二次元裏@ふたば

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288824 B24/02/24(土)22:32:43No.1161086533そうだねx6 23:34頃消えます
「今日も今日とて、平和なもんッスねぇ」

プレハブの室内で、一人呟く
梅の花も咲き始め、トレセン学園もまた少し早い春の陽気を感じ始めていた
その横対面でんーっと伸びをする先輩
流石になんか色々眠そうだったけど、それも忙しくて目が回るよりはいいかと思ってしまう

「ぷきゃー。最近色々忙しかったのもあって久々のダラけプイ。存分に体を休めるプイ」
「年明けから随分頑張ってたッスからね。餅、焼きます?」
「3個お願いするプーイ」

その言葉に応えて、餅を焼きにかかる
キッチンに立って、餅をオーブンに並べて。醤油を天面に塗りたくる。こうすると上に膨らんで失敗しにくくなるんだよね、と
自分はお腹減ってないから適当にポテチでも摘まんでおくとして………
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
124/02/24(土)22:32:56No.1161086619+
「エールちゃん達はどうするプイ?
「もう少しでくるはずッス。あの子たちも忙しいッスからねぇ」

後輩sも、次のレースを控えてたり取材を受けたりと大忙しだ
彼女らにかかるであろう負担を少しでも減らしたいが、これはこれでレースで活躍した有名人税とでもいうか
自分達も通った道だ。頑張って慣れてほしい、としかいえない

「なんかこう、時間の流れが速く感じるッスよ」

そんな言葉を、一人ごちる。誰かからの反応など期待していなかったが、プイ先輩はそれに食いついた

「実際、ここ最近は時間の流れが速いプイ。やっぱりそう思うプイ?」
「やたらやることも増えましたしね。感覚的には倍速レベルッス」
224/02/24(土)22:33:13No.1161086753+
彼女と出会ってからどれだけの時間が経ったか、という思いも鎌首をもたげたが言わないでおく
今更だろう。少なくとも、自分と彼女の間には

「エールちゃんの大一番も控えてますし、新しい子も入りましたし。きっとこれからまた忙しくなるッスよ」
「むぅ。春先まで冬眠してたいプイ」
「どこのクマですかアンタ。ほら、餅焼けたッスよ」
「わーいプイ」

二人してコタツに入って、お茶を淹れて
掛け時計の秒針の音。垂れ流してるだけのテレビの音。プイ先輩のあちちなんて声
静かで、穏やかで。本当に久しぶりにこんな時間を過ごしている気がする

「そういえば、今度ちょっち一度帰省するんで、少しチーム空けるッスよ」
「ぷきゃ?珍しいプイ。普段全然帰らなかったのに」
324/02/24(土)22:33:25No.1161086850+
それはアンタもでしょうが、と言いたかったけど、胸の中に仕舞いこんで

「アッシュのやつが久々に帰省するってんで、家族招集かかったんスよ。なんで、姉貴も空けますんでその間あの子たちのこと頼んます」
「ぷっきゃ。妹さん帰ってくるなら仕方ないプイ」

姉貴も姉貴で、久々に言いたいこと聞きたいこともあるだろうし。ダリィダリィといいつつ、そわそわしているのは見てわかっていた
……アッシュもきっと、心のどこかで整理がついた部分がるのかもしれない
まだ全部とはいかないだろう。だけど、それでも一歩進んだのであれば
それは、姉として素直に嬉しいことだから

「お土産は期待しててくれていいッスよ」
「楽しみに待ってるプーイ」
424/02/24(土)22:33:35No.1161086926+
と、そんな話をしていると、きゃいきゃい聞こえてくる会話
ああ、来たらしい。さて、お茶を追加で淹れないと
プレハブの戸が開き、そこには見慣れた顔ぶれ二人が揃っていた

「お疲れ様でええええええええええええええええす!!!!!!!!!!!!」
「遅くなってすみません、やっと解放された………」
「お疲れッス。今お茶淹れるんで、温まってくださいッス」

春の陽気、とはいったがまだまだ寒かったのか、鼻の頭を赤くしたエールちゃんとソングラインちゃんの後輩s。
二人の分のお茶を淹れて、二人にはコタツで暖まってもらう

「ていうか、今日は練習じゃないんだからそんな急がんでよかったんスよ?」
「そういえばそうでした!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「誰かがプレハブにいるって思うと、つい急いじゃうんですよね」
「ここはいつ来ても誰かしら居るからいいプーイ」
524/02/24(土)22:33:45No.1161087033+
そんな事言いながらすっかりコタツに溶けてるウマ娘饅頭3つ

「姉貴が馴染みのお年寄りの家から貰ってきたミカンがあるッスね。いただきましょうか」
「相変わらずお年寄り受けいいプイね、おねーちゃん」
「あの優しさをマジでほんの一欠けらでも身内に……いやもう諦めてるッスけど」

言いながらミカンをコタツの上に置いて。自分もコタツに入って、ぬくぬくと籠りモードに

「そういえば今日、姐御が出てるテレビがあるッスね。見てみるッスか」
「最近ひっぱりだこですね」

そうして、テレビをつけてゆったりとした時間
今日のプレハブ小屋は、随分と呑気な休日になりそうだった
624/02/24(土)22:33:59No.1161087125+


「………姐御、カワイイエンジンフルスロットルッスねぇ」

テレビ画面の中でカワイイを振りまく姐御の姿を見て、ぼそっと呟く
あの人最近またメディア露出増えたからなぁ。もともと本人がそういうのに適応する気質なのもあって、ぴったりっちゃぴったりなんだけど

「エールちゃん達も最近テレビ出演増えてますけど、慣れました?」
「い、いやぁ……なかなか慣れないですね……今でも緊張しちゃいます」
「正直内心ドキドキです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

とか言ってるけど、エールちゃんも最近カメラ前でテンパること少なくなったらしいし、少しずつ慣れてはいるんだろう

「今度のレースも近くなって、また今度雑誌の取材があるので今から緊張してます!!!!!!!!!!!!!!」
724/02/24(土)22:34:17No.1161087284+
あ、ほんとだ。若干お目目ぐるぐるになりかけてる。大丈夫なのか、これ………

「ぷっきゅう。でもこれはレースで勝っていくと誰もが通る道プイ。頑張って慣れるか、軽く諦めるしかないプイ」
「じ、実感こもってますね………」

プイ先輩のハイライトが若干薄くなっちゃった
実際問題、一番そのことをよく知ってる人だからな………
有名税、なんてさっき表現したがこの人の場合税率重すぎるだろうと。最近は適度にサボること覚えてるみたいだけど

「でも、三冠バパンチとかしてないからマシプイ?」
「うぐっ」

い、痛いところを。というか掘り起こすんじゃないつーの
824/02/24(土)22:34:28No.1161087358+
「照れ隠しでしたよね!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

かつての取材でやらかした出来事を思い出させおって
当然過去の記録を見た後輩たちにも知られてるわけで。ああもう、恥ずかしいったらありゃしない

「はいはい、その話は終わり。終わりったら終わりッス」

後輩たちの苦笑いとプイ先輩のニヤニヤが気になるが、はっきりスパッと話を断ち切る。これ以上続けたら他の余計な物まで掘り起こされかねん
ラチ投げ……ああ、出てくるな過去の記憶

「………チョコムース作ってあるんで、それで忘れてくださいッス」
「即忘れたプイ」
924/02/24(土)22:34:42No.1161087467+
…いや、絶対またしばらくしたら掘り起こしてくるんだろうけど

「先輩方って、昔からこうやってお菓子作ったりしてたんですか?」
「ん?まぁ……実際なんだかんだで続いてるッスね」
「昔から仲がよかったんですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「お世話になってますプーイ」

この腐れ縁も、なんだかんだ続いてきた
あの頃。まだ人形のようだったプイ先輩。そこからなんとまぁ随分と元気になったものだ

「そういえば、学園近くの神社で河津桜が満開らしいですね」
「おや、もうそんな時期ッスか」
「この間見てきました!!!!!!!!!!綺麗でしたよ!!!!!!!!!!!!!!」
1024/02/24(土)22:34:54No.1161087569+
寒い寒いと思っていたけどもうそんな季節になったか
まだ雪が降りそうな日もあるというのに、気が早いものだ

「じゃあ、今度みんなで花見でもしますか。つってもまだ寒いッスけど」
「いいですね。あの神社、梅も咲いてますし丁度いいと思いますよ」
「ぷっきゃー、お弁当楽しみプイ」
「おやつ用意しますね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

……気が早いのはうちの面子もだったか
姉貴たちの予定も聞いておかないと。特に姐御なんて、のけ者にされたなんて言って絶対拗ねそうだし

「桜が咲き始めるのはいいッスけど、この時期は花粉症の子たちが大変そうなんスよね」
「確かに、クラスにも結構いますね」
1124/02/24(土)22:35:08No.1161087693+
ある知り合いなんて「杉の木全てを焼き払いたい」なんて言ってたし。当人からすれば冗談じゃないんだろうけど
うちの面子では花粉症はいないけど……なんというか、難儀なものだ
花粉症って杉以外にもたくさんあるらしいし。レース前とかの調整にも影響出るだろうしなぁ………

「花見と言えば。せっかくなんで、あの子も誘いたいッスね」
「あの子………あ、ブリッツファングちゃんですか」
「そういえばまだ時々遠くから見てるだけでこっちに来てくれないプイ」
「恥ずかしがり屋さんですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

実際問題、何かきっかけがないとこのままずるずるいきそうだしね
ハギノモーリスちゃん伝手で頼んでみようか。あの子も最初は大変だったし、きっと状況は理解してくれるだろ
……そういえば。プラダリアちゃん、だったか。あの子も、まだチームが決まっていないのであれば誘ってみようか
となるとお弁当作りが大忙しだ。これは気合入れていかねば
………皮算用にならなければいいけど
1224/02/24(土)22:35:25No.1161087829+
「しかし、テレビも終わっちゃったしやることなくなったッスね」
「あ、じゃあまたギター聞きたいプイ」
「え、またッスか………」

ここ最近、演奏おねだりされること増えたなぁ
別に悪い気はしないからいいんだけど、まだ恥ずかしいのは恥ずかしいもので

「………少しだけッスよ」
「わーいプイ。最近これがお休みの楽しみになってるプイ」
「こっちだってそんなレパートリーあるわけじゃないんスよ」

とか考えてたら、後輩sもすっかりその気になっちゃってるし。おのれプイ先輩め
1324/02/24(土)22:35:37No.1161087935+
「先輩のギター好きですよ!!!!!!!!!!!!!!優しくて綺麗な演奏です!!!!!!!!!!!!!!」
「ですね。本当に今度教えてもらいたいくらいで」
「ぬぅ………」

そんな風に言われると、ちょっと張り切りたくなってしまうじゃないか。人をノセるのが上手い後輩たちだ
押し入れに立って、ギターを取り出す。チューニングしながら何を引くか決めておこうか

「リクエストしたいプーイ」
「はいはい。弾けるのなら、ですけど」

まあ、時間はある。ゆっくりやっていこうか
ギターの弦に指を賭けながら、なんか色々と諦めるのだった
1424/02/24(土)22:35:50No.1161088051+


満開の桜の下で、みんなで弁当を広げて
誰もが笑顔で、ワイワイと騒ぎながら桜を楽しんで
姉貴、聖剣先輩、姐御、魔女っ娘、エールちゃん、ソングラインちゃん
そこには、ハギノモーリスちゃんだけじゃない。ブリッツファングちゃんもプラダリアちゃんもいて
自分がギターを弾いている横には、変わらずプイ先輩がいて

(ああ、幸せだ)

桜の花の舞う中で、心が満たされる
きっとこれからも変わらずに続いていく日々。そのありがたさ
そんな中で、自分は………
1524/02/24(土)22:36:07No.1161088181+


「………夢」

目を開けると、そこは桜などどこにもない。いつものプレハブ小屋の中で
プイ先輩も、エールちゃんも、ソングラインちゃんも。みんな眠ってしまっていた
多分、のんびり演奏したりしてたらいつの間にか眠ってしまっていたんだろう。暖房で暖まった部屋で、少し油断していた

「………いい夢」

とても、暖かい夢だった
いつか来てほしい、そう思えるような夢
ふと、プイ先輩を見る

(この人が卒業するその日まで、ウチは)
1624/02/24(土)22:36:22No.1161088294+
歳の差がある以上、そしてそれぞれの人生がある以上、いつか別れは訪れる
そんな中、今この時この面子での時間は一体いつまで続くのだろうか
続いてくれるのだろうか

「………いつかは」

いつか訪れるその日に、自分は耐えられるのだろうか

「……ま、今は今で………」

押入れを開け、毛布を取り出す
そして彼女たちの肩に、起こさないようにゆっくりとかけていく
自分もまたそっとコタツに戻って。肩に毛布を掛けて、すっかり冷めてしまったお茶を口に含む
1724/02/24(土)22:36:34No.1161088375+
(なんか、センチな気分になっちゃったッスねぇ)

肌寒い日が続く中で、どこか精神的に繊細になってしまったのかもしれない

「もう一眠り、するッスか」

そのまま横になって、再び夢の中へと意識を沈めていった
1824/02/24(土)22:36:45No.1161088479そうだねx1


その夢は、とても……とても奇妙だった
そこにいるのは自分なのに、自分ではない。だけど、自分自身。そんな矛盾した確信
その自分はまさしく暴君だった
レースの全てを支配したかのような傍若無人。だけど、その周りには多くの『臣下』がいて
三冠はもとより自分の物、手にして当然。そこまで言い切るほどの絶大な自信
高鳴る喝采。羨望の視線。王として相応しい振る舞い
誰もがその覇道に心振るわせ声援を浴びせてしまう、圧倒的カリスマ
まるで、自分とは違った存在。だけど、それは紛れもない『自分』なのだと心が理解してしまう
そして、その『自分』が手を差し伸べる先は………
1924/02/24(土)22:37:01No.1161088640+


「………んぅ」

意識が、現実へと戻ってくる
夢の中で見た光景が未だに脳裏をちらつく。なんだったんだ、あの夢は
まるで自分じゃない自分を見せられて、頭がまだグルグルする
だけど、なぜか……すうっと受け入れられそうな気もした

「おはようプイ」

すると、先に起きていたらしいプイ先輩が眠そうな目でこっちを見ていることに気づく
いかんいかん、結構寝てしまっていたのかもしれない
2024/02/24(土)22:37:12No.1161088723+
「随分気持ちよさそうに寝てたから、起こさないようにしてたプイ。いい夢見れたプイ?」
「……変な夢でしたね」
「ぷきゃ?変な夢、プイ?」

新しいお茶を淹れながら脳裏にまだ残ってる残滓をかき集め、さっきの夢を口に出して整理する
プイ先輩はふむふむプイプイと聞いていたが、なんだかとても興味深そうな顔をしていて
なんだ、そんな愉快な話だったかこれ

「王様系キャラの姿、見てみたいプイねー」
「いや、無理ッスよ。ウチはあんな覇王みたいな真似できんッス」
「わからないプイよ?そこはほら、えっと、へ、へーこー………」

頭を捻りながら何かを思い出そうとするプイ先輩
まあ、今の話の流れでなんか言いたいことはわかるけど
2124/02/24(土)22:37:26No.1161088828そうだねx1
「並行世界、ッスか?」
「そうそう、それプイ」

指をびしっとしてちょっとドヤ顔。いや、言えてなかったじゃん
なんだっけ、SF作品とかの用語だったか

「もしかしたら、そんな風になってた世界もあるかもしれないプイ」
「別の可能性ってやつですか?流石の流石に無理がある可能性じゃないッスかね」
「あ、でも」

かと思えば、ぷくぅっとほっぺを膨らませて

「さっきの夢にプイが出なかったのは許さんプイ」
「いや、夢の内容に文句言われても………」
「だって」
2224/02/24(土)22:37:36No.1161088907+
次に出た言葉に………思わず心臓が跳ねた

「別の世界でも、一緒がいいプイ」

………あー、もう
あーもう。ほんとうに、もう。この人と来たら。この英雄は。この珍獣は

「あれ?照れてるプイ?」
「………照れてねーッスよ」

ニマニマ笑うそのかおがちょっとムカついたので、脳天にチョップを入れておく

「オルチョーップ」
「ぷぎゅらっ」
2324/02/24(土)22:37:51No.1161089038+
そうか、別の可能性、か
その別の世界とやらがあるとして。そこでは、自分はどんな友人や好敵手たちに囲まれているのだろうか
彼女は……いるのだろうか
もしそうだとしたら、やはりこんな風にじゃれ合っているのだろうか

「ぷっきゅー。虐待プイ虐待プイ。お詫びにプリン要求するプイ」
「まーだ食べますか。別にいいッスけど」

冷蔵庫から手作りプリンを二つ取り出して、コタツに戻る
2424/02/24(土)22:38:06No.1161089156+
「一個だけッスよ。太るし、あと後輩たちの分なんスから」
「りょーかいプーイ。いただきまプイ」
「いただきます」

二人してプリンに手を付けて
夢の残像は少しずつ。本当に少しずつ
淡い記憶の奥底へと、溶けていった
2524/02/24(土)22:38:16No.1161089241+


「遅くなる前に起きてよかったッスね」
「すみません、熟睡しちゃってて………」
「いやいや。疲れてたでしょうし、構わんッスよ」

プレハブの戸の鍵を閉めて
あの後。しばらくプイ先輩と一緒にオヤツしたりじゃれ合ったりしているとだんだんと日が傾いてきたのに気づいて、エールちゃん達をゆすり起こして
そろそろ今日はお開きにしようということで、今小屋を出たところだった

「少し日が伸びてきましたね!!!!!!!!!!!!!」
「そうッスねぇ。もう少しで春って感じッス」
「お花見、楽しみですね。皆さんも来れるといいんですけど」
「お弁当には唐揚げと卵焼きは絶対欲しいプイ」
2624/02/24(土)22:38:38No.1161089429+
相も変わらず、気の早い話だ
一年、また一年と移り変わっていく季節。何度目かのこの面子での春を待ちわびて、また穏やかな日の中で笑い合えるのだろう
その先ではきっと、多くのドラマがある。レースの数だけ、笑って、泣いて。その合間に訪れるこんな時間がふと恋しくなる時がある
いつか世代も移り変わって、この面々もそれぞれの道を歩むことになる。それがわかっているからこそ

「……楽しいッスね」
「ぷきゃ?」
「なんでもねーッス」

クックッと喉を鳴らして笑う。ああ、自分はきっと……幸せ者なのだろうと。そう思えてしまったから

「弁当は期待してていいッスよ。久々に気合入れて作りますんで」
「やったプーイ!!ついでにおにぎりにはシャケが欲しいプイ!!!」
「お手伝いしますよ、先輩」
「お任せください!!!!!!!!!!!!!!!!」
2724/02/24(土)22:38:48No.1161089513+
桜に先駆け満開の笑顔たちに囲まれて
きっと、明日も楽しい一日になる。この先に待つ笑顔と涙のための一日を踏みしめていく
その道はいつまで続くのか。出会いと別れの先でどんなトンチキな一日が待っているのか
なかなかに楽しみじゃないか。なかなかに愉快じゃないか

「さて、それじゃあ」
「プイ?」

夕日を背にして、笑顔の彼女たちに向かい合って
マスクを外して、似合わない笑顔をニカッと浮かべて

「―――お疲れ様でした」

今日という一日を、一区切りしようじゃないか
2824/02/24(土)22:39:48No.1161089985そうだねx25
以上。オルフェ実装を記念して酒飲んで舎弟した
オルフェの幻覚卒業をもちましてプレハブシリーズも本作にて最終回とさせていただきます
今まで本当にありがとうございました
2924/02/24(土)22:41:11No.1161090643そうだねx3
切ないな
3024/02/24(土)22:41:35No.1161090851そうだねx8
忘れてました
本日分までのまとめになります
[MATOME_2023_0255.zip]
3124/02/24(土)22:41:37No.1161090862そうだねx6
肝臓に休みが訪れたか…
3224/02/24(土)22:41:51No.1161090986+
いつか来るとは思ってたが想像より早く来てしまったな…やっぱり少しだけ寂しい気もする
お疲れ様でした
3324/02/24(土)22:41:59No.1161091055そうだねx3
お前...消えるのか?
3424/02/24(土)22:43:18No.1161091671そうだねx3
長い間夢を見させてくれてありがとう
好きなSSだった
3524/02/24(土)22:43:26No.1161091729+
>肝臓に休みが訪れたか…
今後はエールちゃんとか他の子でも書いていきたいのでまだまだ肝臓には働いてもらいます
3624/02/24(土)22:44:25No.1161092214そうだねx3
さようならオルプイ…さようなら舎弟…
3724/02/24(土)22:45:12No.1161092602そうだねx2
(特に消える様子はないゴリラ)
3824/02/24(土)22:45:51No.1161092890そうだねx5
最後までひっつくようでひっつかず終わってしまったか…それもまた美しい
3924/02/24(土)22:45:54No.1161092920そうだねx1
スレッドを立てた人によって削除されました
こういうのこそ本物のオルフェーヴルだよなあ
公式のは薄っぺらいわ
4024/02/24(土)22:47:12No.1161093543+
寂しくなるな……まぁ飲め
4124/02/24(土)22:47:35No.1161093758そうだねx2
エールちゃんも今年で引退だからそこそこ肝臓休めそうだな!
4224/02/24(土)22:48:04No.1161093975+
楽しい時間をありがとう…
4324/02/24(土)22:48:47No.1161094309そうだねx3
うお最終回か…
今までありがとう…
4424/02/24(土)22:49:41No.1161094762+
寂しい〜…今までありがとう…
4524/02/24(土)22:49:52No.1161094880そうだねx6
まとめ助かる
4624/02/24(土)22:50:06No.1161095006そうだねx2
どの怪文書も楽しく読ませて貰ったわ
4724/02/24(土)22:50:34No.1161095239そうだねx9
気が向いた時にまた書いてくれても良いのよ…
4824/02/24(土)22:50:40No.1161095294+
お疲れ様でしたよ
楽しい時間をありがとうございました。
4924/02/24(土)22:50:41No.1161095308そうだねx4
寂しくなるけどいい引き際だった
5024/02/24(土)22:50:53No.1161095404そうだねx8
>最後までひっつくようでひっつかず終わってしまったか…それもまた美しい
(もうほとんどくっついてるようなもんじゃねえか…?)
5124/02/24(土)22:50:56No.1161095427+
切ない…それはそれとしてお疲れ様でした
5224/02/24(土)22:51:39No.1161095846そうだねx6
あんたのオルプイ最高だったぜ…
5324/02/24(土)22:52:54No.1161096530+
卒業と同時に同棲を始める続編期待してるからもっと酒飲んでくれ!
5424/02/24(土)22:56:01No.1161098002+
こんなに話数いってたのか…
5524/02/24(土)22:56:28No.1161098212そうだねx6
また偶に酒飲んで
5624/02/24(土)22:56:54No.1161098464+
マジでありがとう…大事に保管するね
5724/02/24(土)23:02:01No.1161100820+
ここまで来るのに何杯の酒を…
5824/02/24(土)23:04:21No.1161101978そうだねx2
お疲れ様
個人的にはジャスタの出る回にハズレなしだった
5924/02/24(土)23:04:46No.1161102164そうだねx7
最終回のノリとか余韻に弱い俺
少し泣く
6024/02/24(土)23:11:00No.1161105322そうだねx2
お疲れ様でした読み進めるうちに(これは…まさか…)と思いましたが本当に終わりとは
エールちゃんのお話を楽しみにしています
6124/02/24(土)23:16:58No.1161108029+
いつもいいオルプイありがとうございました…
おてがきさせてもらってありがとう
6224/02/24(土)23:17:56No.1161108476そうだねx1
新しいオルでプレハブ書いてもいいのよ…?
6324/02/24(土)23:19:27No.1161109296そうだねx9
    1708784367611.png-(106967 B)
106967 B
この舎弟ももうすぐ描き収めかと思うと寂しいです
お疲れ様でした!
6424/02/24(土)23:19:52No.1161109470+
スレッドを立てた人によって削除されました
外見が違うから終わらせざるを得ないんだよクソが
6524/02/24(土)23:21:00No.1161109957そうだねx1
本当は…俺はこの日が来るのを恐れていたのかもしれない……
今までありがとう
6624/02/24(土)23:21:25No.1161110174そうだねx2
>この舎弟ももうすぐ描き収めかと思うと寂しいです
>お疲れ様でした!
お手描きありがとうございます!!!
本当にありがとうございました………!!
6724/02/24(土)23:21:28No.1161110191そうだねx2
わちゃわちゃしたノリが楽しかったな
6824/02/24(土)23:26:59No.1161112935そうだねx1
今ならサイコマンが目を覚ますのを断る気持ちがわかる
6924/02/24(土)23:27:28No.1161113147+
>今ならサイコマンが目を覚ますのを断る気持ちがわかる
これが夢というなら永遠に眠り続けたいよ…
7024/02/24(土)23:28:17No.1161113526そうだねx5
ブレハブ第二期もしれっと始まるのを期待してるよ…
7124/02/24(土)23:31:33No.1161115194そうだねx1
まあコレはコレでそういう世界の話だと思えば…ね?
7224/02/24(土)23:31:54No.1161115365そうだねx2
    1708785114112.png-(106163 B)
106163 B
お疲れさまでした!
7324/02/24(土)23:32:18No.1161115563+
あっそういえば明日のレースなんすけど...


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