二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1622469666649.jpg-(334528 B)
334528 B21/05/31(月)23:01:06No.808565560そうだねx2 01日00:01頃消えます
空が黒から蒼に変わり始めるころ一人の女性が目を覚ます
「んっ・・・ん〜」彼女はベッドでひと伸びしてから出てくる
ーーーアグネスタキオンそれが彼女の名前である
彼女は自室にある小さな冷蔵庫から昨晩のうちに水を入れたボトルに紅茶のティーバックを入れて置いた物・・・アイスティーを取り出し飲む
アイスティーの冷たさと口腔に広がる紅茶の香りは、起きたばかりの彼女の脳を活性化させる
(朝起きたら飲み頃の水出しアイスティーができているというのは我ながら素晴らしいアイデアだねぇ)
アイスティーを飲みながら、パソコンを立ち上げ今日の研究の予定の確認や必要な書類の電子申請などを彼女は手早く行っていく
(しかし、甘さがほしいところねぇ・・・ガムシロップの導入を考えるべきかな?)
そう思いながら前日の研究の結果を確認しながらアイスティーを飲み干すころには空は蒼から白になろうしていた・・・
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
121/05/31(月)23:01:41No.808565804そうだねx1
趣味のウマ娘資料チェックの途中で寝落ちして机に突っ伏している同室のアグネスデジタルを起こさないように自室を出る
彼女はそのまま登校するわけでなく、軽くストレッチとランニングをこなしつつミーティングルームを目指す
自身がラボと呼んでいるミーティングルームに辿り着くころには空には日が登ろうとしていた
部屋に入った彼女は、いつものルーティンとしてお湯を沸かし始め、ティーセットと紅茶の茶葉を用意し始めた
お湯が沸くころに聞こえてくるのはドアが開く音、自身がモルモットと呼称しているトレーナーがラボに入ってきたのだった
「おはようモルモット君!いつものように朝食の支度を頼むよ」
そう言いながらポットにお湯を注ぎ、ポットの茶葉を蒸らし始めたのだった
221/05/31(月)23:02:05No.808565968そうだねx1
トレーナーが手早く朝食の準備が終わるころティーカップに紅茶が注ぎ終わっていた
「こちらも準備ができたよモルモット君、さぁ冷めないうちに食べようじゃないか」彼女はそう言いトレーナーにテーブルにつく様に促す



「「ごちそうさま」」朝食を食べ終え、彼女は2杯目の紅茶をゆっくりと飲みながらトレーナーに今日の予定を告げる
「今日は普通に登校させてもらうよ、研究は放課後になってから頼むよ、ああそれと昼食の準備も頼むよモルモット君」
不信に思ったトレーナーが問い詰める
「い、いや・・・生活指導に3時間説教を食らうのが嫌になったとか決してそういう訳じゃないからねモルモット君」
彼女の目が泳いでいたのをトレーナーは見逃さなかった
321/05/31(月)23:02:33No.808566167+
退屈な座学の授業に、楽しい昼食、実践的なダンスの授業と瞬く間に時間は過ぎ去って放課後
「さぁ、授業の分遅れてしまったが実験の時間だよモルモット君!」
待ちに待った時間の到来に、トレーナーを見つけたときについつい嬉々として宣言する彼女だった



今日はスパートをかけた時のスピードアップを目的としたトレーニングを行っていた
芝の直線を全力で駆け抜けタイムを取り、フォームの確認や短い休憩を行うを繰り返す
短い休憩にはアイスバックを使ったトレーナーによるアイスマッサージも行われた
421/05/31(月)23:03:04No.808566393+
トレーニングの時間も過ぎて行き、空が白から黄色そして赤に変わる
トレーニングはタイムは落ちないものの伸びはなかった
(今日の研究はタイムが落ちなかっただけでも収穫とすべきか・・・)
そう考える彼女の脳内にはかつて有馬で争ったライバルたちを思い出す
(しかしカフェもアレから早くなっているはずだし、このままではよくないねぇ・・・それに)
さらに勝った時の歓声・・・そしてトレーナーの姿を思い出す
(あの歓声とモルモット君のあの顔は忘れられないねぇ)
そう思考にふけっていた彼女にトレーナーはアイスマッサージが終わったことを告げる
「モルモット君、そうだね・・・今日は次でラストにしよう」
思考を中断された彼女は逡巡しそう宣言した
521/05/31(月)23:03:33No.808566612+
走り始めてからコースの中頃、最高速度の伸びが止まる
(やはり、ここからの加速度の減少が問題だね・・・)
今日のトレーニングの今までの結果から十分に導き出される結果が一つ追証されただけと考える彼女
だが、そのとき勝利したときに喜んでくれたトレーナーそしてアイスマッサージをしてくれたトレーナー・・・それぞれの顔がビジョンとして頭をよぎる
(ッ!・・・モルモット君、いや助手君!!)
なぜかそのビジョンが力を与えてくれるようで足がどんどん前に進む進む進む・・・そしてゴールへ駆け抜ける!
息を整えながら、トレーナーからタイムを聞く彼女
(さっきの感覚・・・やはり感情を研究対象にするのは間違ってないようだね)
何かをつかんだ彼女は大いに満足し、こうしてトレーニングの時間は終わった
621/05/31(月)23:04:04No.808566833+
空の色が蒼から黒に代わるころ、スーパーからトレーナーとともに彼女は出てきたのだった
トレーニングの後、シャワーを浴び夕食を買い出しに出かけるトレーナーに彼女はついて行ったのだ
二人はレジ袋を持ちながらラボのある学園に戻る
帰り際、二人の会話は弾む
「アイスティー用のガムシロップも入手したし、茶葉の補充もできたまあまあ満足だったよモルモット君」
コンビを組んでかなり立つ二人のこの時間の会話はトレーニングとかレースの事よりも日常の事が多かったりする
「そうそうモルモット君、来週のお弁当には売り場にあった焼くだけでタコさんウインナーになるアレで頼むよ」
その言葉に黄色く光り難色を示すトレーナー
「エーッ!それはないよーモルモット君!」
夜食の為の半額総菜をスーパーに突撃するウマ娘達の群れの横を歩きながら二人は帰路につく
721/05/31(月)23:04:33No.808567016+
学園に帰ってきた二人は第二ラボ入っていく・・・正確に言えばトレーナー寮にあるトレーナーの自室であるが
第二ラボに入った二人はいつものように定位置に行く
トレーナーは料理のため台所に、彼女は今日のトレーニングの結果をまとめるためにPCがある机に向かう
机に向かい、今日の結果をまとめる彼女は思う
(やはり、感情というファクターはもっと研究する余地がありなのは前から分かっていた事だが・・・
最後に見たあのビジョンはもっと掘り下げる必要があるねぇ・・・モルモット君に協力してもらうよ)
決意を新たにした彼女だったが、あることに気づく
(おっと、外泊届の提出がまだっただね・・・スキャンした印鑑の画像を上から貼り付けっとこれで良し
まったく、電子申請万歳と言ったところだね)
手早く申請を提出したと同時にトレーナーから夕食ができたと声をかけられる
「待っていたよモルモット君!さぁ食べようじゃないか!」
彼女はそう破顔し、食卓に向かう
821/05/31(月)23:05:03No.808567263+
トレーナーとの食事は会話も弾む、
一緒に行ったスーパーでの出来事・明日の予定・これからのレースの事様々な話題が出る
「そうだね、モルモット君明日は普段できないことに時間を使おうじゃないか!
モルモット君、何か買いに行きたいものとか行きたい場所があるのなら是非行ってくれたまえ」
(それに今日の実験のあのビジョンを見た時のあの感情の研究に役立つだろうからねぇ)
そんなこんなで話しているとトレーナーが何かに気づいて黄色く光始め、寮の門限の事を聞いてくる
「ああ、それならすでに電子申請で提出済みだよモルモット君、今日は金曜日、いつもの通りに今週の研究結果を第二ラボでまとめさせてもらうよ」
なにか違和感を感じながらも納得したトレーナーの発光が消えたことに彼女は内心安堵するのだった



「「ごちそうさまでした」」そうこうするうちに、食事を終える二人
「ああ、モルモット君、このまま作業をさせてもらうから先に風呂に入って睡眠をとるといいさ」
そう言い、彼女は作業の続きを再開する
921/05/31(月)23:05:33No.808567462+
数刻がたち深夜・・・
作業を終えた彼女はシャワーを浴び、いつも通りに事前に持ち込んでいた寝巻に着替える
その後冷蔵庫に翌朝飲む水出しアイスティーを用意し睡眠をとるために室内のソファーに行く
そして、彼女はソファーに先客がいるのを見つける・・・遠慮してソファーで寝ているトレーナーである
(全く、毎回遠慮してソファーに寝るんじゃないと言ってもコレだ・・・モルモット君には困ったものだね)
そう内心思いながら、トレーナーのやさしさに表情が緩む
彼女はトレーナーを起こさないように持ち上げベッドに持っていく
(ふーむ・・・これはあの時の感覚と同じだ・・・)
トレーナーから伝わってくる彼の温もりが、今日最後のトレーニングのあの感覚を思い出させる


1021/05/31(月)23:06:05No.808567690+
トレーナーをベッドに寝かしてできたスペースに潜りながら彼女は思う
(やはり、モルモット君・・・いや助手君がファクターだったようだね)
頭を胸に置きさらに考える
(さて助手君、明日は私の感情という研究を手伝ってもらうからね)
そう思うのだったが、彼から伝わってくる温もりと程よい疲れから睡魔に彼女は意識を手放したのだった


翌月曜日
「・・・というわけであの感覚は抱き合ったときに一番強くなるとわかったのだよ!カフェ!」
「・・・」
「なのでこの機器をつけて君と君のトレーナーが抱き合った時のデータを取らせてもらえないだろうかね!」
「私たちを巻き込もうとするのはやめてください!」
1121/05/31(月)23:06:33No.808567864そうだねx6
どこからか飛んできた吹き矢に塗られていた毒によってこんな感じのウマ娘の日常が見たくてたまらない欲求が噴き出してしまった
何とか解毒できたのでこれにて失礼する
1221/05/31(月)23:10:33No.808569437そうだねx11
次は吹き矢の本数を増やすか
1321/05/31(月)23:12:18No.808570110そうだねx4
>何とか解毒できたのでこれにて失礼する
失礼すんじゃねェ
足りねぇだろうが
1421/05/31(月)23:13:13No.808570486そうだねx2
もっと毒強くしないと
1521/05/31(月)23:16:47No.808571871+
これはウィンナーはタコさんウインナーの方のタキオン
1621/05/31(月)23:26:13No.808575319そうだねx2
毒を垂れ流すのもありだな…
1721/05/31(月)23:42:07No.808580625そうだねx5
もっと毒飲んでほら
1821/05/31(月)23:49:17No.808582876+
だがこの恥ずかしがりながら自身のトレーナーと抱き合うカフェというのは使えるぞ!
1921/05/31(月)23:54:39No.808584552+
ベノムストライク!
2021/05/31(月)23:56:30No.808585164+
>何とか解毒できたので
俺が毒を喰らってもこんな濃厚なの書けないんだから俺の代わりにもう一度喰らって書いてくれ
2121/05/31(月)23:57:38No.808585578+
タキオンとモルモットの平和な日常いい…


1622469666649.jpg