二次元裏@ふたば

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54872 B21/08/01(日)20:04:39No.830081012+ 21:05頃消えます
運動するということにおいて、冷やすのは大事だ。
熱中症対策としてはもちろんの事。アイシングの事もある。
これは運動により熱を持った筋肉を冷やす事によって、痛みを抑え、筋肉の緊張をほぐしたり疲労回復を促進する効果があるというものだ。
成長期である彼女達は特に肉体に過度の緊張や痛みが発生しやすいため、練習量の調整やストレッチはもちろん、アイシングは決して欠かしてはならないと、トレーナーになる前に口を酸っぱくして講師によく言われたものだ。
「今日はここまでにしよう」
「お疲れ様でした、トレーナーさんっ!」
練習場にて本日のトレーニングを全て終えたサトノダイヤモンドに濡れタオルとスポーツドリンクを手渡し、両手の塞がった彼女の代わりにこちらで用意した日傘を差してやる。
これは、少しでも直射日光を遮るものが必要だと思い用意したものだ。
「暑い中、本当によく頑張ったな。休憩室に行こうか」
「はい!」
彼女に少しでも日が当たらないよう肩をくっつけて歩きながら、観戦用スタンドの近くにある休憩室へ向かった。
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
121/08/01(日)20:04:55No.830081104+
「珍しいですね、他に人が居ないなんて」「そうだな」
彼女の言う通り、普段誰かしらいるはずの休憩室には珍しく俺達以外に誰も居ないようだった。
珍しい事もあるものだと思いながら、持ってきたクーラーボックスからアイシングサポーターを取り出す。
ダイヤにベンチへ腰掛けてもらうと、ジャージの上着と靴、靴下を脱がせ、肘、腕、腰、膝の順番に彼女に取り付けていく
その後、深めのバケツに水を張り休憩室備え付けの全自動製氷機から取り出した氷を入れ、かき混ぜて温度を下げてから彼女の足元に並べる。
「いいぞ」「はい……相変わらず緊張しますね、これ」
俺の了解を聞いて、恐る恐るといった感じでそれぞれ氷水を張ったバケツに片足ずつ、ゆっくりと沈めていく。
やがて底まで足を入れたのを確認すると、15分にセットしたキッチンタイマーをスタートさせる。
後は時間が経つのを待つだけだった。
「加減はどうだ?」
「……凄く冷たいです」
「悪いけど我慢してくれ」
彼女達にとって脚は命と言っても良いものだ。その負担を少しでも和らげられるならそれに越した事は無かった。
221/08/01(日)20:05:08No.830081206+
「お疲れ様」
15分経った事をタイマーが知らせる。
アイシングサポーターを取り外し、足をバケツから抜いてもらう
その後保温用のランチボックスに詰めていた温タオルを取り出し、先程まで冷やしていた部位に巻いていく。
冷やすだけでも十分だが、こうして直後に温めることで血行を促進し更なる効果が見込まれる。

「お兄さん」
タオルを巻き終わり、サポーターをクールボックスに閉まっている時だった。
二人きりで気が緩んだのか、いつの間にか『トレーナーさん』呼びではなくプライベートでの呼び方になった彼女に背後から声をかけられたのだ。
いつもならタオルで暖を取っている間は座ったままのはずだが、一体どうしたのだろうか。
「どうし――」「えいっ」
むにゅり。と突然柔らかな二つの感触が背中に伝わる。
気が付くと彼女に背後から抱きつかれていた。
321/08/01(日)20:05:19No.830081284+
「はあ、暖かい……」
普段より薄着な為に、彼女の両腕の冷たさが布越しにしっかり伝わってきている。
それは彼女も同様なのだろう。まるで熱を求めるようにぎゅう、と力強く抱きしめてくる。
……そのせいか背中の感触もより主張が激しくなっている気がする。
「……俺じゃなくてちゃんとタオルを使ってほしいんだけど」
「やです。今日はこっちの気分なんです」
「気分じゃなくてな」
「いいじゃないですか、せっかく二人きりなんですし」
こちらの抗議をどこ吹く風とばかりに聞き流し、それどころか足も冷えるからと腰も押し付けて、隙間が無くなる様にくっついてくる。

休憩室ならば誰か来るからと完全に油断していた。
人目がない時のダイヤは後先を考えないのだ。
どちらにせよ背中からウマ娘の力で抱きつかれてしまってはどうにもならない。
俺は誰も来ない事を祈りつつ、彼女が満足するまでこのままでいるしかなかった。
421/08/01(日)20:05:30No.830081380そうだねx3
「ああ、そうそう」
「……?」
「私、今ブラ外してるんですよ」
「!?」

……休憩室では何もしてないとだけ言っておきたい。
521/08/01(日)20:06:17No.830081721そうだねx1
終わり
こんな感じでアイシングで冷えたのを理由にお兄さんに抱きつくサトちゃんがみたい人生だった
621/08/01(日)20:06:58No.830081996そうだねx16
>……休憩室では何もしてないとだけ言っておきたい。
>休憩室では
721/08/01(日)20:07:37No.830082293そうだねx6
うまぴょいしたんですね?
821/08/01(日)20:10:17No.830083480そうだねx1
こんなんされてうまぴょいしないトレーナーさんが居るか?
921/08/01(日)20:10:38No.830083648+
鋼の意思…は序盤にしか使えないしな
1021/08/01(日)20:14:11No.830085233+
なんなら人肌の暖かさを求めるってだけでエロいと思う
1121/08/01(日)20:15:03No.830085597+
身体冷ましてから温めると凄い出るよね
1221/08/01(日)20:16:21No.830086198+
抱きなんし!
1321/08/01(日)20:18:12No.830087022そうだねx4
>鋼の意思…は序盤にしか使えないしな
休憩室までは効果あったんだ…
1421/08/01(日)20:23:25No.830089333+
>休憩室までは効果あったんだ…
部屋帰った途端もううまぴょいうまぴょいよ
1521/08/01(日)20:24:47No.830089900そうだねx1
ナカも暖めてください…❤
1621/08/01(日)20:24:49No.830089914そうだねx3
この定型文の怪文書は普通トレーナーが毒牙にかけるのにこれはダイヤちゃんが…
1721/08/01(日)20:28:39No.830091482+
まあ…休憩室では耐えただけ偉いよ
1821/08/01(日)20:32:41No.830093180そうだねx3
「キタちゃん、昨日はありがとう! おかげで助かっちゃった!」
「ううん、ダイヤちゃんの人生がかかってるんだもん。人払いくらいお安い御用だよ!!」
「いつかキタちゃんがそうするって決めた時は絶対手伝うね!」
「え……私は休憩室はちょっと」
「!?」
1921/08/01(日)20:36:07No.830094721+
そんなことしといて急に常識出すなよ!?
2021/08/01(日)20:44:52No.830098677+
何気に休憩室でうまぴょいしたものだとばかり思われてて笑う
2121/08/01(日)20:56:28No.830104007+
ノーブラサトちゃんとか鋼の意思でも耐えきれない
2221/08/01(日)20:56:35No.830104064+
体操着越しのダイヤっぱい押し付けられて我慢できるわけがないだろ!
2321/08/01(日)20:58:36No.830104944+
キタちゃんもサトちゃんも一度関係持ったらいつも求めてそう


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