「はァッ……あ、んん……」  静かな控え室に、男女の交わる音だけが静かに木霊する。 レース後だからか、愛撫せずとも十二分にほぐれ、体温も上昇していた彼女の身体は、意外なほどすんなりと俺のモノを受け入れた。 浅く小さな彼女の秘所は、ゆっくりとしたピストンでもすぐに奥にまで行き当たってしまい、その度に彼女が、必死に抑えようとしている声を漏らしてしまうのがいじらしい。 「ん……んんぅっ、トレーナーぁ……」  改めて味わう彼女のソコは、名器だと言える。 そして何よりも、あれだけレースで勇ましい姿を見せていた彼女の、一人の少女として乱れている背中は、たまらないスパイスとして興奮を煽り立てる。 この子は俺のものだ。 世界で俺だけが、この子を好きに扱うことができる。 「あっ、やぁっ! あかん、あかんてぇっ」 ストロークを早く、激しく行い始めると、なんども小さく痙攣して彼女が気をやりそうになる。 締め付けてくるその快感に抗えず、俺は深く腰を突きだして、彼女の一番奥で精を吐き出した。 「ふぅ、ふぅー……あつい……トレーナーの……」  モノを抜くと、小さな秘所からドロリと白濁が溢れ出す。 行為を終えたそれを目の前に突きだすと、いつも屈託なく笑い、場を盛り上げる彼女の口が、なにも言わずにそれをくわえ込む。 きっちりキレイに舐めとらせた後に頭を撫でると、彼女はふやけたように笑った。 「ウチは……トレーナーのもんやから……トレーナーがそういう風に求めるなら……ええよ」  俺は彼女を求めている。俺は彼女に求められている。 何も咎められるようなことじゃない。 何も今まで我慢していたのかもわからない。 抱けばいい、何度でも。そうして求め合ううちは、俺も必要な何かになれる。  致命的な何かが壊れた音には、気づかないふりをした。