つい今しがた届いた荷物を、人目につかない更衣室で開封し手に取る。
写真で思い描いたものと比べると……実物は想像していた倍は薄く、細く、そして頼りない印象だった。
「なにこれぇ……うわわっ、向こう側がスケスケになっちゃってるよぉ」
普段使用しているものよりまず明らかに布地が少ない。おまけに透ける素材になっていて、これでちゃんと隠せるのかと疑問が浮かぶ。一応、大切な部分にあてがう箇所は透けない布地が使用されては居るが……はっきり言って際どい。
そしてその頼りない布地を繋いでるのは正真正銘のヒモだった。こういったものは飾り紐で、実際に解けたりしないんよ〜なんてチームメイトには聞いていたのだが。
「ネイチャのうそつきぃ……完全に紐だよぉ」
さて、どうしたものか。はっきりいってここまでとは想像していなかった。正直身につけ方すら自信がない。
「う〜〜っ……けどぉ〜……高いお金出して買っちゃったしなぁ〜……」
でも、今日しかない。コレを身につけるのは……今がベストタイミングなのだ。

本番のレースではない模擬試合。けど本番さながらの経験を積むため、今日は勝負服を身に纏ってレースをする事になっていた。
最近あまり調子が良くなかったこともあり、何としても結果を出したかったタンホイザは藁にもすがる思いだった。
なんなら神頼みでもしようかと思っていたある日、小耳に挟んだのだ。勝負服ならぬ勝負下着なる存在の事を。
勿論、初めはレースに用いるものとは別の、ごく一般に言う下着の話だと思っていた。けれど、聞けば聞くたびそれらとは違う本当にレースに用いる下着であると分かったのだ。
曰く、『すごく捗る』『スパートが早まった上、長続きした』『気持ちの入りようが普段のそれではなかった』と……体験談を語るクラスメイトの話が耳に届くたび、なにそれすごっ！そんなになっちゃうの？！と心の中で相槌を打ちながら、気がつけば自分もネット注文をしていたという次第である。
「うん、やっぱり折角だし……！今日くらいは勝ちたいもんねっ！よしっ！やるぞぉ〜！」
誰もいない個室でむんっ！と気合を入れると、身に纏っていたいつもの下着を脱ぎ去り、いそいそと勝負下着を身につけレースへと挑んだのだった。

「良くやったぞータンホイザ！お疲れー！」
模擬レースを終え、1着でゴールへと舞い戻った担当へ声援を贈る。最近振るわなかった事もあり、なんとか自信を付けさせたくて組んだ模擬レースであったが……しっかりと物にしてくれた事にホッと胸を撫で下ろす。
レース前はしきりに何かを気にしておろおろとして気もそぞろといった様子であったけれど、どうやら杞憂だったらしい。
ほわっとした笑みを浮かべて、小走りでこちらにやってくるのを此方も満面の笑みで出迎える。今日は頑張ったご褒美でもあげようか……そんな事を思案していた時。ふと視界にヒラヒラと揺れる何かが映った。
「えへへ……どうどう？今日の私はちょっと特別なのです！」
「…！ああ、凄かったぞ！コレを形にしていけばきっと次のレースにも繋がる！」
ひらひら、ゆらゆら。
「えぇ〜？そ、そんなにかなぁ？でもそう言ってもらえるなら次も頑張っちゃおうかなっ！」
「…あ、ああ…！そのいきだ！ところで……」
はらはら、ちらちら。

きっとゴミか何かであろう、そう思い手に取り手繰り寄せる。
少しの抵抗が手に伝わり、程なくしゅるり…と解けた手応えが伝わってきた。
勝負服ほつれてるかもしれないぞ、一度点検しよう
そう口にしようと頭で考えながら、それを目の前にかざす。続く言葉は喉から出てこなかった。
引き抜いたそれに引っ張られてぺろんっと捲れたスカートが、ふんわりと広がって元の位置へとゆっくり戻っていく。

しばしの無言が、グラウンドを包み込んだ。

おしまい

ほにゃあああああああっ！？！？！？！？
あああああああ…
ああああ…
ああ…
(エコー)

マチタンはラッキースケベが似合うよね(5・7・5)

勝負下着は夜のレースに使うものだよマチタン！
ネイチャもちゃんと教えておかないと！

コラが丁寧でだめだった
忘れて！忘れて！ってしてる姿が想像ついて…これはいい…

マチタンの勝負下着の紐を引き抜きたい人生だった…

>マチタンはラッキースケベが似合うよね(5・7・5)
はずかしいから
みないでくださぃぃ……(字余り

ウワーッ！痴女！！

一人になったら思い出して絶対にシコる
俺だってそうする

ところでこれ後ろ追ってた子達から丸見えじゃないです？

>一人になったら思い出して絶対にシコる
>俺だってそうする
そんな…露わになったマチタンのまちたんと赤面した涙目上目遣いを思い出してくるなんて…そんなこと…やろうぜ！

この体験談本当にレースでの実感なんですか？

クラスの子達
「勝負下着履いて見せたらトレーナーさんマジすごくってぇ…」
「いつもより早くデちゃって、なのにすぐ復活してさ…すっごい長続きして…」
「なんかもうやる気が違ったもん、やっぱ効果あるんだねぇ…」

マチタンはえっちな下着を恥ずかしがりながら着用して思わぬところでそれがトレーナーにバレる姿がよく似合う

>ところでこれ後ろ追ってた子達から丸見えじゃないです？
トリック(前)

>ところでこれ後ろ追ってた子達から丸見えじゃないです？
タンホイザさんって結構…すごいねって耳打ちされてさらに羞恥心爆発するホイザ？

いい…

>トリック(前)
惑わされたか…

テンパった結果返して！じゃなくて隠して！とか口走りながら勝負下着をトレーナーのポケットにインしてほしい

その体験談を語っていたクラスメイト達は爛れ過ぎじゃないですかね…？

終わったあと恥ずかしいやら泣きたいやらで訳もわからずごめんね？変なもの見せちゃった…って落ち込むタンホイザに変じゃない！すごく…よかった！！って大声で宣言するトレーナー(衆目下)

>その体験談を語っていたクラスメイト達は爛れ過ぎじゃないですかね…？
トレセン学園の風紀は…

ラッキースケベというかもう普通にスケベな気がしてきた

>その体験談を語っていたクラスメイト達は爛れ過ぎじゃないですかね…？
前に「」が女子校は男の想像の数倍はエグい話してるって言ってたもん！

マチタンがスケベなだけよ

ウマ娘界のToLOVEる担当

ダークネスしてえな…

どんだけエロい目にあっても最後はびえぇ〜！って泣いてるだけで済むやつ

>トリック(前)
じゃあ幻惑の攪乱って…

>どんだけエロい目にあっても最後はびえぇ〜！って泣いてるだけで済むやつ
ネイチャが慰め
ターボがぽこぽこし
イクノの視線に射抜かれる

トレーナーに内心タンホイザって普段からそういうの履いてるんだな…とか思われてる奴

えっちな風よマチタンが気を抜いたタイミングで吹け

>トレーナーに内心タンホイザって普段からそういうの履いてるんだな…とか思われてる奴
忘れた頃に若い子ってみんなああなのか？って尋ねられてまた爆発するマチタン…

>トレーナーに内心タンホイザって普段からそういうの履いてるんだな…とか思われてる奴
後日普通のやつをスカートたくし上げて見せてくれるやつじゃん
ねっ？あたしえっちな子じゃないよ！ほらよく見て！？

前にジャージの下にエロ下着はいてたマチタン怪文書あったしマチタン=エロの認識が出来上がりつつあるな…

天然の痴女すぎる…

マチタンはちんキスが似合う年度代表ウマ娘だからな…

>>トレーナーに内心タンホイザって普段からそういうの履いてるんだな…とか思われてる奴
>後日普通のやつをスカートたくし上げて見せてくれるやつじゃん
>ねっ？あたしえっちな子じゃないよ！ほらよく見て！？
ｶﾞﾁｬﾘ
たーぼたーぼたぁぼー！たぁぼーをナメ…？なにしてんの？
おはぁ！？こ、こんなところでおっぱじめるとか最近の若い娘はすごいですなぁ…ハハ…
あの…せめてそういったことは自室でお願いできませんか…

>前にジャージの下にエロ下着はいてたマチタン怪文書あったしマチタン=エロの認識が出来上がりつつあるな…
普通にエロいからな…

ネイチャは体験談なのかいつもの耳年増的なアレなのか

マチ「コレが普通！普通なんだよ！ほんとだってぇ！」
キタサト「「トレセンの普通ってすごい…」」

>ネイチャは体験談なのかいつもの耳年増的なアレなのか
間違いなく後者

「タンホイザ、もう一度アレを履いてくれないか…！(レースのために)」
「ふえっ！？そ、そんな…困るよ……恥ずかしいし……けど……えとその……履けって……ソウイウこと…だよね？じ、じゃあ……がんばっちゃおっかな……っ」

ToLOVEるメーカーってそういう…

レース後の勝負下着って湿ってそう

沢山汗かくからな…

ゆるふわな子が意味も分からずエッチな下着身に付けるのいいですね…

たはは…

>ゆるふわな子が意味も分からずエッチな下着身に付けるのいいですね…
意味もわからずきてくるものだからうっかり目撃した日にはあの子実は進んでるのか…！？って悶々しちゃいそう…