ロードナイト村のウェディングイベント……に付随するお祭りにサトミと華蓮、及び彼女らの仲間のデジモン達は遊びに来ていた。 149回スカルスカモン杯やプロレスといった何故ウェディングイベントでやっているのか…な催しを出店で買った飲食物片手に楽しんで、大体ぐるりと村を一周した所で、二人はある建物の前にたどり着いた。 「ウェディングドレス試着撮影会か……ねえサトミちゃん、折角だから記念撮影してかない?」 「……そういえば、色々雑多にやってるけど一応ウェディングイベントだったっけ、この祭り。まあいいんじゃない?」 「ありがと!…すいませーん、貸衣装と撮影二人分お願いしまーす!」 「あ、普通のウェディングドレスじゃつまらないから、『面白い』ドレスでお願い」 「それでお出しされたのがこの衣装な訳だけど…これ本当にウェディングドレス?」 「私のは割りかし普通だけど、なんだこの杖?」 訝しがる二人に、案内係のサクラコがリストを見ながら説明する。 「えっと…お二人が着ているのはゲームの衣装のレプリカみたいですね。神羅崎さんは某ゲームのネロ・クラウディウスの衣装とのことです」 「ん?ネロ?ローマ皇帝の暴君の?それのウェディングドレス?どゆこと!?」 『別にお前が普段着てる服と大差ねえだからいいじゃねーのよ(ぐびぐび)』 「うっさいヨッパライリザモン!」 「ムラタさんのは国民的有名RPG10作目でヒロインが敵に攫われて無理矢理結婚させられそうになった時に着せられてたドレスとの事です」 「縁起が悪い!?」 「あはは、まあもしサトミちゃんが攫われても唇汚される前に敵ブチ殺して助け出すから安心してていいよ。私※チ※※だけど大切な人を汚されそうになったら黙ってられないからね」 「何いきなり………まあ、ありがと(ボソッ)」 「では写真を撮るぞ、白幕の前に立つがいい」 「はーい…って峰子さん!?じゃなくて司令!?何してんのこんな所で!?」 「ふ、いいではないか、さあ撮影を……あ、な、何をする!?やめろ、クロスローダーは鈍器ではな……アッーーーーーーー!!??」 「あ、あははー(汗)」