二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1622475827219.png-(144197 B)
144197 B21/06/01(火)00:43:47No.808600420そうだねx1 02:11頃消えます
ガチンと打ち鳴らす音がして、思わず離れた。
血の味がする。
口を押えながらトレーナーの方を見ると、同じように口を押えていた。
同じ痛みと、同じ姿勢。違うのは、表情か。
堪え切れないみたいに、肩を震わせ笑っているトレーナー。
私は、そんなトレーナーから逃げるように顔を逸らす。……見えはしないが、眉が下がっているんだろうな。
こんな単純な事も出来ず、失敗に打ちひしがれる私は、きっと面白いのだろう。
あぁ、不貞腐れているんだ、私は。
みっともなくそっぽを向く私の頬に、優しくトレーナーの手が触れた。
壊れモノを扱うかのように、ゆっくり、優しく、しかし確かに、込められる力。
逆らう事も、そうする気力も無く、トレーナーの方を向かされる。
優しく微笑むトレーナー。その笑顔が少しずつ近づいて。
今度は、音も無く、触れ合った。
鉄臭い味は、まだしていた。これは私のだろうか。それとも、トレーナーのモノだろうか。
苦くて、痛くて、けれどそれさえも、愛おしい。
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
121/06/01(火)00:44:00No.808600493そうだねx1
少しして、トレーナーが離れていく。
……まだ、触れ合っていたかった。
惜しみを隠す事無く、触れ合った箇所を指先で触れる。
もう痛みは無かった。執拗に舌にこびりついていた鉄も、もう溶けて消えていた。
「オグリ」
トレーナーの声。これまで何度も聞いてきた私を呼ぶ声に、思考も無く応える。
また、微笑んでいるトレーナー。
さっきと違うのは、既に私の目と鼻の先に居るという事だけ。
見惚れながら、少し考えて。これがチャンスなんだと気づいた。
トレーナーの頬に、手を添える。添えた白い手に、温かくて頼もしい手が重なった。
二度目だ。失敗はもうしない。
落ち着いて。ゆっくりでいい。トレーナーは、待ってくれるから。
自分にそう言い聞かせ、逸る気持ちと身体を抑え込む。
私が近づいて、トレーナーは目を閉じて。
……ようやく触れた。
221/06/01(火)00:44:14No.808600558そうだねx3
今度は苦々しい味は無い。今度も音は無い。
だけど、伝わる。
こんな不器用な私でも、愛が伝えられる。トレーナーからの愛が伝わってくる。
あぁ、幸せだ、私は。
321/06/01(火)00:46:51No.808601371+
銃?
421/06/01(火)00:51:42No.808602695+
どう言う状況なんだ…
521/06/01(火)00:52:27No.808602897+
キスしようとして歯ぶつけた?
621/06/01(火)00:53:32No.808603186+
二人でブラッドソーセージをポッキーゲームして舌を噛んじゃったのかもしれない
721/06/01(火)00:54:41No.808603496+
キスの距離感失敗して衝突して血が出て笑うってやり尽くされたお約束みたいなシチュエーションじゃねーか
821/06/01(火)00:56:04No.808603832そうだねx5
キスしようとしたけど1回目は歯が当たって失敗して口にちょっと怪我してしまいました
2回目は上手くいきました
盛り上がっちゃったので3回目もしてみました
921/06/01(火)01:04:23No.808605954+
信じられへん…これが怪物の姿か?
1021/06/01(火)01:05:38No.808606265そうだねx6
>信じられへん…これが怪物の姿か?
いずれお前もこうなる
1121/06/01(火)01:17:18No.808609024+
こいつら永遠の愛の誓いしたんや!
1221/06/01(火)01:19:15No.808609506+
>いずれお前もこうなる
オンナの悦びを知れば・・・な
1321/06/01(火)01:20:03No.808609694+
てっきりトレーナーがゾンビになったのかと...
1421/06/01(火)01:44:04No.808614877+
てっきりお互いに肩噛み合って傷跡付けあってるのかと


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