「忍者好きなの?」 転校初日に囲まれた忍田スーザン天音に質問が投げかけられた。鞄につけてたキーホルダーについての質問だった。 好きな漫画の主人公が使う手裏剣のキーだったが傍目ではただの手裏剣だ。 「!、そうなのデスッここにニンジャがいると聞いて転校してきたのデス」 「貴方はニンジャデス!?」 緊張から片言になりつつ隣の席の悩無(ナヤム)という男子に振ってみた。 「どこが忍者に見えるんだよっ」「…存在がデスか?」「そんなに怖かった!?」 周りの子達が笑い始めた。 ただのめんどくさい男子がツッコミ役になった事でスーザンはクラスで人気になった。 はじめて人気者になれた少女はツッコミを求めてナヤムに絡んでいった。いつしか彼無しでは自分の仮面が維持できない程に…。 そして、自分よりもフェアリモンの話によく反応するようになり、嫉妬からアンチchをやったら後に引けない状況になった。(そもそも正体がナヤムだったと知った時はびっくりする他なかったが) そして自分にはスピリットでなくパートナーデジモンが出来、ナヤムの相棒として動くようになって恋を自覚した。 私はこの少年とずっと居たいのだと。 「ナヤム、今日もお疲れ様です」 2人のアジトになった忍田邸のスーザンの自室。 スーザンはナヤムを労うとスポーツドリンクを差し出した。素の彼女はブロンドの大和撫子という言葉が似合うお淑やかな少女だった。 「ありがとう…天音。やっぱ忍田かスーザンに戻しても『ダメです』そっすか…」 行動力はあったスーザンはナヤムに告白する事が出来た。お互いの裏と表の顔を曝け出せる貴重な相手としてナヤムも認めてくれていたのは彼女にとっても嬉しかった。 「今日はサンドヤンマモンがこっちに現れた事で混乱したサンドヤンマモンは…」 今日の活動記録を取り、改善点をスーザンのchである「フェアリモン負けろch」(名前を応援chにしたら炎上したのでこのままにするしかないのだ)の映像を見ながら話し合う。 次の警戒先を里と和解したコウガモンがモニタモン達に頼み集まった情報を元に推測。 流石にこうしていると時には夜も遅くなるので、泊まり込み勉強会と称してナヤムを泊まらせる事もあった。 「では拙者は夜警をしてくるでござる」 コウガモンが去るとスーザン…いや天音は意を決して話し出した。 「今日は…両親も帰らなくてデス…同じベッドで寝たい…デス…必要なものは揃えたので…その…」 上手く言葉が紡げず、表の顔のような片言になってしまう。自分の拙さと破廉恥さに赤面しつつ情動に動かされキスをした。 キスをやめてナヤムの少し驚いた顔を愛く思っていると、ナヤムが抱きしめて耳元で囁いた。 「…僕もはじめてだから、痛かったらごめん」 「ナヤムの心配の為に私は準備したんですよ?」 天音はナヤムを胸元に引き寄せ抱きしめてから解放すると立ち上がり、コンドームとローションを持って戻ってくる。 「今日は私が付けますね…」ズボンで盛り上がった物を解放して天音はさすった。 「まだ大きくなりますか?」 肉棒をさすられたナヤムは未知の快感に抗いながらなんとか声を出す。 「あ…もう大丈夫っだから…!」 天音は少しいじわるしたくなってきた。 「本当にですね?」少し焦らしてみる。 「うん、予想以上に天音、気持ちよくて…!」 自分だから感じてくれてる事実にときめきながら、天音ははちきれんばかりに震える肉棒にコンドームをつけ始める。 不慣れなので、何度も引っかかったがなんとかつける事が出来た。 「じゃあ…」天音がそのまま事を進めようとしたがナヤムに止められた。 「服、汚れるし…着替えもないから…裸にならないか?」 改めて、自分の性欲の強さを指摘されたようで恥ずかしくなった。お互いに背を向けて脱ぎ切ると、天音の羞恥心がどんどん加速していった。 「あ、あの…その…後はナヤムに任せていいですか…?恥ずかしすぎて…」 ナヤムはベッドの上に寝そべり裸になった彼女を見た。 やわやわとしていくらでも手が沈み込みそうな大きな胸に、最近の活動で締まってきた胴。さらに下は…。 「あの…早く…おねがいします…」潤んだ瞳で天音が訴えかける。恥じらいと期待が入り混じった目線には抗えない。 「ごめん、見とれちゃって…いくぞ天音」 ナヤムはフェアリモンの経験で、女体の構造だけならなんとなく把握していたのでどこに進むべきなのかは理解していた。 正常位の体勢でナヤムは天音の扉をこじ開け、部屋の中に入った。 「…っつ!はぁ、はぁ…嬉しい…です…」声を押し殺しながら天音は言う。 「じゃああとは…」彼女を気遣おうとナヤムはゆっくり動こうとした。 「改めて…ナヤムの好きに、してください。ね?」理性が切れる音が頭の中で響いた。 「あっ♡はっ♡ナヤムぶつけられるの好きっ♡」 一突き毎に天音の胸が震える。快楽の主導権を全て委ねた天音はナヤムに求められる事自体が嬉しくなっているように見えた。 「ナヤムっ、ナヤムっ♡私はナヤムがだいしゅきっですっっ♡」 天音の告白が聞きたくなったナヤムは腰のスピードを落とし、抱き上げて対面座位の姿勢に移行した。 お互いの顔を見て密着したくなったからだ。 「全部、話してくれ。いっぱい聞きたい」 天音は恥ずかしがりながらも無言でうなずくと続きを話してくれた。 「ナヤムがいたから、私はみんなとも仲良くなれたんです…」 「今の私は、ナヤムが作ったのですよ?」 ゆっくりと上下に動いて今の贅沢さを噛みしめながら聞く。 「だから…私に構ってくれなくなってフェアリモンで頭がいっぱいになった時…本当に…辛くて…」 天音の方から抱きしめられ、ナヤムの動きに合わせるようにあちらも動きだす。 「こんな女の子ですけれども、ナヤムの為なら…なんでもしてあげますから…!」 「僕も天音には助けられてるから…」 耳を舐めて主導権を手繰り寄せようとする。幸いな事に天音には効いたようで、耳元でそのまま告白の時に言えなかった事を言う。 「フェアリモンやってるとさ…秘密いっぱい多くなるじゃん。自分一人で抱えると大変で…自分しか見れなくなってたから…全部持っていかれてたかもなって」 「僕が男でいられるのも、男として求めてくれる子がいるからってのでっかいから…」 少し天音が震える。軽くイッたのだろうか?ナヤムが話を止めようとする前に天音が続けてと言ってきたので続ける。 「といっても…そんなに言葉出せねえや。天音が求めてくるの…大好き。天音を求めるのも、大好き」 天音に押し倒され、騎乗位の状態になる。彼女はすべてをさらけ出し、欲望のまま動いていった。 そこからは嬌声と好きとお互いの名前だけを声にした。言葉でなく体でお互いの愛をぶつけて、意識を失うまで何回も達して眠りについた。 ナヤムは天音の豊満な胸を、天音はナヤムの引き締まった尻を、その中でも特に触って欲望を満たしていた。 朝起きたナヤムが感じた感覚はかけられた布団の触感と、目の前にいる眠れる少女の存在だった。 起こさないように起き上がると、テーブルにはコウガモンからの手紙と握り飯が置かれていた。 (本当に迷惑かけちゃうな…僕のパートナーでもないのに) そう思いつつ簡潔な報告の手紙に目を通して、握り飯を口にするとベッドから声が聞こえた。 「ナヤム…ずっと一緒に…」 彼女の寝言でナヤムはまた自分の幸せと責任を噛みしめた。 終わり いきなり捏造CPなので関係性を重視してセックス描写を減らし…正直に言った方がいいですね アクセル踏みすぎたら更なる変態になりそうだしエロ描写どこまでこってりさせるかとかの経験値なくてごめんなさぁい!