URAを制してしばらく、メディアに引っ張りだこでろくに休めていなかった。
もちろん理由をつけて断ることはできる。だが我が愛バは『女帝』である。
毎日のようにテレビ局で収録をし、雑誌記者のインタビューに答え、それでもトレーニングを決して疎かにはしない。
彼女は「疲れる」と日々口にしながらも、きっちりそれをこなしていくのだから驚きだ。
もちろん忙しいのはトレーナーも同じだ。トレーニングメニューの考案に加えスケジュールの管理。最近はトレーナーである自分への依頼も増えてきた。家に帰ればベッドに直行して碌な食事も取らず眠る日々。エアグルーヴには叱られてしまったが改善の見込みはなく、それがまた彼女を怒らせてしまい、時折彼女が自分の部屋を訪れる理由になっている。
「やっば！」
そんな事を考えていたらもう家を出る時間になっていた。パンツをそのまま洗濯機に放り込み、シャワーでニオイを流し、髪のセットも程々に家を飛び出した。

「遅い！」
トレーニングの時間に五分ほど遅れてトレーナーはやってきた。
「ごめん、ちょっとね。」
へにゃりとした笑顔で両手を合わせて謝った。柔らかな雰囲気に飲み込まれ、続けようとした言葉も引っ込んでしまう。ふといつもと何かが違うことに気づいた。
「貴様…」
「ああ、これ。いい匂いだよね。」
すんすんと犬のように自分の匂いを嗅ぐトレーナー。先日私が送ったシャンプーと同じ香りだ。
「これ使ってから髪のツヤがいいんだよね。」
ありがとう。そう言ってふんわりと笑った。庇護欲をそそるその笑顔が多くの人間を惑わせていることをこの男は知らない。メディアへの露出が増えた今、その人気は高まるばかりだ。
そんな男が自分と同じ香りを纏っている。得体のしれない感情が湧き上がるとともに、下半身が熱くなった。
「この私を待たせてシャワーとは随分な御身分だな。」
語気が強くなったのは決して照れ隠しではない。

「くっ…」
トレーニングに身が入らない。理由はわかりきっている。腹の中に溜めに溜め込んで隠していた黒いものが、先程の一件でぐちゃぐちゃにかき乱されてしまった。激しい歓びでどうしようもなく下半身が疼く。
「疲れが祟ったかな。」
「たわけ。こちらの不手際だ、気にするな。」
ブツブツとつぶやいてスケジュール帳を捲る。トレーニング中は時折こういった真剣な眼差しを見せる。このギャップがカッコいいのだとこの男を慕う生徒は言っていた。
うん、と独りでに頷いて手帳をパタンと閉じた。
「今日はやめとこうか。」
「私はまだ大丈夫だ。」
「エアグルーヴ。」
幼子に言い聞かせるような口調でトレーナーに咎められる。雰囲気に圧倒されて口を噤み、目線も下を向いてしまう。女帝としての威厳はそこにはない。
「良い子だ。」
再び下半身がじわりと疼いた。

本人は納得してくれたみたいだけど、理想もプライドも高い彼女が自分に苛立っているのは明らかだ。となるとこの後の彼女の行動は一つ。
「邪魔するぞ。」
「どうぞ。」
自分の部屋の掃除である。最近忙しいのもあって、片付け甲斐のある部屋になっているはずだ。
「おいシーツは変えたのか。定期的に交換しろと前も言っただろう。」
「これはレースのデータか。努力は認めてやるがこの散らかり様は擁護できんな。」
「服が脱ぎっぱなしではないか。なんとだらしのない。」
ブツブツと独り言をつぶやかれながら、てきぱきと自分の部屋が片付けられていく。こうなったら片付けが完了するまで、自分の世界から帰ってこない。なにかに夢中になっている時の彼女は年相応の幼さが感じられて微笑ましい。
「俺も頑張りますか。」
今日の休みを取り返すためスケジュールとトレーニングメニューの調整に取り掛かった。

エアグルーヴがなかなか帰ってこない。数分前にシーツと服をまとめて脱衣所の方へ向かったはずだが、洗濯機の音が聞こえない。水回りに関しては家主よりも詳しい彼女のことだ。困ることなどないはずだが。
「エアグルーヴ？」
返事がない。作業机から離れて脱衣所へ向かう。
「エアグルーヴ？」
風呂場に近づくと水音が聞こえてきた。何か洗っているのかと思ったが音が違う。一歩近づくごとに音が大きくなっていく。ぴちゃぴちゃというよりはネチョリネチョリという粘性のあるような音だ。
「エアグルーヴ？」
音の発生源はやはり脱衣所のようだ。不審に思い扉を開けた。

「だいじょう、ッ！」
トレーナーは初めに私の左手に握られた下着を見て顔を青くさせ、それから股間に伸ばされた右手を見て顔を真っ赤にさせた。
今日は何という日だ。諸々で積み重なった苛立ちと、溜め込んでいた欲が散々この男によって刺激され、それを発散しなければならないというのにその元凶の家に上がりこんでしまうとは。作業に没頭することでなんとか耐えようとしていたというのに、洗濯機から感じた濃厚な雄の臭いになけなしの理性はあっという間に溶けてしまった。手短に処理してしまおうとしたのに、股間を弄る手は止まらず、初めより明らかに手の動きも音も大きくなっている。
トレーナーはさっきから顔色を赤から青へ行ったり来たりさせている。下着に二三度頬ずりした後、見せつけるように染みの部分をべろりと舐めた。

「ッ！」
腰が抜けたのかトレーナーは尻餅をついてこちらを見上げている。顔は赤を通り越してどす黒く染まっていた。普段の飄々とした姿からは想像もできない反応に嗜虐心が煽られる。
染みの付いた部分を口に含み、唾液で目一杯湿らせ、一度口から出す。唾液がぼたぼたと床に落ちる光景を目の前の男にしっかりと見せつけてやる。
ごくりと言う音とともにトレーナーの喉仏が上下する。それを確認して、

じゅるるるるるるるっっっっっ〜〜〜！！じゅるっっ！！

音が立つように思い切り吸い込んだ。卑猥な臭いと幸福感で鼻腔と口腔が満たされていく。

下着の所有者ははくはくと口を開閉させることしかできておらず、目線をは私に釘付けになっている。
用は済んだと下着を投げ捨てて、逃げられないように体を絡ませる。蛇に睨まれた蛙とはまさにこのことだ。
ズボンがはち切れんばかりに主張する怒張と、ぐちゃぐちゃにかき混ぜられた目の色で、溜め込んでいるのはこちらだけではないのだと確信した。
べろりと首筋を舐めると男の体がビクリと跳ねる。恐怖と期待がたっぷりこもった味がした。
衝動のままに、普段とは違う匂いを発する首筋に思い切り噛み付いた。

デイリーが終わっていないのでこれで失礼する

>得体のしれない感情が湧き上がるとともに、下半身が熱くなった。
性に結びつけるのやめよ…？

むっ！

むっ！！！

>デイリーが終わっていないのでこれで失礼する
おい待てェ
デイリーは5時までだからもう少し書いて行けェ

女帝は蛇が似合う

ピルサド<はちきれんばかりの利かん棒が大暴れって奴だね!!
分かるとも！！

これはトレーナーが悪いよなあ

>女帝は蛇が似合う
蛇はよく嫉妬深いと言われるけどそれも生来の愛情の深さ故のこと
つまり何が言いたいかと言えば私性合！

でも本番始めたらぐちゃぐちゃに蕩けさせられてそうだよ女帝？

シャンプーとかボディソープでマーキングするの良いよね

>でも本番始めたらぐちゃぐちゃに蕩けさせられてそうだよ女帝？
それはそれで
最初は騎乗位で一回戦するんだけどイっちゃって息も整わない所でトレーナーさんからがっちり腰掴まれて突き上げられてそこからはもう完全に主導権を握られたまま気を失うまでうまぴょいされちゃう女帝とか良いと思いませんか

あれ？続きがない…？

女帝はスパイダー騎乗位で杭打ちうまぴょいやってるイメージもあるのはデザインの人妻っぽさのせいか…？