イベント:「隔絶電脳異界セフィロ・サーチャー」 第3節 進行度1/2 ステージ:現実世界 某所 ――作り話をするんぬ。 ぬは選ばれし子供とかいう謎の役職を頂いたいたJKなんぬが、 特に何か使命を帯びてるわけでもなく、コンビニバイトに勤しむ日常を送ってるんぬ。 ある日家のトイレでうんこしてたら尻に変な感触がしたんぬ。 驚いてケツにクソつけたまま便器覗いたら半透明の触手がぬらぬらしてたんぬ。 めっちゃびっくりしたんぬが流石にうんこの途中だったので無視してブリブリしてたんぬ。 そのあと家で飼ってる喋るぬに話したらその触手見せろというんぬ。 んで一緒に見に行ったら懐かしい匂いがするとか言い出したんぬ。ふざけんぬ!ちゃんと換気してるんぬ!! いやぬのうんこの匂いとかじゃなくて、デジタルワールドの匂いがするとか言うんぬ。 ぬのうんこはデジタルだった…?っていうかデジタルワールドってなんなんぬ。 餅は餅屋ってことでデジタル庁とかいうところに相談しに行ったんぬ。 それが今回の導入なんぬ。 ぬスレネタはメタ視点で見ても便利すぎるんぬな〜。 筑波梨李はデジタル庁へと赴く。 中に入ると職員たちが慌ただしくしている。 筑波梨李 「なんか騒々しいんぬ、何かあったんぬか…?」 受付の人へ事情を相談すると、職員らしきいかつい顔の人間に案内を受けた。 ??? 「君は筑波梨李さん、でしたね。私の名は宇佐美恭一郎。デジモン対策特務室に努めています。」 宇佐美恭一郎 あなたに少し話したいことがあるのですが、よろしいですか?」 筑波梨李 「え、うんこのことなんぬ…?(このおっさん…めっちゃ顔怖いんぬ!!)」 宇佐美恭一郎 「ああいえ、そっちではなく。」 トブキャットモン <おっさんめっちゃ顔こわいんぬ> トブキャットモンが思わずつぶやく 筑波梨李 「何言ってるんぬ!失礼なんぬ!」バシィ! トブキャットモン <ぬあ…> 失言をいさめる梨李。 宇佐美恭一郎 「ははは、よく言われます。案内しますので、こちらへ。」 京一郎は思わず微笑み、彼女を連れて歩き出す。 筑波梨李 「あの、話したい事ってなんなんですぬ?」 宇佐美恭一郎 「実は、あなたに頼みたい事がありまして。」 筑波梨李 「頼みたい事?」 宇佐美恭一郎 「ええ、少々危険を伴うのですが、とある事情により任せられる人間が決まっているのです。 もちろん、断ってもらってもかまいません。場合によっては命の危機が迫る事もあり得ますので。」 筑波梨李 「命の危機!?マジなんぬ?こええんぬ」 宇佐美恭一郎 「事情はこの後詳しく説明しますが、行くところまでいけばこの世界の崩壊にもつながります。 まあ、そうなったらみんな死にますので安心してください。」 筑波梨李 「安心できねえんぬ!!!!!!!」 トブキャットモン <世界の危機を子供が救うなんて、よくあるはなしなんぬ。梨李にもそういう時期が来たんぬなぁ〜> 宇佐美恭一郎 「はは、冗談…で済ませられれば良かったんですがね。」 筑波梨李 「と、とにかく話だけは聞かせてもらうんぬ…。」 宇佐美恭一郎 「ありがとうございます。ではこちらへ。」 世間話のように世界の危機を伝えられて困惑する梨李。 少し進むと会議室に通される。中には数人の職員らしき人物と、 この場に似つかわしくないバンダナを巻いた制服姿の青年と金髪の男性が座っていた。 宇佐美恭一郎 「適当に座ってください。」 梨李は席に着き周りを見渡す。円を囲むように机が配置されており、部屋の奥の席に京一郎が座る。 彼の隣にはPCのディスプレイが配置されており、画面には不思議な被り物を被った女性が映し出されている。 宇佐美恭一郎 「えー、タイミングよく彼女が合流しましたので、急ではありますがこれより会議を始めます。 まずはお三方にこの方を紹介します。」 そういうと、彼はディスプレイの位置を調整する。 ??? 「はいはーい、こんにちはー!ハムお姉さんでーす!」 ハムお姉さん 「っと、今はそういうテンションではありませんね。真面目モード、真面目モード。 私のことは気軽にハムお姉さんとお呼びください。 皆様のことはすでに存じておりますので自己紹介は不要です。 私の自己紹介も申し訳ありませんが割愛します。」 ハムお姉さん 「キョーイチローさんからお聞きしているとは思いますが、単刀直入に言って世界の危機です。 それも現実世界だけでなくデジタルワールドも含めてです。」 筑波梨李 「あ、あの!。」 ハムお姉さん 「はい、なんでしょうか梨李さん。」 筑波梨李 「どうしてぬをここに呼んだんですぬ?ぬはそういう大事件には関わり合いのない一般JKなんですぬ…。」 ハムお姉さん 「ああそれですか、キョーイチローさんからお聞きしていませんでした?神の御指名です。」 筑波梨李 「は?神…?」 ハムお姉さん 「ええはい、私イグドラシルの伝言体(メッセンジャー)ですので。」 筑波梨李 「イグ…?なにそれ。」 ハムお姉さん 「……まあそんなことは今は重要ではないのです。 世界の危機がどういうものなのか、そこが大事なのですから。」 ハムお姉さん 「そうですね…、まずは世界の危機に至るまでの経緯を説明しましょう。 ここにいる大多数は把握されているとは思いますが、改めて認識の共有をしておきます。 デジモンが住むデジタルワールド。それはただ一つの世界ではなく、無数に並行して存在する世界です。 先ほど述べたイグドラシルというのは、各デジタルワールドに存在し、世界の管理・運営を司るシステム、と認識してください。」 ハムお姉さん 「無数にあるデジモンワールドの中の一部で、いくつかのデータが流出していることが観測されました。 屑データ、デジモンだったものの残骸、破損した地形データ、エラーメッセージ等々。 デジタルワールドにはそういったものを掃除する役割を持つデジモンが数多くいます。 彼らが反応し、役目を果たす前にそれらのデータが世界から消失している。これは由々しき事態です。」 ハムお姉さん 「詳しく走査したところ、流出先はデジタルワールドでもなく、現実世界でもない、未知の隔離空間だったのです。 誕生経緯や発生時期、隔離空間の座標すら不明。イグドラシルは全容をつかめずにいました。 しかもデータ流出だけでなく、デジモンのデータが消失する現象が確認され始めたのです。 おそらく、隔離空間へと転送、幽閉されているのでしょう。 これらの現象は加速度的に増加し始め、各世界のデータ流出量の合計は一つの世界を構成するに等しいほどの量となりました。 これはまずいと感じたイグドラシルたちは、無数の世界の自分たちと並列接続し、対処法を演算し始めました。」 ハムお姉さん 「高度な演算の結果、イグドラシルたちは隔離空間を、現実世界とデジタルワールド、 二つの世界の終焉のトリガーになりうる脅威と判定しました。 いずれ双方の世界に隔離空間の中にいる何者かがアクションを起こす。それが、終わりの時なのだと。 隔離空間へと赴き、そのコアとなる存在の排除。それがイグドラシルの定めたオーダーです。 そして同時に、その世界の脅威を排除するためのキーパーソンをイグドラシルたちは導き出したのです。 私は、その選出をキョーイチローに伝え、皆さんにここに集ってもらいました。 筑波梨李さん、九根針尾さん、鏡見淡世さん。 貴方たち三人は世界を守る戦士として選ばれたのです!」 筑波梨李 「その高度な計算でぬを選出したんぬ!?どういう頭してるんぬ!!!!!!!!」 トブキャットモン <デジタルワールドはんぱねぇんぬ、お腹痛いんぬ> 梨李が吠え、トブキャットモンが抱腹する。 筑波梨李 「ぬは世界の命運とか背負えるタマじゃねーんぬ、なんかの間違いなんぬ。」 ハムお姉さん 「私も正直半信半疑ですが、上位者の"神の選定(ダイスロール)"なんて常人には理解できるはずありません。 まあ、鏡見さんなら一度デジタルワールドを救った実績がありますし、 九根さんも中々のツワモノとお聞きしていますから納得できますけどね。」 筑波梨李 「え、世界を救った?マジなんぬ……?」 梨李は鏡見の方を見て驚愕する。いかにもオタクな見た目からは想像できない戦果である。 その鏡見がメッセンジャーへと口を開く。 鏡見淡世 「ところで、デジタルワールドにはロイヤルナイツや三大天使などの抑止力があるはずですが、そちらはどうされたので?」 ハムお姉さん 「残念ながら彼らにはこの事態を収束する資格が得られていない状況です。」 鏡見淡世 「?資格とは?」 ハムお姉さん 「それについては向こうの現状を知ってもらう必要がありますね。」 ハムお姉さん 「現在デジタルワールドではあちこちに空間の歪みがあちこちで発生しています。 その歪みは隔離空間に繋がっており、一方通行の接続孔となっていて一度入ったら出ることは難しい。 デジモンたちが消失したのはこの空間の歪みのせいでしょう。 ロイヤルナイツにも調査を依頼しましたが、彼らは空間の歪みに侵入することができませんでした。 おそらく、デジタルワールドの抑止力を通さないよう入場条件が課されているのかもしれません。」 鏡見淡世 「なるほど、つまり今回の選出メンバーは…。」 ハムお姉さん 「通れる条件を満たし、かつその者たちの中で考えうる最大戦力であるとの判断でしょう。あくまで推察ですが。 数時間前に人間が転送された形跡がありましたので、皆さんも問題なく突入できると思います。」 筑波梨李 「それこそぬが選ばれた理由がわからんぬ…。ぬは荒事の経験なんかないんぬ。」 ハムお姉さん 「私もです。まあ、これはあくまでもイグドラシル側の"お願い"であり強制ではありません。 断ってもらってもかまいませんよ?」 筑波梨李 「…………。」 ハムお姉さん 「とにかく、あなた方に課されたミッションは、空間の歪みを通って隔離空間に向かい、 隔離空間を形成するコアを見つけ出して破壊することとなります。」 言葉に詰まる梨李。押し寄せるシリアスに対応できず、思考が停滞する。 トブキャットモン <困っちゃうんぬなあ〜。  世界の終わりなんてスケールでかすぎて受け止めきれないんぬ。  まあでも、行っても行かなくても死ぬ可能性があるならやってみたほうがいいんぬ。  どうせ失敗したところで人類を巻き添えに全滅するんぬ。責める人もなじる人も道連れなんぬ。> 筑波梨李 「ぬあ…それは虚無主義なんぬ…」 あっけらかんとした口調でトブキャットモンが語る。 九根針尾 「オレたちは死ぬつもりはないぜ、嬢ちゃんも死なせるつもりはねえ。 安心しろ、とは言わねえが、何があっても守ってやるよ。」 鏡見淡世 「ええ、拙者も同意見ですぞ。それに、こと護りにかけては多少の自信がありますからな。」 九根と鏡見は梨李の不安を払拭しようと言葉を投げかける。 それに続いて京一郎も口を開く。 宇佐美恭一郎 「我々特務室も全力でバックアップするつもりです。貴方たちだけに重荷を背負わせるつもりはありませんよ。 そも、これは現実世界とデジタルワールド、すべての世界に生きる者たちの問題。 デジモンをパートナーに持つ方々も協力に意欲的な方々はまだまだいらっしゃいます。 状況を確認しつつ、可能であれば戦力を追加投入していくつもりですよ。」 ハムお姉さん 「あはは、私の言い方も問題でしたね。 事態打破の鍵が貴方たちであって、貴方たちだけを派遣するわけではありません。 もちろん、今は一方通行ですが、解析が進めば向こうに脱出ゲートを開くことも可能になるでしょう。」 筑波梨李 「……そ、それを先に言ってほしいんぬ!てっきり自分たちだけかと思ったんぬ…。 …………………………。そうんぬね、世界の終わりが間近なら、みんなが頑張らないといけないんぬ。 ぬも頑張るんぬ。やってやるんぬ!! …ところで、命張るんだから報酬は弾んでくれるんぬね?」 宇佐美恭一郎 「ははは。ええ、もちろん。ああいやそんなに大金が出せるかは…。うーんポケットマネー…いやでも…。」 コワモテの顔色が変幻自在に変わっていき、緊張感のあった場に軽い笑いが起こる。 世界を護るため、報酬のため、生きる残るため。デジモンと人間の戦いが始まる。 1週間後、作戦決行日。3人はデジタルワールドへと赴き、空間の歪みの前に立つ。 彼らはそれぞれ顔を見合わせ、突入を開始した。 イベント:「隔絶電脳異界セフィロ・サーチャー」 第3節 進行度2/2 ステージ:セフィロ・サーチャー 第六セフィラ:ティファレト ??? 「にゅおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」 ??? 「……!」 ??? 「なんなんぬうううううううううううううううう!!!!!!!!!!」 気の抜けるような声、落下する3人と1匹の影。 ??? 「んごぉ!」 ??? 「ぐえー!!」<ぬっ!> ??? 「よっと」 一人と1匹はきれいなヒーロー着地。残りは無様に尻餅。経験の差が光る。 三人の元へ一同が近づいていく。 武福川駆 「おい、あんたら大丈夫か?」 鏡見淡世 「ええ、大丈夫でござるよ…たぶん。」 バンダナに眼鏡の青年はお尻をさすりながら立ち上がる。 海風人手 「お、おめぇら一体…もしかして、歪みに吸い込まれたクチか?」 九根針尾 「その口ぶりからして、キミたちも同じかな。 人間も巻き込まれているとは聞いていたが、君たちのことだったか。 とにかくまずは自己紹介と事情の説明だな。」 一同が自己紹介を終え、九根が先客の三組に事情を説明する。 ダーくん 「せ、世界の危機とはまた…大きく出たなッ!?」 海風人手 「ああ、めっちゃビビるわ…。でも、冗談ってわけじゃねえんだよな」 九根針尾 「キミたちの置かれている状況にも驚いたよ。今回の件とは別に、 現実世界では失踪した子供のことが問題になっていてね。 正直キミたちを一度現実世界に返してあげたいんだが…。状況が状況だしな。」 鏡見淡世 「ふむ、一度入ったら二度と出れない牢獄、死ぬまで敵が襲い掛かってくる、ときたでござるか。 概ねハムお姉さん殿の予想通りではありましたが、後者が問題ですな。」 九根針尾 「ああそうだな。キミたちの説明通りなら、そのうち空間の歪みが現れて次のステージに招待されるんだろう。」 筑波梨李 「鏡見くん、解析データの転送とやらは進んでるんぬ?なんか変な機械触ってたんぬ。」 梨李は軽い傷を負っていた駆の手当てをしながら鏡見へと質問を投げかける。 鏡見淡世 「音声通信が死んでいますな。文字のやり取りでしたらOK。 要の解析システムの稼働と送信は問題なさそうでござるな。懸念点はひとまずクリアですぞ。」 佐辺優子 「世界の管理を行うシステムですら手を拱く相手とは、いったいここはなんだろうな。」 鏡見淡世 「お三方がお相手していた敵は魂を収集する牢獄、と言ってたのでござったな。 なぜ生きたままでなく、一度殺害してから集めるのか。そのあたりがカギになりそうですな。」 海風人手 「二つの世界を破壊するとかありえねえだろ。黒幕はなんか恨みでもあんのかね。」 九根針尾 「ま、そういう細かい考察はいったん置いておこう。まずは今後の方針について確認だ。 外の世界では解析が続いているが、解析のためにはこの牢獄に関するデータが多く必要だ。 現状、俺たちにできる選択肢はただ一つ。キミたち3人のように現れる敵を倒し続けること。 先ほどソウルリッパーなる人間と遭遇して、この牢獄について少し情報を得られたと言っていたな。 もしかしたら、この先に進めばまたこの世界について教えてくれる何かと遭遇できるかもしれない。」 海風人手 「正直、俺たち3人だけだと心細かったからすごい助かりますよ。」 筑波梨李 「心細いとかそれ以前に、デジモンに乗って最前線で戦うとか覚悟決まりすぎなんぬ。」 武福川駆 「あはは…。」 駆は頭をポリポリと掻きながら苦笑いする。 九根針尾 「まあその点については鏡見くんと俺は人このこと言えないけどな。」 佐辺優子 「そういえばお二方はパートナーの姿が見えないようだが…。」 優子は二人の周囲を見回す。 九根針尾 「戦うのはオレ自身さ。訳あってデジモンに進化できるんだ。 鏡見も同じだよ。まあオレとはちょっと経緯が異なるけど。」 鏡見淡世 「ンフフ、それについてはおいおいね、ということで。 安心くだされ、自分で言うのもなんですが拙者結構やる方ですぞ。」 佐辺優子 「そ、そうか。それは安心した。戦力については申し分ないということであれば問題はないだろう。」 海風人手 「オイオイ、本当にこいつら戦えんのか?こっちのおっさんはともかく、 このモヤシオタクとかどうみても体張るようなみてくれじゃねえだろ…。」 人手は鏡見をまじまじと眺めつつ悪態をつく。 その横では梨李が味わい深い表情をしていた。 筑波梨李 「……ぬはノーコメントで」 トブキャットモン <戦闘処女は沈黙を貫くんぬ〜> 武福川駆 「ま、3人で戦い続けるよりははるかにマシだろう。精神的な余裕が違うよ。」 佐辺優子 「たしかにそうだな。まあ、二人がどれだけやれるか次の戦場で見せてもらえるだろう。 見ろ、空間の歪みが発生している。」 優子が指をさした先には空間の歪みが2つ発生していた。 海風人手 「二つか…、どうすんだ?全員で片方ずつ行ってみるか?それともチームを二つに分けるか?」 トブキャットモン <3人が入ったら片方が消えそうんぬ。  ゲームでよくある2パーティで進めるやつなんぬ。あらかじめチーム分けした方がよさそうんぬ> 九根針尾 「まあ順当にいくなら完全体のお二方をリーダーに据えるのがいいだろう。」 鏡見淡世 「では拙者は佐辺殿とは別チームがよろしいでしょうな。拙者はタンク役ですので。」 九根針尾 「オレはバリバリ近接だからそのつもりでよろしく!遠距離攻撃もまあまあできるが火力には難ありだ。」 筑波梨李 「トブキャットモンって戦えるんぬ?」 トブキャットモン <失礼ぬ、ぬをただの妖怪チュール舐めと侮ってもらっては困るんぬ。  何を隠そうぬはキャットガンの称号を戴く強者の中の強者、泣く子も黙るトブキャットモンなんぬ!  一線級のコンバットでブイブイうなるぜ。版権貫通怖くねえ!  あと対空ミサイルとか飛ばせます。もちろんドッグファイトもお手の物。猫だけど。> 筑波梨李 「そういうのいいんぬ」 佐辺優子 「では………。」 数分後―― 佐辺優子 「私と武副川くんと九根さん、海風さんとと筑波さん鏡見くんの2チームだな。」 海風人手 「へへっ、足引っ張んなよ?鏡見。」 鏡見淡世 「ええもちろんですとも。よろしくお願いしますぞ。」 ダーくん 「へぇ、お前があの有名なトムキャッ」 トブキャットモン <トーブーキャッートー!> 九根針尾 「や、よろしくな、二人とも」 佐辺優子&武福川駆 「「よろしくお願いします。」」 シマユニモン 「駆もある意味大概ではあるが、よもや自ら体を張って戦うものがいるとはな。」 九根針尾 「まあ成り行きというか、仕方ない部分が大半だよ。 駆くんみたいに覚悟完了してるわけじゃないさ。」 武福川駆 「あ、あはははは。」 佐辺優子 「念のための組み分けは完了だな。ではまずは私たちの組から突入してみよう。」 優子たちのチーム3人が空間の歪みに突入する。 3人目が歪みに消えた途端、空間の歪みは消失してしまった。 海風人手 「オイオイ、トブキャットモンの言った通りになったぜ。マジで消えやがった」 鏡見淡世 「事前にチーム分けしていてよかったでござるな。 では我々も参りましょうぞ。」 残りの三人は、残った方の空間の歪みへと踏み出し突入する。 筑波梨李 「ぬあ…これ通って大丈夫なんぬ…?」 トブキャットモン <いいからさっさと行くんぬ!> 筑波梨李 「なんぬううううう―――」 トブキャットモンに頭突きされて梨李も空間の歪みへと侵入する。