテチスと呼んでください!」 ─────────エルの命名理由───────── ホウジョウエルゥ! 何故ジェリーモンがデジヴァイスを使わずに…進化できたのか。 何故君に付き従うのか。 何故時々君を見て頬を染めているのかァ!(アロワナノー) ジェリーモン:それ以上言わないでください!(ワイワイワーイ) その答えはただ一つ……。 ジェリーモン:やめてー! ハァ……。 ホウジョウエルゥ! 君は、世界で初めて、ジェリーモンが好きになった男だからだァーーっハハハハッ! ヴェーッハッハッハハ!!(ソウトウエキサーイエキサーイ) アーッハーッハーッハーッハッ!!!