「む~~~ん…みんなどこ行っちゃったのかなぁ」 暗い洞窟の中で漏れる独り言は、やけに寂しさを際立たせる。 「もしかして、いつの間にかグルグル回ってたりしない?私も迷っちゃったり・・・」 かれこれ小一時間ぐらい、似たような景色を探し続けている気がした。 いくら現実世界ではないとはいえ、足は疲れるし喉も渇いてくる。 「ふぅ~…水分補給も魔法でできたらいいのに」 休憩のために近くの岩場に座りながら私、マチカネタンホイザはそもそもなんでこんなことになってるのかダイジェストで思い出すことにしました。 話は今日の朝に遡る…… 「ターボもブイアール?で遊びたいもん!」 「VRウマレーターはまだ試運転の段階ですから一般生徒には公開されていませんよターボさん」 ドンドン「依頼ッ!VRウマレーターの4人パーティシステムのテストに協力してくれッ!」 「ちょっと都合が良すぎない…?ってターボやる気満々だし」 「理事長の依頼なら協力しないわけにもいかないでしょう、私も興味があります」 「せっかくだし私も遊んでみたいな~」 「タンホイザまで…しょうがないかぁ」 ということがあって、それからいざ4人でゲームを始めたはいいもののターボ(ジョブ:忍者)が洞窟に入った途端に爆走して、 それを追いかけてイクノ(ジョブ:学者)とネイチャ(ジョブ:赤魔導士)も行っちゃって、 私(ジョブ:白魔導士)も後から追いかけていったけど3人共どこに行ったか分からなくなっちゃって… 「それにしても感覚がリアルだよ…VRってすごいなぁ」 今座っている岩や壁に触れると、まるで本物に触っているかのような感触だ。 現実世界の私たちはどうなってるんだろう。 そんなことを考えているうちに、足の疲れも取れてきた。 「よ~し、頑張って探すぞ~」 えい、えい、むん!と気合をいれて、また探索を進めようと一歩を踏み出したとき、 後ろからヒュッ、という音と、首元にわずかな痛みを感じた。 「えっ…」 何が起こったのか確かめようと振りむいた勢いで、 そのまま、床に倒れ込む。 「…っ、うまく立てない…」 それどころか、全身に力が入らない感覚。 なんで?休んだはずなのに… 少し遠くに、2mはゆうに超えた、植物?のようなモンスターが見えた。触手をぬめらせながらこちらに向かってくる。 まさか毒?VRなのに?でも・・・それぐらいしか… にげなくちゃ。でもなんだか、あたまもぼーっとしてきて… 変な感覚で目が覚めた。 ふわふわしたような・・・ まだ少しぼーっとしている。 手を動かそうとしたけど動かない。足もだった。 植物の蔓のようなもので拘束されているのを見ると、どうやらさっきのモンスターに捕まってしまったようだった。 それだけでなく、なぜか服がなくなっていた。 「うぅ~…恥ずかしいよ~・・・」 VRとはいえ、恥ずかしいのは恥ずかしい。 ・・・とりあえず、ログアウトしないと。 「あっ、そっか…」 手足が使えないから、ログアウトできないんだ。 理事長に後で言っておかないとなぁ… そこまで考えたとき、さっきの触手モンスターがまた私の近くにやってきた。 「私どうなっちゃうの?・・・多分ウマ娘はおいしくなうぶ!?」 突然、口の中にぬめりのある触手が突っ込まれる。 「~~~~・・・?!!~~~!!!」 喉まではいっていきがくるしい。 入った先の方からなにかが注がれる。 10秒ぐらいで触手は勢いよく抜かれた。 「ぶはっっ・・・はぁ…はぁ…」 なんとか息を落ちつけようとする。 その間に、触手は私の胸へと伸びていた。 「ふぇ…今度はなに…?」 よく見ると、触手はブラシ状になっている。 その触手が、私の右胸のさきっぽを、撫でるように触る。 「んいっ!?」 その途端、頭が一瞬チカチカするような。 それと同時に、そこからじんわりと、とろけていくようなきもちよさが、ひろがっていく。 触手はそのまま、両方の胸を撫でまわしていく。 「ん…あっ・・・んっ♥さきっぽ、くりゅくりゅしりゃいでぇ…」 あたまがふわふわで、うまくしゃべれなくなる。 荒くなる息。 さきっぽがこすられるたびに、きもちいいのが、ぐるぐるして… 「そこりゃめっ♥さきっぽこりこりするのだめだよっ♥」 こりこりされるときもちいいのがもっときもちよくて、 おかしくなりそうになる。 きがつくと、おまたもぐしょぐしょになっていた。 「あっ♥あたまらへんになる♥おかしくなっちゃうよお♥」 くちゅくちゅ。くちゅくちゅ。 なんどもあたまのなかではじけて。 そのたびにいしきがわからなくなる。 胸のさきっぽをいじられながら、こんどはわたしのだいじなところに触手がちかづいてくる。 「らめっ、そこはさわっちゃだめなのっ♥」 でも、これが私のなかにはいったらどうなっちゃうんだろう… もうぐしょぐしょになっている私の・・・おまんこの周りを舐めるように触手が這っていく。 「んぁっ♥んっ♥くぅっ♥んいぃっ♥」 さわるたびに、あつくて、きゅんとする感覚。 どんどんふわふわできもちいいのがひろがっていく。 「あっ…だめっ♥わたひ、そんなにされるとっ♥もうきちゃうからっ」 胸をこするはやさも、おまんこをこするはやさもどんどんはやくなる。 「あっ♥んにっ♥はーっ♥きちゃう♥らめっ♥いくっ♥いく♥あっ♥あっ♥あっ♥あっ♥」 その瞬間、触手が胸のさきっぽに吸い付くような感覚がして。 「~~~~~~~♥っ~~~~~~~!?♥♥♥♥」 ながいながい、きもちよさのいちばんたかいところ。 なにもかんがえられなくなるようなそれが、あたまに、体に、いきわたっていった。 「はぁ♥・・・はぁ♥・・・」 とってもきもちいい感覚。こんな感覚ははじめてだった。 ・・・でもまだ体があつくて、おまんこの中がうずうずしている。 肩で息をしながら余韻を感じていると、胸やおまんこにいた触手は離れて、 代わりに一本の太い触手が、私の顔の前にやってくる。 それを見ていると、また頭がふわふわ、ぼーっとして… 「そっか…まだしてなかったね・・・♥」 もっときもちよくなりたい。おぼろげな頭で、そんなことしか考えられなくなる。 目の前にある触手さんが、これからわたしの中に入ると思うと、愛おしさをおぼえた。 口元に近づいてきた触手さんに、キスをしてあげる。 「ん…♥」 触手さんについたぬらぬらした液体が、私の舌と絡む。 いやな感覚はしなかった。 「む…んっ♥・・・ぷぁ♥」 軽いキスだったけど、すごくえっちなように感じて。 口から離れた触手さんは、わたしのおまんこをこすりはじめる。 「あっ…さっきイっちゃったばっかりなのに…♥」 触手さんのと私の汁が混ざり合って、ぬちょぬちょといやらしい音をあげる。 またえっちな気持ちが高まってくる。 ふと触手さんの動きが止まると、先端がおまんこの真ん中をちょんちょんと突いてくる。 わたしの中に入りたいのかな・・・ 「ねえ、入れていいよ・・・」 わたし、なんでこんなこと言ってるんだろう。 きもちよくなれるからいいかな・・・♥ 触手さんは先端を当てると、 ずっ、と私の中にはいってきた。 「~~~~~っ♥」 私の中から私じゃない、ふとくて、あったかいのを感じる。 そして触手さんは、私の中をかきわけながら動き始める。 「あっ♥すごいいいよっ♥なかでこすれて♥」 もっときもちよく。 もう、それしかかんがえられない。 「もっとほしいのっ♥、わたしきもちよくなりたいのっ♥」 触手さんは私の奥まで入ってくる。 「もっとぉ♥つよくして♥もっといいよぉ♥」 触手さんの動きはどんどん激しくなる。 「んっ♥んぅ♥・・・あっ♥そこすごいっ♥あたるとすごいっ♥ふわふわしてぇ♥」 きもちいい。きもちいい。 あたまのなかがきもちいいでいっぱいになっていく。 わたしの中に触手さんが深く入ってくるたびに、 たくさんのきもちいいが入ってくる。 「またきちゃう、すごいのきちゃうよぉ♥」 こんどは、さっきよりもっと深い。 じぶんがじぶんでなくなってしまうようなきもちよさが、押し寄せてくる。 「きちゃう♥いちばんすごいのがきちゃう♥もうあたまへんになるっ♥」 触手さんも、何かの準備をするように、ときおり震えながら深く激しく私を突いてくる。 「いっしょにいこっ♥なかにきて♥なかにいっぱいだして♥」 体ぜんぶがとろとろにとろけてしまうような感覚の中、いちばんきもちいいのがやってくる。 「あっ♥わたしいっちゃう♥わらひいっちゃうよ♥いっぱいいっぱいいいのっ♥あっいくっ♥いくっ♥いく♥いくっ♥」 わたしの一番深い所に、触手さんが入ってきて。 わたしは、 「くっ・・・きゅっ~~~~~~~~~~~~~~…♥♥♥♥♥♥♥」 なかにひろがるあったかいものを感じながら。 わたしはきもちよさにおぼれていった。 ひとしきりきもちいいの波が終わった私から、ずりゅん、と音を立てて触手さんが抜かれていく。 「んあっ…♥」 その感覚に少し寂しさを覚えたその時、 突然辺りが真っ暗になる。 私・・・どうなるんだろう… 「・・・ホ・・・ザ!」 「・・・マチ・・・きてよ・・・」 「起床ッ!!!!!」 「うわあ!?」 飛び起きた勢いでゴツン!と勢いよく何かにぶつかった。 「びえええええええええ!!!痛いよ~~~~~!!!」 「マチタン!よかったぁ…」 「ネイチャさん、鼻血を拭いてあげてください」 「ちょっと待ってて、えーとティッシュティッシュ・・・」 「謝罪ッ!まさかテスト用のウマレーターに別のゲームソフトが入っていたとは・・・」 「そのゲームシステムの影響でタンホイザが急にログアウトできなくなったんだよね…」 「先にログアウトした私達も含め全員で安全な切断方法を探したのですが、時間がかかってしまい…」 「マチタン死んじゃうかもしれないって怖かったもん…」 「そういうことだったんだね~・・・まあでも無事に?帰ってこれたしよかったよぉ」 「体に異常はないそうですから、少しして問題なければすぐ帰れるとのことです」 「あっそうだ、イクノ」 「どうしましたか?」 「後でいいんだけどさ…」 1ヶ月後。 VRウマレーターのオープンベータテストが開かれることになったので、さっそく私も行ってみることにしました。 一人だけだけど。 装置にゲームをセットして、起動する。 「タイトル名_____への接続をスタートします」 高鳴る気持ち。思い出すだけで荒くなる息。 ・・・もう少しだけあの時の続きをしても…いいよね・・・♥