名張蔵之助のプラグイン開発はその基としてコンピューター関連の技術ではなく、忍者の持つ本草学・薬学が源流にあります。
そのため、それに基づかない伝承・神話のデータを使ったプラグイン開発は独力ではだいたい失敗します。
ただし、他者の協力やデータが得られた場合にはその限りではありません。
一方で動植物のデータを用いたプラグインは高確率で成功します。
歴史系の場合は新しい時代のものほど成功しやすいです。

アストルフォプラグイン：信託A
少年に女装させる目的で作ったプラグインです。
女装への抵抗感の喪失・興味の増大・理性の低下などを目論みました。
実際に出来上がったものは味方へ必殺技や武器を貸与して託す効果が発現しました。
託してきた人数に応じて攻撃力にメイトボーナスが乗ります。
発動させているデジモンに対して同意したデジモンが所持する分を任意の範囲で託します。

ゼウスプラグイン：電撃Z
他種族への性的興味の増進と忌避感緩和が目的でした。
実際には雷属性付与と攻撃力増加の効果が発現しました。
デジゾイド系装甲に対して装甲無視の副次効果があります。

カイネウスプラグイン：男体化K
女性を男性化する目的で作られ、ダルクモンの存在とデータにより成立しました。
しかし男性化は見た目だけでパラメータや性器等は一切変化しません。
どうしてもという場合は巨根化プラグインを別途購入してください。

ア？？？？プラグイン：？？？A
剣戟戦能力向上を目指したこれが女体化の効果を持つ原因は未だ不明です。
しかもどうやっても文字化けが治らず、正しい表記になりません。
原因調査のためのモニター募集中です。報酬も出ますのでぜひご応募ください。

アントワネットプラグイン：巨乳化A
こちらは最初から巨乳化を目論んで開発され、一応の効果は出ました。
しかし負の感情の増大・頸部防御力と隠密性の低下も発現したため販売は見送られました。
近世だと効果発動しても微妙に不具合が発生するようです。

小野小町プラグイン：避妊O
処女であるという情報で上書きし「だから妊娠していない」という理屈を押し付け妊娠自体を無かったことにします。
ただし使用し続けると処女膜が再生肥大化し最終的に女性器全体が埋没、えっちなプラグインなのにえっちできなくなるという結果に。
しかも聖母マリアの処女懐胎のデータが混入してしまい低確率で妊娠することも判明しました。
中世の人物ですと効果発動しても深刻な不具合で無意味になることが多いです。

ヘスティアプラグイン：拠点防衛H
こちらも同じ処女理論で避妊を目指しましたが『家』を守るバリアプラグインになりました。
『家』と認識できるものに限定され、オフィスや砦だと発動しません。
キッチンさえあれば賃貸やキャンピングカーでも発動します。
また、帰る家・故郷がないという強い自認があると発動させられません。

アキレウスプラグイン：肉体強化A
アキレウスの不死身性を再現し、ほぼ全身の生命力を超強化します。
アキレウスモンが存在し、そのデータがあるのでかろうじて開発に成功しました。
ただし踵とアキレス腱だけは治せないのでバレットの治療には使えませんでした。

ルーデルプラグイン：行動支援R
どんな状態であっても動けるという概念を付与します。
手足などが切断されても何らかの方法でくっつけたり代わりのものを付けると動けます。
やはり存在が確定している20世紀以降の人物は成功率が高いです。
逆に言うと、ラスプーチンはそれだけ御しがたい人物だったのでしょう。

カリウスプラグイン：戦術支援C
地形によるあるゆる不利な効果を打ち消して行動できます。また地形に隠れる効果が上昇します。
タンクモン・ボルグモンなどのキャタピラデジモンで特に効果が強くなります。
ピストモンのような自転車型や歩行時にはそれほど効果がなく、飛行中は効果が発動しません。

ハスコックプラグイン：狙撃H
遠距離射撃の照準補正を行い、連射可能武器の単発モード時は更に効果が上がります。
ベルゼブモンに貸し出した対デジモン機関砲にはこのプラグインが組み込まれていました。

ミイデラゴミムシプラグイン：催涙P
猛烈な刺激性ガスを噴出します。
単にプラグインになって射程が広がった痴漢撃退スプレ―とも言えます。

洗脳プラグインP
ハリガネムシ・レウコクロリディウムといった宿主の行動を操る寄生虫のデータで作られています。
大変危険なため別の名前を上書きして作動原理を誤解させ、奪われた際に発動しにくくなっています。
普段は厳重に封印されています。使用時のビジュアルは素材からお察しください。

チョウセンアサガオプラグイン：幻覚A
相手に幻覚を見せますが内容は相手次第になります。こちらから思ったような幻は見せられません。
ただし同時に強い認識阻害と混乱状態を引き起こします。

ゲルセミウムプラグイン：猛毒G
デジモンとパートナー両方を殺しうる猛毒です。
単純に相手の殺害にしか使えないので封印されています。

ギンピギンピプラグイン：毒持続G
表皮全体に麻痺することのない強烈な痛みを持続的に与えます。
特筆すべきはその効果時間で通常で年単位の間持続します。

マンチニールプラグイン：毒散布M
水を通じて毒を撒き散らします。
天候操作系デジモンの場合は振る雨が猛毒になります。

アコカンテラプラグイン：心停止A
心臓を止めます。リミッターを組み込むことで一時的な心停止による仮死状態にできます。
仮死状態にしないと危険なほど深刻な負傷時に使い、病院まで保たせるためのプラグインです。

大根プラグイン：消化促進R
エネルギーや体力の回復が促進されます。
副作用として空腹になります。

ショートカット
これは蔵之助が開発したものではなく過去に岸橋メグルから提供された技術をもとに改良したものです。
忍術理論を組み込むことで実用化したこれをデジタル文化振興室に持ち込むことを検討中です。

この他にも彼が取り扱うプラグインにはデジタル文化振興室に由来する技術のものが多く見受けられます。
彼が岸橋メグルの行方を探していることとなにか関係がありそうです。