二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1712836564089.jpg-(250663 B)
250663 B24/04/11(木)20:56:04No.1177255074+ 22:05頃消えます
泥…温めますか?
https://seesaawiki.jp/kagemiya/
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
124/04/11(木)20:56:38No.1177255339+
心を温めて欲しいっす
224/04/11(木)20:57:28No.1177255693+
チンしますか?
324/04/11(木)20:58:49No.1177256237+
1500W30秒でお願いしまっす
424/04/11(木)21:00:42No.1177257083+
はいよろこんで!
524/04/11(木)21:07:03No.1177259691+
そうしてできたのがこのホカホカ蒸しステフです
624/04/11(木)21:07:25No.1177259856+
ステフー!
724/04/11(木)21:10:10No.1177261085+
いやそう言えば最近の泥は蒸しがブームであったな
824/04/11(木)21:12:38No.1177262151+
電子レンジはヤバい(Vガンの知識)
924/04/11(木)21:39:58No.1177274111そうだねx1
「やりましょうか」
「───え?」
予想とは違う返事が帰ってきて、思わずベンチに腰掛けたピオジアは聞き返した。
口にした当人はサイフォンでコーヒーを淹れている。フラスコを見つめる眼差しは科学者のようだ。
綺羅星の園のこの一角にはいつも彼女の淹れたコーヒーの良い香りが漂っている。
黒檀色の木材で組まれた重厚な作りの学舎において、その売店の周りだけ不思議といつも涼やかな気配がした。
おそらくはその小さなスペースを支配している者のカラーだろう。
髪も白、肌も白、服も白、そして瞳だけ仄かに青く色づく彼女は文字通り年がら年中そこにいる。
カウンターの奥の彼女は呆気に取られているピオジアの輪郭を撫でるように視線を遣り、もう一度口にした。
「やりましょうか」
……ピオジアは普通に彼女と会話をしただけだ。
相槌を打つばかりでろくに喋ってもくれないし、返事をしたとしても微妙にとんちんかんな答えが返ってくる───
そんな彼女の元へ売店を利用する以外の目的で訪れる生徒がいる理由が分かった気がする。
奇妙な心地よさがあった。まるで山登りの最中に雪山へ語りかけているかのようだが、独り言を口にしているのとも違う。
1024/04/11(木)21:40:14No.1177274221そうだねx1
ついするすると色んなことを口にしてしまった。けれどどれも普通のことだ。
そう、普通に。普通に挨拶をし、普通に近況を語り、普通に───少しだけ身の上話をした。聖堂教会に追われてきた過去を。
彼女の眼差しとピオジアの視線が重なり合った時、一瞬だけ時が止まったかのような錯覚を覚えた。
彼女の瞳はまるで硝子珠のよう。何の色合いもなく、ただピオジアだけが映っている。
その透き通った様に感嘆した途端、ピオジアは彼女へ何と返事をすればいいのか理解できた。そう返すべきだと心の底から思えた。
「ありがとうございます」
ベンチに座ったまま、頭を深く垂れて礼をする。
その断りを聞いて彼女はピオジアを見つめたままぱちぱちと瞬きし、やがて残念そうでも安堵したようでもなく淡々と呟いた。
「そうですか」
そしてフラスコの中身を2つのマグカップに注ぎ、蠱惑的な香りのする黒い飲み物をカウンター越しにピオジアへ差し出した。
───その日以来、彼女がピオジアに「やりましょうか」と尋ねたことはない。
けれどここで彼女のコーヒーを口にするたび思い出す。
あれが彼女なりの気遣いで、優しいけれどとても恐ろしい問いかけだったのだと。
1124/04/11(木)21:47:24No.1177277186+
キテる
1224/04/11(木)21:48:40No.1177277737+
キテるかなぁ!?悪魔との契約じゃないかなぁ!?
1324/04/11(木)21:53:40No.1177279784+
悪魔との契約でもいい
強く育ってほしい


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