WE ARE XROS HEART! verimg サンシタ。彼女はいつも俺をそう呼ぶ。 「やーい!サ・ン・シ・タ!」 「うるせーぞ!照美!」 チームイモゲンチャーにとってはこの光景はいつも通りだ。 そしていつも仲裁をするのは静穂さんだ。 「二人ともいい加減にしましょう。光ちゃんがいじけちゃうでしょ?」 「いや静穂さん、照美が」 言い終わる前に静穂さんは俺の腕を掴み、捻る。 「グギギギギギギ痛い痛い」 「やめましょう……ね?」 「……はい、やめます」 こうして今日の喧嘩も終わり、今日の休憩場所で一息ついているとターゲットモンが話かけてきた。 「全く……アチキの弟分が情けないもんだ」 「別にお前は兄貴分じゃねぇよパートナーだ」 「そういえやお前、やけに照美に懐かれてるな」 「あれが?弄られてるだけだろ」 「おいおいマジかよ好きな女の子にはツイツイいじめたくなるもんなんだぜ?」 「俺は男だ」 「にしたってお前、前も作戦を立てた時、他はお前の作戦なんて無視するけど、照美だけはお前に意見聞いてたし」 「俺が賢いのを知ってるだけさ」 「お前もあいつのガジモンともよく話すだろ?」 「同じ皮肉屋だからな」 だが言われてみれば確かに不思議だ。 かつて仲間のスカモンがスカモンカイザーに操られみんなと敵対していた時、彼女だけはスカモンを無視し、俺だけに戦いを挑んでいた。 その時は同じクロスローダー持ちとして、何か思う所があったが、結果として説明の機会を与えてもらい、彼女と静穂の説得によりイモゲンチャーチームに入らせてもらった。 「まぁジェネラルだからな」 「なんやその意見は」 ターゲットモンの意見に同意する。 俺も自分で言って思うよ。人にここまで甘いのは珍しい。 数日後、スカモンカイザーが俺たちを奇襲した。 かなりの被害が出てしまい、やむなく撤退を強いられ、殿として俺と照美、静穂がカイザーの新たな手下スカルマンモンとプラチナスカモンの猛攻に付き合っていた。 カイザーが叫ぶ。 「ハハハ!この僕のスカたちにたった三人で立ち向かうつもりかい?」 照美も負けじと叫ぶ。 「それはどうかな?行くぞガジモン!キャンドモン!」 ガジモンとキャンドモンがデジクロスし、キャンドガジモンになる。 俺もすかさずデジクロスし、ターゲットモンとマッハモンをメタルエテモンにする。 静穂も同様にデジクロスしようとした。 しかし、プラチナスカモンは静穂を直接、拳で攻撃してきた! 「くっ!」 拳が腹に直撃し、流石の彼女でも気絶してしまう。 その光景に照美は動揺し。 「え?」 と思わず呟く。 「卑怯だぞ!スカモンカイザー!」 俺もあんまりな状況に叫ぶ。 だが、カイザーは余裕の態度でこう言う。 「クハハハ!戦いに卑怯などあるか!これが僕の答えだよ!悔しいなら事前に対策すべきだな!」 「こうしないと勝てないなんてカイザーの名が泣くな」 「これで勝てれば問題ないさ!」 戦いに卑怯はない。正論だ。俺も動揺してるのか。 照美は動揺を怒りに変え、キャンドガジモンと共にスカルマンモンに突撃する。 「うおおおおおお!」 「やめろ!無闇に突撃するな!」 照美は俺の言葉を無視し、お構いなく突撃する。 プラチナスカモンたちは遅いので全力で走ればなんとかパンチとウンチは避けられる。 「ベーっ!サンシタ!これで静穂さんの仇を取るんだ!」 照美のその余所見が命取りになる。 スカルマンモンが大地を力強く踏む。 デジモンたちなら大した揺れではないかもしれない。 だが人間にとって、それも子供にとってこの揺れは転ぶのに十分の大きさだった。 照美は揺れに足を取られ、転倒。クロスローダーを落としてしまう。 カイザーは好機を見逃さなかった。 「今だ!スカルマンモン!デジヴァイスを破壊しろ!」 照美もクロスローダーに手を伸ばす。だが……。 ドン! 照美のクロスローダーは踏み潰されてしまった。 それに伴いキャンドガジモンのデジクロスが解ける。 この時の照美の顔は俺には見えなかった。 しかし……想像を絶す酷い顔だったのは間違いない。 「今だ!あいつも踏み潰せ!」 「クソ!メタルエテモン!」 「おいよ!」 メタルエテモンが音速のスピードで、照美ちゃんとガジモンたちを抱え助ける。 俺も静穂さんを抱きかかえ、逃げる。 これは完全に分が悪い。メタルエテモンも俺に近づき。 「三下!こいつはヤバいぜ!」 「ああ、逃げ切れるか」 「タンクモンたち!お前たちも逃げろ!」 静穂さんのデジモンたちも俺達に続いて逃げていく。 カイザーは不安を煽る。 「フハハハハハハ!ゲームオーバーだ!」 その時!ガジモンはメタルエテモンの腕を抜け出し、単身突撃する! 「ここは俺に任せろ!三下!照美!」 そう言い放ちプラチナスカモンたちにパラライズブレスで攻撃する。 プラチナスカモンたちはたちまち苦しむ。 たしかに毒を広範囲に放てば、無差別にデジモンを苦しめられる。俺たちが範囲外にいるから出来る技だ。 照美はそれを見て泣きながらこう叫ぶ。 「や”め”て”ガジモ”ン”!私”も”戦”う”!」 ガジモンもパートナーにこう答える。 「へっやめておけ。心中でもしたいのか?」 「でも!」 「借りは今返す。だから……生きるんだ!」 「待って!待って!ターゲットモン今すぐ止めて!」 「と言われても今のアチキはメタルエテモンでして」 酷い恍けだが、パートナーとしてわかる。 メタルエテモンもガジモンの思いを無駄にしたくないのだ。 「うわああああああ!」 照美の叫びと共にガジモン以外の俺たちは戦場を後にする。 ガジモンのお陰でどうにか撤退は出来たが、空気は重い。 なんとか仲間たちと合流し、俺たち殿軍組は少し休む。 しばらくすると静穂さんが気絶から目覚め、事情を説明した。 説明した時、お互いしばらく黙り込んでいたが、静穂さんは立ち上がり、みんなと背を向けていて脱力状態の照美に近づきこう言った。 「ごめん……照美ちゃん。私がプラチナスカモンに気付いてれば……」 照美は静穂さんのほうを向きこう答えた。 「大丈夫だよ。今日は負けちゃったけどロードすればいいんだから」 「ロード?」 「知らないの?ロードすればセーブした時点のデータに戻れるんだ。いつセーブしたかはわからないけど戻ってガジモンも私ももっと鍛えてさ!」 「ちょっと待って!」 静穂さんと俺はその衝撃的な発言に戸惑う。 俺もその発言に対し、黙っていられなかった。 「照美……流石にそれは無理だ。わかるだろ?」 「なんで?だってこれ""ゲーム""でしょ?」 彼女のその発言に皆が彼女のほうを振り返った。 皆、その言葉の違和感に気付きゾッとする。 照美も皆の視線を察知し、涙目になりながらこう言う。 「なんで?なんでみんなそんな目で私を見るの?あぁそうか!最近は自動セーブだから前の時間には戻れないのか!よくないよねぇ。こういうゲームって複数のデータ作ったほうが親切なのにね!まあでもしょうがない!リセットすればいい!リセットすればガジモンは……ガジモンは!」 照美も薄々気付いてるのか後半は声がヨレヨレだった。 みんなは誰が真実を言うか。沈黙ながらも探しあってる状態だ。 ……しょうがない俺が言おう。なぁに貧乏くじを引くのは慣れている。 「照美……」 「なぁに?サンシタ?」 「ここはゲームじゃないデジタルワールドだ。世界の命運が懸かってるのもバックボーンじゃないし、デジモンたちは生きている。そして失ったものはもう元には戻らないんだ!」 「嘘だ」 「嘘じゃない!ガジモンは……もう……死んだんだ!」 「そ、そんな……ガジモン……あ、あ……ヒィ!」 照美は気絶した。 俺達には彼女をどうすることも出来なかった。 まだスカモンカイザーや他の敵がイモゲンチャーチームを襲ってくるかもしれないし、冒険も続けなきゃいけない。 そう考えると照美をここに放置してるのはとても危険だ。 なのでチームは話し合い、便利屋を営んでいる坂木臨に気絶している彼女を看病するように頼んだ。 ここは店かつ人間が住める家なので雨には当たらないし、町も平和だ。 坂木臨も2人テイマーを町に置いてくれるならという条件付きで快諾してくれた。 そうして残ったのはあの時、殿を勤めていた俺と静穂さんだった。 「なんで残ったんですか?」 最初の2時間くらいはお互い無口だったが、静穂さんから口火を切った。 俺もそれに続く。 「ほっとけないでしょう。あんなの見ちゃったら」 「……私、後悔してるんです。私がデジクロス出来てたらあんな小さい子に負担をかけずに済んだと思うと」 「そうかもな。ムゲンドラモンがいたらここまでにはなってなかっただろう。でも過ぎちゃったことはしょうがない。」 「でも……」 「照美も遅かれ早かれゲームじゃないってことはいつか気付くと思う。最悪が重なっただけさ」 「そうですね……。あなたやっぱり優しいですね」 「俺がか?」 「えぇ」 「そうかな」 ターゲットモンもこの話に入る。 「そうなのよ!ワキチの弟分は嫌われ役なんて自分で言ってるけど、本当は誰よりも相手を見て、褒めたいといつも思ってるのよ!」 「おい!ターゲットモン!」 「いいじゃないですか。素敵ですよ三下さん。皮肉は勘弁してほしいですけどね」 「……ですね」 ジェネラル相手になると自分は弱い。 そう話していた時、坂木臨がおーいっと声をかけてきた。 どうやら照美が目覚めたらしい。俺達はすぐに便利屋に向かった。 ドアを開け、中に入ると、キャンドモンがただ照美をじっと見つめていた。対して照美はうつむき椅子に座っていた。 俺は照美に話しかける。 「もういいのか?」 「うん……ごめん気絶しちゃって二人には迷惑かけたね」 「まあそこそこ迷惑だが」 静穂さんに小さくてど突かれる。 「夢を見たんだ」 「夢?」 「クロスローダーを拾った時、ガジモンと出会った時、そして……初めて戦った時が、夢にさ」 「そうか」 「私どうすればいいのかな。もうガジモンはもういない。クロスローダーもない。もう冒険についてきても戦力にならないよ」 確かに彼女の言うことは合っている。今、冒険に行っても足手まといだ。 だけど……。 「照美?覚えてるか?俺と戦った時のことを」 「うん」 「俺はあの時、明るいお前がなんか羨ましかった」 「……」 「最後に戦った時、やっと勝てたのにトドメを刺さなかっただろ?逃げ転んだ俺に明るく手を差し伸べてくれたじゃないか」 「それは私が何にも知らなかっただけだよ」 「でもそれで俺は信じたくなった。チームをお前を」 静穂さんも励ます。 「そうよ照美ちゃん。あなたが笑顔じゃなきゃみんなどこか暗いわ」 「ありがとう……でも無理なんだよ何も知らない私じゃ……何もない私じゃ」 「俺がいる」 「え?」 「仲間がいるだろ?まだわからないのか?立ち上がって欲しいんだよお前に!俺がいる!静穂さんがいる!キャンドモンもターゲットモンもマッハモンもまだいる!タンクモン部隊もガードロモンもハグルモンもミサイルモンもカプリモンもチョロモンも!ああ!そうさ!俺はガジモン程強くないし、すぐ逃げるし、二人のパートナーはバカだし、静穂さんも失敗する!」 「……」 「俺を立ち上がらせてくれたなら!お前も立ち上がって見せろよ!」 とても柄にはないことを言ってしまった。 やれやれ覚悟や勇太の性格が感染したか? だけど言いたいことは言った。後は照美がわかってくれるかだ。 キャンドモンを俺に感化されたのかこう答える。 「そうだよ!僕も忘れないで!ガジモン程カッコよくないけど僕だってパートナーなんだ!」 照美は口を開く。 「…………そうか私ってもう1人じゃなかったんだね」 その時、窓が突然開く。 窓の中にとあるデジモンが入ってくる。 俺達はその正体に驚きを隠せなかった。 「そうだ照美!俺以外にも仲間はいるぜ?だからもう泣くな。な?」 「ガジモン!」 「悪い!遅くなったな」 「良かった……良かった!でもどうして?」 「助けてくれたんだ!とあるテイマーにそして、そいつもクロスローダー持っていた」 「……もしかしてあいつかも!良かった!みんな生きてるんだ!」 良かったな照美。 俺なんかより、やっぱパートナーデジモンだな。 「グッジョブですよ。三下さん」 静穂さんが手をグッジョブする。 やかましいわ。 やりとりに気付いたのか照美も俺のほうに近づき俺と話す。 「サンシタもありがとう。もう一人で悩まない。一人じゃないってわかったから!」 「俺は三下だ。」 彼女の屈託のない笑顔に俺も静穂も店にいる全員が笑顔になる。 ガジモンも続いてこう言う。 「一緒に行こう!冒険へ!」 「うん!あ、でもクロスローダーが」 「あるよ!」 坂木臨がそう言い、赤いクロスローダーを持ってくる。 それを照美に渡し、説明をする。 「お金はいらないわ。でもそれ元々、デジモンキングの物だから次は大切にね」 「デジモンキング?」 「昔このデジタルワールドを支配してた王様よ。昔巨悪から世界を救ったり、レジェンドテイマー?って人たちと世界を救ったらしいわ」 世界救ってばっかだなデジモンキング。 ……俺たちも変わらないか。 「とにかく!私が苦労して手に入れた物だから!照美あなたに揚げるから、大切にね!」 「うん!」 「そして三人共その伝説に書いてあったデジクロスの極意を教えるわ」 「極意?」 「それはね……」 この日からまた数日後、またスカモンカイザーが襲ってきた! 今度のスカルマンモンはX-進化していた。 スカルマンモン(X抗体)! X抗体により、骨格が成長し、さらに強化されたスカルマンモン! 必殺技は頭蓋骨の巨大な角を高速で回転させて突進し、敵を粉々に砕く『ジャイアントクラッシュボーン』! まだ仲間たちとの合流前だったので、既にピンチだ。 だが前と違い、絶望感はない。むしろ3人共、どこか余裕を感じていた。 「サンシタ!静穂さん!わかってるね!」 照美が号令をかける。俺も続いて彼女の想いに応える。 「俺は三下だ!プランX7のことだな?いつでもOKだ!」 「ええ、この家元、この前のリベンジを果たさせて貰います!」 スカモンカイザーもこの前のことを語る。 「ハハハハハハ!誰かと思えばこの前の虫けらどもじゃないか!今度こそ全……」 照美はカイザーの言葉を遮り叫ぶ! 「今だ!」 「「「グレートクロス!!!」」」 3人のクロスローダーが光る! 「ガジモン!」「ターゲットモン!」 「「超進化!!」」 「ゴクウモン!」「OK!」 「キングエテモン!」「あいよー!」 「キャンドモン!」「ぎゃあ!」 「マッハモン!」「ブーン!」 「タンクモン!」「ぐおお!」 「ガードロモン!」「あぁ!」 「ハグルモン!」「うぎー!」 「「「デジクロス!」」」 デジモンたちが重なっていく!これが最強のデジクロス! これがみんなの想いが集まったデジクロス! その名も! 「エテモンX7!」 「ゴクウモンX7!」 「「……え?」」 照美と俺で別々の名前の言ってしまった。 「ちょっと待ってよ!ゴクウモンX7のほうがかっこいいじゃん!サンシタ!」 「おいちょっと待て!この目と王冠はエテモンだ!」 「それ以外の顔はゴクウモンじゃないか!サンシタ!」 「俺は三下だ!そしてこいつはエテモンX7!」 また喧嘩が始まった。静穂も仲裁に入る。 「まあまあ二人とも落ち着いてください……"ね"?」 凄まじい怒りを秘めた笑顔が照美とこちらに向かう。 俺と照美は素直にこう言うしかなかった。 「すいません……」 「じゃあ折衷案としてキングゴクウモンX7というのはどうでしょう?」 「いいね!私は賛成!」 「……好きにしてくれ」 カイザーは完全に蚊帳の外なのでキレていた。 「クソぉ!虫けらどもが!プラチナスカモン軍たち!多勢に無勢だ!突撃!」 カイザーの命令により、プラチナスカモンが俺達に迫る!だがカイザーはキングゴクウモンX7の力を完全に侮っていた! X7は得意技を叫び、放つ! 「七代超雷火砲(しちだいちょうらいかほう)!!」 ビームに焼かれ、プラチナスカモンたちは消えていく! その威力を見たカイザーは戦慄した。 「な、なんだこの威力は!じゅ、10万のスカモンを一瞬で!」 照美はこの光景を見てこう言った。 「見たか!スカモンカイザー!これが私たちの力だ!」 「この虫けらどもがぁ!やれ!スカルマンモン!ジェネラル共を殺せ!」 スカルマンモンは俺達人間に向かって突撃してくる! だがしかしX7の足はマッハモンの力が宿っている!足の遅いスカルマンモンにすぐに追い付き攻撃を加える! 「おっとそうはいかないぜ?フルスロットル迅火撃!」 「ぐおお!」 決まった!如意棒とキャンドモンの炎が合わさり、マッハモンのスピードで連続攻撃を決める! 「くうっ私のスカルマンモンが!X抗体が負けるのか!」 「Xだがなんだが知らんが!スカモンカイザー!決着をつけてやる!秘技!ハイパーセブン!ファイヤー!」 「ぬおおおおおお!」 スカルマンモンは必殺技をもろに喰らい、デジタマに還る。 戦力が無くなったカイザーはこう言った。 「くっそぉぉぉ!覚えてろぉぉぉ!」 カイザーの逃げ足だけは俺達より倍早い。 こうして戦いは終わった。 戦いが終わり、デジモン達が合体解除され、安心してる中照美は一人、背筋を伸ばし、手を合わせ目を瞑っていた。 「何してるんだ?」 「あ、サンシタ、えーとね合掌」 「そうか。珍しいな」 「今回のことでわかったんだ。デジモンは生きてるって、これから私たちは何度も敵と戦って、倒すと思うだからせめてものって感じで」 デジモンは通常、死んだら記憶が消去されデジタマに戻る。 だが、ここであえて言う必要はないだろう 「そうだな。なら俺もやろう」 静穂さんもそれを見て付き合う。 「私も混ぜてもらっていいですか?」 「勿論だよ!サンシタも静穂さんもガジモンもみんなで祈ろう!」 ターゲットモンやガジモンも含めてみんなが祈る。 野望の為に散っていた全てのデジモンの為に。 冒険はまだ始まったばかりだ。