二次元裏@ふたば

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334762 B24/06/09(日)14:50:46No.1198422974そうだねx3 16:20頃消えます
うちの子が告白しますよろしくお願いします
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告白する子(画像右側)
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告白のお相手様
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うちの子
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お借りした方々
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解説
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このスレは古いので、もうすぐ消えます。
124/06/09(日)14:51:04No.1198423082+
わたしは世界でニ番目に天才な女の子
だから何ひとつ怖いものなんて無い
無かった。
224/06/09(日)14:51:20No.1198423161+
わたし、名張一華は自室のPCでデータをチェックしていた。
見ているのはデジタルワールドで現在活動していることが確認されている人間についての個人情報。
デジ対のデータベースにあったものを特務自衛官の権限でアクセスして保管していたものだ。
後でバレて高等部退学の一因になったけど、ダウンロードしたデータはなんとか隠しおおせた。
おかげでこうしてデジタルワールドの素敵な男子たちを品定めできる。
「うーん……穂村くんに立花くんに古金くんに……目移りしちゃうなあ。」
今度ロードナイト村で開かれるブライダルイベントで「婚活会場」を申請したのはわたしだ。
出会いを求めて相手のいない若い男の子たちが集まるのを、そしてそれを鑑賞することを目論んでのことだ。
さらに、参加者の中にわたしの好みの子がいたらアプローチを仕掛けて、あわよくばわたしのお婿さんにしようとも思っている。
わたしは自分を被験体にして成長鈍化実験の真っ最中だ。どうせなら妊娠出産のデータも欲しい。
そのためにはわたしの研究に賛同して子種を提供してくれる相手が欲しかった。
324/06/09(日)14:51:35No.1198423250+
さらに言えば、ついでに自身も成長鈍化実験を受けてくれるような男の子が欲しい。
そうなるとテイマーじゃない一般の男の子じゃ無理だ。理解を得られない。
わざわざデジタルワールドに居続けるような子は、きっとわたしみたいに普通の倫理観にとらわれない子ばかりに違いない。
そんな考えでわたしはお婿さん候補をそういう男の子から見繕おうとしていた。
しかしホントにどの子もかわいくてえっちで素敵……っと、いけないいけない。
全裸だとつい右手が股間にのびてしまう。
晩ごはんの時間が近いからいつレナモンが呼びに来るかわからない。
その前に服だけでも着ておかなくちゃ……ママ以上にママなレナモンに申し訳ないと思う気持ちはわたしにもあるのだ。
「姫様、夕餉の支度ができました。食堂までお越しください。」
ちょうどパンツと部屋着を着終えると、ドアのむこうからレナモンの声が聞こえた。
424/06/09(日)14:51:50No.1198423321+
最近になって夕食の食卓が少し賑やかになった。
「一華ちゃん、出店するお店の見取り図、見てくれた?」
こう聞いてくるショートヘアーの女の子は猿梨エンジュお姉ちゃん……お義姉ちゃんだ。
わたしのお兄ちゃんの婚約者にして名張衆の次期頭領になる結構すごい人だ。
特にエンジュお姉ちゃんが侘助お兄ちゃんのいろいろなはじめてを奪い尽くした話は、実の兄が関わっていなければすごく使えるのに、と心底歯噛みしたエピソードだ。
あんな思いをしたのはサンワ先生とパパの関係性を知った時以来だった。
「ああうん、見たよ。いいと思うしエンジュお姉ちゃんの好きにやってみたらいいと思うよ?」
思った以上にエンジュお姉ちゃんが有能なのでわたしはびっくりしている。
わたしが最初にやったショコラトリーなんかよりもずっと練られていてセンスがいい。
デジメンタルに入れるアーマーデータの生成オペレートはパパが手伝ってくれる……というかわたしより上手い。
アバター向けの2DLiveや3Dを作ってたノウハウがすごい活きてる。
524/06/09(日)14:52:03No.1198423384+
おかげで今のところみんなに婚活会場の主催だってことはバレないように準備作業ができている。
なにが『ブライダルイベントでは結婚相談所や婚活お見合い企画もあると聞きました!』だ。
我ながら空々しい。……でもまあ会場に着いてしまえばもう止められない、よね?
でもさすがにデジメンタルショップと婚活会場を同時に切り盛りするのは無理があるので、婚活会場の方にはこっそりと応援依頼をイベント主催者に出しておいた。
きっと気ぶり精神旺盛な既婚者な大人が手伝ってくれるだろう。
その時のわたしはそう思っていた。
624/06/09(日)14:52:17No.1198423454+
「やあ、キミが婚活会場主催の名張一華ちゃん……前にどこかで会った?」
えええ穂村くん!どうしようどうしよう!あわわわわ!
「……よ、よろしくおねがい、します。」そう言ってお辞儀をするのが限界だった。
「あはは、年上だからってそんなに緊張しなくていいよ。主催は一華ちゃんなんだし!」
なんでなんでなんで!どうして今回のお婿さん候補のトップティアに入れてた穂村くんがここにいるのよー!!
「はっはひぃ!わたしが主催です!」落ち着け、落ち着くのよわたし!こんなの愛媛が落ちてきたのに比べたら……
「……んん、あれ?」わたしの顔を覗き込んでくる穂村くん。近い近い近い!距離感バグってない!?
「あっ、思い出した!バレンタインやバーベキューでお店開いてた女の子だ!そうか、キミだったんだ!」
やめてやめてやめて!もうダメもうダメもうダメ!!死ぬ死ぬ死ぬ!!!
「そっそのせちゅはごひーきいただきまことにありがとーございまひたっ!」
ダメだ近くで話し掛けられるとすごいキラキラ輝いて見える。おかしい前に店の客としてきたのを眺めてたときにはここまでじゃなかったはず!
724/06/09(日)14:52:32No.1198423528+
「すごいな、オレより年下なのにそんなにいろんなお店とかやってるなんて。」
やめてくださいほめないでくださいもうりせいが……

その後何を話したかまるで記憶にない。
気づいたら婚活企画運営ブースとして割り当てられた一室で座っていた。

翌日。
運営ブースに行ったら穂村くんがいた。やっぱり夢とか幻覚じゃなかったみたい。
「おはよう一華ちゃん。じゃあさっそく始めよう!」
何を?……じゃないわ参加者リストの作成と割り振りよね!しっかりしなきゃわたし……
「あっじゃあこっちの書いてもらった用紙の名前の入力をお願いしていい?穂村くんが男性陣でわたしが女性陣やるね。」
よしっ!ちゃんと噛まずに日本語で言えた!いや待ってそんなレベルでいいのわたし?
824/06/09(日)14:52:46No.1198423586+
「うん、いいよ。あと、名字だとなんかよそよそしいから下の名前で呼んでいいよ。」
はい無理―!やっぱ距離感おかしいって穂村くん!
……でもこうまで言われても名字で呼び続けると変に思われちゃうかな?
他の子ならともかく、穂村くんにそう思われるのは……イヤ、かな。
「う、うん、わかったよ、拝くん。」
耳たぶが熱い。多分真っ赤っ赤だ。わたしアルビノで色白だからわかっちゃうよね?
……あーどうしよう!心臓バクバクしてきた!心音聞かれちゃったらどうしよう!
とりあえず二人で並んで座って作業を始める。
……すぐ隣に何度かオカズにした男の子が座ってるのってすごいプレッシャーね!
もう今までに感じたことのない罪悪感で死んじゃいそうになるわ!
だいたいなんでわたしの企画に協力を申し出てきたの!?
……まさかわたしに気がある?……いやいやいや、ないないない。
924/06/09(日)14:53:00No.1198423664+
あっいけない忍者嗅覚が拝くんの匂いをキャッチしちゃった。
お日様のようないい匂いが……違うわこれサンフラウモンの匂いだわ。
あっでもほんのりちょっと雄の匂いが……拝くんって精通来てるのかな?
待ちなさい名張一華!そんなこと考えるのはわたしの企画を手伝ってくれてる拝くんに失礼でしょ!
「終わったよ、一華ちゃん。」
そもそも頭に叩き込んだデータを思い出すのよ!拝くんはあちこちで人助けを繰り返してるってあったでしょ!
「……一華ちゃん?」
バレンタインの時も森を守るの手伝ってくれてたし、バーベキュー大会も夕立ちゃんの手伝いに来てたし!
「一華ちゃん、一華ちゃん!」
拝くんはいつだって自分のことより誰かのために……って、アレ?
「一華ちゃん、大丈夫?」
おでこがくっつきそうなぐらいの距離に拝くんの顔があった。あっ意外とまつ毛きれい……じゃなくて!
「うびゃあああ!はっ、はい!大丈夫です!!」
思わず奇声が出てしまったわたしをどうか責めないでほしい。
1024/06/09(日)14:53:21No.1198423758+
わたしは入力の終わったタブレットを差し出す。
あんな思考を巡らせながらも手が自動的に作業を処理していた。
……並列処理能力が高い自分の天才的頭脳に心の底から感謝するわ。
「ほんとに大丈夫?あんまり女の子が無理しちゃダメだよ?」
だからそう言いながら寄って来ないで!心配そうな目で覗き込まないで!
「だだだ大丈夫だから!わたしこう見えても忍者だし!一般人より丈夫だし!」
あああああ焦りのあまり何口走ってるのよわたしは!無関係な人に忍者だって明かしちゃダメでしょ!
「あはははは、面白いね一華ちゃんは!でもその様子なら大丈夫みたいだね!」
拝くんのそう言う笑顔がまぶしい。
……なんだろう、胸の奥でなにかが突き刺さってチクリとするような感じがする。
1124/06/09(日)14:54:09No.1198424007+
レス形式で貼り付けるのは以上です

細かな間違いとか解釈違いとかあったら
ごめんなさぁぁああい!!
1224/06/09(日)15:09:21No.1198428600そうだねx2
早速来ましたね…!
ちょっと今出先なのでスレ内で返事するのは難しいかもしれませんが怪文書の中身はしっかり拝読して穂村くんには必ず何かしらのリアクション(可能な限り返怪文書の形として)はさせますのでしばしお待ち下さい!
うちのこについて告白して頂いて本当にありがとうございます!
1324/06/09(日)15:09:36No.1198428652+
正直言うとこの回答で合ってるのか不安でしょうがないです
でももう出したからには撤回できません
1424/06/09(日)15:09:36No.1198428656+
忍者のとこは時間の進みが早いな…
1524/06/09(日)15:12:40No.1198429630+
リレー怪文書始まってるな!
1624/06/09(日)15:18:42No.1198431530+
あっサンワ君張り忘れた
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貼り忘れついでにちょっとだけ言わせてもらうと蔵之助は取置サンワのことを非常に高く評価しています
メグルさんの次に秘密を打ち明ける相手として宇佐美室長代理や芦原さんよりもまず先にサンワ君を選ぶくらいにです
それ以上というか故にと言うか嫉妬心も非常に強くことあるごとにきつい言い方をします
このことに気づいた一華は「パパじゃなければ最高にシコれるのに…!」とものすごく悔しそうに歯噛みしました
1724/06/09(日)15:21:07No.1198432272そうだねx1
初々しい愛が摂取できて健康にいいわね!


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