「まだ終わりじゃないわよ……♥ 次はアタシも一緒に気持ち良くなるんだから♥」 みっともない吐精の染みを、痴女の身体で隠されながら歩く。 本当は今からでも出勤をしなければならないし、性犯罪の被害を受けていると訴えなければならないのだが。 このウマ娘の言いなりになれば、牡の本能を満たしてもらえると身体が覚えてしまった。理性との不一致を見せていた。 電車内で性的暴行に及ぶ痴女に手を引かれて、逃げ出そうという力が湧いてこなかった。 それなりに時間は経っていたに違いないが……体感では一瞬の内に、場面は転換していた。 「ここなら誰の目も気にしなくていいわよね。スリルには欠けるけど……たっぷり楽しめるわ♥」 ラブホテルの一室だった。 本当に、今度こそ、満に一つの勝機もない。完全な詰みの状況に至っていた。 そしてようやく、ここまで横顔しか見せてこなかった痴女が、こちらへ向き直った── 「早く脱いで。パンツの中、出したものでベタベタでしょ? スッキリしなさいよ♥」 ──こんな出会いでなければ、こちらから口説いていたに違いない、知る限りで一番の美少女だった。 それまでテレビで見てきたどんなウマ娘よりも、雑誌の表紙を飾ってきたウマ娘よりも美しかった。 杏を含んだような頬、紅玉よりも鮮やかな瞳。若々しく張り出した胸と、対して油断なく引き締まった腹、そこから牡を受け入れるために広がった足腰。 何もかもが理想的であったのに……犯罪者でさえなければ……どうして…… 「脱がないの? ……ふぅん♥ いいわ、お望み通りアタシが世話してあげる♥」 呆けていたのをどう勘違いしたのか、痴女の手がベルトに伸びてくる。 逃れようとする動きは緩慢で、きっとこの女の興奮のスパイスにしかなっていなかった。 「ちょっと、暴れないの……♥ じっとしてなさい♥」 元より抵抗など適う筈がない。ベルトは容易く引き抜かれ、ズボンを下着ごと一気に脱がされてしまったのだった。 たちまち自分でも顔をしかめたくなるくらい、男の臭いが立ち上った。 「うわ……こんなに絡みついちゃって……♥ ホントにいっぱい出したんだぁ♥」 移動の最中、すっかり硬さを取り戻していた己自身。ずっと痴女に手を引かれていたせいに違いなかった。 人の尻を無遠慮に弄った手にも関わらず、その柔らかさは女に思い描く理想そのものだったのだから。 「お掃除してあげてもいいけど、アタシも気持ち良くなるって言ったしね♥ どうしてあげようかしら♥」 ふぅ、と瑞々しい吐息をかけられ、反り返った欲望が一層硬さを増す。 期待せずにはいられない。屈服しきったこの身体は、女が与えてくれるであろう快楽を予感して、惨めな涎を垂らしていた。 「あは♥ 待ちきれないんだ♥ アタシもよ……それじゃ、こうしてあげるっ♥」 素早くスカートを脱ぎ捨てた。そして一息に距離を詰めてきて……ッ!!! 「んっ、あぁぁ♥♥ すごい、あつい……っ♥」 むっちりとした太股に、下着越しの女自身。男の最も敏感な部位が、滑らかな布地と素肌に包み込まれた。 今までスカートに隠されていた痴女の股座は、下着が用をなさない程に濡れていて。脈打つ牡を擦るのに潤滑剤は必要なかった。 「あっ♥ ふぅっ♥ これ、いいっ♥ きもちいいとこ、あたるのぉ♥」 三擦りもしない内から甘い声を上げた女が、快楽に蕩けきった声と瞳を晒している。 ただでさえ前後される悦びに先端が露を滴らせているのに、あまりにも性的な刺激が強すぎる姿に脳までやられる。 奉仕しているのは牝だが、犯されているのは牡だった。 「あっ♥ あっ♥ んっ♥ ひぃっ♥ すきっ♥ すきすきっ♥♥ もっとぉ♥」 媚びに媚びた声で甘えながら、今日襲ったばかりの男に告白性奉仕をする痴女。 車内でそうしたように胸を押し付け、濡れた瞳で行為を求める様は、まるで恋人に対する振る舞いだった。 媚肉を自ら硬い欲望へ擦り付けてくれば、とても男は正気でいられない。 刺激にのたうつばかりだった両腕が、性犯罪者の豊満な身体を掻き抱くと、そのまま理性をかなぐり捨てる口づけをした。 「むぅっ♥ むちゅ、ぷぁ♥ はむっ♥ むぅぅ~っ♥ じゅ、あむ♥ あむ♥」 何もかもを放り出し、目の前の魅力的な牝を貪る。性欲だけで唇をこじ開け、小さな舌を舐り倒す。 もう直接交わっているのと殆ど変わりない激しさで、互いに腰を振って快楽に溺れ、僅かな隙間さえなくそうと抱き合う。 この美しい女と、肌を重ねていたい。燃え盛るような欲情のまま、肉に包まれた牡を突いては引き、突いては引く。 ねっとりとした牝の汁を竿に塗りたくられ、左右の股肉を掻き分ける度に天井が近付く。 ああ、どうして終わってしまうのか。いや終わってもまた続ければいいのか。 「んっ♥ んぅ♥♥ むぢゅっ♥ ぷはぁっ♥ だめ、いく♥ いくっ♥ んむぅ!?♥ む~~っ♥♥」 何か言おうとした女の吐息を飲み込み、舌の半ばまで絡め取る。 出したい。自分のものにしたい。この女が欲しい! 衝動を抑える事なく、唇を重ねたまま最後の一突きを叩き込んだ── 「んぅぅぅぅぅぅ~~~~っ♥♥♥♥♥ ふっ♥ はぁっ♥ くっ♥ あぁぁぁ……♥」 少し苦しげに息をする女を抱き締めたまま、二度三度としゃくる性を、下着に塗りたくっていく。 男の下着に比べれば小さい女のそれが、図らずも下車した時の自分のような有様になった。 「ふ~っ♥ は~っ♥ アタシが、味わい尽くす、つもりだったのにぃ~っ♥」 悔しげに唸る痴女を見て、ようやく逆襲出来たとしょうもない事を思う。 出した後特有の冷静さのおかげで、事態が悪化した事は飲み込めたが……もう何をしても手遅れだろう。 「このままじゃおかないわ……主導権を握られたまま終われるもんですか♥」 つづかない 痴漢プレイとかいうレスを見て思いついた なのでこれ全部プレイだし実は電車の中でもないし二人きりだし男はトレーナーなので実際あんし~ん