何でそんなもん持ってるの…。
まぁそれは後で聞こう。どういう事？何で俺のシャツを？

「トレーナーさんの匂いを、堪能したかったんです」

…そうか。そういえば何か聞いたことがあるような。
「えっと、大好きな人の匂いは、それはもう夢中になっちゃうくらい凄いって、噂になっていたので。」

…思い出した。先日同僚のトレーナーの話題が出ていたことを。

愛バの匂いに溺れて嗅ぎ合ってたペアが居たとか、それはもう理性が飛ぶほどやばいとか、メジロマックイーンのペアがそれでおっ始めて怒られたとか、発光トレーナーが担当ウマ娘と何やら研究を始めたとか。

「なので、確かめてみたんです。うふふ…♡」

そう言うと、スズカが胸に飛び込んでくる。何とか抱き止めるも、彼女はそのまま胸に顔をうずめてくる。
そのまま吸っては吐いての深呼吸。俺は動けない。

「んっ…♡すき…♡♡とれーなーさんの…♡におい♡♡」
その表情は蕩け、理性を感じないほどふにゃっとしていた。
これはもう完全にかかってしまった上、甘えるモードに入っている。こうなったスズカを止めることは、不可能。なすがままにされるしかないのだ。

「うふふ♡とれーなーさんも、どうですか♡わたしのにおい♡ほらっ♡」

そう言ってスズカはどうぞと言わんばかりに両手を広げて構えている。つまり、抱きつけと。

正直、我慢ができそうにない。無理だ。理性が持つはずもない。スズカも汗をかいたばかりで流していないはず、普段感じている良い香りはなんとなく分かっているが、このまま飛び込んでしまえば、もう後戻りできなくなるだろう。

気がつけばスズカの胸に飛び込んでいた。理性は1秒も持たなかった。

鼻に入ってくる匂い。汗を沢山かいた愛バの匂い。
そのまま抱きすくめる。必死に鼻を鳴らして取り込もうとしている。とめられない。止められるはずもない。これはまずい。いとおしくてしかたがない。
したい。やりたい。いますぐにおしたおして―――

と、顔を離されてスズカの顔と顔で向き合う形になる。まるで何かを待っている表情。

躊躇いもなく手を背中に回して口づけをした。
何度も、何度も、互いに口づけを繰り返した。

そのままその手は下半身に伸びていき…

更衣室である事も忘れて、ひたすら愛を交わしたのだった。

その後一旦は落ち着いたものの、そのまま外泊。こちらの部屋で再び情事に及び、落ち着いたのは深夜であった。

この日以降、スズカがとても近くなった。
人目があろうと抱きついてきたり、肩を寄せてきたり
、顔を寄せてきたりで理性がヤバい。

そして周りを見回すと、自分達と同じようなペアが幾つもあった。どうやら噂は本当だったようである。

昨夜のテイオーの怪文書がすごく良かったので我慢ができませんでした
匂いいいよね…

スズカさんはまぁ匂いに溺れるよね…

理事長！！このままでいいんですか！？

推奨ッ！

隠そうともせず開き直るか
そもそも恥ずかしいとも思ってなさそうなのが

しかし公共のマナーは守るようにッ！！

甘えん坊で匂いフェチなスズカさんは私性合

スズカが欲望に素直なのはその通りだと思う

ウワーッ！この学園はもうダメだー！

理事長がダメな以上生徒会にどうにかしてもらわなきゃ…
風紀どうなってるの…？

>理事長がダメな以上生徒会にどうにかしてもらわなきゃ…
>風紀どうなってるの…？
会長と女帝は駄目だろうな

唯一の希望気ぶり三冠バ

マックイーンと担当トレーナーはどうにかしないとマズいのではないだろうか？
人前で…その…ウワーッ！

ウワーッ！トレセンが繁殖牧場になってる！！

ウワーッ！またメジロの仕業か！

スズカさんの欲求に素直なところは正しく集団幻覚で共有されてる感

推奨ッ！

女帝は誘いマゾ