姫とクラリアとユニゾン 行方不明になってしまったマスターを探している時にクラリアちゃんと出会って大分経ちました 相変わらず行方不明なマスターを探していたある日の事です。 私が自己点検システムでステータスを眺めていると新たなスキルが追加されているのに気付きました。 「クラリアちゃん!クラリアちゃんとの友情ポイントが溜まったのでユニゾンできるようになりましたよ♪」 「ポ、ポイント制…?ユニゾンって何…?」 クラリアちゃんの疑問はごもっともです、ですがそんな事は些細な事です。 今はクラリアちゃんとそれだけ仲良くなれた事の方が大事です。 私はクラリアちゃんに私と同じポーズをするようにお願いしました。 「物は試しですよ♪せーの、ユニゾン!」 「えっ…えっ、ユ、ユニゾン…!」 説明したとはいえいきなりの合図に驚くクラリアちゃんを横目に、私とクラリアちゃんは声を合わせユニゾンと叫びました。 どうでもいいのですが、ユニゾンとはマスターが私に追加した特殊システムで仲良くなった相手の武装、特徴を私に付与するor私の特徴、武装を相手に付与するという物です。 マスターが言うには何でもはさすがに出来ないよ?市販品ならいいけど一品物は真似たり作るのも大変なんだ、と言っていましたが… こちらもどうでもいいのですが昔ユニオンモンスターさんというカテゴリがいるとマスターから聞いた事があります。 マシンナーズ位しか使った事ないよとかユニオンの名前だけもらったモンスターさんが大活躍していたと聞きましたが… 話を戻して私とクラリアちゃんを光が包み込み体を再構成し別の姿へと変えます。 「これが…私…」 大きくなったクラリアちゃんは自分の姿に驚いているようです。 ドールと呼ばれる別の姿になったクラリアちゃんの体は元の大きさから大幅に変わっていました。 「大きくなった…この姿ならあのお姉さんに勝てる気がする…!私の方が強い…!」 大きくなった事で力も上がったのでしょう、クラリアちゃんは自信満々なようです。 そんなクラリアちゃんが可愛かったので私は頭を撫でてあげました。 「大きくなってもクラリアちゃんは可愛いですね~♪」 「私より大きい…色々大きい…」 大きくなったクラリアちゃんですが元々の身長差もあるせいか私の胸の下位の身長でした。 大きくなってもクラリアちゃんは可愛い、そんなクラリアちゃんを抱きしめてあげました。