ハナミ:〜♪
少女:凄い…ハナミちゃんこんなに歌上手なんだ…
まずアイドルたる者、歌えなければと黒羽根が取り敢えず歌って欲しいとお願いしたが…
黒羽根:文句の付け所が無い…
はっきり言って完璧の一言に尽きる
これが本格的なコンサートとか大衆の前でやるとかなら足りない所とかがあるのかもしれないが…
羽根達の前で歌うのなら問題は無いだろう
少女:凄い！凄いよハナミちゃん！
黒羽根:くぅ…！まさかこれ程とは…！
ハナミ:
1〜3.…美九の方が、もっと上手でした
4〜5.私は本物には勝てませんよ
6.────足りない
dice1d6=1 (1)

>fu3424261.jpg
>それはそれとしてコーヒー淹れたおっさん
こいついつもパーカー着てるな…
そして美九への憧れ混じりもあってか満足いかない様子のハナミ

少女:…それは…
コンポから流れる音声越しだったが…誘宵美九の歌声は本物のアイドルの歌声だった
確かにハナミの言う通り、ハナミよりもずっと上手に聞こえた
ハナミ:いくら他者を真似、技量を模倣し、「本物」に近づこうと…真のアイドルには辿り着けない…オリジナリティを持つ彼女には
黒羽根:
1〜3.(誘宵美九って人はハナミ様にどれほどまでの影響を与えたんですか…！？)
4〜5.確かにそうかもしれません、ですが今のハナミ様の歌声も…私は好きです
6.なら、なりましょう…真のアイドルに！
dice1d6=1 (1)

ハナミが友達のためなら何だってやるような感じになったの美九の一件がきっかけってレベルには影響与えたからな…

黒羽根:(どうしよう…)
少女:(この場は納得してもらうか…それとも極めるか…)
前者なら早めに済むがハナミの意志を曲げてしまう
後者ならハナミに関する心配は無いが…多分果てしないと思われる
ハナミ:
1〜3.こればっかりはもう…どうしようもない所ですから
4〜5.今回の目的は私の為ではありませんよ、お二人とも
6.…やはり、私には…
dice1d6=5 (5)

少女:は、はい…
黒羽根:すみません…
ハナミ:いえ別に怒ってるわけでは…
趣旨がズレてしまっている事を指摘され、反省する2人を見て
責めてるわけではないが落ち込ませてしまった事にシュンとするハナミ
僅かに微妙な空気が流れるも…気を取り直して準備を進めていく
ハナミ:…皆さん忙しいと思いますが…来てくれますでしょうか
黒羽根:そうですね…
1〜3.まずはグループチャットに練習してるハナミ様の動画を上げて見ましょう
4〜5.ちょっとみふゆ様とかに見せて来ます
6.っ！ゲリラライブ…！
dice1d6=4 (4)

みふゆはどう反応するか

ハナミ:そうですか…えっ
まぁそれはそれで…と思ったのか同意しかけ…突然ハナミの動きが止まる
黒羽根:え？
ハナミ:みふゆに…ですか？いえ…別に構いませんが…
少女:何か問題が…？
どこか歯切れの悪い様子に心配になる
ハナミ:えっと…
1〜3.まぁその、大丈夫だとは思います
4〜5.みふゆはこういうのにあまり耐性が無かった気がしたのですが…
6.みふゆ:そこで、ハナミさんに何をしているんですか？
dice1d6=3 (3)

みふゆ:えっと…それで用、とは？
少女:えっと…取り敢えずついて来てください
その後、みふゆに無理言って来てもらい…ハナミの自室へと案内する
最初は少し自分の用事が済んでからで構わないかと言っていたみふゆだったが、ハナミが呼んでいるとの事を伝えると直ぐに来てくれた
……用事は良いのだろうか
少女:ハナミちゃん、連れて来たよ
そう言って扉を開け…みふゆの視界に飛び込んで来たのは────
ハナミ:
1〜3.少し、お洒落をしてみました
4〜5.アイドルみたいな服を着てみたのですが…どうですか？
6.か、可愛い…ですか…？
dice1d6=2 (2)

全部
言ってる

みふゆ
理性vs本能
dice2d100=63 58 (121)

なんとか耐えた

すかさずポケットからスマホを取り出そうとし…もう片方の手でそれを止めるみふゆ
黒羽根:み、みふゆ様？
みふゆ:はぁっ…はぁっ…
息を荒くし、ハナミを見つめる
少しだけ恥ずかしそうな顔をしてスカートを抑えるハナミの姿
恥じらいを見せているだけでも十二分に可愛らしいというのに、服装とポーズの合わせ技でみふゆはどうにかなりそうだった
みふゆ
1〜3.とっても…っ！可愛らしいですよ…っ！
4〜5.はうっ
6.写真、撮らせて下さい
dice1d6=6 (6)

ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

耐えてないんだが

ハナミ:構いま────
せんが、と言い切る前にみふゆはスマホでハナミの姿を撮影する
ｶｼｬｼｬｼｬｼｬｼｬｼｬｼｬ…とシャッターが連続で切られる音が暫く続いた後
ピロン、という音と共に動画を撮影し始めた
みふゆ:ぽ、ポーズとかとっていただけますか…！？
ハナミ:え、ええ…こう、ですか？
ピースサインを目元に、少しだけ前屈みのポーズを取る
みふゆ:はぅ…！
その様を見せつけられたみふゆは普段とは全く異なる声を漏らし、撮影を続ける
ハナミはその姿に白髪の少女を連想するのであった…

みふゆ:いけます…私が保証します、というかやる場所は決まっていますか？決まってなかったら此方で広いスペースが無いか探しておきますね
では！と去ってしまうみふゆ
少女:思ってた以上に…凄かったね
黒羽根:でもみふゆ様でこれなら…いける！
そう意気込んで決意を新たにする黒羽根
ハナミ:そう、ですね…では、みんなで一緒に頑張りましょう
少女:はい！
自信がついたのか、元気が出始めたハナミ
まだ恥じらいはあるが…やる気は十分のようだ
黒羽根:じゃあ美九さんと羽根のみんなの為に！…せーのっ！

1.ハナミ&少女&黒羽根:『えい！えい！おーっ！』
dice1d1=1 (1)

という訳でこの時間は此処までよ