テイエムオペラオー先輩。
チームアクベンスの創設時から所属し、その名を轟かせた偉大な大先輩ウマ娘だ。
いつもオペラの引用を含んで演者のように振る舞う仕草とレースでの圧倒的な実力で、
様々な人々を惹きつけたウマ娘。私達のトレーナーも、私もその一人だ。
ドリームトロフィーリーグに移籍した今でもチームの精神的支柱であるオペラオー先輩は、
今日はオペラ鑑賞で不在となっている。トレーニングをサボっている訳ではなく、
オペラオー先輩には先輩なりのトレーニングスケジュールがあるのだ。

……そのオペラオー先輩に比べて、私は劣る所ばかりだ。あんなに優雅な振る舞いだって出来やしない。
瞬発力には優れてはないし、かと言って重馬場が得意という訳でもない。
左脚の筋肉が弱いせいでモタれやすいし、そもそも先行して粘り込む脚質なのに最近までゲートが苦手で、
最近チームで特訓してやっと克服した体たらくだ。
……初めて重賞を勝った時は必死過ぎて、ゴールした瞬間の写真が舌を出しながらだったのは思い出しただけでも恥ずかしい。

でも、オペラオー先輩みたいに美しく勝てなくとも、不器用な私でも、このままで終わりたくなんかない。
初めて今のトレーナーとのコンビで組んだレースで、神戸新聞杯で2着だったレースで、
あれだけ嬉しさと期待を込めた眼差しを向けて褒めてくれた彼の表情は忘れられない。
このまま伸び悩んで、彼の気持ちを裏切りたくない。
……彼の目線の先に、オペラオー先輩が居たとしても負けたくない。
才能の差なんて百も承知だ。それでも努力することを止める気なんて無い。

「ごめんトレーナー、ちょっと待って！私もうちょっと残ってトレーニングするから…」
私はそう言って、帰り支度を終えて奥の部屋から戻ってきたトレーナーの服を掴んで呼び止めた。

ﾋﾞﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘｨ！！！！
掴んだ服は、私が勢いよく引き止めたせいで呆気なく真っ二つになってしまった。

「キャーッ！？」
「キャーッ！？」
部屋に私とトレーナーの悲鳴が木霊した。でもちょっと待ってトレーナー！？悲鳴それなの！？
「あかん！あかんて落ち着けロケット！流石にいきなりはマズいって！まずはそう！交換日記からやな…」
「ご…ごめんなさい！違うんです、私そんなつもりじゃ……」
あぁもう、何で私はレースだけでなく、日常生活でもこんなに不器用なんだろうと頭を抱えたくなる。
「だから服強く引っ張る癖は気をつけなあかんてロケット…これで3枚目やで？もうお嫁に行けへんやないか…」
「ほんとにごめんなさい……替わりの服持ってきますから待ってて下さい！」
トレーナーはこんな時でもボケを忘れないが、今の私にはツッコんでる余裕は無い。

以前のようにトレーナーの鍛えている上半身に見とれそうになる気持ちを押さえて、服を取りに行こうとしたその時だった。
「トレーナー居るー？〆のストレッチが終わったんで私達もう帰……」
ガチャッ、と扉が開く音と共にチームアクベンスのメンバーが帰ってきたのだ。
そこには上半身裸のトレーナーと、破れた服を持った私が居るわけで…

「キャーッ！？トレーナーのバカ！変態！ギャグベタ！しかもロケット先輩何してるんですか！？」
「ダイヤちゃん違うの、これは誤解でね…」
「うぅ……トレーナーさんとロケットさんがそんな関係だったなんて……不潔です！」
「ポルカちゃん落ち着いてね、だからこれは誤解で……」
「ﾍｯﾍｯﾍｯ…トレーナーしゃんもロケットしゃんも若いですねぇ〜でも渡すつもりは無いですよぉ〜ﾍｯﾍｯﾍｯ…」
「クーリンガー先輩、だからほんとに誤解で…渡すつもりはないってどういう！？」
「そうですかぁ〜誤解ですかぁ〜なら良かったです〜ふふふ〜……ふふふ〜〜」
「そう！そうなの誤解！ボンドちゃん分かってくれてありがとう！……にしては何か目が笑ってなくない…？」
「気のせいですよ〜……ふふふ〜」

……あぁ、ほんと。なんで私ってこんな不器用なんだろう。
「すまんけど誰でも良いから替わりの服取ってくれへんかな……そこの引き出しに俺の勝負服が」
「そんなものは無いです！」
「はい」

宝塚でたこぶえロケットが勝って逸話を読む度に（いつかたこぶえロケットの怪文書書きてぇな…）
と思って長らく経ったけどやっと幻覚が見れて書けたのでこれにて失礼する

なんだ急にオージの怪文書が増えたと思ったら芦毛のアイツみたいに幻覚を伴ってるぞ？

和田トレーナーがカタログに二人…？一体何が起こっているのか…

未実装ウマ娘の幻覚はよいものだ

オージいなくてダメだった

オージトレーナー怪文書が被るとは思ってなかったので許してくれるだろうか
許してくれるねグッドリュージ

咄嗟の場でも発揮されるギャグの精神

リュージ怪文書はいくらでも書いてほしい…

俺このトレーナー知ってる！

ウワーッまたリュージ怪文書！もっと！！

ジャスタウェイ並みの幻覚強度...タニノギムレットにすら匹敵する...

なんだい今日はやけにオージの顔を見るが…
ウワーッオージじゃない！⬛︎⬛︎ージだッ！

集団幻覚めいてきた和田会来たな…

嘘でしょ…シンクロニシティ…

複数メンバーで補強された幻覚は私性合

脳内で和田Tの声が一瞬ヤングの声で再生されてしまってすまない…

たこぶえロケットくん視点の怪文書はなかなか珍しいな

>脳内で和田Tの声が一瞬ヤングの声で再生されてしまってすまない…
三期の新人トレーナー役声優決まったな…

ラッキースケベ製造機のロケットちゃんいいねえ…

チームリュージの話はたこぶえが主役という点は共通してるんだな
それしかないよな…

>ラッキースケベ製造機のロケットちゃんいいねえ…
スケベな目に合うのは男って誰得なんだい！？

次の主役はワンダフルタウンくんのはずだから

ワンタンくんプボくん主役の怪文書書けるくらい活躍してほしいですね

>チームリュージの話はたこぶえが主役という点は共通してるんだな
>それしかないよな…
どうやってもたこぶえロケットちゃんをメインに据えるのが一番オイシイですからね…

>瞬発力には優れてはないし、かと言って重馬場が得意という訳でもない。
>左脚の筋肉が弱いせいでモタれやすいし、そもそも先行して粘り込む脚質なのに最近までゲートが苦手で、
>最近チームで特訓してやっと克服した体たらくだ。
文字に起こすとこう…本当によく勝てたね！？

>文字に起こすとこう…本当によく勝てたね！？
だからこそ運命的な勝利だったんだよね…

クーちゃんはどの怪文書でもキャラがブレないな…

リュージ会は本当に巨乳多いな！！

>>文字に起こすとこう…本当によく勝てたね！？
>だからこそ運命的な勝利だったんだよね…
リュージでも優駿インタビューで「G2,3も展開が上手くハマらないと勝ちきれない」って評してたからな…

ズブ馬＝おっとり巨乳という集団幻覚

>ズブ馬＝おっとり巨乳という集団幻覚
つまり切れ味のあるオージとシゲピン姉妹は…

定義的にはゴルシだってズブ馬だかんな！
性格おっとりなゴルシが見たいかと言えば見たいです

ズブズブの関係なウマが多いな

シゲピン姉妹とポルカちゃんは貧乳だと思う

リュージ怪文書本当に助かる…