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【京都・「狐のお宿・京都伏見」ロイヤルスイーツ「豹の間」　19：00〜】

今回呼び出されたメンバーはとある伝手を用いた、
デジタルワールドとリアルワールドを併用した特殊移動。
それぞれの自宅もしくは勤務地から直にこちらに招かれている。

その部屋はプライベート露天のほかに、サウナルームも完備。
特注で設けられた１０人くらい入れるサウナルーム…
そこには成人の男女…そしてデジモンがサウナを堪能していた。
もちろんサウナローブ及び水着等のアンダーウェアを着た、
健全な打ち合わせである。

「厳城…ただ火であぶることなく、湿度を加えることで全身をくまなく蒸し焼く地獄…サウナと言ったか。気に入った…！」
　七大魔王　憤怒のデーモン　（ﾃﾞﾃﾞﾝ）

「ハッハッハッ！　そうだろうデーモン！　オメェさんなら気に入ると思ったぜ！」
デジモン融和派最大派閥　厳城 権之助　（ﾃﾞﾃﾞﾝ）

豪快に笑いながらサウナを楽しむ議員と魔王が居るかと思えば。

「こ…こんな感じで顔合わせするなんてね…調子はどう京一郎くん？」
警視庁電脳犯罪捜査科　烏藤　すみれ　（ﾃﾞﾃﾞﾝ）

「忙しくなる一方ですね…すみれさんも無理をしないでくださいね」
デジタル庁デジモン対応特務室　宇佐美　京一郎　（ﾃﾞﾃﾞﾝ）

互いの成長した姿をこのような形で拝むことになるとは思わず、
やや緊張が隠せないかつて選ばれた子供たち。
彼らのパートナーであるテリアモン(黒)とシンデゥーラモンは
露店風呂を楽しみつつ外側の警備。
そこに一人の女性がサウナルームにつかつかと入ってゆく。

「お待たせいたしました…皆さん。
　この度はお集り頂き…ありがとうございます…
　貴方たちが一番デジタルワールドとリアルワールド…
　どちらにも益となる存在と判断したためお声がけさせていただきました」
「ブッーーー！！」
「ほう…」
（ご…ごっつぅ…J…いやK…？）
（…で…でかい…！）

魔王は吹き出し、議員は腕を組む。
若い二人は片方がガン見。もう片方は視線を逸らしてしまう。
女性は、凛々しい佇まいに見合わぬ暴力的なスタイルの持ち主。
目元は鋭く、その瞳の中に底知れぬ物を感じる。
そして…その胸は実に豊満で、ゴールデンマイクロビキニを着用していた。

「しょ…正気かロイヤルナイツ…！！」
「憤怒の魔王…何か勘違いをしているようだが…」

彼女は誇らしげに胸を張る。つられるように双房も弾む。さも当然であるかのように。

「私は憑依者の許可を得て、彼女の趣向を優先させたまで。余計な詮索はしないでいただこう」
ロイヤルナイツ　ドゥフトモン　（ﾃﾞﾃﾞﾝ）
（憑依対象　高円寺 峰子（３３）　Kカップ）

「あ…あの…！　ちょっと男性の目もあるかと思いますので！　せ…せめてサウナローブを…！」

さすがに許容は超えていたのか、すみれさんがすかさず、予備のサウナローブを峰子さんに羽織らせる。

「峰子からはコレが正装と聞いていたが…多少流儀が異なるのか…承知した」
「ふんっ…ドゥフトモンとやら、前もって資料は目を通してる」

少々残念そうにローブを羽織る峰子をよそに、厳城権之助が話を進める。
その内容は　ブートレグワクチン部隊　通称BV　発足に伴う、
現在保護観察中の人員の受け渡しを望むものである。
管轄はリアルワールドではなく、デジタルワールドのドゥフトモン直属。
リアルワールドでもアバター用いた活動をしているが、
既存の組織との連携も有事以外は行わないものとなっていた。

「…俺の口からはハイドウゾ…とは、とても言えねぇな」
「だろうな…権力者の立場ならその回答は当然と言える…
　その結果、後手に回り被害が増え、
　管理外の人員に頼らざるをえないのが現状だ…
　秩序を守る側は基本問題が発生しなければ動けない組織なのだから」
「随分と自己紹介が達者になったなドゥフトモン…」

リアルワールドでの治安の長たちは顔を伏せるものの…七大魔王は違う。
デジタルワールド側の現状も踏まえたうえでの自虐だと判断した。

「今回はイグドラシルの様子もおかしい…これは私個人での判断だ。
　お前達リアルワールドの連中が手足らずなのと同じく、
　デジタルワールドも混沌の最中だ…ロイヤルナイツも意見が割れている。
　それに…私が知らないとでも思っていたか？
　このままだと有用な戦力が飼い殺しされる事を」

すみれや京一郎の頬から汗が伝う。
現在、デジモンを用いた犯罪者やデジモンの扱いをどうするかで
法務省や防衛相も絡めて大混戦中。
ただでさえ警視庁他デジタル庁ですら後手になっている状況。
現状は各種施設に保護・留置をされており、
明確な治療を含めた改善策はいまだにできずにいた。

「これは取引だ、厳城 権之助議員。
　まずは、私が既に渡したリストのメンバー
　私の責任をもって預からせてもらいたい。
　何なら監察役を据えても構わん…」
「そうかい…なら、条件を追加だ…ドゥフトモンさん…」

滝のように汗が流れる男、厳城 権之助。
その目の闘志は未だ衰えず。

「彼ら彼女らのケアも必須事項だ…本来の保護施設で受けるべき処置を
　デジタルワールドの秩序の最高峰たるロイヤルナイツの責任でもって、
　しっかりと対応してもらおう…おめぇさんがデジタルワールドを守りたいように
　こっちも…リアルワールドの…そして彼らもしっかりと面倒をみたいんでな。
　それが飲めないなら…この件は無しだ」

デーモンは黙して、己のパートナーが提示した条件を
因縁浅からぬロイヤルナイツがどう返すかを眺めている。
考える仕草をしたのち…ドゥフトモンの胸の谷間に汗が伝う。

「…承知した。これだからリアルワールドの人間は侮れない…」
「これは…あくまでデジタルワールドのロイヤルナイツが
　個人的に行った行為。残念ながら、デジモン融和派としては…
　あずかり知らぬ事。自国の法律の範疇を超えてるからな」

議員の発言に思わず、二人の長は安堵のため息。
そこへバッとサウナルームの扉を開けられ、二人のデジモンが声をかける。

「んまーっ！！　何時まで籠ってるのかしら！！　早く出なさい！！」
「そろそろ水風呂タイムだぞおまえらー」

ぞろぞろと火照り切ったカラダを各々キンキンに冷やした水風呂で沈めてゆく。

「グッオオオオオッ！！　厳城！！　人間どもは地獄愛好家か？！　こんなものを娯楽にしてるのか！！」
「ガッハッハッハッ！！　デーモン！！　こちとら生き地獄現役勢だ！　リアルワールドの地獄はこれからだぞ！」

サウナ＋水風呂コンボにはしゃぐ魔王＆議員をよそに。

「ふぅうううーーー…」「はぁーーーー…」
「ふぅ……すまない…肉体提供者からも一言あるらしい…代るぞ」

若い3人は水風呂の冷たさに声を漏らすなか、
ドゥフトモンはメガネをかけると途端に性格がころりと変わる。
人格のスイッチはメガネの有無を用いているようだ。

「ど…どど…どうも…高円寺 峰子です…！
　一応、近いうちにデジ対に転属になると思いますが、
　件の通り、ドゥフトモンさんの作戦でいろいろ飛ぶとおもいます…！」
「随分と印象変わりますね…高円寺さん…
　（この子の入れ知恵でマイクロビキニ着てたのね…ドゥフトモン）」
「改めて…よろしくお願いします。高円寺さん…
　（なんだろう…うちのメンバーに近いそれを感じる…
　気のせいであってほしいな…）」

全員が常温でカラダを慣らしたところで、
議員と魔王の手が、宇佐美の双肩をポンと叩く。

「よし…！　もう一セット行くか！　宇佐美くん！」
「まだまだ地獄に付き合ってもらうぞ！　デジ対の！」
「あっ…ハイ…」
「ほどほどにしとけよキョーイチロー…」

すみれさんと峰子はシンデゥーラモンと共に
普通にプライベート露天風呂を堪能する。

「すみれ…久々の温泉、たまらんでしょー♪」
「確かにね…こういうのも…たまには…♪」
「お忙しそうですもんね…噂はかねがね…」
「…あはは…ほんとにね…でも…」

夜空に浮かぶ月を眺めながら、すみれさんはつぶやく。

「少しでも…二つの世界を良くしたいじゃない…」
「でもぉー！ ムリはだめだめよー！ すみれはほんとかかえるやから！」

おわり

＜おまけ妄想＞
・BVに関しては美肉ドゥフトモンがメイン管轄してるイメージ
・そのため、無理目な案件を持ってくるが、それ以上の無茶でBVが対処してゆく
・予想を斜め上を行くBVメンバーたちの行動に宇宙ロイヤルナイツ顔することも多い
・リアルワールド系治安組織とは接点自体はあっても。基本デジワー治外法権でおあしすを通す方針
・治療等が必要なメンバーもいるため、その治療も必須にすることも含まれる。
・利用した旅館施設はドウモンの師匠であるクズハママの管轄。
・旅館土産は後で各部署にふるまわれた。

バ美肉ドゥフトモンのデカパイがエロいということはわかった

テキスト版はこちらになります
fu3416676.txt

■追加キャラ
ドゥフトモン＆高円寺 峰子
今回はロイヤルナイツ恒例の
美肉憑依形式（今回は意識あり）
fu3416679.txt

>今回はロイヤルナイツ恒例の
>美肉憑依形式（今回は意識あり）
恒例なんだ…

>恒例なんだ…
ロイヤルナイツの内情描かれたサイスルでね…
二人もバ美肉したからね…

>>今回はロイヤルナイツ恒例の
>>美肉憑依形式（今回は意識あり）
>恒例なんだ…
アルファモンとロードナイトモンが悪いよ〜

二次創作ゆえ解釈違いとかあったらごめんなさぁい！
しれっと宇佐美くんとすみれお姉さんに混浴サウナさせてごめんなさぁい！

悪を利用して悪を倒す思想のロードナイトモンもたぶん協力者なんだよな…

ドゥフトモン…デカパイレオパルドモードになれ…

男性人格なのに憑依元の知識のせいで
無知無知エロ衣装を着ながらかっこよく作戦解説したり
めもりちゃんに
「数字とれるからドゥフフちゃんもまじってよー」
されて普通に出てもいい

なにげなくKカップにしたが
ディンさんとめもりちゃんと合わせて
３パイになるのか…BV…エロワクチンか？

ドゥフトモンは新デジカでバステモンから進化するルートのおかげで女騎士であるという説が提唱されているんだぜ

fu3416728.webp
このアングルは女にしか許されないよ

>ドゥフトモンは新デジカでバステモンから進化するルートのおかげで女騎士であるという説が提唱されているんだぜ
ドゥフトモンエロか…？
男性人格でも女騎士ボディって
それはそれで美味しいよね…

ｽﾌﾟｼﾓﾝｻﾝへ…
今回憑依形式だけど
一応デジモン＆テイマー枠に入れさせてもらうわぁ！

>このアングルは女にしか許されないよ
臀部まるだしなのに
可愛い尻尾生やしやがって…！！

スピリットエボリューションをデジモン側に入れないように京子さんリエさん枠の人はテイマー側に入れようと思ってたので問題ないですよ

https://youtu.be/hAOsRTDPo4U?si=Xm81g-52sL_wqHbz&t=140
多分一番公式設定に近いドゥフトモンが見れるリアライズ

ドゥフトモンはデザインしたイラストレーターいわくベルばらのオスカルみたいな男装の麗人イメージで描いたらしいので女騎士概念は間違ってないんだよね

男装の麗人デカパイ概念は世界の絶対法則だからね…
その法にはしっかり従わないとね…

>多分一番公式設定に近いドゥフトモンが見れるリアライズ
トランスフォーム繰り返して単騎でパートナー持ち究極体複数圧倒しててつえーな…

じわじわロイヤルナイツもイモゲンチャーになってるな…

「BVのがロイヤルナイツ働かせるよりは簡単だし成果もあげるからいい」

「BVが問題児揃いという風評があるがロイヤルナイツと比べたらちゃんと働いてくれる良い子しかいない」
「そもそもロイヤルナイツは連絡がつかないものが3〜4体は常にいるのがおかしい」
「BVのが被害規模も少ない何も問題はない」

(BVのほうが働くな…それはそうと…
なぜいつもBANされるのにめもりちゃんねるを続けてるのだ…
人間はわからん…まあミーム拡散に利用させてもらうが…)

ええいロイヤルナイツのお硬い腹黒枠だ！
問題児をありったけ押し付けてやる…！！

サウナ回…そういうのもあるのか…

>ええいロイヤルナイツのお硬い腹黒枠だ！
>問題児をありったけ押し付けてやる…！！
「私はロイヤルナイツを統率させられていたのだ…この意味がわかるか？」
「裏切り者の（好きなロイヤルナイツの名前を入れよう！）
出社しないアルファモン
頭の悪いイグドラシル
そして何より火種を撒き散らすデジモンイレイザー…
どいつもこいつも…この私を苛立たせる…！
死んで平伏しろ！私こそがロイヤルナイツだ！！」

一つ縁ができてしまうので安易な越境はまずい…

(当たり前のようにサウナにハマるデーモン)

アリーナ一位にロイヤルナイツのマグナモンいるしな…

イモゲンチャーロイヤルナイツ今半分ぐらいはいるんだっけかな？

BVのほうが多少なりと仕事するから
愛着湧き出して手放すのを惜しむドゥフトモン概念

わからんけどオメガモンはなんかたくさんいてチャラ男さんがデュークモンでジエスモンのNEOがいるのは覚えてる
あとVIのX抗体マグナモンと…ほかにいたっけか

ロイヤルナイツ抜けたエグザモンはいるなぁ

>ロイヤルナイツ抜けたエグザモンはいるなぁ
>「裏切り者のエグザモン…！

今はレッパモンに退化してる無限ジョグレスカオスモンのスレイプモンもいるね

アルファモンはRTA個体がいるか

「ええ！ロイヤルナイツの職場と比べたら天国です！」
とかいい出すドゥフトモン…

光ちゃんのデュナスモンもいるし結構揃ってきたな

ある程度自分の権限で暴走気味でもちゃんと仕事するからねBV
それに比べてロイヤルナイツ！

>わからんけどオメガモンはなんかたくさんいてチャラ男さんがデュークモンでジエスモンのNEOがいるのは覚えてる
>あとVIのX抗体マグナモンと…ほかにいたっけか
VⅠのマグナモンが分岐でアルフォースブイドラモンにもなる

チクビネブラセリリスモンの時についでに書かれてた53位イグドラシルのガード・ガンクゥモンは…あれなんなんだろう

厳城議員書いた者ですが完璧なキャラ付けだったと思います
立場的にも丁度いいし｢メンバーのケアおこたるな」のあたりとか凄い解釈通りでした
あと｢必殺技フレイムインフェルノだしデーモンサウナ好きそう」と紹介に入れた一文がこんなエッッッッな展開に繋がるとは思いませんでした