「そうじゃなくて！トレーナーになるって決めた時に掲げたおっきな目標！あるでしょ〜そう言うの！！」

トレーナーめ、今度はクスクスと笑い出した……ﾅﾝﾅﾉｻｰ!

「ああ、いやごめんごめん、確かにそう言う目標は幾つかあったよ。」

「何だよ〜ちゃんとあるなら変なこと言ってないで教えてくれればいいのに、これからはボクだけじゃなくてトレーナーの夢も二人で叶えていこうよ！」

アレ？トレーナーまだ笑ってる……ボクおかしなこと言ったかな？

「そうだなぁ……まず担当の娘にG1のタイトルを取ってもらうことだったり……」

ん？G1ならもう何個も取ってるよね？ボクの優勝写真そろそろ飾る場所がなくなってきたって言ってたよね？

「ダービーウマ娘のトレーナーっていうのに憧れたり……」

トレーナーって、今ダービーどころか三冠ウマ娘のトレーナーだよね？

「いつか担当の娘が偉業を達成する瞬間を見届けられたらって漠然とした夢を見た事もあるな、俺がトレーナーになる前に見た夢なんてそれくらいで、全部君が君自身の夢の通過点として叶えてくれたよ。」

呆気に取られているボクの髪を梳きながら微笑むトレーナー……

「だから俺の夢はテイオーの夢が叶う事、君が今の俺の全てだよ。」

「ぴぇ！？」

真顔で何てこと言うんだこの人は、顔が一気に熱くなり湯気でも上がるんじゃないかと錯覚する。
赤らんだ顔を見られたくなくて反射的に身体を捩りトレーナーの膝に顔を埋める様に隠す。

「……ッ！？」

トレーナーが身じろぎする、急に動いたから驚かせちゃったかな？

「じゃ、じゃあ、これからもっともっと頑張らないとね！ボク達二人の夢、一緒に叶えよう！」

恥ずかしくて顔を背けたままだけど、ボクを自分の全てだと言ってくれたトレーナーに応える……マックイーンが言ってた一心同体ってこう言う関係なのかな？

「……ああ、二人で叶えていこうな、俺たちの夢を。」

またトレーナーの手がボクの頭を撫でてくれる、心地よくていつまでも撫でていてもらいたくなる……

「それで、その、テイオー？」

珍しくトレーナーの歯切れが悪い、落ち着く為にこほんと一度咳払い……どうしたのだろうか？

「一度離れてもらっていいかな？ちょっと足が、その、限界で……な？」

何かを誤魔化す様な声音に引っ掛かりを覚える、そして気付く……気付いてしまった、今の自分の体勢『トレーナーの太腿の付け根付近に顔を埋めるている』という事に……

「〜〜〜〜〜ッ！？！？！？」

声にならない悲鳴がトレーナー室に響きわたる、せっかくいい雰囲気だったのにボクのバカバカバカ〜！！！

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可哀想なほど取り乱し、今は部屋の隅で膝を抱えているテイオーを尻目にホッと息を吐く。
危なかった……彼女が無意識に際どいスキンシップを図ってくるのは良くある事なのだが今回は状況が良くなかった。

頬を赤く染め、恥じらいそれを隠そうとする彼女の仕草に鼓動が早まるのを感じ、二人の夢を一緒に叶えようと伝えてくれた彼女を愛しく思う。
それだけに、あの色々と危険な体勢に耐えられなくなりそうだったのだ……自分の持つ『鋼の意志』はまだ薄っぺらいアルミ板なのだろう。

少し落ち着きを取り戻し「う〜っ！」やら「あ〜っ！」やら呻いているテイオーをどう慰めてあげるべきか考えながら、いつもの彼女に戻ってもらうために声をかける。
テイオーはいつもの自信に溢れ元気な姿が一番魅力的なのだからーーー

最近テイオー分が不足していたので自家発電
やたら距離近くてお互い意識してるのに決定的な部分には踏み込めないでいるって関係良くない？

私
性
合

思春期の男性観が破壊されてる…
責任取るしかありませんね！

かわいいなあ

無自覚なスキンシップで際どいことになりそうなウマ娘一番人気

いい……

そうそうこういうのでいいんだよ

はー
すき

まあ新人トレーナーの夢ってそれ位というかそれ全部は望みすぎってレベルだよなって…

>「ぴぇ！？」
テイオーがこういう風に鳴くのいいよね…

年相応の恥じらいは健康にいいとされる

こういうのでいいんだよこういうので

こんな反応されたらﾑｸｰしちゃう

綺麗な話にちょっぴりお下劣成分いい

かわいいテイオーだ
でも何かの拍子に一気に進展しそうな感じがする

最初のトレーナーに破壊されるウマ娘が多数いる一方で最初のウマ娘の走りが忘れられないアプリトレーナーも多そう

テイトレはお互い重いのいいよね