都立デジモン学園 正式名称は「東京都立豊洲電子知性体専門中等教育学校・附属小学校・附属幼稚園」。 デジタル庁デジモン対応特務室の総合庁舎に隣接する形で建造・創立された。 中等教育学校の名前が示すように中高一貫型の公立校で、附属小学校が付くものとしては都内では2番目、附属幼稚園があるのは初となる。 最大の特徴はデジモンが通うことを前提とした初の公立学校ということである。 デジモンとそのテイマーが共に通うだけでなく、リアルワールドでの生活を望むデジモンが日本の社会で生活するのに必要な基礎学力や一般常識を学ぶことが目的である。 そのため施設はある程度大きいサイズのデジモンでも支障なく授業が受けられるよう設計されている。 それでも限度はあるので基本的には成長期から成熟期の人間サイズに近い方での通学が推奨される。 当初は国立学校として創立される予定だったが、反デジモン派閥の議員団によって用地取得が難航、東京都から豊洲の土地を提供する見返りに都立となった経緯がある。 ただしデジモン関連組織運営ノウハウの無い東京都は従前の都立学校と同じ体勢で人材を募集、結果的にデジモン関連団体の諜報員や工作員が多数潜り込む結果となった。 反デジモン派閥は都内にデジモンが多く集まる施設を作ることに対して自衛隊による警備を要求、ギズモンATが配備される予定であったが選定時期のさなかに計画の中心人物が消息不明に親デジモン派閥のDレンジャーが警備担当となった。 百戦錬磨のデジ対とDレンジャーによる共同警備に、多数の勢力が入り込むことで睨み合いとなって各勢力が却って動きにくくなったことにより、今のところ大きな事件は起きていない。 デジモンと人の学習能力の違いや成長と進化の概念の違い故に、飛び級が積極的に行われている。