二次元裏@ふたば

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1355435 B24/05/20(月)00:36:21No.1191117202+ 02:50頃消えます
平和な日々。
いつもと同じ、変わらない時間。
今日も続く平穏。
だけど、少しくらいなら。
いつもと違うことをしても。
あの人が普段と異なる自分を見せてきても。
自分は受け入れられるだろうか。
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
124/05/20(月)00:37:14No.1191117531+
朝のマサラタウン。
レッドは道を走る。
いつもと同じ時間帯。
日課のジョギング。
変わらない、いつもの日々。
と、見慣れた人を見つける。
長い髪に、長身の女性。
見間違えることもない、自分の恋人。
「ブルー、おはよう」
「おはようレッド」
いつも通りの挨拶を交わす。
224/05/20(月)00:38:41No.1191118036+
が、すぐにレッドの目が見開かれた。
ブルーの服装。
見慣れた黒いワンピースでも、青いシャツや赤いスカートでもない。
首元や、胸元の見えるキャミソールを着ていた。
小さいのか、お腹周りも見えている。
スカートも、普段より短く脚がより露出していた。
「どうしたの?」
なんでもないように、ブルーが聞いてくる。
324/05/20(月)00:39:50No.1191118437+
「あ、いや…」
照れのせいで、まともな応対ができない。
細い首筋や、深い胸の谷間。
それらがいつもより見えて、つい視線が向きそうになるのをどうにか堪えようとする。
が、ブルーに近づかれる。
香水の匂いも、いつもと違う柑橘系のもの。
普段よりも、触れる肌が多い。
顔まで近づく。
キスしてしまいかねないほど、距離が詰められる。
424/05/20(月)00:40:56No.1191118899+
「何か、言う事ない?」
「え、えっと…」
彼女に聞かれてるが、何を言えばいいのか。
素直に褒めればいいのか。
それとも、抱きしめたりすればいいのか。
元々スタイルがよく、美人な彼女。
それが、普段より露出の多い姿でいたら。
彼氏として、気にしないわけがなかった。
524/05/20(月)00:42:16No.1191119394+
と、そこで気になった。
周りに誰かいないか。
他の誰かに、ブルーのこの姿を見られていないか。
辺りを見回すが、誰もいなかった。
そのことに安堵して、ブルーに上着をかけた。
「ちょっと汗の匂いするかもしれないけど」
「いや、そこはいいんだけど。
どうしたの?」
予想していなかった反応なのか、ブルーが聞いてくる。
624/05/20(月)00:44:57No.1191120405+
「いや、似合ってるんだけどさ。
オレ以外にブルーのそういう格好見られたくないって思って…」
「…そう」
ブルーが目を細める。
嬉しさを感じてなのか、先程のようなこちらを試すような顔は消えていた。
その顔に、先程よりもどきりとする。
たまに見せる優しい表情。
それに、つい心が揺れる。
「この後、レッドの家に行っていい?」
「あ、ああ。
いつでもいいよ」
約束を取り付けると、逃げるようにその場を去った。
724/05/20(月)00:48:37No.1191121740+
それからジョギングを終えて。
家に戻るとすでにブルーがいた。
服装は、さっきと同じ。
レッドの上着を大事そうに抱えていた。
「おかえり。
はい、タオル」
「ああ、ただいま」
タオルを受け取る。
流した汗をタオルで拭い取った。
「ちょっとシャワー浴びてくるから待っててくれ」
「はーい。じゃあお茶入れて待ってるから」
元気よく答えるブルーを置いて、浴室に向かった。
824/05/20(月)00:52:49No.1191123344+
シャワーを浴びた後、リビングに戻る。
彼女の前では、できれば清潔感のあるようにしたい。
身だしなみに無頓着なレッドだが、彼女と交際しているとそれくらいは考えるようになった。
「お待たせ」
「ううん。先に楽しんでるわ」
テーブルの上に置かれているお菓子を食べながらブルーが言う。
924/05/20(月)00:55:58No.1191124461+
すっかり我が家のように馴染んでいる。
交際する前から入り浸っていたが、すでに彼女がいる光景が日常となっていた。
だが、今のブルーの服装。
それが今回の違うところとなっていた。
リラックスして、お菓子を食べる仕草。
たびたび服の隙間が見えて、目の毒になる。
1024/05/20(月)00:59:35No.1191125640+
「見たい?」
肩紐をずらし、その下にある布地を見せてくる。
「いやいや!待ってくれ!」
慌てて止めようとする。
こんな時間から下着を見せられても、耐えられない。
が、ブルーは楽しそうに笑っていた。
「大丈夫よ。
下に着てるのは下着じゃなくてチューブトップだから」
実際に脱いでみせる。
1124/05/20(月)01:02:17No.1191126466+
言っていた通り、下着ではなくシンプルな布地が露わになった。
「びっくりした?」
「…うん」
素直に頷く。
「最近暑くなってきたし、たまにはこういうのもいいかなって思って。
レッドは嫌い?」
「そんなことないよ。
ブルーに似合うと思う」
「ありがと」
1224/05/20(月)01:05:20No.1191127284+
彼女の隣に座る。
これもいつものこと。
隣のブルーが遠慮なくべたべたしてくるのも、変わらない日常だ。
「レッドはさ」
「うん?」
「ずっと変わらないことってあると思う?」
突然の質問。
その意味がなんなのか、レッドは測りかねていた。
1324/05/20(月)01:08:46No.1191128187+
ブルーはどういう意図で聞いてきたのか。
少し悩むが、シンプルに思っていることを伝えることにした。
「ずっと平和でいてほしいって思うけどさ」
「うん」
「たまには刺激があってもいいとも思うよ。
だからいつもに戻った時も退屈しないで済むのかなって」
1424/05/20(月)01:11:24No.1191128863+
言うと、ブルーがまた聞いてくる。
「アタシには、飽きたりしない?
アタシが変わらないでいても」
「飽きるくらいなら、こんなに長いこと一緒にいないよ。
ブルーが好きだから。
ブルーが変わらなくても変わっても、オレが好きって気持ちは変わらないよ」
「…ありがとう」
1524/05/20(月)01:15:16No.1191129928+
安堵したような、柔らかい笑み。
それにレッドは見惚れる。
例のように口付けをされるのも、受け入れた。
「それじゃあ、レッド」
「なんだ?」
ブルーがまた顔を近づける。
胸元の布地を引っ張って、谷間をより見せてきた。
「アタシの胸が、また大きくなったって言ったらレッドはどう思う?」
今度こそ何と答えたらいいか分からず、レッドは硬直した。
1624/05/20(月)01:15:28No.1191129994そうだねx1
以上です
閲覧ありがとうございました
1724/05/20(月)01:20:34No.1191131324+
スレッドを立てた人によって削除されました
どういたしまして。
早く死ねよ


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