二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1714064183394.jpg-(250663 B)
250663 B24/04/26(金)01:56:23No.1182346052+ 08:38頃消えます
眠れない泥
https://seesaawiki.jp/kagemiya/
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
124/04/26(金)01:58:36No.1182346421+
きみのせいだよ
224/04/26(金)02:03:10No.1182347183+
眠れないならSSでも書こうじゃないか
324/04/26(金)02:15:39No.1182348932+
夜ふかしする子に何かご褒美がほしい
424/04/26(金)02:18:45No.1182349298+
>夜ふかしする子に何かご褒美がほしい
はよ寝よ❤️
524/04/26(金)02:25:02No.1182350003+
泥練りが進まなくて…
624/04/26(金)02:30:33No.1182350613+
迷ってる内容を言いたまえ
724/04/26(金)02:35:43No.1182351131+
どこまでエッチにするか
824/04/26(金)02:36:18No.1182351188そうだねx1
無論
どこまでも
924/04/26(金)02:36:47No.1182351234+
ついてこれるか
1024/04/26(金)02:46:54No.1182352215+
泥のエロっていまいちイメージ薄いな
1124/04/26(金)02:49:55No.1182352481+
風呂とか…
1224/04/26(金)02:57:27No.1182353137+
エロは泥のメインコンテンツだがエロが泥の全てにはあらず
1324/04/26(金)03:26:13No.1182355253+
そろそろお茶会が開かれるよ
楽しみだね
fu3399364.jpg
1424/04/26(金)03:34:57No.1182355736+
意外と無害そう
1524/04/26(金)03:42:44No.1182356132+
いるのか?
無害な魔女なんて
1624/04/26(金)06:55:34No.1182363977そうだねx1
スウェーデンの太陽は極端だ。今の時期、彼はたった8時間しか眠らない。
昨晩20時に床についたばかりなのに、現在時刻である4時にはもう顔をだそうとしていた。
しかし夜がないのは彼女も一緒だ。綺羅星の園の消灯された廊下の一角だけが一晩中明かりを灯していた。あたりを漂うコーヒーの香りと共に。
白い女は自分の領域である売店のカウンターの中で、拘りの抽出キットで淹れたコーヒーを啜りながら日報を広げていた。
全くの能面でマグカップを傾けていた白い女がぽつりと呟く。
「覗き見は感心しませんね」
そこには彼女しかいないはずの呟き。沈黙が帰ってくるはずだった。
「あら、私には淹れてくれないの?」
だが、返事が返ってくる。
いつのまにかカウンターの前に人影があった。肌も白ければ髪も白く、新雪のように穢れがない。
瞳孔さえ色素の薄い白い女は、店員の白い女へ澄まし顔で微笑んでいた。
慣れているのか───あるいは勝手を知っているのか。白い女がやはりまるで表情を変えず、視線もやらず、退屈そうに新聞へ目を通しながらコーヒーを再び口にする。
「あなたのぶんはありません。いらっしゃいませ。何か御用ですか」
1724/04/26(金)06:56:53No.1182364065+
「いつもだけどつれない返事ね。たまにはコーヒーじゃなくて紅茶でも淹れてみたら?」
微かに青褪めた色合いで夜が明けてきた廊下に静寂が訪れる。ややあって、まるで気にしていない素振りで白い女が白い女へ語りかけた。
「お茶会を開こうと思ってるの。どう?あなたもこない?」
その時初めて白い女が視線を白い女へやった。顔を動かさないまま横目を寄越す。白い女に負けず劣らず色味の薄い、氷青の瞳だった。
「私を?本気ですか?」
「ええ。せっかくだし、温まっていた頃のあなたも見てみたいわ、私!」
白い女が普段他人をからかうのに使っている文言を口にして白い女が無邪気に笑う。白い女が小さくため息をついた。
「面白くない冗談です」
「冗談じゃないわ、本気よ?」
即答され、白い女が視線を新聞へ戻して三口目のコーヒーを啜る。唇を開いた。
「生憎そっちは廃業済みだよ。それに君に付き合うのは面倒だ。これでも私は毎日忙しくてね」
───その一瞬、空間がひび割れたと錯覚するような凍てつく緊張感が走った。
白い女の口調が違う。丁寧ながらどこかとぼけた風情のそれではない。
湯気をあげるコーヒーが一呼吸で冷凍されるのではと思わせるほどの───
1824/04/26(金)06:57:13No.1182364090+
「───そう、ならまた誘いにくるわ。じゃあね、イリーナ。今度はあなたのコーヒーをいただくわ」
白い女がカウンターの前から踵を返し、廊下に足音を残して立ち去っていく。
超低温は刹那の間のこと。帰ってきた緩慢な空気の中、白い女が日報を広げ直して温くなってきたコーヒーを口にする。
「………それとなく見張っておくくらいは塾長から委ねられた私の仕事のうちでしょうかね」
そして面倒くさそうに独り言を呟いたのだった。
ゆっくりと窓の外から日が昇ってくる。この売店は生徒が訪れるには、あと一時間ほどかかるだろう。
1924/04/26(金)07:18:36No.1182365900+
 朝の霧の中、人影が跳ねる。魔女見習いとしてそこまで体力を使う事を生業としないはずの彼女は、しかし今まさに準備運動というものを行なっている。
 こんな朝早くからなのは、習慣ゆえか、或いは昨夜眠れすぎたからか。兎も角も、目覚めてしまった彼女は既に自ら外へ飛び出していた。
 ……彼女の他にも早朝から身体を動かす女生徒も居るには居るが、かと言って朝から合流するのも気が引ける。同じ敷地で暮らしているからこそ、顔を合わせるタイミングは選ばな飽きが来はりますからね、なんて考えてはいたものの、しかし明るいだけの朝はやけに寒々しい。身体を軋ませるような冷風が吹いたような気配さえあって、1人で居るにはやけに堪える。
 いっそ、温めて貰いましょうかね、なんて発想すら脳裏を過ぎる。誰にと訊いて返ってくるのは、最も寒そうな顔をした売店の主。
 「……なんでやねーん」
 澄んだ空気に声が響く。返事がなければ反応もない。ただ、暖める仕事を放棄した太陽だけが覗いている。
 なんてことはない、いつも通りの平和な朝の事だった。
2024/04/26(金)07:51:39No.1182369445そうだねx1
こんな早朝に!?


fu3399364.jpg 1714064183394.jpg