二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1622041979026.jpg-(334528 B)
334528 B21/05/27(木)00:12:59No.806820858そうだねx1 01:18頃消えます
URAファイナルから暫くの後のある日のアグネスタキオンのラボ
「んっ・・・う〜ん」
この部屋の主であるタキオンは身じろぎながら目を覚ました
「いかんな私としたことが研究結果をまとめているうちに寝落ちしてしまうとは」
そう言いながら大量にうず高く積まれた研究資料の山を見る
最初の大切な3年を無事に駆け抜けひと段落した今、
今までの研究資料をまとめるのに絶好の機会であったのでタキオンは大量の書類と格闘をしていたのだった
「うーん、モルモット君が来る前のデータをまとめるのはなかなか骨が折れるねぇ」
モルモット君・・・つまりは彼女のトレーナー兼助手兼モルモットの事ではある
彼は、タキオンのトレーナーになってからタキオンの研究・・・すなわちタキオンの脚のトレーニングに関してのデータの整理も手伝っていた
実際、データのフォーマットの統一・データの取捨選択・データの記録などトレーナーにより効率化され研究の前進に大いに役立ったのだった
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
121/05/27(木)00:13:32No.806821043そうだねx1
しかし、本当に作業のハードルとなっていたのはそれら有無の差ではなかった
トレーナーがつく前・・・自身の脚がガラスの脚であると自覚し様々な方法を試しもがいていたころの記録・・・
そう、トレーナーが来る前の自分と向き合ってしまうからである
(かなりの部分が自業自得ではあるが)他の生徒たちやトレーナー達から孤立無援で戦い続けていたことを思い出す
それは、タキオンですら不快あるいはそれに類する感情を持つようで、なかなか手につかない
また、椅子で寝ていたため、足がむくんでいることに気づいたので資料整理ではなく足のマッサージを始めた
221/05/27(木)00:14:03No.806821204そうだねx1
暖房の空調の風の音とPCのファンの音だけが響く室内で一人マッサージをしながら、タキオンは一人考える
「こうやって、自身の脚をマッサージするのはいつ以来かね?」
トレーナーがついて以来は普段はマッサージはトレーナーの手によって行われていたのだった
久しぶりに自身の脚に感じる感覚、そしてトレーナーがつく前の資料との格闘によりタキオンはあることを仮定し始めた
モルモット君が自身のトレーナーになっていなかったら・・・と
そして、結果を残せたモルモット君が別の誰かのトレーナーになってしまうのではないかと
その時、3年弱使ってない埃が被ったミキサーがタキオンの目に映る
そのミキサーはタキオンには「お前はペーストの食事に戻るんだぞ」と言わんばかりに見えた
途端に自身の心に寂寥感か何かに襲われたタキオンは手を止めてただ空調とファンが作る音を聞くだけだった
321/05/27(木)00:14:57No.806821515そうだねx1
そうこうするうちに、トレーナーと一緒の時はなにも感じなかったこの部屋が大きく感じ一種の不安感を感じ始めていた
「モルモット君…」
求めるように、何かをあらがうように、助けを欲するかのように、タキオンの口から無自覚に言葉が出ていた
その事にもはやトレーナーと一緒にいるのが当たり前になっていたタキオンは違和感を感じることは無く
ただただ、トレーナーが今ここにいないことだけを考えていたのだった


421/05/27(木)00:15:30No.806821686そうだねx1
ガチャ!
その時である、彼女の思考(あるいは感傷)を止めたのは、自身のトレーナーが入ってくる音であった
今日はトレーニングも無く、来ないはずの来訪者にさっきまでの思考は消えたタキオンは言う
「おはようモルモット君!あー・・・すまないが、足のマッサージをお願いできないだろうか?少しむくんでしまってね」
タキオンはさっきまで考えていたことを隠すかのようにマッサージを頼んだのだった
521/05/27(木)00:16:40No.806822059+
マッサージを受けるタキオン
脚からトレーナーの手のぬくもりや触られる感覚の心地よさ目を細めながらタキオンは降ってわいた疑問をトレーナーにぶつける
「良い感じだモルモット君、だが・・・今日はトレーニングの日ではなかろう?もしや私の実験にさらに付き合いたくなったのかい?」
トレーナーは言う、寮長から寮に帰ってないので連絡が着た事と、そして朝ごはんはどうせ食べてないんだから作りに来たと
タキオンは破顔する
「素晴らしいよモルモット君!マッサージが終わったらASAP(可及的速やかに)でつくってくれたまえ!」
だが、トレーナーは赤く発光しながら寮長に謝るまではお預けと言ったのだ
「えー!?」タキオンは拗ねた
621/05/27(木)00:17:41No.806822390+
ウマ娘の鼻っ面にニンジンを吊るすようなことと言うのはこのことを言うのだろう
トレーナーが朝ごはんの準備をしている間にタキオンは手早くそして簡潔に寮長に連絡を入れたのだった
そして、準備しているトレーナーの背中を見ながら考えるのだった
トレーナーが来る前の自分が持っていた感情とトレーナーがここに来てから持っている感情の差はなんだろうか?と
高揚感など様々な感情を持ったこの感情はレースで勝った時に観客からもらう声援からくるものとは違うものであること実感していた
「ふうむ…これはモルモット君がファクターになっている?」そうつぶやくタキオン
721/05/27(木)00:18:39No.806822719+
トレーナーが作った朝食を食べながらタキオンは思う
最近の研究テーマになっている感情
ファクターになっているモルモット君を水族館・ショッピングモール・温泉宿様々なところに連れ出して、
今自身が感じている感情を検証してみよう・・・そう決意したタキオンだった
それは桜の花のつぼみが膨らみ始めたそんな春間近の朝の出来事である

だが、アグネスタキオンが感じていた感情を彼女自身が恋あるいは愛あるいはそれに類するものであったと認識するのはかなり先であることは言うまでもないことである
821/05/27(木)00:20:53No.806823431そうだねx2
前に「一人の部屋で寂しくマッサージをしていたタキオンがモルモット君を求めたところでモルモット君が来る」
というシチュの怪文書を求める呪詛を送ったら呪詛返しを食らったので書きました
なんとか解呪できたのでこれにて失礼する
921/05/27(木)00:23:04No.806824172そうだねx14
おい待てェ
自覚したタキオンが溶けるような続きがまだだぞ
1021/05/27(木)00:25:13No.806824976+
おい待てェ失礼するんじゃねェ
1121/05/27(木)00:25:54No.806825216そうだねx2
おい待てェ続きが見てェ
1221/05/27(木)00:26:41No.806825491そうだねx2
おい待てェ失礼すんじゃねぇ
そのタキオンが恋や愛を自覚するところも重要になるだろうが
1321/05/27(木)00:27:21No.806825714+
おい待てェまだ呪い残ってんぞ
1421/05/27(木)00:28:26No.806826067そうだねx3
おい待てェ呪いをかけて去るんじゃねえ
1521/05/27(木)00:28:29No.806826079+
おい待てェ呪いをこっちに残して失礼するんじゃねェ
1621/05/27(木)00:30:12No.806826607そうだねx11
不死川落ち着け
1721/05/27(木)00:31:28No.806827022+
不死川が7人…来るぞ!!!炭治郎!!!!
1821/05/27(木)00:39:36No.806829675+
しかもこいつら七色に光ってやがる!
1921/05/27(木)01:11:46No.806838970+
スレが不死川だらけでだめだった


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