二次元裏@ふたば

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33774 B21/06/05(土)16:02:45No.810039489+ 17:15頃消えます
空に日が登りトレセン学園の寮を照らす
そして窓から差し込んでくる光は一人のウマ娘を目覚めさせる
ーーーマヤノトップガン
それが彼女の名前である
「ふわ〜・・・」
そう可愛い声を上げながらベッドから起きた彼女は室内を見渡す
同室のトウカイテイオーは既に朝練に出かけているようでベッドはもぬけの殻だった
それもそのはず大人の女になる為と称して夜遅くまでメイク練習したりする彼女の起床は遅くなりがちだからだ
暫くぬぼーと焦点の合わない目で佇んでいたが、頭が目覚め始めたのか目覚まし時計の手に取り眺める
ーーー7:50、食事をとり学校に行くにはそろそろ間に合わなくなる時刻
その事実が彼女の頭を一発で覚めさせる「あー!!いっけない、急がなきゃ!」
着替えやメイクを手早く行った彼女はバッグをひっつかみ慌てて自室を出ていくのだった・・・
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
121/06/05(土)16:03:19No.810039630+
登校のため食堂から出てくるウマ娘達をかき分け彼女は大慌てで、食堂駆け込む
そこに「あっマヤノ!やっときたー」そう声をかけるのは同室のトウカイテイオー
「ごめん、テイオーちゃん今起きたところなの」そう謝罪しながら、彼女は料理を取りに行こうとする
「どうせ遅れると思って、マヤノの分取ってきてるから食べなよ」トウカイテイオーは呆れながらに料理を盛った皿を差し出す
「わぁ☆、ありがとう」そう破顔しながら彼女は席をつく
登校までの残り時間を気にしながら二人はガールズトークをしながら朝食を食べる
「「ごちそうさまー」」
そう言うと二人は、食器を片付け校舎へ駆け出していた
ーーー辺りのウマ娘達も一様に走り始めていた
221/06/05(土)16:04:41No.810039965+
お昼の時間、彼女はつまらない座学の授業中にいじっていたスマホに届いていた一通のメールの件でトレーナーに相談しに来たのだった
「・・・ということなのトレーナーちゃん」
彼女にしては珍しく意気消沈した声でトレーナーに話していた
それもそのはずである、今日は放課後に自身の父親と会えるはずだったのだが、急遽入ったフライトの変更であえなくなってしまったのだ
そして授業中に目にしたメールにはそのことが書かれていたのだった
「久しぶりにパパに会えると思ったのになぁ〜」そういう彼女は寂し気である
こう言うことは何度かあったしそういう仕事ではあると彼女は分かってはいる、だがやはり寂しいものは寂しいのだ
「トレーナーちゃん、どうにかできない?」彼女は無理とは分かっていたがついついトレーナーに言ってしまう
321/06/05(土)16:05:05No.810040059+
トレーナー少し考え、彼女の父親が日本を出る航空便の時間と空港を聞き出す
そして端末とにらめっこを暫くして、発着するところを一目会うだけなら何とかできそうだと言った
「トレーナーちゃんありがとう、マヤ、トレーナーちゃんだーいすき」その言葉に彼女は破顔しキラキラしながら言う
だがトレーナーはその代わり今日はきちんとトレーニングするからねとはっきり言う
「ブーブー」彼女は、表情を変え頬を膨らませた、だが先ほどまでの意気消沈した姿は消えていた
421/06/05(土)16:05:40No.810040201+
「あーん、もー!なんでまたブライアンさんがまた一着なのー?」
午後のダンスの授業を終え放課後・・・トレーニングの時間、彼女はナリタブライアンとともに並走トレーニングを行っていた
有馬記念での激突後、二人は並走トレーニングをたまにするようになったのだ
「・・・ふん、オマエがたるんでいるからだ」ナリタブライアンは頬を膨らませる彼女に言い放つ
「ブライアンさん、この前よりも早くなってるー」
この前・・・そう、有馬記念の事である
有馬記念でラストランにしようと思っていたナリタブライアンだったが、有馬記念で彼女に刺激を受けより強くなっていたのだった
521/06/05(土)16:06:31No.810040379+
と、そこにトレーナーがやってくる
「あっトレーナーちゃん、トレーニングはしっかりやってるよ」そう言いながら彼女はトレーナーの元へ走る
トレーナーは一枚の紙を差し出すーーーー外泊届である、それも許可印には理事長印が押されていた
「トレーナーちゃん、これは?」意図を図りかね彼女は聞く
彼女の父が日本を発つ便は深夜なのでどの道寮の門限は過ぎちゃうから書く必要がある、とトレーナーは説明する
「アイ コピー! すぐに記入するから待っててねトレーナーちゃん」
必要事項を記入する彼女の後姿を見ながら「姉貴もアレぐらい積極的だったらな・・・」と小さくナリタブライアンはぼやいていた



それじゃ、すぐに提出してくるからトレーニングして集合時間に正門前にね、とトレーナーはそう言い校舎へ走っていった
「それじゃ、ブライアンさんもう一回」と彼女は言い
「ああ・・・」ナリタブライアンはそう応じ
再び二人は走り始めたのだった
空は赤から蒼に染まり始めていた・・・
621/06/05(土)16:07:24No.810040622+
トレーニング後、シャワーを浴び、友人たちとガールズトークをしながらの夕食、時間は瞬く間に過ぎ集合時間となる
「トレーナーちゃんおまたせー」
正門前に自動車で乗り付け待っていたトレーナーに言いながら彼女は走ってきた
いつも以上に化粧に気合を入れた彼女にトレーナーは気づく
「だってだって、トレーナーちゃんとの深夜の大人デートだもん」と彼女はキラキラしながら言い
「・・・それにパパの乗っている航空機も見れるからね」と続け車に乗り込む
助手席に乗りシートベルトをつけ彼女は「さぁトレーナーちゃん!行こ!」と促す
そして車は夜の街を駆け抜けていったーーー
721/06/05(土)16:08:03No.810040764+
車がハイウェイを走り、摩天楼を走り、空港につくころには深夜になっていた
人気がない空港ロビーを抜け、24時間開放されている展望デッキに二人はやってくる
「ランディーング!」そう言いながら展望デッキの滑走路が一番見える場所に彼女は立つ
「トレーナーちゃん!アレ!」父親が乗る航空機を見つけ指をさす
眼下の滑走路では、航空機がベルトローダーによって荷物の搬入が行われていた



「トレーナーちゃん、ちゃんと撮ってね!」父親が乗る航空機をバックにしてポーズをとる
トレーナーの提案で、写真を撮り父親に送ることにしたのだった
「ちゃんとキラキラにとれてるね、ありがとうトレーナーちゃん」
撮影したものを確認し、そう言いながら父にメールを送るのだった
821/06/05(土)16:08:31No.810040871+
ジェットエンジンの音を響かせながら航空機は滑走路を走り始める
その様子を彼女とトレーナーは二人並びながら見ていた
「トレーナーちゃん、今日は本当にありがとうね・・・」
デッキの手すりをつかむトレーナーの手に彼女は手を重ねながら言う
加速した航空機は浮かびそして飛んでゆくのだった
二人はその様子を何も言わずにただただ見続けていたのだ
921/06/05(土)16:09:04No.810040986+
しばし二人は佇み、航空機が飛んでいった方向を見ていた
「くしゅんっ!」
二人の沈黙を破ったのは、彼女のくしゃみだった
トレーナーは慌てて上着をかけ、室内に戻るように促す
「トレーナーちゃん、帰ろ!」彼女はトレーナーにそう返した
1021/06/05(土)16:09:31No.810041092+
帰りの車内では彼女は静かに座っていた
信号待ちになった時、トレーナーは助手席の方を見る
・・・寝てた、ぐっすりと寝ていた
昨日は遅くまで起きていたし、トレーニングの疲れもあるので当然と言えば当然のことである
可愛い寝顔をさらしながら思いっきり寝ている彼女にトレーナーは苦笑しつつ、外泊届を出しててよかったと思った
ーーー信号が変わる
車は深夜の摩天楼をゆっくりと走っていった・・・
1121/06/05(土)16:10:01No.810041195そうだねx1
暖かく、そして好きな人の匂いに包まれて彼女は目を覚ます
「ふあぁ〜・・・ここは」彼女は室内を見渡す
ーーートレーナーの自室
トレーナーはあの後、深夜すぎにウマ娘寮に戻すわけにもいかず自室に連れ込み、ベッドに寝かしつけたのだった
もっとも、トレーナー自身はソファーで眠ったわけだが
「あ、トレーナーちゃんおはよう!」トレーナーが起きてきた事に気づいた彼女は挨拶する
自身が昨日そのままベッドに寝かされたままだったのに気づいた彼女は言う
「ねえねえ、トレーナーちゃんシャワー借りていい?なんなら・・・一緒に入ってもいいよ?」
トレーナーは一緒に入ることをそっけなく拒否する
「え〜、トレーナーちゃんのケチ〜」そう言いながら彼女はシャワールームに入っていく
こうして、彼女の新しい一日は始まっていったのだった
1221/06/05(土)16:10:31No.810041313+
翌月曜日
「へー、マヤノあの後は遊園地にデートにいったんだー」
「そうそう、トレーナーちゃんが連れてってくれたんだー、でも手をつなぐまででチューしてくれなかったんだよねー」
「へー、残念だったねー(ボクのトレーナーと出かけるときに応用できそうだなー)」
「ネー何をはなしてるのー?」
「あ、カレンチャンおはよー」



彼女たちの日常は続く
1321/06/05(土)16:10:44No.810041366+
どこからか飛んできた吹き矢に塗られていた毒によってこんな感じのウマ娘の日常が見たくてたまらない欲求が噴き出してしまった
何とか解毒できたのでこれにて失礼する
1421/06/05(土)16:11:22No.810041515そうだねx9
🏹
1521/06/05(土)16:12:45No.810041855そうだねx8
それは残念だ
もう一本いこう
1621/06/05(土)16:14:56No.810042371+
😗プッ
1721/06/05(土)16:15:25No.810042498+
疲れただろう
このお茶を飲みたまえ
1821/06/05(土)16:20:21No.810043729+
その毒俺にもくれよ
1921/06/05(土)16:27:20No.810045461+
そろそろ耐性できる頃だろう
倍くらいの量をグイッといってみよう
2021/06/05(土)16:27:48No.810045608+
吹き矢と言われて土管くんしか頭に浮かばなくなってしまった
2121/06/05(土)16:33:38No.810047242+
今お前の周囲を吹き矢を加えた部族が取り囲んでいるぞ
2221/06/05(土)16:34:58No.810047584+
おい待てェ 失礼すんじゃねぇ
2321/06/05(土)16:40:15No.810049032+
でもこれトレーナーアウトー!な案件だよね
2421/06/05(土)16:40:38No.810049138+
🏹を潜り抜けても📡💊💉なんでもあるんだ
諦めてもっと幻覚を見ろ
親の顔より見ろ
2521/06/05(土)16:41:23No.810049352そうだねx3
>🏹を潜り抜けても📡💊💉なんでもあるんだ
>諦めてもっと幻覚を見ろ
>親の顔より見ろ
いいや親の顔を見て新たな幻覚を見るくらいにしておいてやる


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