イベント:「隔絶電脳異界セフィロ・サーチャー」 第7節 進行度1/1 ステージ:セフィロ・サーチャー 第九セフィラ:イェソド ??? 「みんな、大丈夫かい!?」 謎の声が一同に響く。 ??? 「俺の名はデジマスター、君たちを助けに来た!」 銃声と氷撃と共に、謎の人物の声が響く。 一同 「デジマスター…?」 デジマスター 「詳しい話はあとだ。動けるものは立ち上がって! 俺の相棒たちと一緒に戦ってくれ!」 シェイドモン 「闖入者。お前の登場は許していない。 即刻立ち去れ。この場より立ち去れ。」 ??? 「はいそうですかって立ち退くやつがいるかっつーのバーカ! テメェはここで俺にぶっ倒されんだよ!」 ??? 「左様。我が刃の錆にしてくれる!」 シェイドモン 「お前たちの相手は私ではない。 お前たちの相手を私はしていられない。」 シェイドモンはそう言うと、霞のように消え去ってしまう。 そして、シェイドモンがいた場所から黒い粒子が吹き出し、 見覚えのあるデジモンのシルエットを形作る。 ???&???&??? 「――――――――」 佐辺優子 「あれは…ディージャンモンにベリアルヴァンデモン…か?」 鏡見淡世 「ダンデビモンもいるんぬ!」 かつて戦った敵と酷似しているが、全身が黒く、影のような存在となっていた。 彼らからは生命や意思を一切感じない。 九根針尾 「いわゆる再生怪人とやらか。いいだろう、受けてたとう!」 九根たちは臨戦態勢を取る。 影たちは一斉に襲い掛かり、戦いの幕が上がる。 戦闘:WAVE1/3 ベリアルヴァンデモン×1    WAVE2/3 ダンデビモン×1    WAVE3/3 ディージャンモン×1 ――戦闘終了後 ???&???&??? 「――――――――――――――!!」 影たちは黒い粒子となって霧散する。 デジマスター 「ふぅ…なんとかなったみたいだな」 佐辺優子 「デジマスター殿、助太刀感謝いたします。 ところで、貴方は今どちらに?」 デジマスター 「俺かい?俺は今デジタルワールドにいるよ。 空間の歪みからパスを開いて君たちと交信してるんだ。」 武福川駆 「あのデジモンたちはデジマスターさんのパートナーなのか?」 デジマスター 「ああすまない。紹介がまだだったね 彼らはブリッツグレイモンとクーレスガルルモン。 俺の相棒、いや同志…ってやつかな」 ブリッツグレイモン 「俺はブリッツグレイモンだ、よろしくな!」 クーレスガルルモン 「クーレスガルルモンと申します。以後お見知りおきを。」 デジマスター 「君たちもすでに知っているだろうけど、空間の歪みが人間をシャットアウトしていてね。 本当は俺もそっちに行けたらよかったんだが…。 なのでこうやって遠隔でサポートをすることになった。 ……とりあえず、怪我の治療が先かな。今そちらに物資を転送する。」 海風人手 「物資を転送って、物送れるのか!」 デジマスター 「ああもちろん、人間はアウトだがデジモンや物はノーカンのようだ。 もちろん君たちのいる座標はすでに特定済みだ。 治療がてら、情報のすり合わせがしたいんだが、いいかい?」 九根針尾 「ああもちろんだ。よろしく頼む。」 ――――。 ナイトモン 「主……大変申し訳ござい――」 佐辺優子 「何も言うな、ナイトモン。今は無事にいられたことを喜ぼう」 優子は泣き腫れた顔でナイトモンを見つめる。 ナイトモン 「主……。」 シマユニモン 「すまねぇな…駆。お前にはつらい思いをさせちまった…。」 武福川駆 「気にすんな!…って言っても気にしちまうよな。 でも、最悪の事態は避けられたんだ。それで十分だ。」 シマユニモン 「ふふっ、そうか…。ああ、本当に、心配をかけたな。」 鏡見淡世 「ふごっ!」 パートナーたちの無事を喜ぶ横で、 シリアスもへったくれもない声を上げ、意識が覚醒する鏡見。 筑波梨李 「目が覚めたんぬね。」 鏡見淡世 「むっ!筑波殿!怪我はありませぬか! 申し訳ない、思いのほか強く吹き飛ばしてしまったと思ったでござるが……。」 筑波梨李 「大丈夫なんぬ、むしろ鏡見くんが庇ってくれてなかったらぬの方が大けがだったんぬ。」 鏡見淡世 「ンフフ、拙者確かになよなよモヤシではござるが、デジモンになっているときは意外と頑丈なのでござるよ。 それに、生身で受けたら即死の攻撃もデジモンなら軽傷判定でござる!まあスピリットがなかったら即死ですが。」 筑波梨李 「結構きりもみ回転しながら吹っ飛んでたんぬが…。大事なさそうで安心したんぬ。」 トブキャットモン <もぐもぐ…無事そうで何よりなんぬ…もぐもぐ………  あのデジマスターとかいう…もぐもぐ…変な奴がいなかったら…もぐもぐ  みんなお陀仏だったんぬ…もぐもぐもぐもぐもぐもぐ………> 筑波梨李 「…何喰ってるんぬ」 トブキャットモン <何って…おにぎりなんぬ…もぐもぐもぐ> 筑波梨李 「どっから見つけてきたんぬ」 トブキャットモン <向こうで強そうでカッチョいいデジモンが配ってるんぬ。  シュールな光景なんぬなあ> 鏡見淡世 「むっ、食糧支援でござるか! 筑波殿!拙者たちもご相伴にあずかるべきですぞ!」 そういうと鏡見はトブキャットモンが指した方へと走り出す。 筑波梨李 「はぁ…めっちゃ元気なんぬ…。 でも、本当に無事そうで何よりなんぬ…。」 トブキャットモン <自分のせいで死なれたら一生もんのトラウマ確定なんぬなー> ――――。 海風人手 「え?なに?この料理アンタが作ったの? 声を聴く限りいい年したおっさんだろアンタ。えっ、おっさんの手作り料理? いやまあ旨いっちゃ旨いけど、所々おおざっぱだけど…。」 ダーくん 「もぐもぐ…だが、結構いけるぜこれッ…もぐもぐ… このからあげも…もぐもぐ…中々なもんだぜッ…もぐもぐもぐ」 デジマスター 「あはは、旅をするうえで必要な物資はある程度都合がつくんだが、 食糧事情だけはちょっとね…。(……あそこの携帯食料すごくまずいし…。) 色々あって、自分で作って持ち歩くことにしてるんだ。」 ダーくん 「なるほど、さっき言ってた"現実に影響を及ぼす事件に対処する"中で身に付いたスキルか。 自炊できる男はモテるって人手が言ってたからなッ!さては方々で女を泣かせてたなッ!? だが保存はどうしたんだ?こういうのは大抵すぐに腐ったりするもんだが。」 デジマスター 「ああ、それはちょっとした仕掛けがあってね。腐らないように保存するシステムがあるんだ。 ……まあそれはおいおい話すよ。」 武福川駆 「一つ疑問に思ってたんだが…。 再生デジモンを倒してから結構時間が経ったはずなのに、 一向に空間の歪みが現れないんだよな。」 デジマスター 「シェイドモンの仕業だろうな。 この世界では敵を倒すと次の空間に繋がる歪みが発生する、というルールが敷かれているが。 あいつはこの空間をそれなりに支配できていたみたいだったし、発生を妨げているんだろう。 君たちを最深部に入れないつもりなんだ。」 武福川駆 「えっ、じゃあ俺たち最深部にたどり着けないんじゃ…。」 デジマスター 「そこは安心してくれ、…そうだな、ちょっと実演してみるか。」 デジマスターがそういうと、手元のキーボードを叩くような音が聞こえてくる。 そして、数秒経った後、一同の目の前に空間の歪みが発生した。 海風人手 「うおっ、出てきてる!」 デジマスター 「イグドラシルたちの解析が進んだようでな、内部構造と管理情報を把握したようだ。 こちらからでもワープポイントを設置できるようになった。 まあ、現状はこれが限界さ。外に出られるワープポイントの生成にはまだ解析が足りないみたいだ。 たぶんそっちが持ってる通信端末にも連絡が行ってると思うよ。」 鏡見淡世 「むっ、そういうえば気絶しっぱなしで確認を忘れてたでござるな。」 九根針尾 「…………悪い。オレもご飯食べてるのに夢中で確認を忘れてた。」 佐辺優子 「本当は、ご飯を食べている余裕などないはずなんだがな…。 今こうしている間にも世界中のデータが流出し、罪のないデジモンたちが惨殺されているというのに…。」 優子は俯きながら唇を噛む。 九根針尾 「たしかにそれも一理ある。だが現状、最奥にたどり着き事態を解決できるのはオレたちしかいない。 オレたちが失敗すれば何もかもが終わりだ。傷を治療し、体力を回復し、腹を満たして英気を養う。 そうやって万全の状態に近づけるのも立派な作戦だ。 悠長に構えてられない状況なのは確かだが、急いで物事を進めても碌なことにはならないさ。」 佐辺優子 「それは…、たしかにそうですけど…。」 トブキャットモン <九根は女心が分かってないんぬな〜。旦那を辱められて黙ってる女房なんていないんぬ。  さっさとリベンジマッチして希望の未来にレッツゴーしたいんぬよ。> ナイトモン 「な、なにを言うか!私と主はそのような関係ではない!!!!!!!」 佐辺優子 「…私と夫婦になるのはそんなにいやか?」 ナイトモン 「あ、い、いえ!そ、そうではなくてですね!あ、いや違わな、いえ違、えっ、デジモっ、いや、あっ、あっ」 海風人手&武福川駆&筑波梨李&ブリッツグレイモン(黒)&クーレスガルルモン(黒) (えっ、そういう矢印向いてたの…?) 鏡見淡世 「ここらへんで情報の整理はしておいた方がよいでござろう。 デジマスター殿。」 鏡見たちは今までの経緯とこの空間の考察を語り、 デジマスターが分析した結果と照らし合わせる。 鏡見淡世 「なるほど、やはり予想通りこの空間はセフィロトとほぼ同一の構造でござるか…。」 九根針尾 「デジモンたちが送られる先が我々とは別のところ、という予想も正しかったんだな。」 デジマスター 「驚いたよ、敵対勢力からの情報供与があったにせよ、ここまでの予想はほぼ当たってる。」 武福川駆 「デジマスター。少し聞きたいことがあるんだがいいか?」 デジマスター 「なんだい?」 武福川駆 「もし敵がこの空間の支配権を持ってるなら、俺たち人間はなんでパートナーデジモンと一緒にこれたんだ? それに、空間の歪みを通った時に全員が一緒のところに行けたのはなんでだ? どうせなら別々のポイントに飛ばせば、簡単に全滅させられたのに。」 デジマスター 「デジモンと人間が一緒に行けたのは、君たちの間に目に見えない結びつきがあるからじゃないかな。 選ばれし子供たちはデジヴァイスによってお互いが繋がっている。 それが空間の歪みを通る際にお互いをつなぐ紐のような役目を果たしたんだろう。」 海風人手 「でもよ、アタシとダーくんは選ばれし子供じゃないしデジヴァイスも持ってないぜ? なのになんで一緒に行けたんだよ。」 ダーくん 「そりゃ決まってるぜ人手ッ!俺たちの絆が二人を結んでるんだぜッ!」 海風人手 「お前、そういうこと恥ずかしげもなく言えるのな…。」 デジマスター 「案外それが正解なのかもね。目に見えない結びつきって言ったろ? きっと、二人の間にもいつのまにか、選ばれし子供たちのような絆が芽生えていたんだろう。」 武福川駆 「あれ?でもデジマスターのパートナーはどうなんだ? こいつら単独で来たんだよな?」 クーレスガルルモン(黒) 「ああそれか、堅司…いや、マスターが直接ここに転送したのだよ。」 ブリッツグレイモン(黒) 「そうそう、こう…バビューン!って感じで。」 デジマスター (バビューンって…) 佐辺優子 「それで、現地のデジモンたちと人間が別々のセフィラに送られた理由は…?」 デジマスター 「データの性質が違うからだろう。 この空間に集積されるものはすべて純粋なデータ塊だ。それらを空間増強のために使っている。 デジモンは殺せばただのデータ塊となって積みあがる。だが人間だけは例外だ。 デジタルワールドにおいては人間もデータとして成立しているが、同時に物質存在としての側面を内包している。 規格が合わないんだよ、単純に。データ塊として利用するにはただ殺すだけじゃだめなんだ。 いくつものセフィラを通してデジモンと同じデータ塊として濾し落とす。 君たちが通ってきたセフィラは、いわば人間専用のろ過装置なんだ。 セフィラで遭遇した敵性存在はそのろ過を担うものだったんだろう。」 ブリッツグレイモン(黒) 「なんか、生き物の体内みたいだな。」 佐辺優子 「そういうえば鏡見くんが言っていたな。 この空間はセフィロトを模していて、人体や宇宙と照応すると。」 鏡見淡世 「形だけを真似しているくせに、変なところで元ネタに合わせてくるとは。 少々仕事が雑すぎるでござるな。子供の遊びとしか思えんでござる。」 筑波梨李 「空間増強って言ってるんぬが、そもそもなんでそんなことしてるんぬ? 黒幕はこの空間をでっかくして"何をする"つもりなんぬ?」 デジマスター 「それは――。」 鏡見淡世 「むっ、通信でござる。少々失礼。」 鏡見と九根は小型機械を取り出し、にらめっこする。 九根針尾 「…これは。」 鏡見淡世 「むぅ…。」 二人は表示されたデータを見て言葉を詰まらせる。 海風人手 「おい、なんか連絡きてたのか? なんだよ、なんて書いてあったんだ?」 鏡見淡世 「拙者たちが今いる空間の解析結果が送られてきたでござる。 この空間の名はセフィロ・サーチャー、……デリーパーで構成されていると。」 佐辺優子&武福川駆&筑波梨李 「!!」 海風人手 「デリーパー?なんだそれ」 鏡見淡世 「簡単に言えば、突然変異した不良データ除去プログラムでござるよ。 数年前、とあるデジタルワールドで発生し、現実世界に甚大な被害をもたらした怪物でござる。」 武福川駆 「じゃあ送られたデジモンを殺してるのは…。」 鏡見淡世 「ええ、デリーパーのプログラムによるものでござろう。 まさか…、あれが一つの世界として成立しているとは…。」 九根針尾 「鏡見、もう一つ情報がある。 セフィロ・サーチャーの最下層、マルクトの位置から鋼のスピリットの反応があると。」 鏡見淡世 「なんと…。」 海風人手 「鋼のスピリット?なんだそれ。」 鏡見淡世 「拙者がデジモンに進化するときに使うものでござるよ。 過去に存在した、世界を救ったデジモンが魂となって残されたものと言われてるでござる。」 武福川駆 「ってことはあのシェイドモンは何か目的があって世界中からデータを集めてたんじゃなくて…」 佐辺優子 「このセフィロ・サーチャー自体の性質だった、ということか。」 デジマスター 「そういうことになるな。 鋼のスピリットを取り込んだデリーパーがこの空間、セフィロ・サーチャーとして変異・成立したんだろう。 それを回収できれば、この空間は瓦解するだろう。 そのあと、異空間として蓄えられたされたデータ塊をイグドラシルが回収し、然るべき処理を行う。」 武福川駆 「つまり、俺たちのやることはマルクトに全員で突撃、ラスボスを全員でフルボッコ、スピリット回収して脱出、ってことでいいんだな?」 デジマスター 「そういうことだ。 だが、最深部ではあのシェイドモンが待ち受けている。あいつはこの空間をある程度自由に弄っていた。 また先ほどのようにデジモンの影を召喚して一気に攻め込む可能性もある。 気を引き締めてかかるべきだ。」 ダーくん 「へっ、どんな相手が来ようが関係ねえッ!全力でぶっ飛ばすッ!」 海風人手 「色々な意味で世話になったからな、きっちりお礼参りしてやんよ。」 佐辺優子 「そのとおりだ。私たちもずいぶん苦渋を飲まされた。やり返さなければ気が済まないというものだ。 武福川駆 「だな!俺も一発ぶん殴ってやりたいくらいだ!」 シマユニモン 「まったく駆は…。だが、今回だけは全面的に賛成だ!」 筑波梨李 「…ここまで来た手前、もう弱音は吐かないんぬ。やれることやるだけなんぬ!」 トブキャットモン <ぬ!ぼっこぼこのけちょんけちょんにしてやるんぬ!> デジマスター 「二人とも、頼むぞ。」 ブリッツグレイモン(黒) 「おう!まかせろ!」 クーレスガルルモン(黒) 「お任せください」 鏡見淡世 「皆様、気合十分でござるな。」 トブキャットモン <そうんぬなぁ〜> 筑波梨李 「鏡見くんとトブキャットモンが平静すぎるだけなんぬ。」 九根針尾 「デジマスターの支援のおかげでなんとか建て直せた。 今のオレたちなら必ず世界を救えるだろう。 みんな、準備はいいか?」 一同 「おう!」「ああ!」 デジマスター 「よし、ではマルクトに通じる転移ポイントを開くよ。」 そういうと、デジマスターはキーボードを叩きだす。 数秒後、最後の舞台へと通じる空間の歪みが発生する。 一同は最終決戦に向け、覚悟を胸に歩み出す。 全員が一致団結し、最終決戦へと向かうほんの少し前。 おもむろにメルキューレモンに進化する鏡見。 メルキューレモン 「デジマスP、少しよろしいか?」 デジマスター 「…ん?ああオレか?というか、なんで進化してるんだ?(デジマスPて……)」 メルキューレモン 「実は確認したいことがありまして。今、手元に鏡はございますかな?」 デジマスター 「ん?ああ、持っているが。どうするんだ?」 メルキューレモン 「今デジマスPがいる場所はどこら辺ですかな?それと、その写真をこちらに転送することは?」 デジマスター 「……?俺がいる場所は君たちが乗り込んだ空間の歪みがあった場所だ。 イグドラシルから直々に指定されてな。それと、写真だったな?ちょっとだけ待ってくれ。……デジヴァイスに送ったぞ。」 サーバーの駆動音がほんの少し大きくなる。デジマスターのてのひらでバチバチと火花のようなものが発生し、 次第に手鏡のような物体を形成していく。 何もない空間から現れた、百均で売ってそうなちゃちな手鏡を、デジマスターはスマホらしき機械で撮影し、 メルキューレモンの持つデジヴァイスへと転送した。 メルキューレモン 「おお、それはまた。なんという幸運……やはり拙者は"持って"ますな。………ふむ、形状はOK、座標もばっちり。 では、その鏡を仰向けにしていただけますかな?」 デジマスター 「……メルキューレモン、一体何を考えて――――うおっ!」 w@d@jrqーkmzwtt@nif/.g8ー;mykrt@qt@4zdq@x;.。 cdw、g94/yto/.g8ー;myk8v@t@i8zsf5wgq。 メルキューレモン 「なるほど、ものは試し、くらいの気持ちでしたが。これは使えますな。」 デジマスター 「お、おどろいたぜ…。……あっ、もしかして。 これであそこにいるメンバーを?」 メルキューレモン 「Exactly(そのとおりでございます)。 ……ということで、ちょっと大きめの鏡は用意できるでござるか? デジマスP殿のデジモンも通れるくらいの。」 デジマスター 「もちろん。数分ほど掛かるが、必ず用意しよう。」 メルキューレモン 「ンフフ、話が早くて助かるでござるよ。 万が一ということもありますからな、選択肢は多いに越したことはない故。 …というか、おそらく確実に入用でござる。どうか急いでもらえると助かるでござる。 デジマスター 「ああ、まかせてくれ!」