vs和泉十七夜(盗賊ちゃん/2部後) 「…面の皮が厚いとは考えてはいたが、まさか帰ってくるとはな 都に恥じる部分は無いのか貴様は」 「それ、アンタに関係ある? ひなのさんは確かにいい人だけどさ、流石に私も追い出された身で会いに行こうと思う程抜けちゃいないよ」 「自分の前には顔を出すのに、か?」 「今のアンタだから顔を出すんだよ、調整屋と一緒に1回組織を裏切ったんだって? どんな顔してるか見てやらないとじゃない、私は裏切りはしなかったしさ」 「どの口が言う、貴様は都を…彼女の信頼を裏切ったろう」 「ハッ!そんなつもりは欠片もなかったし、何より全てを裏切った裏切り者が今更道徳を説いちゃう訳? …ちゃんちゃらおかしいよね、私はこうなのに何でアンタはまだそこにいる訳?」 「……ああ、そうだな 自分は間違えた、貴様の事は言えないだろう、追い出されても文句はない、むしろ当たり前だろうな だが…許されたからには、未来の為にこの身を粉にして励むまでだ」 「そ、口では何とでも言えるよねー …まぁいいや、ふらっと立ち寄っただけだしいい機会かな」 「自分に捕まって今度こそ反省する機があると?」 「な訳無いじゃん、あのクソムカつく紫女ももういない、ひなのさんは乗せられただけだからさぁ…残ったアンタに1発くれられる機会だよ!」 vs常闇みたま(スラム聖女/2部10章) 「…あら、来たのね」 「……」 「言いたい事は分かるわ、だって友達だもの…でも、きっと貴女には分からない!私の、私達の苦しみは!」 「……」 「…呆れて物も言えないかしら、それでも仕方ないと思う…でも、私は…」 「なんで普段から言わないの、私は大丈夫よみたいな顔してたのに」 「……え?」 「呆れて物も言えない、それはそうよ ……でもね、そうなっているのは、一番呆れて、腹が立つのは……友達と言いながらそうやって何も相談しないで決め付けた事、私は何も聞かないって勝手に見切りをつけられた事よ」 「でも!こんな事には貴女は乗らないでしょ!?」 「うん、だって家族巻き込まれてるし」 「ッ!ふざけた事だって、思ってるんでしょう!?」 「そうね、ふざけてるしそれも怒りたい気分」 「だったら…「だから何?」…えっ?」 「さっきも言ったけどねみたま…そういう事をなんで素面でぶちまけないのって言ってるの、友達なんでしょう?私達 その位の相談なんて、恥じらいのないアレより万倍マシだったのに 私の親友の万倍馬鹿よ、貴女は」 「……やめて、今更言われたって遅いのよ!私は決断したの、私は絶対に神浜を許さないし、滅ぼすって…!」 「はぁ、仕方ないわ…じゃあやりましょうか、怒ってるのも事実だし ……それに喧嘩をするのも、友達のやる事だもの、ね」 vs藍家ひめな(愛の戦士/2部10章) 「そりゃあ来るよね、私チャンが貴女なら絶対同じ事するよ」 「分かってやってるんだ、ヒコくんの為?」 「…そうだよ、私チャンがこうやって一般人を抑えつけて!魔法少女の天辺に立って!見返してやるんだ!そうじゃないと、あんまりじゃん…!」 「分かるよ、私だってもし彼くんが周りから虐められて、それを苦にして死んじゃったら…私だって許せないよ」 「…私チャンも分かるよ、今貴女は怒ってる、私チャンだってそう…今同じ立場ならきっと私チャンはそいつを許さない」 「うん、怒ってる…でもそれ以上に、私はそんなに駄目だった? 一緒に話して、ヒコくんの事を話してくれて、私の事も聞いてくれて…それでも、こんな事しなきゃ駄目だったかな」 「違う!私チャンを、私チャン達を一番理解してくれたのは間違いなく貴女だけど!貴女とマイメン以外理解してくれない!貴女程には理解してくれない…! だから大事な物以外は下に置くの、そうやってわからせてやるしかないんだよ…!」 「……ヒコくん、どうして貴方はひめちゃんがこの気持ちを暴走させるのに任せてるの?好きなんだよね?」 「…ヒコくんは…」 「関係ない…なんて悲しい事は言っちゃだめだよ だってひめちゃんも、ヒコくんもお互いが好きなんだかやってるんだよね? ヒコくんの言葉を教えて、ひめちゃん 駄目な事をしたら教えてくれる、そんなヒコくんだからひめちゃんは惹かれたんだから」 「……ッ、大丈夫、ヒコくん…大丈夫だよ…ヒコくんは間違えてない …ヒコくんだって…私チャンと同じ思いだから!当たり前だよ! だからごめんね…私チャンは絶対負けられない…たとえ、貴女を倒してでも…!」 「そうだよね…でも止めるよ、ひめちゃんも、ヒコくんも だって…またコイバナしたいもん、聞かせてよ!もっと、いっぱい!これからも!」 vsミスド一般構成員(反転/2部アナザー) 「やだ、あからさまにチンピラみたいな格好してる…カラーギャングって言うのかしら っとマギアユニオンの「」です、その武器を下ろして退いてください…なーんて言って退くらいならやらないか いろはちゃんには裏方を任されたけど、仕掛けられたからには仕方ないわよね 来なさいな、お姉さんが教育してあげるから!」 vsミスド一般構成員(反転/2部アナザー/撤退) 「くっ…!まさかここまでやるなんて…! ……なんてね、こちらの目論見はだいたい上手く行ったし私は退かせてもらうわ 貴女達の目的の子は既にいないもの、無駄足も痛撃も嫌でしょう?勿論追うならどちらも味わってもらうけど? …うん、賢い子達みたいね、よく鍛えられてる…っと、じゃあね!今度は仲間として会えるといいわね!」 vs反転(竃門焔/対マギウスの翼) 「厄介な敵ね、貴女は」 「敵である必要無いと思うけどね私は、皆味方でいいじゃない」 「それをするには貴女の組織のやり口が気に入らないのよ、私は」 「はー…交渉しようにも魔法少女じゃないし、お姉さん困っちゃうわ」 「貴女もやっぱり救済なんてものに頼るのかしら 子供におんぶに抱っこなんて情けないお姉さんもいたものね」 「いやいやー、私には愛する人がいるからこうして救済を頼ってるけど実際本物よ、不甲斐ないって言うのは自覚があるわ というかね、なんでいるのって意味じゃ貴女が一番不可思議よ」 「それに関しては巻き込まれただけだけど? でもそうね…困った知り合いと、こんな馬鹿な戦いで傷付く人が放っておけないの 浮ついた貴女みたいな女もその為なら止めるわ」 「別に難しい事じゃないわ、これまでも数多あった歴史の岐路にいるだけ…なーんて言っても無駄か じゃあ…今整った子達だけで抑えなきゃね!」 「!羽根にしては動きがいい、配置がいい、隙が少ない…まったく生きる時代を間違えてるわよね、貴女!」 「それを捌いてみせる貴女こそよ、それに関しては…ねッ!」 vs義足姫(竃門焔/対マギウスの翼) 「そこまでです、これ以上は行かせません」 「……幹部かしら、フードすら付けてないけれど」 「幹部なんて高尚なものじゃないですよ、ただ貴女を止める為だけにここに居ます」 「随分な事ね、私はただ過ちを止めに来ただけよ」 「そうですか、なら私を倒してから超えていってください もっともやすやすと灯花ちゃんやねむちゃんのもとには行かせませんが」 「解せないわね 貴女は解放の為にいる訳ではないように見えるわ、間違っている子達を止めようと思わないの?」 「正しい事よりも、私は私の信じる二人の為に戦います 周りからどう思われても、私の意志で」 「それは盲信ではないかしら 信じるから、なんていうけれどそれは貴女が都合のいいから信じてるだけじゃないの? 寝惚けるのも大概にしなさい」 「そうかもしれませんね、で? 私は二人の好きにさせたい、貴女は二人の好きにさせたくはない、それで充分なんですよ どちらが正しいだの間違いだの、そんな瑣末事を問いに来たなら寝惚けているのは貴女の方です」 「言うじゃない、そこまで言うならもういいわ 斬り倒して向かうまでよ」 「やらせませんよ、私が必ず阻みます 二人が生み出した救済の証、私にしてくれたように誰かの為の希望となり得る、──この、ドッペルと共に!」 「ッ…堅牢堅固、言うだけはあるわ 本当に、頑固な奴は嫌になるわね…!」